キラキラネーム実在人名クイズに関する記事

『キラキラネーム実在する理由・読みと漢字が謎かけすぎる名前』

キラキラネームが実在する理由と成長した子供たちを悩ませ苦しめる名前をご紹介。名付けの有り方、考え直しませんか?

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【キラキラネーム】本気で実在しているヘンテコな名前大集合

社会現象を巻き起こしたキラキラネーム。子供が幼稚園、小学校ともなるといよいよ身近に感じるものです。そのあまりの多さに、「自分たちの名付けもこの一部でキラキラだったんだわ…」と後悔してしまっている人も少なくないのだとか。

子供の幼稚園、小学校のお友達の中にも、何度も教えられても読めない&覚えられない名前の子が少なからずいる、または、うちの子の名前が何度も聞かれてしまって!ということもあるのではないでしょうか?実際に、園や学校からのお手紙に時々掲載される子供達の名前に、「誰?」「何て読むの?」という名前の多いこと。たくさんの子供の名前に慣れ親しんでいるはずの先生方も間違えてしまいますよね。

今回は読みと漢字がまるで謎かけな難解キラキラネームクイズと共にキラキラネームが実在してしまう理由にも触れていきたいと思います。

読みと漢字がまるで謎かけ、先生泣かせのキラキラネーム

なぜ一般人であり他人様の名前が世間から注目、批判されているのか?その理由として挙げられるキラキラネームの大きな特徴として、誰もが読みに苦労してしまうような一般には読まない当て字、難解すぎる当て字があります。文字で人の名前を見たとき、音・訓読み、その組み合わせを考え漢字を読みますよね。その常識が通用しないのがキラキラネームなのです。
以下にご紹介するのはネットでも話題をさらったツワモノのキラキラネーム。みなさんはどう読みますか?

難解キラキラネーム読み当てクイズ

Q「苺愛」…「何となくかわいい」成分100%で名前決定?

A いちあ・べりーあ

Q「黄熊」…「黄色い熊」といえば、ディズニーの有名キャラクター。

A ぷう

Q「七音」…虹→七色→音階?なんともスッキリしない感じですが…。

A どれみ・おんぷ

Q「希星」…「希望の星」その思いは伝わりますね。読めない。

A きらら・きてぃ

Q「今鹿」…答えを見て納得!今=なう…(笑)

A なうしか

Q「姫星」…「織り姫」を彷彿させますが読めない…。

A きらら・きてぃ

Q「琉絆空」…「琉」「絆」「空」漢字全てがかっこいいのに、欲張り過ぎたか、やっぱり読めない。

A るきあ

Q「大熊猫」…人名と思うと戸惑いますが、純粋に読んでいいようです。

A ぱんだ

Q「主将」…そのまま?いえいえ、ひとひねりあるようです。

A きゃぷてん

子供の名前に夢と希望を詰め込んだかわいい系・壮大系のキラキラネームから、思わず「ほんとに?!」と目を疑うものまでさまざまですね。

奇抜、非常識とも言われることもしばしばのキラキラネーム。これらを子供にネーミングしてしまう軽率に対する批判も然り、されどこんなアイディアに至るのも人の感性ってすごいな…と感じる部分も少しありませんか?しかし、キラキラネーム・DQNネームをつけられた赤ちゃんが成長した現在、自分の名前に悩み苦しみ、ついには親がつけた名前を拒否し改名を希望する子供達もいる、それは紛れもない事実なのです。

難解キラキラネームが実在するわけ

キラキラネームが巷に氾濫している理由は様々な原因があるとされています。以下ではキラキラネームを生み出していると言われている原因を3つ紹介します。気を付けましょう!

キラキラネームを生み出す原因1 マタニティハイ

妊娠期間中から子供の名前を考えるという方は多いはず。日々、大きくなるお腹に幸せをひしひしと感じハッピーオーラがマックス、これからの子育てに不安よりも期待のほうが大きくなる、いわゆる「マタニティハイ」(ホルモンのバランスで感情のバランスが乱れ、一時的に高揚しハイテンションになること)という状態も原因のひとつと言われています。

子供の名前を決定する際は、冷静な感覚を十分に取り戻せるだけの時間をおくこと、両親や友人、出来るだけたくさんの人のまっとうな意見に耳を傾けることも大切かも知れません。

キラキラネームを生み出す原因2 情報過多(流行)

名付けの際、たいていの方が一度は目にしたであろう名付けの本や雑誌、名前ランキング等も影響力があります。名付けのときは「みんな、どんな名前なんだろう」という思いで手に取ることが多いこれらの書籍や雑誌。つまり、「他の子と同じような名前にしたい」とか、逆に「他の子より抜きんでて目立つ名前にしたい!」など、名付けへの不安を埋めるための確認書籍として開いてしまうケースが多いのです。

しかし、そういったものの多くには、画数や名字との相性、流行の文字など実に様々な情報が記載されているので、読み進めていくうちに気になることが増えすぎたり、漢字の見た目の良さだけを意識し過ぎて本来の漢字の意味を見失ってしまうという傾向があるようです。子供にいいものを(名前)と思うからこそ気になってしまうかもしれませんが、情報過多な世の中で流され過ぎてしまわぬよう、視野を広くしっかり持つことが大切です。

キラキラネームを生み出す原因3 ヤンキー文字の影響?

例えば、「夜露四苦・よろしく」や「愛羅武勇・アイラブユー」など無理やり漢字を当てはめたツッパリチックなヤンキー文字。その斬新な読み方に衝撃を受けた人も多いでしょう。今、どんどん奇抜化していく子供たちの名前をみて、実在しているキラキラネームは、「なんとなくその名残りなのかな?」とヤンキー文字の延長線に見えてしまっている人もいるようです。

ノリや気分、情報に左右されないしっかりとした判断が必要

キラキラネームやDQNネームを作り出してしまうこれらの原因の影響もさることながら、一番の問題はやはり「子供の人生に対し一人の人生としてどう大切に捉えているか」という部分ではないでしょうか?核家族化が進んだことで、両親が子供の名付けに対して以前より自由に考えたり決定できるようになった半面で、全体的に「子供の人生」に対する責任感が薄らいでしまっているのは事実と言えるのかもしれません。

自由の対価「子供の名付け」はもっと責任を持ちもっと慎重に!

「人の子の名前までほっておいてくれ」「大きなお世話」と言われてしまったら、実際そうだとしか言えない部分もあります。どれも、名前に込められた思い・願いがあり、努力の果ての名前であって、法律を犯している訳ではないのですから…。

しかし、忘れてはならない大切なことがあります。子供ひとりひとりにはそれぞれの人生があり、生きているなか考え傷つき悲しむこともあるし、成長し、いずれは年齢を重ねおじさんおばさんになるのです。今は自分たちだけの世界にいるかわいい存在でも、決してペットの延長線上にはいられない人間なのです。

生まれたばかりの子供、待望の子供は両親にとって非常に大切な宝物ですがこれから数十年の人生を生きるひとりの人。子供への名付けに、両親の思いの反映を優先させるのではなく、名付けは子供の人生を第一に考えるべき。少し自由になり過ぎてしまった名付けの有り方を見直すべきなのかも知れません。

この記事を書いたライター

鈴木凛子

40代、趣味は付箋集め、晩酌が欠かせないのんべえですw