重曹を使った炭酸水の作り方に関する記事

炭酸水の作り方:重曹とクエン酸の割合とシュワシュワの仕組み

炭酸水の作り方:重曹とクエン酸の割合とシュワシュワの仕組み

重曹なしやクエン酸なしで炭酸水は作れるのか、炭酸水マシンや市販品とどう使い分けるのかを整理しました。市販の炭酸水に重曹を入れたときに起こること、洗顔やシャンプー、お風呂、掃除への活用手順、子どもと楽しむシュワシュワ実験のやり方まで具体的に紹介します。

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重曹とクエン酸で作る炭酸水:シュワシュワの仕組みと基本の作り方

「炭酸水は買うもの」と思っていた台所に、重曹とクエン酸の袋があるだけで、シュワシュワの水は5分で作れます。テレビや雑誌では効能という言葉で語られがちですが、家庭で本当に役に立つのは、仕組みを理解して失敗せずに作れること、そして飲む・洗う・お風呂・掃除のどれに向き、どれに向かないかを見分けられることです。

ここでは、重曹とクエン酸を混ぜるとなぜ二酸化炭素が出るのかという理屈から、重曹5.6グラムとクエン酸4.3グラムという配合の根拠、重曹なしで作る選択肢、炭酸水マシンや市販品との使い分け、そして飲用に回すときの塩分の考え方までを、計算と手順のレベルまで落として整理します。

重曹とクエン酸を混ぜるとなぜ炭酸水になるのか

重曹の正体は炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)です。これは炭酸という弱い酸から作られた塩で、自分より強い酸に出会うと、抱えていた炭酸の部分を手放します。クエン酸は炭酸より強い酸なので、水の中で両者が出会うと重曹側から炭酸が追い出され、その炭酸がすぐに水と二酸化炭素に分かれます。この二酸化炭素の泡が、コップの底から立ちのぼるシュワシュワの正体です。反応後に水の中に残るのはクエン酸ナトリウムという物質で、これがわずかな塩気の理由になります。

ポイントは、泡が出ることと炭酸水になることは同じではないという点です。発生した二酸化炭素のうち、空気中へ逃げた分は炭酸水になりません。水に溶け込んで初めて、あの刺激のある飲み口になります。二酸化炭素は水温が低いほど、そして容器内の圧力が高いほどよく溶けるため、「冷たい水を使う」「すぐにフタを閉める」という二つの動作が、味を決める分かれ道になります。ぬるい水に材料を放り込んで、フタを開けたまま眺めていると、泡の勢いは派手なのに飲むと気の抜けた塩水、という結果になりがちです。

重曹5.6グラムとクエン酸4.3グラムという割合の根拠

ネット上でよく見かける「重曹5.6グラム、クエン酸4.3グラム」という数字は、思いつきの分量ではありません。重曹1グラムあたりの分子の数と、クエン酸1グラムが手放せる酸の数を計算すると、この組み合わせがちょうど過不足なく反応しきる比率になります。重曹5.6グラムは約0.067モル、クエン酸4.3グラムは約0.022モルで、クエン酸は1粒あたり3つの酸の手を持つため、0.022×3でおよそ0.067。ぴたりと釣り合う設計です。

この理屈がわかると、応用がききます。重量比にするとおよそ1.3対1。重曹を増やしたければクエン酸も同じ比率で増やす、と覚えておけば、量を倍にしても味が崩れません。逆に重曹だけを増やすと、反応しきれなかった重曹が水に残ってぬるっとした苦みの元になり、クエン酸だけを増やすと酸味が勝ってレモン水のような味に寄ります。

計量スプーンで済ませたい場合は、重曹小さじ1杯がおよそ4グラムから5グラム、クエン酸小さじ1杯がおよそ4グラム前後です。粉の詰まり方で1グラム近く変わるため、厳密には秤に乗せたほうが安定しますが、家庭で楽しむ範囲なら小さじ1杯ずつで十分に釣り合いが取れます。すり切りにするか、山盛りにするかで味が変わることだけ意識しておくと、二回目以降の再現性が上がります。

作りたい量重曹クエン酸目安の計量
水200ml2.2g1.7gそれぞれ小さじ2分の1弱
水500ml5.6g4.3gそれぞれ小さじ1杯
水1L11.2g8.6gそれぞれ小さじ2杯
水2L22.4g17.2gそれぞれ大さじ2杯弱

重曹を使って炭酸水を作ろう!炭酸水の作り方

炭酸水の作り方はとても簡単で、化学反応によって二酸化炭素(炭酸ガス)を発生させます。口に入れる用途に使うなら、食品衛生法に基づく食品添加物の規格に適合した「食用」「食品添加物」表示のものを選びます。

材料

  • 重曹5.6g(小さじ約1杯)
  • クエン酸4.3g(小さじ約1杯)
  • 水500ml
  • 炭酸飲料が入っていた500mlの空のペットボトル

グラム数を計量するのが面倒な場合は、重曹とクエン酸を小さじ一杯ずつでも同じものができます。炭酸飲料用のボトルは、お茶やジュースのペットボトルと形状が違い、底が花びらのような五つ足になっています。これは内側からかかる圧力を逃がすための構造で、炭酸ガスが発生する用途にはこの形のボトルが適しています。

そのため、炭酸飲料用以外のペットボトルでは強度に不安があるので、できるだけ炭酸飲料用のボトルを使用してください。

重曹から炭酸水を作るときに使うペットボトル

作り方

  1. ペットボトルに冷えた水を入れます。
  2. クエン酸4.3グラム(または小さじ一杯)を入れます。
  3. 凍らない程度に冷凍庫で冷やします。
  4. 重曹5.6グラム(または小さじ一杯)を入れ、蓋をすぐに閉めてペットボトルを振ります。
  5. ペットボトルが炭酸ガスの圧力によって内側から張ってきたら出来上がりです。

この手順で見落とされがちなのが、順番と温度です。先にクエン酸だけを溶かして水を十分に冷やし、最後に重曹を入れるのは、反応が始まる瞬間を「フタを閉める直前」に持ってくるためです。二つの粉を同時に投入して、じょうごを探しているうちにあふれさせた、という失敗はとても多いので、重曹を入れる前に必ずキャップを手に握っておきます。

粉を入れる口が狭いときは、紙を丸めた即席の筒を使うと、ボトルの首まわりに粉が付いてダマになるのを防げます。出来上がったあとは、フタを一気に開けずに少しずつひねってガスを逃がすと、シンクが水浸しになりません。冷蔵庫で保存する場合も、開け閉めのたびに炭酸は抜けていくため、作り置きよりも飲む直前に作るほうが刺激を楽しめます。

重曹なしで炭酸水は作れる?クエン酸なしの場合はどうなる?

「炭酸水を作りたいけれど重曹なしでできないか」「クエン酸なしで代用できないか」という疑問は非常に多く、答えは役割の理解で整理できます。炭酸の泡そのものを生み出しているのは重曹側です。二酸化炭素のもとを持っているのが重曹だけなので、重曹なしでは化学反応による炭酸水は作れません。一方、酸の役割を果たすクエン酸は代わりがききます。

クエン酸なしで試すなら、レモン果汁や酢のように酸味のある液体で置き換えられます。ただしレモン果汁に含まれる酸の量は粉のクエン酸に比べてずっと少なく、レモン1個を絞っても粉小さじ1杯分にはとうてい届きません。泡はぽつぽつと立つものの、強い炭酸にはならず、味は完全にレモン風味になります。酢で代用した場合は、においが残るため飲用には向きません。「クエン酸を切らした日の代替」と割り切って考えるのが現実的です。

もうひとつよく検索されるのが、市販の炭酸水に重曹を入れるとどうなるのか、という疑問です。すでに二酸化炭素が溶けている水に重曹を加えると、粉を核にして溶けていた炭酸が一気に泡になって噴き出します。派手に泡立つので効果があったように見えますが、これは炭酸が水から逃げている現象で、飲み口はむしろ弱くなり、重曹の分だけ塩気が加わります。強い炭酸を楽しみたいなら、市販の炭酸水はそのまま飲むほうが目的にかないます。

炭酸水マシンや市販品との使い分け

炭酸水を日常的に使う家庭では、手作り、市販品、炭酸水マシンの三択になります。マシンは二酸化炭素のボンベから直接ガスを水に押し込む仕組みなので、重曹もクエン酸も使いません。反応で塩が残らない分、味は純粋な炭酸水になり、強さも調整できます。

方法味の特徴向いている使い道気をつける点
重曹とクエン酸で手作りわずかな塩気と酸味がある洗顔やお風呂、髪のすすぎなど量を使う場面飲む量が増えると塩分も増える
市販の炭酸水刺激が強く雑味がないそのまま飲む、来客時大量に使うと費用がかさむ
炭酸水マシン強さを選べて雑味がない毎日飲む家庭、飲用が中心本体とボンベの用意が必要

使い分けの軸は「飲むのが中心か、使うのが中心か」です。洗面器いっぱい、湯船いっぱいという単位で使いたいなら、粉から作る方法がいちばん量を確保しやすくなります。反対に、毎日コップに注いで飲むことが目的なら、塩気の出ない方法を選んだほうが味も体への負担も素直です。

重曹とクエン酸で作った炭酸水を飲む際の重要な注意点

重曹とクエン酸を混ぜて作る炭酸水(重曹クエン酸水)は、爽快感がありドリンクとして活用できますが、必ず「食用」または「食品添加物」と記載された重曹とクエン酸を使用してください。掃除用(工業用)は食品用と純度の規格が異なり、飲用を前提に管理されていないため、口に入れる用途には使えません。

食用と掃除用の見分け方

重曹の袋には、食品添加物、食用、掃除用、工業用といった表示があります。食品添加物として売られているものは、食品衛生法に基づく規格に適合していることが前提で、パッケージに「食品添加物」の文字が入ります。同じ売り場に並んでいても、掃除コーナーの大袋は口に入れる想定で作られていません。

買い物のときに迷ったら、原材料名や用途の表示欄を見て、「食品添加物」または「食用」と書かれているかどうかだけを確認します。書かれていなければ掃除用と考えて差し支えありません。家に両方ある家庭では、食用の袋にマスキングテープで印を付けて別の棚に置くと、忙しい朝でも取り違えません。詰め替え容器に移す場合も、袋を捨てる前に表示を切り取って容器に貼っておくと安心です。

重曹の量と塩分(食塩相当量)をどう考えるか

重曹は炭酸水素ナトリウムという名前のとおり、ナトリウムを含みます。これは味の塩気の理由であると同時に、飲む量を考えるうえでの目安にもなります。重曹1グラムに含まれるナトリウムは約0.27グラムで、食塩相当量に換算するとおよそ0.7グラムです。この換算を使うと、レシピごとの数字がはっきり見えます。

重曹の量食塩相当量の目安該当するレシピ
0.5g約0.35g薄めのドリンク1杯分
2g約1.4gドリンク200ml分
5.6g約3.9g500mlボトル1本分

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、食塩相当量の目標量が18歳以上の男性で1日7.5グラム未満、女性で6.5グラム未満と示されています。500mlボトルを丸ごと飲み干すと、それだけで1日の目標量の半分前後に相当する計算になります。これは一般的な目安であり、必要な量は年齢や体格、日々の食事内容によって異なりますが、手作りの重曹クエン酸水は「水の代わり」ではなく「味のついた飲み物」として数えるのが実際に近い扱い方です。

飲用に回す場合は、次の点を守ると量の管理がしやすくなります。

重曹クエン酸水(飲用)の注意点

  • 必ず食用(食品添加物)を使用:掃除用や工業用は飲用に使いません。
  • 薄めの濃度から始める:初めて試すときは重曹とクエン酸をそれぞれ0.5グラム程度にし、味と量に慣れてから調整します。
  • 1日の量を決めておく:コップ1杯200mlを1日3杯までを上限の目安とし、その日の食事の塩気が強いときは控えめにします。
  • 体調に合わせて調節する:飲んで違和感があるときは中止します。
  • 塩分制限を受けている場合は事前に相談を:食事の塩分量について指導を受けている方は、飲用を習慣にする前にかかりつけの医療機関に相談してください。
  • 子どもに与える前に量を見直す:食塩相当量の目標量は年齢が下がるほど小さく設定されており、1歳から2歳では1日3グラム前後です。子どもが飲みたがる場合は、大人の分をさらに薄めた濃度にとどめます。

ペットボトルと圧力の扱い方

手作り炭酸水でいちばん見落とされるのが、容器にかかる圧力です。500mlの水に小さじ1杯ずつの粉を入れると、発生する二酸化炭素は常温で数リットル分に相当します。そのすべてが水に溶けるわけではないので、余ったガスは容器の中で圧力になります。炭酸飲料用のボトルはこの圧力を前提に作られていますが、お茶やミネラルウォーターの薄いボトル、ガラス瓶の密閉容器、水筒などは前提が違います。

安全に扱うための実務的なコツは三つあります。ひとつめは、必ず炭酸飲料用のボトルを使い、傷やへこみのある古いボトルは使わないこと。ふたつめは、水を入れる量を8割程度にして、ガスが逃げる空間を残すこと。みっつめは、直射日光の当たる車内やコンロのそばなど、温度が上がる場所に置かないことです。温度が上がると溶けていた二酸化炭素が水から出てきて、内側の圧力がさらに高まります。

作ったあとはその日のうちに使い切るのがいちばん確実です。冷蔵庫に何日も置いたボトルは、開けた瞬間に中身が噴き出すことがあります。子どもが自分でフタを開けたがる年齢なら、大人が先に一度ガスを抜いてから渡すと、キッチンが水浸しになる展開を避けられます。

重曹で作った炭酸水の活用方法

食用および食品添加物の重曹は食品にも使われているので、作った炭酸水はそのまま飲めますし、砂糖を入れればサイダー風にもなります。ここからは、飲む以外の使い道を、手順と加減まで具体的に紹介します。

ドリンク

そのまま飲むと、炭酸の刺激のうしろにわずかな塩気を感じます。この塩気を消すのに効くのがレモンです。酸味が加わることで塩気が舌に残りにくくなり、スポーツドリンクに近い飲み口になります。夏の公園帰りに、氷を入れたグラスで出すと、子どもが「これお店の味みたい」と喜ぶ一杯になります。

炭酸水ドリンクのレシピ

【材料】
重曹2g(薄めを試す場合は0.5g程度)
クエン酸2g(薄めを試す場合は0.5g程度)
冷たい水200㏄
レモン(最後に絞る用)

【作り方】

  1. コップに重曹とクエン酸を入れる。
  2. 水を静かに注ぐ。
  3. 最後にレモンをしぼって入れると飲みやすい味になりますよ。

炭酸水

味をととのえたいときは、はちみつ少量、すりおろした生姜、ミントの葉などを加えると、塩気が気にならなくなります。ジュースで割る場合は、果汁の酸味とクエン酸の酸味が重なって酸っぱくなりすぎることがあるため、クエン酸を半量にしてから割ると飲みやすい濃さになります。なお、はちみつは1歳未満の子どもには使いません。

普段の洗顔に炭酸水をプラス!

さまざまな洗顔方法がありますが、特に簡単にできておすすめの方法を紹介します。手作りなら洗面器いっぱいに使っても材料費はごくわずかで済むので、市販品を惜しみながら使う必要がありません。

炭酸水を使った洗顔の仕方

  1. 炭酸水を洗面器に入れ、そこに数秒間、顔を浸します。(これを数回繰り返す)
  2. 洗顔料を炭酸水を使ってたっぷり泡立て、やさしく洗います。
  3. 洗面器の炭酸水を入れ替えて、丁寧にすすぎます。

炭酸水で洗顔料を泡立てると、水道水よりも泡がきめ細かく立ち上がり、手のひらで押し返してくるような弾力が出ます。この泡の感触が気持ちよく、朝の目覚まし代わりになるという声も多い使い方です。手作りの炭酸水は時間とともに泡が抜けていくので、洗面所に運んでから10分以内に使い切ると、しっかりした泡立ちを楽しめます。

つまずきやすいのは、洗面器に注いだ瞬間に炭酸が一気に抜けてしまうことです。ボトルの口を洗面器の底につけるように傾け、静かに注ぐと泡持ちが違います。刺激が強いと感じる場合は、泡立てだけ炭酸水にしてすすぎは水道水にする、あるいは週に2回から3回にとどめるなど、頻度と使う工程を減らして調整してください。

自宅でヘッドスパ気分!炭酸水でシャンプーを泡立てる

炭酸水を使えば、自宅でサロンのような泡立ちを再現できます。シャンプーに使う場合は、次に紹介する作り方でまとめて作っておくと便利です。

【材料】
重曹20g クエン酸20g 空の2lのペットボトル 沸騰させた水道水2l

【作り方】

  1. あらかじめ水は冷たく冷やしておきます。
  2. 空のペットボトルに重曹とクエン酸を入れます。
  3. そこへ水を注ぎます。
  4. フタを閉めてよく振り、混ぜて完成です。

シャンプーを炭酸水で泡立てて頭皮スッキリ!

【必要なもの】
炭酸水50ml
空のペットボトル1本(500ml)
シャンプー2~3プッシュ

【やり方】

  1. 空のペットボトルに炭酸水50mlを入れ、そこにシャンプーを入れてフタを閉めます。
  2. よく振って泡立てます。ボトルが泡だらけになったら完成の目安ですのでフタを開け、手に取って洗髪します。(髪の短い方はシャンプーの量を少なめにしても大丈夫です。逆に泡立ちが足りないと思った時はもう1.5プッシュほどしましょう。)

炭酸シャンプーで頭皮スッキリ

洗髪には多くの水を使うため、すべてを炭酸水でまかなうのは現実的ではありません。泡立てだけに使えば50mlで足りるので、手軽さと満足感のバランスがよい取り入れ方です。次に紹介するのは、500mlから1リットルの炭酸水でできる洗髪の方法です。

シャンプーする前に炭酸水で下準備

【必要なもの】
ペットボトルに入れた炭酸水500ml

【やり方】

  1. 乾いた髪に前頭部(額の生え際辺り)から炭酸水を掛けます。
  2. 側頭部(こめかみ)は一方の耳を上に向け、炭酸水が耳に入らないよう注意しながら濡らしていきます。片方が終わったら反対側も同様に濡らします。
  3. 後頭部(襟足)はお辞儀をするように真下を向いて濡らしていきます。
  4. 最後はすべての生え際から頭頂部に向かって指の腹でマッサージします。こするのではなく、揉むことを意識してグッと頭皮を押しましょう。頭部全体をつまむようにして軽くトントンと叩くマッサージも心地よく感じられます。

炭酸水で髪をとかしてサラッとした指通りに

【必要なもの】
炭酸水500ml~1l(長さに応じて)
洗面器1個

【やり方】

  1. 洗面器に炭酸水を入れます。そこへ静かに髪を入れます。
  2. 炭酸水に浸しながらゆっくり髪をとかします。

髪の毛がひっかかる場合は、力を入れて行わず少し長めに炭酸水に髪を浸しましょう。

シャンプーの後、仕上げに炭酸水を使用

【必要なもの】
1リットルのペットボトルに入れた炭酸水

【やり方】
シャンプーで洗い終わったら直接ペットボトルから炭酸水を髪にかけます。シャンプーを綺麗に洗い流したら終了です。

炭酸水は通常の水と比べて刺激を感じやすいため、3日に1度くらいの頻度から始めるとちょうどよく取り入れられます。週に1回のスペシャルケアとして、子どもを寝かしつけたあとの静かな時間に取り入れる、という使い方も無理がありません。髪質や地肌の感じ方には個人差があるため、様子を見ながら頻度を決めていきましょう。

炭酸のお風呂でおうち温泉気分

湯船に重曹とクエン酸を入れると、細かい泡が肌の表面にまとわりつき、いつものお湯とは違う手触りになります。市販の入浴剤を切らした日でも、台所の粉だけで支度ができるのは大きな利点です。

疲労回復

炭酸風呂の作り方

【材料】
重曹大さじ2杯
クエン酸大さじ1杯
お好みで粗塩ひとつまみ

【作り方】
材料をお風呂のお湯に入れ、混ぜるだけで完成です。

お手軽炭酸泉

入れるタイミングにコツがあります。家族が入る直前に投入し、湯面がしゅわしゅわしているうちに湯船に入ると、泡の感触をいちばん楽しめます。追い焚きの前に入れてしまうと、循環している間に泡が抜けてただのお湯に戻ります。「お父さんが入る番になったら泡が消えていた」という失敗は、投入のタイミングをずらすだけで解決します。

子どもと一緒に入る日は、粉を溶かす係を任せると入浴を嫌がらなくなることがあります。「今日はおうちが温泉になるよ、粉を入れる係やってくれる?」と声をかけると、湯船に入るまでの流れがスムーズになります。ただし、粉のまま口に入れないよう、投入が終わったら袋はすぐ浴室の外へ出しておきます。追い焚き機能付きの風呂釜や24時間循環の設備では、入浴剤の使用可否が機種によって異なるため、取扱説明書の記載を確認してから使ってください。

掃除に使うときに知っておきたい本当のところ

掃除の場面では、多くの記事が見落としている大事な点があります。重曹とクエン酸を混ぜた水は、両者が反応したあとの液体です。重曹のアルカリ性もクエン酸の酸性も、混ぜた時点でほとんど打ち消し合っています。つまり、油汚れをゆるめるアルカリの力も、水あかを溶かす酸の力も、混ぜてしまうと期待できません。泡は派手に立ちますが、汚れ落としの主役はその泡ではないのです。

ですから、掃除で本当に力を発揮させたいなら、混ぜずに使い分けるのが正解です。

汚れの種類使うもの使い方の目安
コンロまわりの油汚れ、手あか重曹だけ水100mlに小さじ1杯を溶かしてスプレーし、拭き取る
шаワーヘッドや蛇口の白い水あかクエン酸だけ水200mlに小さじ1杯を溶かし、キッチンペーパーで湿布する
排水口のぬめりのゆるめ落とし重曹とクエン酸を順に重曹をふりかけてからクエン酸水をかけ、泡立たせて15分置く

混ぜた炭酸水にも出番はあります。発生する泡が細かい隙間に入り込むため、排水口やコップの底など、ブラシが届きにくい場所を泡でゆるめる下準備には向いています。テーブルの拭き上げに使えば、水分がすぐに乾いて拭き跡が残りにくいという利点もあります。ただし「抗菌力がある」といった働きを期待するものではなく、あくまで水拭きの延長として考えるのが実際的です。

子どもと楽しむシュワシュワ実験にする

この反応は、家庭でできる理科の題材としても優秀です。危ないものを使わず、変化が目に見えて、しかも作ったものを暮らしに使えるからです。夏休みの自由研究や、雨で外に出られない休日の30分にちょうどよい題材になります。

やり方は簡単で、透明なコップを3つ並べ、水の温度だけを変えます。氷水、常温の水、ぬるま湯。それぞれに同じ量の重曹とクエン酸を入れて、泡の出方と消え方を見比べます。「どのコップがいちばん長くシュワシュワしてる?」と問いかけると、子どもは自然と顔を近づけて観察を始めます。答えを先に言わず、「どうしてだと思う?」と返すのが、観察を長引かせるコツです。

もう一段深めるなら、コップの重さを量る実験もできます。粉と水を入れた容器の重さを反応前に量り、泡が落ち着いてからもう一度量ると、わずかに軽くなっています。逃げていった二酸化炭素の分です。「消えたんじゃなくて、空気の中に出ていったんだね」という結論にたどり着けると、目に見えない気体の存在が実感に変わります。年齢が低い場合は数字を追わず、泡の音を聞く、コップの外側が冷たくなるのを手で確かめる、といった感覚の観察に絞ると集中が続きます。

うまくいかないときのチェックポイント

手作り炭酸水の失敗は、原因がはっきりしているものがほとんどです。以下の順に確認すると、たいていは次の一回で解決します。

  • 泡がほとんど出ない:粉が古く、湿気を吸って固まっていることが多いです。開封後は密閉容器に入れ、湿気の多い流し下を避けて保管します。
  • 泡は出たのに炭酸の刺激がない:水がぬるいか、フタを閉めるのが遅れています。冷やした水を使い、重曹を入れたらすぐに閉めます。
  • 塩気が強くて飲みにくい:重曹が多すぎます。重曹とクエン酸を1.3対1の比率に戻し、それでも気になるならレモンを加えます。
  • ぬるっとした後味が残る:反応しきれなかった重曹が残っています。クエン酸を少し足すか、粉をよく溶かしてから使います。
  • 吹きこぼれる:水の量が多すぎるか、粉を一度に入れています。容器の8割までにとどめ、粉は静かに落とします。

炭酸水の作り方についてよくある質問

Q. 重曹とクエン酸の割合を1対1にしてもいいですか。
小さじで計るならほぼ問題ありません。重量で厳密に1対1にすると重曹がわずかに余り、後味にぬるつきが出ることがあります。気になる場合は1.3対1に戻してください。

Q. 作った炭酸水はどれくらい保存できますか。
密閉しても炭酸は少しずつ抜けていくため、作った当日に使い切るのが基本です。翌日以降は刺激がほとんど残っていません。

Q. 掃除用の重曹で炭酸風呂を作ってもいいですか。
湯船に入れて肌に触れる用途なので、口に入れる前提の食品添加物グレードを選ぶほうが安心です。掃除用は掃除に使いましょう。

Q. 炭酸水マシンがあれば重曹とクエン酸は不要ですか。
飲用だけならマシンで十分です。洗顔やお風呂のように大量に使う場面では、粉から作るほうが費用を抑えられるので、併用している家庭もあります。

Q. 子どもに飲ませてもいいですか。
食塩相当量の目標量は年齢が下がるほど小さく、1歳から2歳では1日3グラム前後です。飲ませる場合は大人よりさらに薄い濃度にし、量を決めて与えてください。

台所の粉ふたつで、暮らしの選択肢が増える

重曹とクエン酸で炭酸水を作る作業は、化学反応の理屈がわかると、分量を変えても失敗しなくなります。重曹が二酸化炭素のもと、クエン酸がそれを追い出す役、比率はおよそ1.3対1、冷たい水とすばやいフタ閉め。この四つを押さえておけば、飲むにも洗うにも湯船にも応用がききます。

そして、使い分けの見極めも同じくらい大切です。たっぷり使いたい場面は手作り、しっかり飲みたい場面は市販品や炭酸水マシン、掃除は混ぜずに別々に。台所の棚にある白い粉ふたつが、暮らしの中でどこまで役に立ち、どこからは別の道具に譲るべきかがわかると、無理のない形で毎日に取り入れられます。

この記事を書いたライター
木村さくら

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。

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