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お雑煮の具15~北海道から沖縄まで全国の作り方が大集合!

お雑煮の具15~北海道から沖縄まで全国の作り方が大集合!

お雑煮の具は全国各地でそれぞれ特色があります。ここでは、北海道から沖縄のママが教えてくれた全国のお雑煮の具をご紹介します。それぞれの家庭に伝わる美味しいお雑煮もいいですが、少し違った具材とお味でお正月を楽しんでみるのもいいですよ。

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お雑煮の具はこれが定番!北海道から沖縄まで伝わる作り方15

お正月に欠かせないお雑煮。おばあちゃんからお母さん、そして娘へと受け継がれてきた大切なお雑煮の作り方。これからも伝えていきたい料理ですが、たまには違う味も食べてみたいと思う時がありますよね。

ここでは、北海道から沖縄まで、全国のママが教えてくれた、それぞれの家庭で食べている伝統のお雑煮の作り方をご紹介します。いつものお雑煮に飽きたらぜひ試してみてください。遠くに住む家族のお雑煮を味わってみるのも、素敵な発見になるのではないでしょうか。

お雑煮とは

お雑煮は、新しい年にやってくる年神様(歳神様)にお供えしたお餅(鏡餅)を下ろしていただく(お下がりをいただく)という風習から始まりました。これにより、年神様の力が宿ったお餅を家族で分け合い、今年一年、家族が平和で健康に暮らせますようにと願いながらいただきます。豊かな実りに感謝する気持ちも大切にしたいですね。

 
   

みおん
30代後半

 
 

秋田はあっさりとしたお醤油味

    食卓に走る子供達  

秋田県に住んでいます。家族構成は夫と子どもが2人です。いつも作るお雑煮の味付けは、醤油と塩を入れたシンプルな味です。作り方は、醤油と塩を入れた出汁汁に鶏肉や舞茸、せりを入れて煮て、具材に火が通ったら、最後にお餅を入れて完成です。

 

最後に海苔とかまぼこを入れるのですが、海苔とかまぼこを星形にしたりして、子どもが楽しく食べられるように工夫しています。あっさりとしたお醤油味なので、子どももお雑煮を食べやすいようです。ゴボウをささがきにしたものを一緒に入れて煮ると、さらにゴボウの風味が出て美味しいお雑煮ができると思います。

 

お餅が食べられない小さなお子さんの場合は、お餅の代わりにうどんを入れてもとても美味しいです。小さな子どもがいても、家族でお雑煮を楽しめるのでとてもおすすめです。

 
   

Azu
20代後半

 
 

砂糖をまぜて食べる

 

結婚して実家を出て、今は東海地方に二人の娘と主人と暮らしています。お正月にはなるべく自分の実家に帰りたいのですが、主人の仕事の都合で帰れないときも多く、そんな時は自分でお雑煮を作るのですが、お餅は結構高いですよね。

 

私も主人も生まれはもともと関西なのですが、お互いの実家のお雑煮が全く違うため、主人用と子ども用(私の実家のお雑煮)と二種類作り分けています。

 

主人用は、シンプルなお吸い物のようなお雑煮です。義理母に確認したところ、毎年そうだと言っていたので、根菜を一緒にいれて白だしで味付けしています。私の実家のお雑煮は、母方の祖母が福井生まれなので、白みそに丸もちを使います。昆布でだしをとり、白みそを入れて、お餅を入れて煮ます。

 

ここまでは普通のお雑煮なのですが、「子どもたちがおいしく食べられるように」と母が考えたのが「砂糖をまぜて食べること」だそうです。それぞれのお椀に盛り付けた後は、好きなだけ白砂糖を入れて、仕上げに鰹節を振って出来上がりです!甘くてデザートのような感覚なので、結構な数が食べられます!

 

わが子にも好きになってほしくて毎年作ってあげますが、「おいしい~!パパも食べればいいのに~」と言っています(主人は抵抗があるようで食べてくれません)。

 
   

いっちん
30代後半

 
 

いくらを乗せる東北ならではの楽しみ方

    餅つきをしている家族  

宮城県に住んでいる我が家は、私たち夫婦と、小学生を筆頭に子どもが3人の5人家族です。我が家では、毎年夫の実家で年越しをするのですが、そこで私が作るお雑煮が、子ども達に大人気なんです。

 

それほど大きな特色のないお雑煮だと、自分では思うのですが、食べる前に入れるいくらを子どもたちは大好きな様子です。彩のつもりで入れているいくらですが、子ども達にとってはプチプチとした食感がとても楽しいみたいです。

 

しょうゆ味のお雑煮には、いくらの他に、鶏肉、せり、大根、ニンジンなどを入れています。お餅は、夫の実家でみんなでついた、つきたてのお餅を使用するので、これがまた美味しくなるコツなんです。我が家のお雑煮が、子ども達にとってお母さんの味になるといいなと思っています。

 
   

みかん
40代前半

 
 

赤い金時人参でお正月らしさを演出

 

関東地方に住んでいます。家族構成は、自分と夫、子どもの3人家族です。お雑煮は昆布とかつおぶしでとったお出汁に、お酒、みりん、お醤油、お塩を入れて味付けします。お味噌は入れません。

 

お雑煮に入れる具は大根、人参、鶏肉、小松菜の4種類です。昆布とかつおぶしでとったお出汁に鶏肉と調味料を入れ、半月切りやいちょう切りに薄く切った大根と人参を入れて、やわらかくなるまで煮ます。最後に4センチくらいに切った小松菜を入れ、一煮立ちさせたら出来上がりです。小松菜は、少しシャキシャキ感を残すのが自分流です。

 

人参は、年末年始になると売り場に並ぶ、金時人参を使うようにしています。普通の人参でももちろん良いのですが、赤い金時人参が入っているお雑煮は、よりお正月らしさが出るのでおすすめです。

 
   

そぼろ
35

 
 

岩手はイクラを入れるのがお決まり

 

東北に住んでいます。家族は夫婦と子ども二人の核家族です。味付けは醤油です。出汁は煮干しが多いです。お雑煮に入れるのは大根と人参、鶏もも肉と温めたお餅です。そして、トッピングに三つ葉といくらです。

 

出汁をとって野菜と肉を入れ、味付けは酒、醤油です。そして、必ず入れたいのがいくらです。いくらは岩手県の特産物です。ご飯に乗せて丼はもちろんですが、岩手ではうどんやそばに入れることも多いです。いくらを入れるとまた良い出汁が出て、つゆが美味しくなるんです。

 

いくらは温めると皮が白っぽくなります。最後に乗せると色がオレンジで綺麗です。さっと火が通るくらいで十分です。ぜひ県外の人にも試して欲しいです。つゆが醤油ベースなので、いくらとよく合います。

 
   

なおなお
30代前半

 
 

山口県は醤油味

    お雑煮を御代りしている女の子のイラスト  

山口県に住んでいます。山口県でお雑煮といえば、醤油味が一般的で、カツオや昆布で取った出汁に、丸いお餅と鶏肉、大根、人参などの野菜を具だくさんに入れて、最後に三つ葉を乗せるのが定番です。また、竹輪やかまぼこを入れても美味しいです。

 

私は主人と娘の3人家族です。去年、お正月にお雑煮を作りましたが、娘はまだ1歳でお餅は食べられなかったので、お餅以外の具材を小さめに刻んで、お餅の代わりにうどんを入れて食べさせました。

 

普段の娘は好き嫌いが多く、嫌いな鶏肉も入っていたので食べないかもと思っていましたが、予想に反してパクパク食べて、おかわりまでしてくれました。それからは、お正月でなくても娘のために作って食べさせています。今年のお正月も娘の大好きなお雑煮を作ろうと思います。

 
   

しおり
33歳

 
 

おすすめはサツマイモ

 

現在は関東に住んでいますが、出身は東北のため、私が作るお雑煮は東北風だと思います。家族は主人と4歳の娘の三人家族ですが、お雑煮を食べる年始は主人の実家に帰省しているため、両親、義姉、義弟の7人で食事をすることになります。

 

昨年末は、私がお雑煮作りを担当しましたが、主人の両親にも3歳の娘にも好評でした。味付けはシンプルな醤油味です。具は鶏肉、人参、大根、高野豆腐、干し椎茸、笹かまぼこ、三つ葉、餅です。

 

だし汁の中に千切りにした野菜、高野豆腐、戻した干し椎茸を千切りにして柔らかくなるまで煮ます。煮えたら鶏肉、笹かまぼこを加えて醤油で味を付けます。焼いたお餅をおわんに入れ、野菜と汁を入れて三つ葉を添えて完成です。

 

ポイントは野菜をくたくたになるまで煮ることです。甘みが増して柔らかくなり、子どもでも食べやすくなります。また、3歳の子どもにはお餅はまだ早いので、ご飯と片栗粉を軽くつぶして混ぜたものをフライパンで焼いてお餅代わりにしました。

 

定番の食材以外に入れるとお勧めなのが、サツマイモです。甘みが増して子どもも大好きな味になります。また、子どもが大好きなウインナーも意外とお雑煮に合います。普通の雑煮に飽きてきたら試してみてください。

 
   

きょんママ
30代前半

 
 

新潟では塩鮭の切り身を入れます

 

新潟県に住んでいます。八歳と一歳の息子がいます。だし汁に醤油と塩で味を調節したお雑煮を作ります。定番の材料といえば、大根、里芋、人参、こんにゃく、ごぼう、ねぎ、かまぼこ、しいたけ、お餅です。

 

お餅とかまぼこ以外をだし汁に投入して、野菜が柔らかくなるまで煮ます。そして、野菜が柔らかくなった頃に、かまぼこと塩鮭の切り身を入れるんです。そこで、鮭の塩分も出るので味を見ながら醤油と塩で調節していきます。

 

ここはお好みですが、私も子どもも薄味が好きなので、鮭の塩分だけでも充分だったりします。最後にお椀に盛って、カリッと焼いたお餅といくらを乗せます。この鮭といくらは新潟ならではのようですが、見た目的にもとても豪華になり、美味しいのでおすすめです。長男はこのいくらが目当てでお雑煮を楽しみにしています。

 
   

りょうはる
30代後半

 
 

北海道は甘エビの味噌が大好き

    甘海老  

北海道在住です。配偶者と7歳の小学生の息子、2歳になる娘の4人暮らしになります。味付けは、めんつゆです。具はシンプルに大根、人参、三つ葉、甘エビ、数の子です。

 

最初に20匹くらい用意した甘エビを軽く洗い、ひげや足を切って水気を切ります。次に、大根と人参を子どもたちが食べやすい一口サイズに切り、鍋に水と一緒に煮始めます。グツグツと煮だつ前に甘エビを入れます。すると、甘エビからいい出汁がたくさんでてきます。

 

野菜に火が通ったら、甘エビの出汁をそこなわないように、めんつゆで薄めに味付けをします。焼いた餅を先にお椀に入れ、汁と野菜をかけます。食べる直前に三つ葉と数の子をトッピングします。ちなみに甘エビは別皿に出して、長男と主人が頭の味噌を吸って身と食べてしまいます。甘エビのかわりなら、鴨肉を入れても絶品です。

 
   

ゆかり
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毎年新作の出る生麩が大人気

 

夫と息子2人の4人家族で関東に住んでいます。我が家のお雑煮は、私の実家のお雑煮と夫の実家のお雑煮を合体させたものです。私の実家も夫の実家も関東なのですが、私の実家は鰹と昆布ダシで具は大根、お餅、三つ葉、生麩、柚子、干し椎茸とあっさりしたもの。それに対して夫の実家は、鶏のもも肉、里芋、大根、人参など田舎汁のようなお雑煮なのです。

 

我が家では、それを合体させて、鶏のもも肉、大根、里芋をサッと炒め、そこに鰹だし、お酒、味醂、お醤油で味付けして、焼いたお餅と生麩を入れ、茹でておいた三つ葉や松葉切りにした柚子を飾り、お雑煮にしています。

 

我が家で特にお気に入りでおすすめなのが生麩です。生麩は美味しいだけでなく、毎年、生麩の形に新作が出るんですね。例えば、それまでは梅や松・竹だったのが、茄子や富士山など。一昨年の時にはハート型の生麩が出て、毎年お正月には目でも楽しませてもらっています。

 
   

あいか
30代後半

 
 

香川のまるであんみつ!あん餅入り雑煮

 

私は香川県出身で四国に住んでいます。家族は夫と子どもの3人暮らしです。我が家で子どもが好きなお雑煮は、香川県でよく食べられている「白味噌あん入り餅雑煮」です。「あん入り餅をお雑煮に入れる」と言うと、他の地域の方には驚かれますが、まるで甘味のようなこのお雑煮は、白味噌とあん餅の相性が良くとても美味しいんです。

 

作り方は簡単です。まず、だし汁で里芋、人参、大根が柔らかくなるまで煮たら、白味噌を加えて味を整えます。これを器に入れ、焼いたあん餅を入れるだけで完成です。体が芯から温まるので、寒いお正月の季節にぴったり。

 

私は、ぜんざいよりもこのお雑煮の方が好きで、これを食べると、「今年もお正月を迎えたな」と実感できます。他にも、カブの葉などを入れてもおいしくいただけます。

 
   

カンママ
40代後半

 
 

長崎はお醤油で味付け

    お雑煮専門店のイラスト  

長崎在住の2児のママです。生まれた時からこの味で慣れ親しんでいるので、この味しかしりませんでした。その長崎ならではの、お醤油仕立てのさっぱりとしたお雑煮です。あっさりしていて、お餅が何個でも食べられる感じで子どもに大好評です。

 

お雑煮の中身はといいますと、かしわ(鶏肉)、しいたけ、人参、かまぼこ、ささがきごぼう、白菜です。定番の他に、卵焼きを入れるのも美味ですよ。さらに七味をふりかけていただくと、旨味が増します。

 

長崎の島原地方に、具雑煮の専門店で姫松屋というお店がありまして、具雑煮の定番と言えばそこというお店で、いつもお客様で賑わっています。食べてみたいと思われる方、ぜひ一度足を運ばれてみてはいかがでしょう。長崎独特のお雑煮が味わえますよ。一度長崎のお雑煮、お試しあれ!

 
   

まあさん
30代前半

 
 

沖縄は濃い目に出汁をとる

 

私の家族はみんな沖縄出身で、お正月におせち料理はありませんでしたが、えびや豚肉などを使った豪勢な料理と、ぜんざいとお雑煮を食べていました。私は今、旦那さんと娘と息子の四人家族ですが、お雑煮は家族みんな大好きなお正月料理です。

 

味付けは、しいたけと昆布と鰹節をたっぷり使って濃い目の出汁をとって、最後に醤油を少し入れて味を整えながら作ります。お雑煮に入れる材料は、かまぼことほうれん草と鶏肉としいたけと焼き餅です。すっきりとした味のお雑煮で、出汁が濃い目なので子ども達はお代わりを何回もして食べます。

 

子ども達には、やわらかく湯がいた鶏肉が人気です。一度湯がいているので、余分な油が落ちてあっさりとして食べられます。香ばしい焼き餅は、そのまま食べてもいいのですが、だしをまとわせたまま最後に残しておいて、砂糖醤油をつけて食べて楽しんでいます。

 
   

のの
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1歳の子にはご飯を潰して入れる

    ご飯を食べている幼児  

市在住の主婦です。3歳と1歳の子供がおり、まだお餅をそのまま食べるのは無理なので、3歳の子には切り餅を2.5cm四方に切って焼いたものを、1歳の子にはご飯を軽く潰して丸めて焼いたものを入れています。

 

味付けは、私がかつおぶしをたっぷりきかせたおだしが好きなので、かつおだしにお醤油を少し足したものにしています。具は定番の小松菜(私の地域ではこの時期になるともち菜と呼ばれるようになります)、子供が好きで見栄えもよい手毬麩、にんじんや大根はクッキーの型で星やハートの形にすると子供が喜びます。

 

食べる直前に、かつおぶしとおぼろこんぶをかけていただきます。我が家ではお正月になるとお雑煮用のおだしが入ったお鍋と、ぜんざいのあずきが入ったお鍋がコンロに常駐していて、食べたくなった時にすぐ食べられるようにしてあるので楽です。

 
   

さゆり
20代後半

 
 

関西は白みそが定番

 

大阪府に在住です。主人と私、そして2歳になる娘の3人家族です。関西のお雑煮の味付けは白みそです。関東出身の主人は、最初こそ抵抗があったものの、「白みその方が美味しい」と言ってくれるまでになりました。

 

お正月になると、小学生になる姪っ子達の分まで大量に作りますが、具はにんじんや大根、里芋を入れます。すぐにお餅に火が入るように、お餅は電子レンジでチンをしておいて、柔らかくしてから入れます。大根などの野菜に火が通ったら、白みそと塩少々で味付けをします。

 

大根や里芋が苦手な子どもは多いですが、白みそで味付けをすると非常に甘くなり、苦手な子でも食べやすくなりますのでおすすめです。他にも鶏むね肉などもいい出汁が出るので、おすすめです。

この記事を書いたライター
木村さくら

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。

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