美味しいトマトの見分け方!スーパーで選ぶ7つのポイントと種類
トマトは夏が旬ですが、ハウス栽培や温室栽培が進んでいるため、一年中スーパーに出回っています。露地栽培の夏採れは熊本県、愛知県、栃木県産などが多い一方、ハウスや温室栽培の冬春ものは北海道、茨城県、福島県産などが主な産地です。皆さんが想像しているよりも、ずっとたくさんの種類のトマトが流通しています。
スーパーでトマトを選ぶとき、どのように選んでいらっしゃいますか。実は、美味しいトマトを選ぶにはいくつかのポイントがあります。これらを押さえておけば、同じ値段でもより美味しいトマトを選べますね。
ここでは、美味しいトマトの選び方と主なトマトの種類をご紹介します。ぜひ今日のお買い物から役立ててみてください。まずは見分けの7つのポイントを、下の表でまとめてチェックしましょう。
| ポイント | 見るところ |
|---|---|
| ① 色 | 全体が均一に濃い赤色 |
| ② 形 | きれいな球状 |
| ③ 重さ | 手に取ってずっしり重い |
| ④ ヘタ | 青くてみずみずしく、ピンと立っている |
| ⑤ お尻 | 放射状の白い線(スターマーク)がある |
| ⑥ 白い斑点 | ヘタ周辺に白い斑点がない |
| ⑦ ひび割れ | ヘタのまわりに茶色い筋(ひび)がない |
美味しいトマトを見分ける方法
スーパーにはたくさんのトマトが並んでいますが、どれが美味しいのか迷ってしまうことはありませんか。なかなか美味しいトマトに出会えない、せっかく買ったのに酸っぱい、水っぽい、という経験があるかもしれません。これからご紹介するポイントを押さえて選ぶと、美味しいトマトを見分けられます。ぜひスーパーで活用してみてください。
1.色が真っ赤で均一であること
全体が均一に濃い赤色になっているものを選びましょう。ヘタのまわりにわずかに緑色が残っていても大丈夫ですが、それ以外の部分の色味に差がないものがおいしいとされています。均等に丸くて、均一に赤いものを選ぶと間違いが少ないです。
2.形がきれいな球状であること
トマトは、きれいな球状のものほど中身が詰まっていて美味しいです。角ばったものは、中のゼリー状の部分が空洞になっていることがあり、水気が少なく風味が弱い場合があります。中身がしっかり詰まっていると、外側もきれいに丸くなります。
3.ずっしりと重いこと
トマトを選ぶときは、手に取って重さを確かめましょう。中に空洞があると軽く感じます。中身がしっかり詰まった、ずっしり重いものを選んでください。また、熟しすぎるとやわらかくなり、甘みが薄れることがあるため、表面が固いものを選ぶのもポイントです。
4.ヘタがみずみずしく立っていること
ヘタが青くてみずみずしく、ツンと上を向いて立っているものを選びましょう。トマトは実よりもヘタのほうが水分の蒸発が早いため、ヘタが先にしなびてきます。ヘタがしおれていたり、黒ずんだり、黄色くなったりしたものは、鮮度が落ちているサインです。
5.お尻に放射状の白い線(スターマーク)があること
トマトのヘタの反対側、お尻の部分を見てみましょう。てっぺんから白い線が放射状にのびて、星のような形になったもの(スターマークと呼ばれます)は、実がしっかり詰まっています。一般的に、糖度が高いトマトにはこの白い線が出てくる傾向があり、この星のマークが大きいほど甘みが強いといわれています。1個売りのトマトを選ぶときは、お尻をのぞいて星を探してみてくださいね。
6.白い斑点がないこと
ヘタの周辺に白い斑点があるトマトは、避けた方がよいでしょう。この白い斑点は、植物が呼吸する穴である「気孔」が開いた部分が白く見えるものです。
白い斑点がないトマトは、気孔が閉じているため、内部の甘みやうまみが逃げにくい状態にあります。斑点があるものは肉質がやわらかく甘みが弱くなる傾向があり、斑点がないものは肉質がぎゅっと締まって固めです。
7.ひび割れがないこと
実が育つときに水分のバランスが崩れると、ヘタの部分からひびが入ることがあります。ヘタのまわりに茶色い筋のようなものがあれば、それがひびです。ひびが入るとそこから水分が抜けやすく、味がぼやけたり、傷みやすくなったりすることがあります。トマトを選ぶときは、しっかりチェックしましょう。
知っておきたいトマトの種類と特徴
一口に「トマト」と言っても、さまざまな種類があります。世界では8000種類以上、日本でも120種類以上のトマトが栽培されているといわれています。スーパーで見かけたときに、特徴がわかるとお買い物しやすいですよね。ここでは、主なトマトの種類や特徴をご紹介します。まずは大きさ・味わいの傾向を表で見比べてみましょう。
| タイプ | 代表例 | 味わい・特徴 | 向いている食べ方 |
|---|---|---|---|
| 大玉 | 桃太郎、ファースト | 果汁が多くみずみずしい | 生食・サラダ |
| 中玉(ミディ) | フルティカ | 皮も果肉もしっかり、味が濃い | 生食・加工 |
| ミニ | アイコ、プチトマト | 甘みが強く食べやすい | サラダ・お弁当 |
| 調理用 | シシリアンルージュ、サンマルツァーノ | 加熱でコクとうまみが増す | ソース・煮込み |
| 高糖度ブランド | フルーツトマト、塩トマト、アメーラ | 糖度が高く濃厚 | 冷やして生食・マリネ |
桃太郎
1985年に開発された品種で、現在スーパーで最も多く売られている大玉トマトの代表的な品種です。皮が比較的かたく崩れにくいことが特徴。大玉ですが、品種改良で実を小さく育てて糖度を高めたものは、「フルーツトマト」と呼ばれることもあります。桃太郎には25以上の品種があり、中でも黄色い果皮を持つ「桃太郎ゴールド」などがよく知られています。
ファーストトマト
桃太郎トマトが普及する前によく食べられていた品種です。桃太郎トマトくらい大きく、お尻のてっぺんが尖っているのが特徴。皮が薄く、果肉が少なめで甘みがあります。傷みやすいため保存性は低いですが、昔ながらの味で今も根強い人気を誇ります。サラダなどでシンプルに食べると美味しいです。
ミディトマト
ミディトマトとは、大玉トマトとミニトマトの中間のサイズ(中玉トマト)の総称です。卵1個くらいの重さで、皮も果肉もしっかりしています。大玉よりも味が濃く感じられる品種も多く、好んで買う方もたくさん。このミディトマトには「フルティカ」などさまざまな品種があり、ドライトマトなどの加工にも向いています。
アイコ
ミニトマトの一種で、卵型やプラムのような形をしています。別名「ロケットミニ」と呼ばれることもあります。皮が厚く、しっかりした歯ごたえと高い糖度が特徴。黄色いものは「イエローアイコ」という品種になります。どんな料理にも使いやすいミニトマトです。
シシリアンルージュ
イタリアのシチリア島で開発された、調理用トマトとして人気の品種です。イタリアントマトの代表格ともいわれています。うまみ成分のグルタミン酸が多く、コクが感じられるのが特徴。加熱すると味わいが深まりさらに美味しくなるので、ソースに使われたり、炒め物にされたりすることが多いです。
フルーツトマト
フルーツトマトというのは、特定の品種名ではありません。水やりを極力控えるなどの特別な栽培方法で作られた、高糖度のトマトのことを、栽培者や販売者がそう呼んでいます。糖度は8度以上あり、サイズはミディタイプのものが多いです。冷やしてマリネなどにして食べるのがおすすめです。
塩トマト
塩トマトも品種名ではなく、土壌の塩分濃度が高いところで栽培されたトマトのことをいいます。熊本県八代地域で作られブランドになったことで、よく知られるようになりました。糖度は高く、その甘みの中に適度な酸味もあり、濃厚な味わい。加工品としても人気があります。
サンマルツァーノ
シシリアンルージュと並んで知られるイタリアントマトで、にんじんのような縦長の形をしています。サンマルツァーノの特徴は、煮込み料理に使っても煮崩れしにくいこと。果肉がたっぷりなので、加熱することで味わいが増し、パスタソースや煮込み料理にとても美味しく仕上がります。
プチトマト/ミニトマト
これも品種名ではなく、実の大きさが小さいトマトの総称です。ミニトマトともいわれますが、この中にもたくさんの品種があり、色も形もさまざま。一般的にトマトは、実が小さいほど甘みが強く感じられることで知られています。サラダの彩りやお弁当にも使いやすいですね。
アメーラ/アメーラビーンズ
アメーラは静岡県で開発された高糖度トマトのブランド名です。水やりを極力控える方法で栽培され、通常のトマトの3割くらいの大きさで成熟するため、甘みやうまみが凝縮された濃厚な美味しさになります。アメーラビーンズはさらに小型にしたもの。豆のような形で実に張りがあり、とても人気がありますが、価格は一般的なトマトより高めです。
マイクロトマト
実の大きさが10mmほどしかない、トマトの中でもっとも小さい品種です。2000年頃から市場に出回るようになり、実の色はオレンジや黄色、赤などさまざまで、強い甘みが特徴。サラダの彩りなどに適しています。
グリーンゼブラ
グリーンゼブラは、完熟しても黄色い縞模様の緑色のままのトマトです。「トマトは赤いもの」という思い込みが覆されますね。大きさはミディトマトと同じくらいから、少し大きいものまであります。切っても中は緑色で、果肉はしっかり。味は酸味が強く、シャキシャキした食感です。変わり種として食卓に並べると、家族の会話がはずみそうです。
ブラックミディ
ロシア原産の、皮が黒みがかった濃い赤色のトマトです。大玉はブラックトマト、中玉はブラックミディ、小玉はブラックチェリーと、大きさによって名前が変わる場合があります。酸味が控えめなので、まろやかな甘みで生でも美味しく食べられます。
トマトをおいしく保存するコツ
せっかく美味しいトマトを選んだら、おいしさを保って食べきりたいですよね。熟し具合に合わせて保存場所を変えるのがコツです。
| 状態 | 保存場所 | ポイント |
|---|---|---|
| 完熟している | 冷蔵庫の野菜室 | ヘタを下にして、ポリ袋に入れて |
| まだ青い・固い | 常温(直射日光を避ける) | 追熟させてから冷蔵へ |
| 使いきれない | 冷凍 | 丸ごと冷凍。凍ったまま加熱料理に |
冷やしすぎると味わいが落ちやすいので、食べる少し前に冷蔵庫から出すのがおすすめ。カットしたものは早めに食べきりましょう。
料理に合わせたトマトの選び方
トマトは品種によって、向いている食べ方が違います。料理に合わせて選ぶと、ぐっと美味しく仕上がりますよ。
| 料理 | 向いているトマト |
|---|---|
| サラダ・冷やしてそのまま | 大玉(桃太郎)、ミニ、高糖度ブランド |
| お弁当・彩り | アイコ、プチトマト、マイクロトマト |
| パスタソース・煮込み | サンマルツァーノ、シシリアンルージュ |
| 炒め物・スープ | 調理用トマト、ミディトマト |
トマトはどこから来たの?
トマトはナス科トマト属の1年生果菜です。原産地は南米のペルーやボリビアにかかるアンデス高地といわれています。大航海時代の16世紀にヨーロッパに伝わりましたが、当初は毒がある植物と誤解されていたため、観賞用とされていました。
ヨーロッパで食用として広まったのは18世紀になってからで、19世紀以降に本格的に栽培されるようになりました。日本に渡ってきたのは17世紀頃で、日本でも当時は観賞用として用いられていました。食用としての栽培が広まったのは明治時代以降、一般家庭に普及したのは第二次世界大戦の後です。今となっては、イタリアやスペインはもちろん、日本でもトマトなしでは考えられないほど重要な食材となっています。
みんな大好き美味しいトマト
トマトが大好き、という人は多いと思います。サラダやトマトスライスなどの生食だけでなく、トマト煮込みやミネストローネなど、さまざまな調理法がありますよね。トマトが必ず冷蔵庫に入っている、という人も少なくないでしょう。生のままさっぱりと、加熱してコク深くと、調理法によって表情が変わるのもトマトの魅力。日々の食卓で、いつも美味しく味わえたら嬉しいですね。
トマトの選び方についてよくある質問
Q. いちばん簡単な見分け方は?
お尻の「スターマーク」と、ヘタの状態を見るのがおすすめです。お尻に白い線が放射状に出ていて、ヘタが濃い緑でピンと張っているものは、美味しいトマトの目安になります。
Q. 甘いトマトを選ぶには?
ずっしりと重く、スターマークがはっきり出ているものを選びましょう。より甘さを求めるなら、フルーツトマトや塩トマト、アメーラなどの高糖度ブランドもおすすめです。
Q. 少し青いトマトを買ってしまったら?
常温で直射日光を避けて置いておくと、少しずつ赤く色づいていきます。好みの色合いになったら、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
Q. ミニトマトと大玉トマト、味の違いは?
一般的に、実が小さいミニトマトのほうが甘みを強く感じやすい傾向があります。大玉は果汁が多くみずみずしいので、サラダなど生食で楽しむのに向いています。
もうスーパーで迷わない!
スーパーには、どれを買っていいのか迷うほど多くの種類のトマトが売られています。品種によって見た目や特徴はさまざまで、合う調理法も違ってきます。今回ご紹介したのはそのごく一部ですが、覚えておくとスーパーでのトマト選びに大いに役立ちますよ。
また、レストランなどでどんな種類のトマトが使われているのか、注目してみるのも楽しそうですね。ぜひスーパーでのお買い物で、いつもと違うトマトを買って試してみてはいかがでしょうか。


