遊び食べで離乳食を食べない!先輩ママ15人の対処法といつまで続くか
離乳食を一人で食べられるようになると始まるのが「遊び食べ」。口に入れた食べ物を吹き出したり、つかんで投げたり、ぐちゃぐちゃにしたり。毎日続くと、ついイライラが募ってしまいますよね。成長のための大切なステップだとわかっていても、「どう対処したらいいの?」と悩むママ・パパは多いはずです。
そこで、先輩ママ15人に、遊び食べの対策・始まる時期・子どもへの接し方を聞いてみました。せっかく作った離乳食で遊ばれてイライラしてしまうと逆効果。ここで紹介する体験談を読めば、どんな声かけをすればよいのか、そして遊び食べが終わる時期の目安が見えてきますよ。
遊び食べはいつから始まっていつまで続く?
今回お話を聞いた15人の体験談を見ると、遊び食べが始まったのは早い子で生後7〜8ヶ月ごろ、多くは生後9ヶ月〜1歳半ごろでした。ちょうど手づかみ食べや自分で食べることが始まり、手指を自由に動かせるようになる時期と重なります。
終わった時期は、早い子で1歳2ヶ月ごろ、多くは2歳前後、長い子で3歳ごろ。言葉が増えて会話ができるようになったり、食欲が遊びを上回ったりするころに、自然と落ち着いていったという声が目立ちました。「うちはまだ続いている」という1歳台のママも複数いましたが、いずれも「いつの間にか終わっていた」という体験が多いのが印象的です。終わる時期にも大きな個人差があるので、焦らず構えていきましょう。
遊び食べをするのはなぜ?
赤ちゃんが食べ物を手でぐちゃぐちゃにしたり、口から出したりするのは、いたずらではなく、食べ物の感触・温度・形を自分で確かめているから。口から吹き出す音や、手で触れたときの感覚そのものが、赤ちゃんにとっては新鮮で楽しい体験なのです。
また、手や指の動かし方を覚えたり、「自分でやってみたい」という気持ちが育ってきたりするのも、この時期ならでは。遊び食べは、いろいろな刺激を受けながら成長していく、大切な過程のひとつといえます。「今だけのこと」と受け止めて、楽しい食卓づくりを心がけたいですね。
「もう離乳食作りたくない…」あきらめないで!先輩ママの遊び食べ対策成功談
A食べ物を口から吹き出す遊び食べに悩まされました
離乳食を5ヶ月から始め、好き嫌いもなく順調だったころ、下の前歯が生えてきた7ヶ月ごろ、ムズがゆいのか、口に食べ物を入れるとブーッと吹き出すようになりました。それが遊び食べの始まりだったと思います。口から物が飛び出すのが面白かったのか、スプーンを入れるたびに周りを汚してくれました。
そのうち手を口に入れて、その手でテーブルをピチャピチャ。拭いても拭いても床に飛び散り、足元のヌルッとした感覚に何度も悩まされました。お椀を払いのける新技を覚えたときはさすがに困りましたが、とにかく冷静に「面白いよねー、楽しいよねー。でも、きちんとモグモグして食べようね」と何度も言い聞かせました。
もう10ヶ月になっていたので、少しやわらかめに炊いたご飯を小さなおにぎりにして与えてみると、意外にもやさしくつかんで上手に食べてくれました。次にフォークを持たせてみると、なかなか上手に使おうとして、そのころにはすっかり遊び食べの時期は終わっていました。教科書どおりに進めようとせず、少し早くてもチャレンジしたり、もう一度戻ってみたり、臨機応変に対応することが一番の対処法かもしれません。
A少しの我慢が子どもの成長につながると信じて
離乳食の種類が増え始めた8ヶ月ごろから始まりました。最初は量が少ないので多少遊んでいても気にしていませんでしたが、だんだん動きが激しくなり、汁物のお椀に手を突っ込んでこぼし、べちょべちょの手で頭を触り…。食べ終わるころには床も子どもも大変な状態でした。1歳半ごろまで、食事のときは新聞紙を敷いていました。
1歳を過ぎて言葉が理解できるようになってからは、「これはお肉だね」と食材の名前を言って興味を持たせるようにしました。手で食べるのは感触を確かめていると思うので、止めません。わざとでない限り、こぼしても叱りませんでしたが、明らかにふざけて落としたときは、食べ物を粗末にしてはいけないことを冷静に伝えるよう心がけました。
3歳の終わりごろには、遊び食べはしなくなったと思います。冷静に向き合うのは大変ですが、心がけることが大切だと感じています。
Aいつの間にかお姉ちゃんになりました
長女の遊び食べが始まったのは離乳食後期ごろ。好奇心旺盛でやんちゃな長女は、やわらかい食べ物をぐちゃぐちゃにして遊んでいました。対処法もわからず「だめだよー」と言い聞かせるものの、遊ぶの繰り返し。1歳を過ぎても止まる気配はなく、ティッシュの消費量が増えたのには本当に困りました。
気づけば周りの子と比べてばかり。でも、あきらめずに「だめだよ」と声かけを続け、遊びだしたら「はい、ご飯おしまいね」とちゃっちゃと片づけるようにしました。現在3歳すぎですが、いつの間にか遊び食べがなくなり、最後までしっかり食べるように。あきらめずに伝え続ければ、成長とともに自然になくなっていくのだと思います。
Aあまり気にしないのが一番
食への好奇心が旺盛だったのか、9ヶ月ごろから遊び食べが始まりました。手でぐちゃぐちゃ、机に擦りつけてぐちゃぐちゃ。歩けるようになると、その手で床にベタベタ。お茶もひっくり返してドバー。あちこちベチャベチャで、片づけが本当に大変でした。「だめっ!」と怒鳴っても最初こそ止まるものの、やめる気配がないので、怒鳴るのをやめました。
9ヶ月のころは水分の多い食事だったので私が食べさせて対処し、大きくなって固めのものもあげられるようになってからは、気持ちと時間に余裕のある日は思う存分遊ばせてみました。今はまだ1歳3ヶ月で遊び食べは続いていますが、初めて見る食べ物に興味津々。早くお行儀よく食べてくれる日が楽しみです。
A根気強く笑顔で対処
5ヶ月ごろから離乳食を開始し、一口から慣れさせて、意外とスムーズに食べてくれました。手のかからない子だと思っていた矢先、10ヶ月で突然、遊び食べが始まったのです。それまでスムーズだったので、具合が悪いのかなと心配したほどでした。
一口も食べてくれない、口に入れてもすぐ出す、でも好きなものは何とか食べる感じ。「これが遊び食べか!」と思いましたが、一生懸命作ったのを食べてくれないのは本当につらかったです。イライラもしましたが怒らず、笑顔で「頑張って食べようね」「ママと一緒だとおいしいよ」と声をかけ続けました。
その後、1歳2ヶ月には遊び食べが終わり、今はもりもり食べてくれます。対処法は、怒らず、とにかく根気強く向き合うこと。必ず食べてくれる時期は来ますよ。
A何とかご飯を食べさせました
10ヶ月を過ぎたあたりから遊び食べが始まりました。一番困ったのは、飲み物のコップに手を突っ込んで床にひっくり返すのが大好きだったこと。少し目を離すと床も服もびしょびしょで、食事のたびに着替えさせていました。叱ると逆効果と聞いていたので、「コップさん痛いって泣いてたよ、みんな痛いのは嫌だよね」とやさしく声をかけました。
食事の前には必ず床にビニールシートを敷き、「今日はどれが一番おいしい?」と答えさせて、遊びではなく食事をしているという感覚を持たせるようにしました。遊び始めたらいったん片づけて、メリハリをつけることも意識。遊び食べは3歳ごろにようやくなくなりました。
Aとにかく楽しい食事を心がけました
遊び食べは11ヶ月ごろに始まりました。最初は飽きたら食べるだろうと気にせずにいましたが、食べることよりご飯をコネコネしたり投げたりしだしたので、今後の食事マナーが心配になり「ご飯モグモグしようね?」と食べるところを見せて教えました。けれど、何を言われているのかわからない様子が1歳まで続きました。
遊び食べのときは量を少ししか食べてくれず、とても心配しました。1歳過ぎで少し言葉を理解してきたころに、「ご飯おいしいね!」とか、そんなに食べなくても「いっぱい食べていい子だね!」とポジティブな言葉をかけていたら、いつの間にか遊ぶのがなくなり、初めての食べ物も積極的に食べてくれるように。
ガミガミ叱るより「楽しいね!」「おいしいね!」と明るく教えるほうが、子どもも理解しやすいのかなと思います。現在1歳3ヶ月、ほとんど遊び食べはせず、量もしっかり食べています。
A離乳食をひっくり返すのだけは勘弁してほしかった…
1歳ごろから子ども自身にスプーンを持たせて自分で食べさせていましたが、そのころから遊び食べが始まりました。一番困ったのは、お皿をひっくり返して、わざとテーブルや床に落とすこと。成長の過程とわかっていても、これはいけないことなので、言葉と態度で「これはダメ」ときちんと教えました。
手づかみでぐちゃぐちゃにして顔も服も毎回汚れましたが、食べ物を投げること以外は多めに見て見守るように。基本は「上手だね」「おいしいね」とポジティブな声かけを心がけました。2歳半には遊び食べを卒業し、しっかり食べられるようになりました。
Aシートを敷いて汚れ対策
遊び食べは1歳ごろに始まりました。なかなか食べずに遊びだしたり、スプーンを持ってブンブン振り回したりするので、食べ物が飛び散って床が汚れるのが一番困りました。遊び始めたら、できるだけやさしく「それはおもちゃじゃないよ、ご飯だから食べようね」と声かけ。イライラしますが、怒らないよう気をつけていました。
対策としては、最初から床にレジャーシートを敷いて、その上で食べさせるように。これならこぼしてもシートを洗うだけで片づけがラクですし、汚れてもいい状態にしておくと、こちらもイライラせずにいられました。遊び食べは1歳半過ぎに、気がついたら終わっていました。
A遊び食べは怒ってもムダ
1歳1ヶ月、ひとりで立って歩き始める時期から遊び食べが始まりました。食事中に立ち歩きたがり、ベビーチェアのベルトを抜けて付属のテーブルによじ登ろうとするので、転びそうでヒヤヒヤ。「座って食べようね」と言いながらスプーンを見せ、寄ってきたところを座らせてはまた脱出、の繰り返しでした。
数日して、この繰り返しは今の時期にはムダだと思い、最初から抱っこして食べさせ、立ち歩きたがったら下ろし、戻ってきたらまた食べさせるように変えました。これだと自分の服は汚れますが、部屋が汚れないのはよかったです。卒乳して三食しっかり食べるようになった2歳ごろまで、遊び食べは続きました。
Aいつかはよい思い出になるはず!
遊び食べが始まったのは1歳2ヶ月ごろ。食べられる食材が増えて、1日3食食べるようになった時期でした。一番困ったのは、とにかく部屋が散らかることと、服や髪の毛が汚れること。少し潔癖ぎみの私には苦痛でした。
遊び食べのときは「食べ終わったらお散歩しようね」など、違うことを想像させて早く食事を終わらせるように。対処法としては、ある程度食べたら片づけてしまうこと。キリのよいところで終わらせて、ダラダラ食べないことを心がけました。
遊び食べが終わったのは2歳くらい。言葉が増えて会話ができるようになったころに、だいぶ落ち着きました。
Aイライラしてもしょうがない
遊び食べが始まったのは1歳半ごろ。スプーンやフォークで自分で食べ始め、食べるのが楽しくなってきたのかなと思っていたら、そのころから食べ物を投げたり、ぐちゃぐちゃにしたりして遊び始めました。中でも食べ物を投げるのには本当に困り、止めても止めてくれず、イライラしていました。
でも、あるときイライラしても仕方ない、ほめてみたらどうかなと思い、一口食べるごとに「すご〜い!」「いっぱい食べるね〜!」「野菜食べられたね〜!」とほめてみると、うれしかったのか少しずつ投げなくなり、普通に食べてくれるように。遊び食べが完全に終わったのは2歳ごろでした。
A今だけ!きっとみんなが通る道
遊び食べが始まったのは1歳半ごろから。手づかみ食べが始まってからは、パンや海苔巻きなど食べやすいものを工夫していましたが、汁物や水分多めのものを手でぐちゃぐちゃと混ぜ、あちこち触ったり動き回ったり。食後は毎回、着替えと洗濯と掃除が必須でした。
「ご飯は混ぜ混ぜしないよ」「あーんして食べようね」と声をかけても、遊びはエスカレート。むしろ喜んでしまって、あまり聞いてもらえませんでした。最終的に「今はこの状態でも仕方ない」と割り切り、レジャーシートを敷いて片づけがラクになる方法を考えるように。もともと食欲旺盛だったこともあり、1歳8ヶ月ごろにはしっかり食べることに専念するようになりました。
A五感を大切にするために、ときにはやりたい放題に
娘が1歳半になるころ、ベチャベチャとおにぎりを見よう見まねで握ろうとテーブルで格闘していました。できたおにぎりを、スプーンの柄に描かれたうさぎに「あーん」と食べさせるので、ご飯粒がテーブルの下へポロポロ。娘とうさぎが交互に食べていました。「うさぎさんもおいしいって言ってるよ、食べようね」「早く食べようね」と何度も声をかけました。
食べ終わると、テーブルの上も下もご飯粒まみれ。顔まわりや髪の毛にも及び、片づけに10分以上かかりました。出かけるときは本当に困って急かしたりもしましたが、余裕のあるときは「五感を育てるため」と言い聞かせ、グッと我慢して見守り、やりたいことをやらせました。なんでもやってみることが大切ですね。しばらく続きましたが、3歳になるころには食欲が上回って徐々に落ち着いていきました。
Aおじいちゃんやおばあちゃんに甘やかされ
1歳の終わりごろ、ごはんの時間の遊び食べに困りました。夫家族と同居だったので、おばあちゃんのところへ歩いて行って食べたり、おじいちゃんのところで食べたり。誰も注意するどころかみんな喜ぶので、私以外に注意する人がおらず、注意すると「いいじゃないか」という雰囲気で困りました。
とにかく根気よく「座って食べたら賢いね!」「座って食べたら早く終わって、じいじたちとたくさん遊べるよ!」と、注意ではなく前向きな言葉をかけました。子どもは「ダメ!」と言うと逆にしたくなるようで、ちゃんと座って食べたら「すごーい!」と大げさにほめるとうまくいきました。その結果、遊び食べは2歳の半ばになくなりました。
体験談から見える遊び食べ対処の5つのコツ
15人の体験談には、共通する対処のヒントがいくつもありました。今日から試せるコツとしてまとめます。
- 怒鳴らず、ポジティブな声かけを。「だめ!」と怒るより、「上手だね」「おいしいね」とほめるほうが、子どもは食べることに前向きになります。
- レジャーシートや新聞紙、エプロンで汚れ対策。汚れてもいい環境にしておくと、見守る側もイライラしにくくなります。
- 遊び始めたらメリハリをつけて切り上げる。「ご飯おしまいね」とキリよく終え、ダラダラさせないことも効果的です。
- 手づかみしやすいメニューを取り入れる。小さなおにぎりやスティック状の食材など、つかみやすい形にすると食べやすくなります。
- 食べ物の名前を伝えて、食事への興味を引き出す。「これはお肉だね」などの声かけで、遊びから食事へ気持ちを向けやすくなります。
どれもすぐにうまくいくとは限りませんが、その子に合った方法が見つかると、ぐっとラクになります。いくつか組み合わせて試してみてくださいね。
まとめ
遊び食べは、生後7〜8ヶ月から1歳半ごろに始まり、2歳前後で落ち着くことが多いものの、終わる時期には大きな個人差があります。食べ物の感触を確かめたり、自分でやってみたりする、成長の大切なステップです。
対処のコツは、怒鳴らずポジティブに声をかけること、汚れ対策で見守る側の負担を減らすこと、メリハリをつけて切り上げること、手づかみしやすいメニューや食材への興味づけを取り入れること。先輩ママたちも口をそろえて「いつの間にか終わっていた」と振り返っています。比べず焦らず、楽しい食卓の時間を大切にしながら、その子のペースで見守っていきましょう。
よくある質問
Q. 遊び食べはいつから始まりますか?
早い子で生後7〜8ヶ月、多くは生後9ヶ月〜1歳半ごろに始まります。手づかみ食べや自分で食べることが始まる時期と重なります。
Q. 遊び食べはいつまで続きますか?
早い子で1歳2ヶ月ごろ、多くは2歳前後、長い子で3歳ごろに落ち着きます。言葉が増えたり食欲が遊びを上回ったりするころに、自然となくなっていく子が多いようです。
Q. 叱ったほうがいいですか?
怒鳴っても逆効果になりがちです。食べ物を投げるなど「いけないこと」は冷静に伝えつつ、基本は「上手だね」「おいしいね」とポジティブに声をかけるのがおすすめです。
Q. 片づけが大変です。よい対策は?
食卓の下にレジャーシートや新聞紙を敷き、袖つきエプロンを使うと片づけがラクになります。汚れてもいい環境にしておくと、見守る側の気持ちにも余裕が生まれます。


