子供のひげは処理する?放置?産毛が濃い女の子ママ達の体験談
子供のひげ(鼻の下の産毛)が濃いことが気になる女の子ママは、あなただけではありません。その反面、毛は剃ると濃くなると言われているため、「成長期にひげを剃って濃くなったらどうしよう」と処理をためらいがち。
そこで今回は子供のひげ(鼻の下の産毛)が濃い女の子ママに、ひげを子供が気にしだす時期、ひげ処理をしたかしないか、剃って濃くなったかなどの体験を聞いてみました。本気で悩む女の子もいるため、子供が訴えてきたら受け流さずに一緒に対処を考えてあげましょう。
子供のひげが持つ役割
ひげなどのムダ毛とは、本当に無駄な毛ではありません。実はきちんと役割を持っています。特に顔に生えるひげなどの産毛には、次のような役割があることをまずは知っておきましょう。
- 紫外線を吸収して肌を守る
- 皮脂を分泌する
顔にひげがなければ、肌がダイレクトに紫外線を吸収するのでシミそばかすが増えてしまいます。また産毛の持つ皮脂腺から皮脂(油)が適度に出ることによって、私達は乾燥などから皮膚を守ることができるのです。
ですからひげの脱毛を検討しているご家庭では、安易に選択せずリスクについても知っておきましょう。
子供のひげが濃くなる理由
ひげなどの体毛の濃さには個人差がありますが、生まれたばかりの赤ちゃんの場合、男の子も女の子も毛穴の数は同じ。
それでも毛の濃さや量に差があるのは、男性ホルモンの分泌量が原因。男性ホルモンの分泌量が多いほど、刺激を受けて毛穴が成長するため濃く太い体毛になると考えられています。男性ホルモンの分泌量は、遺伝的要素が大きいです。
子供のひげの量や濃さが決まる時期
14歳くらいまでに、体毛の量や濃さは決まると言われています!(注1)
ただし、子供のひげは遺伝的な理由以外に、次のような後天的な理由もあると言われていますので、日頃から注意して過ごすとよいでしょう。
- ストレス
- 睡眠不足や肉食などの生活習慣
性ホルモンはコレステロールにより作られますが、日頃から肉や乳製品からたんぱく質を多く摂取している子供の場合、男性ホルモンが過剰に分泌されやすくなります。豆類や魚からもたんぱく質を摂取し、野菜をしっかり食べさせるようにしましょう。(注2)
また睡眠不足などのストレスはホルモンバランスを乱れさせるため、男性ホルモンの過剰分泌に繋がることもあります。規則正しい生活を心掛けましょう。(注3)
ひげ処理している?女の子ママの体験談
なんと体験談をお寄せ下さったママの半数は、子供にひげに対して食事や脱毛などなんらかの処理をしていました。
理髪店では子供でも顔そりをすることがあります。筆者も子供の頃に何度か剃られ、くすぐったくて嫌だった思い出がありますが、特にひげが濃くなったと感じたことも、からかわれたことなどもありません。
肌の色によっても目立ち方が違いますので、色白な子供の場合は本人が剃りたがることもあるでしょう。もし子供のひげ処理を行う場合は、理髪店のように皮膚を傷つけない方法で行いましょう。
食品やクリームで子供のひげ対策
小学校4年生の時から、ひげ対策をしています
現在12歳で小学校6年生の女の子がいます。赤ちゃんのときはそれほど気にはならなかったのですが、幼稚園の年中頃から周りのお友達に比べて鼻の下の部分のひげが濃いのが気になり始めました。子供はどちらかというと色白です。
それでも当時は本人も気にしていないし、私もできるだけ気にしないようにしようと努めてきたのですが、小学校4年生あたりから本人自身が気にし始めました。その頃から学校でお友達に「男子みたい」とからかわれたり、給食の牛乳でわざとひげのように作って見せられたり、笑われることがあったようです。
本人もひげを気にして「なくしたい」と言っていますが、剃ったり抜いたりすると絶対に今より濃くなってしまうので、それはしていません。現在ひげ対策のために気を付けていることは、女性ホルモンの分泌を促す食品を意識したり、同じく女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンが入った保湿クリームを塗ったりしています。
これは本人が気にし始めた小学4年生の頃から初めて、今も続けています。すぐに目に見える効果が出たわけではありませんでしたが、努力の甲斐あってか少しずつ薄くなってきました。
今お子さんのひげが濃く悩んでいらっしゃる方がいらっしゃれば、剃るよりもまずは食事の改善やクリームなどの使用をお勧めします。
子供のひげは親が剃って処理
幼稚園年中から、子どもの口ひげを剃っています。
子どもは現在8歳の女の子です。赤ちゃんの頃は、何だか毛深い方かもしれないと思っていました。幼稚園に入園する頃、私自身が気になり始めました。子供はわりと色白です。
子供は幼稚園年中の時に、「ひげが生えてる~」とお友達に言われて、気にするようになりました。今もひげのことや毛深いことを気にしています。それ以来、少し目立ち始めたかなと思ったら、私が剃っています。
子供はひげ剃りに慣れてきて、嫌がらず、怖がらずに行えています。顔剃り用のカミソリで沿っていますが、特に濃くなってきたとは思いません。
他人からひげについて言われたりすると気になると思うので、子供だからまだ早いかなとは思わずに、剃ってあげるのが良いかと思います。
小学校に入った頃からたまにひげを剃っています
私の子供は現在10歳。ひげというか体毛全てが赤ちゃんの頃から濃かったです。産まれたときは顔毛(?)もすごくて、可愛いというより「おサルさんみたい…」というのが第一印象でした(汗)。特にひげが気になりだしたのは5歳くらいだったと思います。また、子供の肌の色は正直黒いです。夫に似て色黒で日焼けしやすいので、夏などは真っ黒です…(汗)。
ちなみに子供は特にひげについて人から言われたことはないようですが、自分ではかなり気にしているよう。「剃りたい」と自分で言ってきます。なので、定期的に私がシェーバーで剃ってあげています。子供もやはり剃ってもらうとスッキリして気持ち良いようですね。
ひげをそり始めたのは小学校に入ってからですね。現在4年生ですがどんどん濃くなってきている気がきます。シェーバーで剃っているせいなのかどうかはわかりませんが。
今、子供のひげの濃さに悩んでいるママへのメッセージとしては、子供が気にしているのなら是非親が剃ってあげてほしいな、ということです。最近の子供はおませですからね…早いということはないように思います。
子供のひげは床屋の顔そりで処理
幼稚園年長からヒゲを剃り始めました。
子供は現在5歳です。生まれた頃からもともと毛深かったので、どちらかというとヒゲは濃かったと思います。子供の肌は白すぎず黒すぎずの普通だと思います。子供自身、幼稚園の友達からヒゲが濃いとからかわれたと本人自身気にしていました。笑われて悲しいと傷ついていました。
夫とどうしてあげるべきかと話し合い、からかわれて悲しむくらいなら対処してあげようと、床屋さんの顔そりに連れて行くことに決めて、祖父の通っている床屋さんの顔そりに連れて行きました。子供自身が顔そりや対策を自ら望んだわけではありません。私と夫が話し合い決めました。まだ最近起きた出来事で、今年度になってからの話です。
年長になった現在、5歳から対策を始めました。まだ顔そりには二度ほどしか連れて行っていません。3ヶ月に一度くらいのペースです。特に特別濃くなったとは感じません。
私自身はヒゲくらい誰だって生えるものだし気にしなくてもいいと思っていました。しかし子供が友達からからかわれ傷ついてしまうことや、それのせいで劣等感を味わうくらいなら対策してあげるべきなのではと。顔そりをしてあげて、子供が笑顔で問題なく過ごせるのであれば、対策をしてあげたほうが良いのかなと。
幼い頃のちょっとした心の傷は、案外大人になってもずっと残っているものだと思うので、深い傷を負わないうちに対策をしてあげるというのも悪い選択ではないと思います。
保育園の年中から剃っています
娘は今9歳ですが、生まれた時から全身毛深かったです。ずっとひげがあり、それでも3歳くらいから特に濃くなったように思います。肌の色は、今は日に焼けて黒いですが、もとは色白の方です。
私はつい可愛くて「おひげあるねー」なんてことをいって初めは笑っていたのですが、娘は「女の子なのに何でひげが生えてるの?」と保育園に入った頃からみんなに言われたらしく、気にするようになりました。9歳の今でも気にしています。
それから「剃って欲しい」と何度も言われましたが、こんな小さな頃から剃る子供はいるのかなと思い、「毛深い女は情が深いっていうからそのままにしな」と流してきました。
でもやはり気にしていたようで、年中で初めて剃りました。そしたらとても喜んでいました。先生にも相談しましたが「まだ早いと思います」と言われましたが、本人が嫌がっているので私の顔剃り用のシェーバーを、乳液をたっぷりつけて手入れをしています。
よく「剃ると濃くなる」と聞きますが、濃くなるといった感じはまったくありません。今の女の子はとても可愛い格好で、女子力高めなので本人が剃りたいならば剃ってあげるといいなと思います。
子供のひげ処理はしていません!
幼稚園児の娘も気になる自身のヒゲ
うちの子は今5歳の娘です。生まれた頃はさほど気にならなかったひげですが、幼稚園に入ってから急に濃くなりだした気がします。写真を撮ると鼻の下が黒っぽく映るようになり、親の私も気になるのですか、本人も幼いながらに気にしているようで、お兄ちゃんにからかわれると本気で嫌がって大ゲンカになります。
幸い肌は色白な方ではないのですが、それでも気になる子供のひげです。可哀想だし、この先さらに成長していく上でどのように対処してあげたらいいのか悩んでいたところです。
肌に負担をかけるような対処は子供だししてあげたくないし、剃ったり抜いたりするような処理も濃くなったら嫌だし、娘に対してするのもなんか抵抗があります。早く子供も負担なく対処できる方法が見つかると嬉しいです。
子供のひげはとりあえず放置。
現在4歳になる子供がいます。うちの子は赤ちゃんの頃にはひげは生えていませんでしたが、頭の毛が生え揃うについて段々目立つようになりました。白人のハーフなので色白で、ひげ以外にも腕の毛なども濃く感じます。子供はまだ小さいので、本人も周りの人も特に何か気にしている様子はありません。
ひげ対策などは特に行っておらず、この先成長につれて段々気にならなくなればいいなと思っていますので今後も何かする予定はありませんが、もし学校に通うようになって思春期などの時期に回りから何か言われたり、本人が気にするようなことがあったりすれば、多少シェービングは行ってあげようかと思います。今はまだ肌がしっかりとしていないので・・・。
子供のひげのことは親が悩んでも仕方ありませんし、子供が何かアクションを起こせば対応していけばいいのではないかと思います。他にもひげの濃いお子さんを持つ親御さんがいたら、小さいうちは肌が傷つきやすいですし、無理やりやらなくてもいいと思いますよ。
ひげが気になるけど濃くなりそうでひげそりができない
10歳の女の子です。生まれたころから毛深い子で、今でもひげと背中の産毛が気になります。肌の色は白い方だとずっと言われていました。色白だねと言われて女の子だからかわいいなと思っていました。日焼けしても真っ赤になってすぐに色が取れます。小学生になってからは色白までは行きませんが、小学生の中では白い方だと思います。
おしゃれに目覚めてきた娘は、毎日ひげを気にしています。私の母は私に娘のひげのことを少し言いますが、周りの人からは言われたことはありません。
「ひげが気になるなら剃ってみる?」と娘に聞きましたが、「濃くなると困るのでしない」と言われたので何もしていません。今はまだいいかなと思っています。
大人になって、化粧をするようになってから安全カミソリでの剃り方を教えてあげたいと思っています。
何も対策をしていないので子供のひげが気になります
現在10歳の子供のひげが気になります。私自身も子供のころからひげが生えていたので、本当なら理容師に剃ってもらいたいなと思うけど、今どきの女の子は床屋に行くこと自体嫌うだろうなと思うと、無理に連れていくことはできないです。
赤ちゃんの頃はムダ毛が濃いと全く思わなかったけど、肌の色が白いこともあって、小学校に上がった頃には口元のひげが目立ち始めました。同級生に指摘されていないことから本人は全く気にしていないけど、親としては心配して電気カミソリで剃ろうとしましたが、本人はそれを拒絶し逃げるようにして、自分の部屋にこもってしまいます。
現在のところ本人は全く気にすることもなく、逆に牛乳を飲んだ後にひげについてしまうこともあるので、そのたびに白いのが付いたと笑っていて、楽天的な性格が逆に良い方向へと向かっていますが、本人自らひげが気になるといえば親なりに対策を立ててアドバイスをすれば、多少子供が気にしても親の優しさがあれば本人も心強いでしょう。
していない
間もなく3歳になる娘は、七五三の衣装合わせに数軒の店を訪れるたびに「色白ですね」と言われるくらい、本当に白い肌の持ち主。故に鼻の下でそよそよと長いヒゲ、産毛かもしれませんが、それが目につくので母親としてはとても気になっています。
鼻の下の毛が濃くてめだつことに気づいたのは、娘が1歳半くらいのときです。でも赤ちゃんはみんな産毛が濃いものなんだろうと勝手に思い込んでいたため、あまり気にしていませんでした。
3歳にも満たないので当然本人も気にしていないし、写真撮影やヘアカットに行って顔を間近で見られる機会があってもお店の人に言われるとか、身内に言われるとか、そういったこともありません。そのため今は特に対策などはしていませんが、春には幼稚園入園の予定のため、そのとき他の園児たちにからかわれたら何か対策をしたいと思っています。
同じように娘さんがひげのことでからかわれたりしないかなと心配するママさんたちもいるかもしれませんが、神経質にならず対応していけたらいいと私は思います。
無視しないで!子供のひげへの悩み
子供のひげへの悩みは「私が処理してあげるべき?」といったお世話の悩みだけでなく、「園(あるいは学校)でからかわれない?」といったメンタル面の心配、実際にそうしたトラブルで傷ついた子供へのケア、「こんなに濃いのに気にしないことが逆に心配」とったお悩みまで様々。
対処に関しては色々な考え方があって当然ですが、疎かにしたくないのは「子供の気持ち」です。自分の悩みを親に伝えて真摯に答えてもらうことは、子供の自己肯定感を高めます。自己肯定感を高めることで、子供が生きていくうえで困難に立ち向かう自信や勇気を抱くことができます。
「そんなこといちいち気にする必要ないのに」「そんなに濃くないのに神経質」などと内心思っているママは、まずは「そうだったの。ひげが濃くて嫌なのね。」と子供の気持ちを汲んで受けとめましょう。その上で、正しい情報を与えつつ、一緒に解決法を決めていくとよいでしょう。
参考文献
- 注1:茨城県メディカルセンター「お肌の露出が増える季節、むだ毛対策は安全に!」
- 注2:栄養検定協会「栄養について勉強しよう コレステロールの働き」
- 注3:e-ヘルスネット「睡眠と生活習慣病との深い関係」