シリコンスチーマーは、火を使わずに電子レンジだけで料理が作れる調理器具です。電子レンジの熱を使うことで調理時間を短縮でき、さらに食材から出た水分を活かして加熱できるため、鍋を使うよりも手軽に、素材のうまみを活かして仕上げられることもあります。
赤ちゃんの離乳食づくりにも便利で、容器のまま食卓に出せるので洗い物を減らせることから、多くのママ・パパに使われています。この記事では、忙しい毎日に役立つシリコンスチーマーの活用術10選を、具体的なレシピとあわせてご紹介します。さらに、種類ごとの選び方や安全に使うためのポイント、お手入れのコツまでまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
| 活用シーン | 作れるもの(例) | うれしいポイント |
|---|---|---|
| 忙しいときのメイン | 簡単うどん | 入れて待つだけ |
| 離乳食づくり | おかゆ(10倍~5倍) | 吹きこぼれ・焦げの心配なし |
| もう一品ほしいとき | もやしと豚肉 | 余り物で手早く |
| 油控えめに作りたい | ピーマンの肉詰め | 余分な油が落ちてあっさり |
| 洗い物を減らしたい | 寄せ鍋風 | そのまま食卓へ |
| 作り置き・保存 | 常備菜 | 容器のまま冷蔵・温め直し |
| 野菜をたっぷり | 温野菜 | お湯を沸かさず一度に |
| 麺類を手軽に | ナスのボロネーゼ | 別ゆで不要 |
| 定番の煮物 | 肉じゃが | 火加減いらずで時短 |
| 魚料理も手軽に | ぶり大根 | 下ごしらえで味しみ |
1時間は無いが美味しい料理を作って家族に食べさせたい時
シリコンスチーマーは、忙しいお母さん・お父さんにうってつけです。何が便利かというと、電子レンジに入れて時間を設定したら、あとは待つだけという点。待っている間に味噌汁やサラダを作れば、同時進行で食卓を整えられる優れものです。
材料を入れるだけの簡単うどん
子どもが大好きなうどんも、シリコンスチーマーなら簡単に作れます。
うどんを一番下に置き、水を適量入れます。キャベツ、ネギ、ニンジン、お肉をのせ、粉末だしをふりかけ、かつお節と少量の醤油をかけます。あとは蓋をしてレンジに入れ、タイマーをセットするだけです。
時間をかけずにさっと作れるので、シリコンスチーマーを活用して、家族においしい一品を用意しましょう。
2離乳食を簡単に作りわが子へ食べさせたい時
離乳食が始まった赤ちゃんのご飯といえば、おかゆですよね。10倍がゆから始まり、7倍、5倍と徐々に固めにしていきますが、そのつど鍋で作るのは手間がかかることもあります。
そんなときも、シリコンスチーマーを使えば、毎日のおかゆを手軽に作れます。
お米の状態からでも、炊いたご飯からでも、水の量と加熱時間を調整することでおかゆが作れて便利です。すりつぶす工程は省けませんが、鍋のように吹きこぼれたり焦げついたりする心配がないので、ほかの料理の合間に作れますよ。
鍋でご飯と水を入れて弱火で煮るおかゆ作りは、赤ちゃんがぐずると鍋を見ながらお世話をすることになり、なかなか大変です。シリコンスチーマーなら、規定量のごはんと水を入れてレンジにセットし、あとは待つだけ。時間の短縮になるうえ、火を使わないので赤ちゃんがぐずっても落ち着いて対応できます。
毎日の離乳食のベースになるおかゆ作りを、少しでもラクにする方法です。電子レンジで加熱するだけのシリコンスチーマーを上手に使いましょう。
3家族を待たせず手間をかけずにすぐもう一品作りたい時
毎日の食事の支度や子どものお世話に追われるなか、「あともう一品あれば」と思うことはありませんか。シリコンスチーマーを使えば、手早くもう一品作れます。
もやしをさっと洗って軽く水切りし、豚肉と一緒にシリコンスチーマーへ入れて、電子レンジのタイマーをセットします。出来上がったらポン酢をかけるだけで完成です。
手間をかけず、冷蔵庫にある物で手早く作れる一品です。余り物を活用しながら、簡単に時短料理をしちゃいましょう。
4油を控えめにして手早く料理を作りたい時
シリコンスチーマーは、油を使わなくても焦がさずに調理できる器具です。底面にある溝が、食材から出る煮汁や肉の脂を受け止めてくれます。蒸し料理のように、あっさりとしたおかずが手軽に作れますよ。
フライパンでピーマンの肉詰めを作るときは、油を引き、ピーマンとひき肉の間に片栗粉をまぶして崩れないように炒めますよね。シリコンスチーマーなら片栗粉をまぶす必要がなく、溝の上にそのまま並べて蓋をし、電子レンジのタイマーをセットするだけで完成です。溝に余分な脂がたまるので、盛りつけるときは別容器に脂を移すのがおすすめです。
お肉から出た余分な脂を落とせるので、あっさりと軽い仕上がりになります。油を控えめにしたいときの活用法として、ぜひ試してみてください。
5作った料理をそのまま食卓へ!洗い物を減らしたい時
鍋タイプのシリコンスチーマーを使えば、寄せ鍋風の料理も簡単です。食べたい食材を入れ、タレを加え、電子レンジのタイマーをセットするだけで、手軽な鍋料理が出来上がります。
あらかじめ野菜などの食材を用意しておけば、鍋タイプのスチーマーに素材とタレを入れてレンジにセットし、あとは待つだけ。アクが気になる場合は、電子レンジでも使えるクッキングペーパーを表面にかぶせておくと、アクをしっかり取ってくれますよ。
出来上がったらスチーマーのまま食卓に出せるので、洗い物を減らせます。野菜をたっぷり食べられて、素材から出たうまみも余さず味わえます。手間と時間を短縮できる、忙しい毎日の味方です。
6作った料理をそのまま冷蔵庫へ!温め直して食卓に出したい時
シリコンスチーマーは電子レンジの熱に強いだけでなく、冷蔵・冷凍の保存容器としても使えます。あらかじめ作っておいた料理をそのまま冷蔵庫や冷凍庫で保存し、食べるときに電子レンジで温めれば、容器を移し替える手間なく食卓へ出せます。
日中に作り置きしたおかずや、食べきれなかった料理は、スチーマーに入れたまま冷蔵庫で保管し、夕食の一品として出すことができます。
7温野菜を簡単に早く食卓に出したい時
シリコンスチーマーなら、温野菜を作るのにお湯を沸かす必要がありません。
大根・ニンジン・サツマイモ・じゃがいもなど火の通りにくい根菜類は底に敷き詰め、葉物を上にのせれば、一度にたっぷりの温野菜が作れます。顆粒コンソメや塩・こしょうで軽く下味をつけてもよいでしょう。
目の離せない幼児がいても、火を使わないので、電子レンジのタイマーさえセットすれば、あとは出来上がりを待つだけです。
取り分ければ離乳食にも使える、温野菜を手早く食卓に出したいときの時短活用法です。
8別ゆで無しで「パスタ」を早く簡単に作りたい時
パスタをゆでるには大量のお湯が必要ですよね。でも、シリコンスチーマーを使えば、わざわざお湯を沸かす必要がないんです。鍋にお湯を沸かす手間がなく火も使わないので、小さいお子さんがいるご家庭でも取り入れやすい方法です。
シリコンスチーマーに半分に折ったパスタを並べ、パスタが浸る程度の水を入れて、電子レンジ600Wで4分加熱します。水を捨て、ナスとひき肉をのせ、塩・こしょう、ケチャップ・オイスターソースをかけ、さらに600Wで3分加熱します。鍋やフライパンを使わずに、簡単ナスのボロネーゼの出来上がりです!
お湯も鍋も使わず、スチーマーに入った状態で食卓に出せるので、大幅な時短になります。手軽なレパートリーの一つに加えてはいかがでしょうか。
9定番の煮物「肉じゃが」を早く作り食卓に出したい時
鍋で肉じゃがを煮るのは、火加減を見ていないといけないので、ちょっと面倒なときもありますよね。シリコンスチーマーなら、電子レンジに5分ほど入れるだけで、手軽においしい肉じゃがが完成します。
底から、火の通りにくい順にじゃがいも、ニンジン、その他の野菜を入れ、一番上にお肉をのせます。上から調味料をかけたら、蓋をして電子レンジ600Wで2分30秒加熱します。いったん蓋を開けて軽くかき混ぜたら、再び600Wで2分30秒加熱して完成です。
じっくり煮た場合に比べると味の染み込みは控えめになりますが、圧倒的に短時間でできるので、一度試してみてください。調味料を工夫すると、ひと味違った肉じゃがも手軽に作れますよ。
10人気の魚料理「ぶり大根」を簡単においしく食卓に出したい時
手間のかかる魚料理も、シリコンスチーマーを使えば簡単です。15分でおいしい「ぶり大根」が作れます。ポイントは前日の簡単な下ごしらえ。保存容器にぶりとチューブ生姜を入れ、市販の煮魚のつゆ(めんつゆでもOK)をかけ、冷蔵庫でなじませておくだけなので手軽ですよね。
シリコンスチーマーに面取りした大根を入れ、前日漬け込んだ煮魚のつゆをかけ、長ネギの青い部分とチューブ生姜を入れて蓋をし、3分加熱します。大根を裏返してさらに2分加熱。次に、漬け込んだぶりを入れて3分加熱し、ぶりを裏返して煮汁をかけながら、酒を入れて2分加熱します。ししとうなどの青みを添える場合は、最後にお酒を入れるタイミングで加えましょう。
しっかり味の染みた、ぶり大根の完成です。市販の煮魚のつゆは砂糖・醤油・みりん・だしで調合されており、チューブ生姜とお酒は魚の臭みをやわらげる役目。鍋を使わなくてもおいしく仕上がりますよ。
シリコンスチーマーの選び方
ひとくちにシリコンスチーマーといっても、形やサイズはさまざまです。使うシーンに合わせて選ぶと、より便利に活用できます。
- 形で選ぶ…浅めのドーム型は温野菜や蒸し料理向き、深めの鍋型は汁気のある鍋料理や煮物向き。使わないときに小さくたためる折りたたみ型は、収納スペースが限られるご家庭に便利です。
- サイズで選ぶ…一人分の副菜なら小さめ、家族分をまとめて作るなら大きめ。電子レンジの庫内に収まるかどうかも確認しておきましょう。
- 表示を確認する…電子レンジ・オーブン・食洗機に対応しているか、耐熱温度は何度までかを、購入前にパッケージでチェックすると安心です。
シリコンスチーマーの安全な使い方
製品によって異なりますが、多くのシリコンスチーマーは耐熱温度が250度程度、オーブンは220度程度まで対応しています。ただし、直火やオーブントースターでの使用は基本的に禁止されています。高温で溶けたり変形したりするおそれがあるためです。使う前に、必ずお手持ちの製品の表示を確認しましょう。
卵を加熱するときは、破裂を防ぐために、必ずつまようじなどで白身・黄身に数か所穴を開けてから加熱してください。
使用後は食洗機も使えます。手洗いするときは、やわらかいスポンジに中性洗剤をつけて洗いましょう。においが移ってしまったときは、重曹を入れた水に2時間ほど漬けておくと取れやすくなるので、試してみてくださいね。
シリコンスチーマーに関するよくある質問
Q. ラップは必要ですか?
蓋つきのシリコンスチーマーなら、基本的にラップは不要です。蓋をして加熱すれば蒸気がこもり、食材にしっかり火が通ります。ラップの節約にもなりますね。
Q. 加熱時間はどれくらいが目安ですか?
食材の量や電子レンジのワット数によって変わります。まずは短めに加熱し、火の通りを見ながら追加加熱すると失敗しにくいです。根菜など火の通りにくいものは薄めに切ると時短になります。
Q. においや色移りが気になります。
カレーやミートソースなど色やにおいの濃い料理は移りやすいことがあります。使用後は早めに洗い、においが残るときは重曹水に漬けおきを。気になる場合は、色移りしにくい濃い色の製品を選ぶのも一つの方法です。
Q. 赤ちゃんの離乳食づくりに使っても大丈夫?
電子レンジ対応の製品であれば、おかゆや温野菜づくりに活用できます。加熱直後は容器も中身も熱くなるため、やけどに注意し、必ず温度を確かめてから与えてくださいね。
まとめ
シリコンスチーマーは、火を使わず電子レンジだけで調理でき、そのまま食卓に出したり保存したりできる、忙しい毎日の心強い味方です。うどんやおかゆ、温野菜、パスタ、肉じゃが、ぶり大根まで、幅広い料理に活用できます。
選ぶときは形・サイズ・耐熱表示をチェックし、使うときは直火を避ける、卵は穴を開けてから加熱するなど、基本の使い方を押さえれば安心です。上手に取り入れて、時短でおいしい食卓づくりに役立ててくださいね。



