教育ママの特徴と子供への影響に関する記事

『教育ママの特徴と心理・失敗と子供へ良い影響を与える方法』

子供のために知っておきたい、教育ママの特徴や心理とは?子供の将来に影響する失敗談と、教育ママとして子供の才能を伸ばす方法を解説。

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教育ママの特徴と心理/子供の未来に与えるよい影響と10の弊害

親にとって我が子はとても愛しく、大切なものです。特に母親は授乳などでより子供と関わりの深いので、我が子に幸せな人生を歩んでもらいたいと思うあまりにやりすぎてしまう人も多いようです。子供に過剰な期待をかけて高度な勉強を強要する「教育ママ」もその表れの一つといえます。

教育ママというと「やりすぎ」とか、「子供を不幸にする」など、とかくネガティブなイメージを持たれることが多いのですが、ママが自分の感情をうまくコントロールできれば、教育ママであることが子供に多くの良い影響を与えることもできることをご存知でしたか?今回は教育ママの特徴と心理を解説しながら、子供にとってプラスになる教育ママの在り方についてご紹介していきます。

これぞ教育ママ!6つの特徴

教育ママとは子供の将来を思って、熱心に塾や習い事などを子供に受けさせる母親のことをさす言葉です。この言葉を聞くと「ドキッ!」としてしまうママも多いのではないでしょうか?確かに私たちの社会は競争の連続で、一定の教養があることで有利は人生が歩めるという傾向があるかもしれません。

一昔前は良い大学を出ていれば良い就職ができたという面はありましたが、今の世の中にはいわゆる教育ママに育てられて有名大学を立派な成績で卒業しても、良い評価を与えられない人は多くいます。子供の将来に良い影響を与えずに、子供を追い詰めてしまいがちな教育ママの特徴をご紹介していきましょう。

子供に干渉しすぎてしまう

子供を心配するあまりに子供を常に監視し、子供のすることになんでも口を出してしまうことはありませんか?子供がきちんと言いつけた勉強をしているのかを常に気にして、子供がちょっとでも生き抜きをしていると、慌てて飛んでいって干渉してしまう教育ママは、ヘリコプターママあるいはヘリコプターペアレントとも呼ばれます。

こういったママの特徴は、心配性の女性に多い特徴です。子供の行く先を心配するあまりに、子供がやろうとすることを先手、先手に考えて、手助けをしてあげたい気持ちはわかりますが、子供にとっては転ぶことや失敗することも必要な経験の一つです。子供の自主性を育てるためにも、子供が大きくなるにつれて一定の距離感を持つように心掛けることが必要です。

学歴へのこだわりが強い

日本の社会は学歴社会とよく言われますが、子供を持つとそういった固定観念にとらわれやすく、「とにかく良い学校に入らなくては!」と子供に言い続ける教育ママは多くいます。小さい内の子供はとても素直なので、ママの言う通りよく勉強をして良い結果を出してくれるので、ママはエスカレートしやすいようです。

こういったママは、自分が学歴のことでイヤな目にあったという経験を持っていることが多く、自分のような経験をさせないようにと頑張ってしまう女性が多いようです。勉強ができることはもちろん悪いことではないのですが、幼少期には遊びを通して社会のルールを学ぶことや、運動神経を鍛えていくことも多いので、子供の遊びを勉強に置き換えて制限することがないように自制をしていくことが必要です。

プライドが高い

教育ママの特徴の一つとして、子供に多くのことを人より先に学ばせていること、子供の勉強ができることを自慢してしまうママは多くいます。「ウチは他とは違う」ということに価値をおいてしまうと、次々と習い事を増やし、周りの親子に必要以上の競争心を持ってしまい、教育がエスカレートしてしまうこともよくあります。

こういったママは、自分自身が比較的裕福な家庭で育ち、学歴もあり人生をそつなく歩んできた女性に多い傾向があります。自分自身に誇りを持つことは大事なことですが、過剰なプライドは子供の周りに大きな壁を作って孤独に多追いやることも多いので、自分の自尊心を少し納めてさまざまな価値観があることを自覚することが必要です。

子供に夢中で過保護・過干渉になっている

子供が自分の言うとおりに良い結果をだすと、子供の成長だけが楽しみで、子供の教育だけが生きがいになってしまう教育ママもいます。自分のしたいこともせず、なりふり構わずに子供のことをかまいたくなり過保護・過干渉になりやすく、ちょっとでも子供が傷つくと過剰に反応してしまうことも多いようです。

こういったママは自分に不満があって、子供の成功に自分自身を投影している女性が多いです。子供と密着しすぎていると自分自身の人生と子供の人生の線引きがあいまいになってしまいがちなので、趣味や別の生きがいを見つけるように周りを見渡していきましょう。

子供に厳しく接しすぎてしまう

子供に熱心に物を教えるあまりに、ひどい言葉遣いになってしまう、子供の気持ちや都合を一切無視して教育に打ち込んでしまうなどの厳しい教育ママを、タイガーママとも呼ぶ人もいます。しつけで行き過ぎて子供に手を出してしまったり、言葉で子供の心を傷つけてしまったりと、一歩間違えば虐待に至ってしまうケースもあるので注意したいですね。

こういったママの特徴は、自分自身にも厳しい、しっかり者の女性に多い特徴です。小さいうちは厳しい態度で接していれば子供は言うことを聞くかもしれませんが、子供は感情を持たないお人形ではありません。将来的に親子の関係を壊してしまう可能性もありますので、子供の顔をしっかり見つめて、自分の態度を見直していく努力をしましょう。

常に減点方式で考えてしまう

子供のやることなすことを、「これはダメ」、「ここは失敗」と減点方式で考えてしまうことはないですか?子供に期待することを満点として基準を持ってしまうと、子供の失敗や悪い所だけが目に入ってしまいやすくなり、子供の良い面や本質を見逃してしまうことが多くなります。

こういったママの特徴は、とても頭の良い、判断力のある女性の特徴です。学校のテストなどは減点方式で考えることが多いのですが、子供の可能性は数値で換算することはできません。子供は悪い所を減点していくのではなく、良い所を見つけて加点して褒めて伸ばすように意識を変えていきましょう。

教育ママが子供の将来を潰す!10の弊害

教育ママの頑張りが子供に良い影響を与えるのであれば問題はないのですが、多くの人が指摘をするように、行き過ぎたママの行動は子供の人生に暗い影を落としてしまうことも多いようです。具体的に子供にどんな弊害があるのか、順番にご紹介していきます。

子供が自主性を持てなくなる

物を学ぶ力や意欲は、自分が興味を持って自主的に「知りたい」という気持ちを持たないと養うことはできません。小さい頃からママが学ぶものを全て用意してしまうと、それが当たり前になってしまって、自分から物を学ぼうという意欲を持てなくなるだけでなく、自分自身の考えをもつなどの自主性を豊かに育んでいくことができなくなってしまう可能性があります。

自信がなくなり自分を愛せなくなる

興味をもって物を学ぶと知的好奇心が満足して、「何かを成し遂げた」という自信を得ることができますが、ママに押しつけられた勉強ではそういった充実感を得ることはなかなかできません。そのためたくさん勉強をしても自分自身に自信が持てず、自分を愛することや大事にすることができなくなる可能性があります。

協調性が育めない

教育ママが過剰に勉強を押しつけてしまうと、必然的に子供は遊ぶ時間が減ってしまいます。子供にとって集団での遊びは社会的なマナーやルールを学ぶ場でもありますので、勉強でそういった経験ができなかったことでお友達との関わり合いに臆病になってしまうか、人付き合いが苦手になってしまう可能性があります。

運動神経が発達しない

私たちが体を自由自在に動かすためには、自分で筋肉を動かして鍛え、バランス感覚を養うことを体得していかなくてはいけません。多くの場合幼少期の遊びを通してこういった身体機能を発達させていくのですが、子供が小さいうちに勉強を優先させてしまうと、充分に身体能力が発達せず怪我をしがちになる、体力がなく感染症にかかりやすくなるなどの健康面で不安が出る可能性があります。

自分の目標を見つけられない

誰でも「大きくなったら○○になりたい!」という希望を持つように、子供はいろいろなことを学んで、迷いながら自分の目標を見つけていくものです。ママが「あなたは医者になりなさい」と小さな頃から目標を押しつけてしまうと、子供は与えられた物を信じ込んでしまい、いざ自分が進路を選ぶ年齢に差し掛かった時に自分がしたいことや将来のビジョンを描くことができず、人生の目標を見失ってしまう可能性があります。

コミュニケーション能力が育たない

ママが勉強を押しつけてしまうと、子供は友達とのコミュニケーションをとる時間が制限されてしまいます。まわりの人と会話をしたりコミュニケーションを交わす能力は、まず同年代の友達と仲良くしたり、喧嘩をしたりしながら育んでいくものですが、幼少期から会話のしやすい大人とだけ会話をしていると、周りの雰囲気を読み取ったり相手の気持ちを読み取ろうとする大事な感覚を養えないまま大人になってしまう可能性があります。

自分の考えを相手に伝えることができなくなる

他人と付き合う時に大事なのは、自分が考えていることや思っていることを相手に伝えるスキルですが、小さい頃から知識だけを詰め込まれて会話をしていないと、他人と言葉のキャッチボールを上手にすることができなくなります。そのため相手に自分の気持ちを伝えることができなくなり、相手に理解されないジレンマからイライラしがちな性格になってしまう可能性があります。

親に依存してしまう

マザコンという言葉がありますが、小さい頃から四六時中ママが側にいて細かい指示を受けていれば、子供にとってもそれが一番安心で心地が良いことだと錯覚をするのは当たり前です。そういった状態が長く続けば続くほど子供は親に頼ってしまい、ママがいなくては何をしていいのかもわからない状態になる可能性があります。

常に親の顔色を気にしてしまう

自分よりも強い大人が常に監視をしていて、失敗をすると怒られるような環境にいると、子供が大人の顔色を窺って行動をするようになってしまうのがごく自然なことです。そのため自分の意思を抑え込んでしまいがちで、心に大きなストレスをため込みやすくなってしまう可能性があります。

10親に愛情を持てなくなってしまう

誰だって自分が望まないことを強要されるのはイヤなことですし、子供はうまく感情をコントロールできないので、無理やり押さえつけられることには嫌悪感情を強く持ってしまいます。ママが子供の気持ちを考えずに自分の望む教育だけを押しつけていると、子供は親への信頼関係を失ってしまうだけでなく、一番身近な親への愛情を失うことで自分が家族を作ることに臆病になりパートナーを見つける意欲を失ってしまう可能性があります。

本当は愛情深い…教育ママの心理

子供に必要以上に干渉してしまったり、異常に厳しく接してしまったりと、教育ママにもいろいろなタイプがありますが、共通しているのは子供への強い愛情です。教育熱心なママの心の中には「子供を成功させることで、自分が成功したい」という気持ちがあることが多いので、子供だけに勉強や習い事をさせるのではなくて、自分も一緒に勉強や習い事に参加してみることをオススメします。

子供と同じ立場に立つことで子供の気持ちを察しやすくなりますし、何かに打ち込むことで自分の向上心を良い方向に昇華させることができるので、子供のことだけを熱心に考えすぎないストッパーとしても効果的ですよ。

行き過ぎた教育ママは「子供を不幸せにする」と言われがちですが、子供の将来を真剣に考えることは親としてとても大切なことです。子供の気持ちを無視するような行動は自制すべきですが、子供に多くの学びのチャンスを与えることは子供の可能性を切り開くことでもありますので、ママが自分の感情を上手にコントロールしていきすぎないように注意をしていきましょう。

教育ママが子供の未来に与える良い影響

教育ママという言葉を使ってしまうとあまり良いイメージはありませんが、親が教育に熱心であることは子供にも良い影響を与えます。家庭教育は長い人生における教育の第一歩です。ママが上手に導いてあげれば、子供は良い学習習慣を身につけることができ、基礎学力があることでスムーズに学校教育へ移行することができるようになります。

塾や習い事にママが付き合うことは子供の不安な気持ちを落ち着ける効果があり、安心できる環境での学習は子供の能力を伸び伸びと育てられるといった良い効果が期待できます。こういった良い効果があがるとママのメンタルも落ち着き、子供との絆を深めて良い関係を築くことができるようになります。

教育ママが大成功!子供の才能を開花させる10の方法

一歩間違えれば子供の将来に暗い影を落としてしまいがちな教育ママですが、一方で「教育ママで何が悪い!」と胸を張って我が子を幸せな人生に送り出すママも沢山います。子供の人生は子供が切り開くことですが、子供が良い方向へ向かうお手伝いをすることは親の義務でもあります。子供の才能を上手に開花させる教育ママの心がけをご紹介していきましょう。

遊ぶ時間と学習の時間にメリハリをつけさせましょう

子供にとって遊ぶことは、学習するのと同じくらいに大事な時間です。勉強のために遊びの時間を制限するのではなく、遊ぶ時間はタップリととってあげましょう。大事なのは遊ぶ時間と学ぶ時間のメリハリです。ここまで勉強をしたら遊ぶ、楽しいけれども何時になったら机に向かうように約束をして、遊びも学習も無理なく両立できるように段取りをしてあげましょう。

小さいながらもお付き合いがあるので、お友達と遊ぶ時間はより柔軟に考えてあげるといいですね。たっぷり遊ぶことで子供の気持ちも満足しますし、ストレスを発散させて学習に切り替えることができるようになります。

答えを教えず、子供に自分で考えさせましょう

子供に物を教えていると、物わかりの悪さにいら立ってついつい答えを提示してしまいがちですが、子供の学習速度が思うようにはかどらないのは当然のことです。ママが答えを先に提示してしまうと子供は物を考えることをしなくなってしまいますので、ママは答えを提示するのではなく、子供に考える時間をタップリと与えましょう。

子供が考えている時間にママが怖い顔をしていると、子供は慌てて答えを導き出すことができなくなってしまうので、気を付けて下さいね。子供の考える様子を監視するのではなく、見守るつもりで、心に余裕を持って接していきましょう。

子供に失敗を経験させましょう

子供に失敗やイヤな思いをさせたくないという気持ちは、どんなママでも持ってしまう思いですが、子供が自分で選んだ場合には、あえて口を出さずに失敗をさせましょう。失敗をして悔しい想いをすることで、こどもは「次は頑張ろう」という意欲を持つことができるようになります。

「失敗は成功の母である」というように、長い人生には失敗から学ぶことは多くあります。失敗をしてもママがフォローをしてあげれば子供の心への傷は最小限に抑えることができますので、子供の心を優しく受け止めてあげましょう。

家の手伝いを通して沢山の経験を積ませましょう

教育というと机の上の勉強だけを思い浮かべてしまいますが、社会的なマナーから生活の方法など、子供が学ぶことは多岐にわたります。子供に机の上の勉強をさせるだけでなく、料理の下ごしらえや洗濯物の片付けなどをお手伝いさせて、沢山の経験をさせましょう。

料理は化学の母と言われるほど、台所は子供の知的好奇心を満たすもので一杯です。お湯が沸騰する様子や塩が野菜をしんなりさせる作用など、理科の勉強になる素材もおおいので、ママが身近で楽しくお手伝いをさせながら教えてあげるといいでしょう。

加点方式で子供に向き合いましょう

長い間学校教育に慣れ親しんだ親世代は、子供の悪いところを見つけて減点して評価をしてしまいがちですが、悪いところばかりを指摘されると子供に嫌気がさして、勉強をする気が無くなってしまいます

子供は褒めて伸ばすものとよく言われますが、良いところを見つけて評価する加点方式で子供と向き合って、子供の良いところを伸ばしてあげましょう。

結果よりも過程を重視しましょう

勉強というととかく点数で評価をしてしまいがちですが、子供の評価は数字で測るほど単純な物ではありません。できた、できないだけではなくて、子供がどれだけ頑張ったのか、その姿勢を評価するよう心がけましょう。

過程を評価してあげるようになると子供も満足度が高くなるので、進んで学習に取り組むよう効果が期待できます。

ガミガミいうのではなく、聞き上手になりましょう

子供が勉強をしていないと、ついつい「勉強しなさい!」と口から言葉がこぼれてしまいますが、ガミガミといっても子供は反感を持つだけで、やる気になってくれません。むしろ子供の勉強をしたくない気持ちをよく聞いてあげることを心がけましょう。

自分の言い分を聞いてもらえただけで子供の心は満足し、素直に机に向かうことができるようになります。日頃からママが聞き上手になっておくと、思春期の難しい年ごろになってもスムーズに親子のコミュニケーションがとれる良い効果も期待できます。

自分の意見よりも子供の意思を尊重しましょう

子供はまだまだ未熟ですが、自分の意見をもった人間です。「まだ子供だから」とか「判断はできないだろうから」と思い込まずに、ママの考えを押し付けるのではなく、子供の意見を尊重して子供を学習に誘っていきましょう。

子供にとっても自分の意見が尊重されることで不満はなくなりますし、何度も繰り返して何をしたいのか、何故それを選ぶのかと応対することで、子供は自分の意思を相手に伝える大事な能力を身に着けることができるようになります。

子供の前で文句・悪口はやめましょう

子供にとって大好きなママから非難されることは、とてもつらい経験です。子供の心を傷付けないために、勉強の結果が思わしくない場合でも文句を言うなど、子供の行動を非難するような態度をとることはやめましょう。

塾などに通っているとどうしても周りの子供と比べてしまいがちですが、ママが他の子の成績をひがむような悪口を子供の前でこぼしてしまうと、子供が友達に対して悪い感情を持つようになってしまうので気を付けていきたいですね。

10ママも自分の時間を有意義に使いましょう

教育ママの最大の特徴であるのが、ママの子供への依存です。子供にとって母親は必要な存在ではありますが、ママがひっきりなしに側にいては子供が依存してしまいますし、必要以上のプレッシャーをかけてしまうこともおおいので、ママの方から子供から離れる努力が必要です。

ママも子供と同じように、一生懸命打ち込める仕事や、趣味を見つけて、子供に人生のお手本を示しましょう。子供は親の背中を見て育つので、ママ自身が学び生活を楽しむ姿をみせることで、「自分も頑張ろう」と自立心を養う効果が期待できます。

教育ママの失敗エピソード

いき過ぎてはいけないと頭ではわかっていても、ついつい熱心になりすぎてしまうのが、教育ママのつらい所です。先輩ママの失敗談もご紹介しておきましょう。実際に子供を追い詰めてしまってから「失敗した!」と気付くケースも多いのですが、やり直せない失敗はありません。

失敗を良い教訓に、ママが上手に子供のサポートに回っていけるように行動を見直していくことが大事ですよ。

とんちゃん
42歳

子供の「わからない!」に唖然…

私は幼稚園の頃からそろばんと公文をやっていて、長男にもごく当然のように年中の頃から公文を始めさせました。小さい頃から始めたおかげで、小学校に入ってから長男はオールAの良い成績だったのですが、高学年になったら急に成績が落ち始めました。長男に聞くと、「問題の意味が分からない」というのです。文章題で意味を読み取って、自分で式を考えて答えを導き出すことや、自分の感性で思いを表現することがうまくできないようでした。周りのお母さんに聞いたところ、意外と塾に行っている子供は計算問題や漢字はよくできるのですが、相手の意思を読み取ったり、自分の想いを表現するなど、「答えのない」問題が苦手な子が多く、高学年になるとテスト問題が複雑になってくるので、差が出てくるみたいです。

はまっこ
39歳

周りに流されないように!

高校生の女の子2人のママです。
私は転勤族の主人についてあちこちの土地で子育てをしたのですが、娘たちが小さい頃過ごした地域はとても教育熱心なママが多くて、誘われるままに塾やピアノなどのいろいろな習い事に、毎日のように子供達を通わせていました。私自身は大学は出ているものの「子供のうちは遊びが仕事」と思っていたのですが、不思議なことに教育熱心なママ達に囲まれていると焦ってしまって、あれもこれも「子供のためだから」、「あの子もやっているんだから」と子供に押しつけてしまったんです。
子供同士の競争も激しかったらしく、当時小学5年生だった長女がストレス性の腹痛を起こしてようやく間違いに気付き、それからはもっと子供の気持ちを考えて習い事を整理しました。親になるとどうしてもまわりの家庭と自分を比べて、同じようにしなくては遅れてしまうと焦ってしまうのですが、子供の気持ちを優先させて考えるように気を付けたいですね。

子供の気持ちを第一にママがサポートをしてあげましょう

子供が成長するためには、ママをはじめとする家族の協力が不可欠で、教育ママが子供に多くの良い影響を与えることは間違いありません。ただし、お互いに依存をしすぎてしまえば様々な悪影響が出てきてしまうので、子供には子供の、ママにはママの、それぞれの人生があることをお互いに自覚していくことが大事ですね。

子供がいつでも親元を離れて、一人で生活ができるまでに育てあげることが親の役割です。人生の主役である子供が胸を張って歩んでいけるよう、子供の気持ちを重視してママがサポートしてあげるといいですね。

この記事を書いたライター

羽根田るみこ

第一子から15年間保育園に通い続け、まだまだ記録更新中です!