野菜嫌いを克服できる調理法に関する記事

野菜嫌いの克服:子供が苦手な10種の野菜を食べやすくする調理のコツ

野菜嫌いの克服:子供が苦手な10種の野菜を食べやすくする調理のコツ

野菜嫌いの子供が食べやすくなる調理のコツを、ゴーヤ・ピーマン・セロリ・トマトなど10種の野菜別に紹介。味覚の発達を踏まえた関わり方や、克服のきっかけになった体験談もまとめました。

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野菜嫌いの克服:子供が苦手な10種の野菜を食べやすくする調理のコツ

「せっかく作ったのに食べてくれない」「好き嫌いばかりで心配」——子供の野菜嫌いに頭を悩ませているママは多いですよね。でも、子供が野菜を嫌がるのには、ちゃんと理由があります。その理由を知って少し調理を工夫するだけで、驚くほど食べやすくなることがあります。

「好き嫌いしないで食べなさい!」と叱る前に、まずは野菜が食べやすくなる調理のコツを試してみませんか。こちらでは、野菜嫌いな子でも食べやすくなる調理法と、野菜嫌いの子との上手な関わり方、実際に克服できた先輩ママの体験談を紹介します。

そもそも、子供が野菜を嫌うのはなぜ?

子供が野菜を嫌うのは、わがままでも育て方のせいでもありません。味を感じるセンサーが発達の途中にある子供は、大人より味やにおいに敏感だといわれ、野菜特有の苦みや酸味、においを強く感じ取ります。

もともと、甘み・塩味・旨みは体に必要なエネルギーやたんぱく質のサインとして受け入れやすく、反対に苦みや酸味は「傷んだもの」「危険なもの」を見分けるサインとして本能的に警戒しやすいといわれています。ピーマンやゴーヤの苦み、トマトの酸味を嫌がるのは、成長の過程ではごく自然な反応なのですね。

こうした苦手な味も、少しずつ食べ慣れることで受け入れられるようになっていくとされています。大切なのは、無理じいせず「食べやすい形」で食卓に出し続けること。まずは、家庭でできる調理の工夫から見ていきましょう。

野菜嫌いの子供が食べやすくなる調理のコツ

嫌われがちな野菜は、苦み・香り・酸味・歯ごたえといった特徴が敬遠される原因になりがちです。そこで、その特徴をやわらげる下ごしらえや、気にならなくなる調理のコツを野菜別に紹介します。まずは全体像を早見表で確認しておきましょう。

野菜おもな苦手ポイント食べやすくするコツ
ゴーヤ苦み塩もみする/油と一緒に加熱する/鰹節をふる
ピーマン苦み丸ごとレンジ加熱/繊維に沿って縦に切る
セロリ香り・苦みカレー粉などのスパイス/ごま油で炒める
人参青臭さ・苦み加熱で甘みを出す/濃いめの味付け・ごま油
タマネギ辛み・におい・食感しっかり加熱/新タマネギ/水にさらす
青菜(ほうれん草・小松菜)アク・渋みゆでて水にさらす/だし・乳製品・卵と合わせる
トマト酸味・種の食感・皮湯むきして種を除く/加熱してソースに
ナス苦み・食感・皮肉巻きにする/揚げてチップスに
しいたけ香り・食感生を選ぶ/焼く・炒める/肉詰め
カリフラワーモサモサした食感蒸す/グラタン/ディップソース

ゴーヤ

ゴーヤを半分にカット

子供は大人より味に敏感だといわれ、なかでも苦みは本能的に警戒しやすい味。ゴーヤを嫌がるのは自然な反応なので、まずは苦みをやわらげる下ごしらえから試してみましょう。

塩もみする

塩もみをすると、水分といっしょに苦み成分も出ていきます。薄く輪切りにして塩もみした後、ツナ缶とマヨネーズであえると、食べやすいゴーヤサラダになりますよ。

加熱する
ゴーヤチャンプル

加熱すると苦みが抑えられます。とくに豚肉などといっしょに油で炒めると、苦みがやわらいで食べやすくなります。ゴーヤチャンプルーなどがおすすめですね。

ゆでたり炒めたりしすぎると、色鮮やかさや食感、風味が損なわれやすいので、加熱は手早くがコツです。「それでも苦みが残ってしまう…」というときは、鰹節をふりかけてみましょう。鰹節の風味が、苦みを気になりにくくしてくれますよ。

ピーマン

ピーマン細切り

ピーマンもゴーヤ同様、苦みが敬遠されがちです。おどろくほど食べやすくなる方法が、破裂防止に3cmほどの切り込みを入れてラップで丸ごと包み、500Wのレンジで30秒ほど加熱する方法。粗熱が取れてから切って料理に使うと、苦みが格段に減ります。

加熱で苦みは抑えられますが、輪切りではなく繊維に沿って縦に切ると、さらに苦みを感じにくくなります。縦切りなら青椒肉絲にちょうど良いので、ぜひ作ってみましょう。

セロリ

セロリ独特の香りと苦みが苦手な子も多いですね。この香りや苦みを気になりにくくしてくれる万能スパイスがカレー粉。みじん切りにして合いびき肉や他の野菜といっしょに炒め、カレー粉やケチャップ、クミンパウダー、こしょうを加えてドライカレーにすると、格段に食べやすくなります。

生のままでも、スライスしてカレー粉とマヨネーズで味付けし、鶏肉やハムと合わせてサラダにすると食べやすくなります。

ほかにも、ごま油で炒めたり、みじん切りにしてマヨネーズであえたりと、意外な組み合わせがきっかけで香りが気にならず食べられることもありますよ。

人参

青臭さや苦みが気になる人参は、加熱すると青臭さがやわらぎ、甘みも引き出されます。それでも気になるようなら、味噌や砂糖醤油など濃いめの味付けにしてみると良いですね。

細切りのきんぴら風がおすすめ。ごま油を使うことで、さらに青臭さが気になりにくくなります。

タマネギ

メンチカツ

タマネギは、歯ごたえや辛み、ツンとしたにおいが関門ですね。まずは春先に出回る新タマネギから試してみましょう。ふつうのタマネギより甘みがあって食べやすいです。タマネギは加熱すると辛みが飛んで甘みが増しますが、一度でも半生の辛いものを食べて「嫌い」と感じてしまうと、その後も苦手になりがちです。

芯の周りは切りにくく、大きく切ると半生になりやすいので注意。皮をしっかりむかないと筋が残って食べにくくなることもあります。串カツのようにしっかり油で揚げると、甘くてトロトロになり食べやすくなりますよ。

新タマネギを丸ごと素揚げして冷めてからスライスするなど、生タマネギの代わりに使うのもおすすめ。スライスして水にさらすと辛みがやわらぎます。みじん切りにして同じく苦手になりやすいピーマンとバターで炒め、ハンバーグに混ぜ込むのも良いですね。ハンバーグが難しければ、揚げてメンチカツにするのもおすすめです。

ほうれん草・小松菜などの青菜

ほうれん草や小松菜などの青菜は、ゆでて水にさらすとアクが抜けて食べやすくなります。青菜が苦手な子には、アク抜きをしっかりしてから調理しましょう。だしと醤油を2対1で割った割り醤油をかけると、だしの旨みで青菜独特の渋みを感じにくくなります。

また、青菜を食べやすくするには乳製品や卵が大活躍。グラタンやオムレツ、お好み焼きなどにすると、苦手な子でも食べやすくなるので、ぜひ試してみてくださいね。

トマト

トマトには、子供にとっての苦手ポイントがいくつもあります。嫌う理由はさまざまです。

  • 酸味が苦手
  • 種の部分のニュルっとした食感
  • 口に皮が残る感じが嫌
  • 青臭さ

とくに幼児期は、酸味や独特の食感を強く感じ取りやすいといわれます。これらを一挙に解決するには、皮を湯むきし、種の部分をスプーンでくり抜いてから調理に使うのがおすすめ。酸味と青臭さは加熱すると気になりにくくなります。煮込んでトマトソースにしておけば、パスタやピザ、チキンのトマト煮などに使えますよ。

ナス

なすの薄切りの揚げ物

ナスの苦みや、グニャッとした食感が気になる子も多いですよね。味噌汁などに入れると皮が口に残る感じも苦手なのかもしれません。そこで、やわらかい食感を生かした肉巻きはいかがでしょうか。子供は肉が大好きなので、豚バラ肉で巻くと角煮のようなトロッとした食感になり、外側の肉のうまみで食べやすくなります。

また、ナスの苦手ポイントをやわらげるのが「なすチップス」。ナスは油と相性がよく、揚げると苦みがやわらぎ、甘みも引き立ちます

なすチップスの作り方

  • スライスして水にさらす(アクが抜け、薄切りにすると皮も気になりません)
  • キッチンペーパーで水分を拭き取り、小麦粉をまぶして180℃の油で揚げる(カリッとした食感になり、甘みも出ます)
  • ねぎや鰹節、醤油少々をトッピング(旨みが加わり苦みも気になりません)

しいたけ

独特の食感と香りが苦手な子も多い、しいたけ。「生」と「乾燥」がありますが、香りが苦手な子には香りが穏やかな「生しいたけ」がおすすめです。煮物にすると独特の食感が際立ちやすいので、グリル焼きや炒め物にしてカリッと仕上げましょう。

おすすめは「しいたけの肉詰め」。かさの部分に合いびき肉を詰め、こしょうをふってグリルかオーブンで焼くだけ。チーズをのせて焼くと、子供が喜ぶメニューになりますよ。

10カリフラワー

カリフラワー

カリフラワーが苦手な子には、蒸して温野菜にしてみましょう。「丸ごとの形だと食べないのでは?」と思うかもしれませんが、蒸すと甘みや旨みが引き立ち、水っぽくなりにくいのです。カリフラワーは温野菜に向いているので、一口食べれば食が進むことも。

あのモサモサ感が苦手な子には、グラタンがおすすめ。ホワイトソースでとろみがつき、食べやすくなります。

さらに、ディップソースを添えると、おやつ感覚で食べられますよ。ディップソースは、マヨネーズとケチャップを1対1で混ぜるだけで子供好みの味になります。

野菜嫌いの子供への上手な親の関わり方

野菜嫌いの子と上手につき合っていくには、ママの心構えも大切です。関わり方しだいで、成長とともに食べられるようになることもあれば、苦手なままになってしまうことも。ここでは、気負わずにつき合うための4つのポイントを紹介します。

無理やり食べさせるのはNG

無理に口へ詰め込んだり叱ったりして食べさせるのはおすすめできません。その体験がつらい記憶として残ると、野菜を見ただけで嫌がるようになり、味覚が変わっても食べられないままになってしまうことがあります。

食べられたら褒める

食べることを強制する必要はありませんが、少しでも食べられたら大げさなくらい褒めてあげましょう。「食べられた」という体験は子供の自信につながります。褒めたり、いっしょに喜んだりして、前向きな気持ちを育ててあげたいですね。

「野菜っておいしい」と感じてもらう

最近は、トマトやピーマンが苦手な子でも食べやすい「フルーツトマト」や甘みのある品種も出回っています。まずは食べやすいものから「野菜はおいしい」という体験を重ねると、少しずつ苦手な野菜にも挑戦しやすくなります。

ママが気負いすぎない

「野菜を食べさせなくては!」とママが気負いすぎると、その緊張は子供にも伝わり逆効果になりがちです。1食や1日で完璧を目指さず、数日単位で全体のバランスをゆるやかに考えるくらいの気持ちで大丈夫。食べない時期が続いて心配なときは、乳幼児健診やお住まいの地域の保健センター、かかりつけ医に相談すると安心です。ママが笑顔でいることが、子供が食卓を好きになる一番の近道ですよ。

子供が野菜嫌いを克服したきっかけ体験談

ママの涙ぐましい工夫の結果、見事に野菜嫌いを克服できた子もいます。どのようにして食べられるようになったのか、先輩ママの体験談をみていきましょう。

くじエクボ
27歳

A家庭菜園で食育!

トマトが嫌いな3歳の娘。ミニトマトならプランターで手軽に育てられると思い、娘といっしょに育ててみることに。苗選びからいっしょにして、花が咲いて実をつけるまで楽しみに待ちました。

赤くなった実を自分の手でもぎとると、「これ、食べてみたい」と娘。「じゃあ、晩ごはんのサラダに添えようね。」と約束し、晩ごはんのときに、娘のお皿にミニトマトをのせました。

すると、当たり前のように口に入れ、「おいしい!」と。それからは、大きなトマトも食べられるようになりました。

ガリちゃん
29歳

Aおともだちとキャンプでバーベキュー

長男が4歳のとき、おともだち家族3組でデイキャンプに出かけました。どんなに調理法を工夫してもピーマンが食べられなかった息子ですが、このキャンプのときにバーベキューで、肉といっしょに串刺しにされた一口大のピーマンをおともだちがおいしそうに食べるのを見て、「ぼくも食べてみる!」と。

自然の中での解放感もあってか、テンションも高く、ふざけるような仕草をしながら本当にピーマンをたいらげてしまいました!でも、これ以来ピーマンが好きになったというわけではなく、嫌いなままですが、まったく食べないわけではなく、一口だけでも食べてくれるようになりました。

みぃママ
31歳

Aいっしょに作ったカレーライス

にんじんが大嫌いだった娘。当時2歳半でしたが、細かく切ってチャーハンにいれたり、すりおろしてホットケーキに入れたりしても、にんじんのオレンジ色を見つけるとダメでした。

そこで、私といっしょにカレーライスを作ってみることにしました。どうせにんじんを見つけるのなら、最初から料理に入れるところを見せちゃおうと思って。

2歳の誕生日にままごとセットを買ってもらってからままごとにハマっていたので、喜んでにんじんも自分で切っていました。カレーライスが出来上がって、「これ、みぃちゃんが切ったのよねぇ」とにんじんを見せながら言うと、おそるおそる口の中へ!

カレーなら食べやすかったのもあって、難なく食べられました。これが自信になったのか、それからはどんな料理のにんじんも食べてくれるようになりましたよ。

【FAQ】子供の野菜嫌いでよくある疑問

質問回答
野菜嫌いは無理にでも食べさせたほうがいい?無理じいは逆効果になりがちです。つらい記憶になると苦手が強まることがあるため、食べやすい形にして食卓に出し続けるのがおすすめです。
何歳くらいで食べられるようになる?個人差が大きく、いつまでにという決まりはありません。食経験を重ねるうちに、成長とともに食べられるようになる子が多いといわれます。あせらず見守りましょう。
野菜をまったく食べない日が続いても大丈夫?1食・1日で完璧を目指さず、数日単位で全体のバランスを考えれば十分なことが多いです。体重の増えや体調が気になるときは、乳幼児健診や保健センター、かかりつけ医に相談すると安心です。
刻んで隠して食べさせるのは意味がない?まずは食べられる工夫として有効です。慣れてきたら「これは○○だよ」と少しずつ見せて、「食べられた」という経験につなげていくと良いですね。

まとめ

子供が野菜を嫌がるのは、味に敏感な時期ならではの自然な反応です。苦み・酸味・食感といった苦手ポイントを、切り方や加熱、味付けでやわらげてあげれば、ぐっと食べやすくなります。

大切なのは、無理じいをせず、食べられたら褒め、ママ自身が気負いすぎないこと。「食べられた」という小さな成功体験を積み重ねていくことが、野菜嫌い克服への近道です。今日紹介したコツを、できそうなものから気軽に試してみてくださいね。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪