美味しい七草粥の作り方~子供が食べてくれるレシピ15選
お正月は、おせち料理も良いですが、食べ過ぎで疲れた胃腸を優しくいたわってくれる七草粥を食べたいものです。しかし、春の七草には独特のクセがあるため、子どもが敬遠しがちで、何とか食べてほしいと困っているママも多いのではないでしょうか。
そこで、全国のママが教えてくれた、子どもが喜んで食べてくれる七草粥レシピをご紹介します。ちょっとした工夫をするだけで子どもがパクパク食べてくれるなら試してみる価値はあります。
体験談を読むと、「子どもがなかなか食べてくれない…」と困りながらも、さまざまな工夫をしているママの様子が分かります。今年のお正月は、この作り方を参考に七草粥レシピに挑戦してみませんか。
七草粥はいつ食べる?

七草粥は、1月7日の朝食に食べます。この日は人日の節句(じんじつのせっく)と呼ばれ、中国から伝わった節句の風習と、日本に古くからあった年頭の若菜摘みの風習が合わさって、現在の七草粥を食べる形となりました。胃腸に優しいおかゆを食べることで、お正月に大活躍した胃腸をいたわってあげる意味があります。私たちを元気にしてくれる食べ物にも感謝したいですね。
シンプルな塩味
関西地方に住んでいる主婦です。夫と子ども3人の5人家族です。今年の1月に初めて七草粥を作りました。毎年この時期になると七草粥を食べるというのはわかっていましたが、子どもに季節の行事について知ってほしいということから作りました。
スーパーで七草すべて入っているセットを売っていましたので、初めは基本を大切にということで購入しました。次回からはせりやなずななど、手に入りやすいものだけを使ってみても良いかなと思いました。
味付けは塩にしてみました。シンプルな分、七草の風味を感じることができてよかったです。子どもたちは初めての七草粥でしたが、おいしかったようで、おかわりをしてくれました。残ったおかゆを昼食にしたのですが、卵を入れたらおいしかったです。
だしと味噌、溶き卵で中華風雑炊に

奈良県に住む5人家族で、小学生の娘二人と小さな息子がいます。日本のお正月の風習を教えておきたいと思い、七草粥を作りました。しかし、昔ながらの七草粥ではきっと喜んで食べないだろうなと、一工夫しました。
七草は、スーパーでセットを売っていたので購入しました。せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな(カブ)、すずしろ(ダイコン)の7種類です。どれがどれだか分かりませんでしたが、パックにはきちんと7種類入っていました。
味付けは、まず鮭とエビでだしをとりました。お鍋の後の雑炊と同じように美味しいだしになります。ご飯を煮立てて、少しだけ味噌を入れました。これだけでも美味しいのですが、栄養価を考えて溶き卵を入れました。すると、子どもたちは「美味しい!」と目を輝かせてパクパクと食べてくれました。
鶏ガラスープの素を入れました
私は山口県に住んでいます。家族構成は主人と娘の3人家族です。昨年の1月7日の朝ご飯に、スーパーで売っている七草粥パック(せり、すずしろ、すずな、なずな、はこべら、ほとけのざ、ごぎょう)と、義母より七草粥用にといただいた家庭菜園のダイコン(すずしろ)とカブ(すずな)を使って、七草粥を作りました。
その際に、娘の大好きな人参も一緒に入れ、溶き卵を入れました。味付けは最初、シンプルに塩だけで味付けしたのですが、娘は全く食べてくれませんでした。なので、市販の鶏ガラスープの素と、鮭フレークを少し足してみました。
すると、パクパク食べてくれました。娘はシンプルなお粥よりも、中華風にした方が好きだったようでした。今年は、娘が好きな中華風の七草粥を作りたいと思います。
サツマイモやカボチャを入れた
東北地方に住んでいます。家族は夫婦と子ども二人の核家族です。おかゆに入れる七草は、七草の中ではせり、ダイコン(すずしろ)、カブ(すずな)の3種類です。この三つ以外は、ちょっとクセがあり、大人も食べにくいので入れていません。その方がみんな喜んで食べてくれました。
うちの場合は、鶏もも肉を入れて出汁をとります。本来ならば肉は入れないと思いますが、塩味で、少し料理酒、香り付け程度に醤油を入れています。また、彩に人参も入れています。
あっさりしすぎると草の味が引き立って、子どもたちは食べてくれませんでした。それで、お肉と馴染みのある野菜を入れています。下の子が離乳食の頃は、サツマイモやカボチャを入れていました。それらを入れると自然な甘さになって美味しいです。
塩もみをしてから湯がいて入れる

関西に住んでいます。夫婦に子どもが二人いる四人家族です。おかゆに入れる七草は、よくスーパーでセットになっている七草を買います。ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、せり、なずな、すずな(カブ)、すずしろ(ダイコン)です。
味付けは、私は和風がいいのですが、子どもが食べやすいように、鶏ガラスープに醤油で味付けをして食べています。七草は塩もみをしてから湯がいておかゆに入れると、青臭さが軽減できるのですが、やはり子どもはおかゆが苦手なようです。
無病息災のために極力食べて欲しいので、片栗粉を入れておやき風にしてみたりすると食べてくれますが、お粥は進みが悪いです。面倒なのでお粥で食べてほしいのですが、まだ4歳と2歳なのでまだ苦味や青臭さは苦手みたいです。
二膳目は卵でとじる
宮城県にずっと居を構えている我が家は、夫と私、子ども3人の5人家族です。毎年お正月には、私特製の七草粥を作って、季節を感じるように心がけています。
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな(カブ)、すずしろ(ダイコン)といった、オーソドックスな七草を、シンプルに醤油と塩で味付けした七草粥は、年末年始の疲れた大人の胃腸はもちろんのこと、子ども達にとっても優しくて、とても食べやすい味になっているようです。
我が家の場合は、一膳目をシンプルに食した後は、卵でとじて二膳目を食べるのが毎年恒例になっています。普段はあまり食べる機会のないおかゆですが、七草粥だけは毎年、家族で和気あいあいと楽しみながら食べたいと考えています。
食べてくれるのは濃いめの味付け
現在秋田県に住んでいます。家族構成は夫と子ども2人です。お粥に入れる七草の種類は、なずな、すずしろ(ダイコン)、すずな(カブ)、せり、ほとけのざ、はこべら、ごぎょうですが、せりではなく春菊を使う時もあります。
お粥だけでは味が薄いので、味付けは鶏ガラスープを使い、お醤油を少し入れると子どもたちがよく食べてくれます。七草の他にかまぼこや鶏のささみをを入れたり、卵を溶いたものを入れると子ども達が食べやすいようです。
卵の他に、片栗粉を水で溶いた物を入れてあんかけ風にする時もあります。お粥なので、ボリュームがないと子ども達もあまり食べた気にならないようです。元々あまりお粥が好きではない子ども達ですが、濃いめの味付けであれば食べてくれるようになりました。
カリカリベーコンを散らすとおかわりしてくれる

毎年1月7日の朝には七草粥を食べるのが恒例になっています。私が住む埼玉では、自然の七草を摘むのは難しいので、いつも手軽にスーパーの七草セットを購入しています。それでも基本の7種は入っていて便利です。買い忘れてカブとダイコンの葉っぱで作った年もありました。
男の子2人に大きい子どものような夫。繊細な味付けをしてもなかなか箸が進まないようです。おいしくするにはお米から作るのは基本ですが、味付けは鶏ガラスープや干し貝柱を使い、しっかり味のついたお粥にします。
一緒にみじん切りにした長ネギも入れて、中華風にすると男子もたくさん食べてくれます。トッピングでカリカリベーコンを散らしていただきます。3歳の下の子もおかわりしてくれましたよ。
生麩を入れると華やかになる
夫、息子2人の4人家族で関東に住んでいます。七草粥は、息子達が物心つく前から作っています。スーパーで七草セットというのを買ってきて、息子達の目の前に七草を並べるんです。
「七草の種類はせり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな(カブ)、すずしろ(ダイコン)っていうんだよ」なんて、よく名前とセットに入っている七草を見比べては、どれがカブでどれがはこべらかなんて当てっこしたものです。
我が家の七草粥は至ってシンプルです。七草を先にそれぞれの種類ごとサッと塩茹でし、種類ごとに刻んで置きます。そして、塩だけで味付けしたお粥に、自分で後から先ほど刻んで置いた七草を入れて混ぜるという食べ方をしています。
というのも、先にお粥に七草を混ぜてしまうと、食べた時に必ず七草を摂取することができないと思ったからです。最初に種類ごと茹でて、各自それぞれに七草の全種類を別皿にとってあるので、これなら確実に七草を口にすることができますものね。
あとは、我が家では色とりどりの生麩も入れるのが特徴です。七草だけだと息子達にはちょっと物足りないようなのです。なので、彩りも兼ねて生麩も入れて華やかな七草粥にしています。
とろけるチーズをかけると大喜び
現在関東地方在住。会社員の主人と専業主婦の私、中1の息子と小5の娘の4人家族です。我が家が七草粥に入れる七草は、よくスーパーでセットで売られている七草セットです。七草セットというくらいですので、このパック一つで七草すべてが入っているものです。
以前は、味付けは塩味でシンプルに作っていましたが、子どもが病人食みたいだと言ってあまり食べてくれないので、味付けをアレンジ。我が家では鶏ガラスープや中華スープと少しごま油を入れて作ります。
七草の他に、子ども達の大好物のツナ缶やコーン缶、細かく刻んだ鶏肉や溶き卵などを入れると喜んで食べてくれますし、できたおかゆの上にとろけるチーズをかけてあげると、更に大喜びで食が進む様子です。
鶏肉を入れるとコクが出る

関東地方に住んでいます。我が家の家族構成は、夫と子どもと自分の3人家族です。七草粥に入れるのは、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな(カブ)、すずしろ(ダイコン)の定番の七種類です。
味付けは、かつおぶしでとったお出汁にお酒、お醤油、お塩を少しずつ入れて味付けします。いつもさっぱりと薄味に仕上げるようにしています。七草の他には、子どもが好きなので小さく切った大根を入れることがあります。さっぱりとした感じよりも少しコクを出したいという時には鶏肉を入れる時もあります。鶏肉からもお出汁が出るのでおすすめです。
七草は、お正月の三が日が過ぎる頃になるとスーパーの野菜売り場に並ぶので、忘れずに買うようにしています。七草粥は、お正月料理で疲れた胃腸を癒やしてくれる存在です。
コンソメ味で喜んだ
私は現在関東地方に住んでいます。家族は4歳の娘と主人の三人家族です。4歳の娘は初めて七草粥を食べました。七草粥に使用した七草は、スーパーでよく売られている七草粥セットを使用しました。せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな(カブ)、すずしろ(ダイコン)が入っていたものです。
初めは、昆布だしと塩で味付けをしたところにご飯と細かく刻んだ七草を入れて作ったものを子どもに出したのですが、あまり食べてくれませんでした。そこで、思い切ってコンソメの素とピザチーズを入れて洋風にしたところ喜んで食べてくれました。
定番の塩味もいいですが、チーズで洋風もおいしかったです。また、サツマイモで甘い雑炊にしたり、ウインナーやコーン缶を入れたりしても、子どもが食べやすい甘いお粥になっておいしいです。ぜひ試してみてください。
卵でとじると美味しい
大阪府在住です。主人と私、2歳になる娘の3人家族です。七草粥の種類は、なずな、せり、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな(カブ)、すずしろ(ダイコン)の7種類で一般的なものです。昨年は娘にも無病息災を願って、七草粥を食べさせました。
しかし、普通の味付けではなかなか苦くて食べにくいだろうと思い、私は塩ベースでだしをとり、七草はすべてみじん切りにしました。最後に卵でとじて仕上げました。卵でとじると味もまろやかになるので、非常に食べやすくなりおすすめです。
主人も私も、正直七草粥が苦手ですが、卵でとじると美味しくいただけます。娘もぺろりと食べ、おかわりまでしてくれました。来年の七草粥は、また違った味付けに挑戦してみようと思っています。
ウェイパーで中華風

主人と私は関東出身なのですが、今は主人の仕事の関係で京都府に住んでいます。家族は主人と私、8才と4才の息子の4人です。七草粥はせり、なずな、ほとけのざ、ごぎょう、はこべら、すずな(カブ)、すずしろ(ダイコン)がセットになっているものを購入してきて作っています。
味付けは、ウェイパーを使って中華風にしています。ウェイパーは京都府に引っ越してきて初めて知った調味料です。ウェイパーさえあれば中華料理は簡単にできるので、便利な調味料です。
元々ほんだしと塩で和風にしていたのですが、子どもがなかなか食べてくれなくて、味付けを中華風にしたら食べてくれるようになりました。我が家の七草粥はすずしろ(ダイコン)を多めに入れています。ダイコン多めの七草粥は、甘くておいしいのでおすすめです。
生卵とごま油と醤油を混ぜたソース
私の家族は全員沖縄出身ですが、お正月を終えて1月7日には、「春の七草粥」を食べていました。せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな(カブ)、すずしろ(ダイコン)など七草粥の材料がセットになっていてスーパーなどで売っているので、それを使って我が家でも食べるようにしています。
私の家族は、旦那さんと娘と息子の四人家族ですが、子ども達が食べるにはなかなかクセが強くて、あまり好きではありません。なので、鶏がらと昆布で味をつけて、七草粥を作って、そのままでも食べられるのですが、子ども達はそれに、生卵とごま油と醤油を混ぜたソースをかけて食べます。これに焼き海苔をかけて、ごま油の香りで七草の香りを抑えるので、子ども達も美味しく食べてくれます。