子供と楽しめるバスボムの作り方に関する記事

バスボムの作り方:子供と安全に手作り!びっくらたまご風やスイーツ型のレシピ

バスボムの作り方:子供と安全に手作り!びっくらたまご風やスイーツ型のレシピ

びっくらたまご風やスイーツ型のバスボムを親子で手作り。水分量のコツ、年齢別の役割分担、お風呂嫌いの子への声かけ、自由研究への広げ方まで実践的に解説します。

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バスボムの作り方!びっくらたまご風やスイーツ型を子供と安全に楽しむレシピ

完成したバスボム4種類

バスボムとは、重曹とクエン酸を主成分として固めた発泡性の入浴剤のことです。作り方がとても簡単なだけでなく、重曹と酸が反応して二酸化炭素が発生する仕組みを学べる、楽しい科学の実験にもなりますので、入園後の幼児や小学生との親子遊びにおすすめです。

子供用品としてはおもちゃが出てくる「びっくらたまご」が有名ですが、実は家庭で簡単に作ることができます。材料は重曹・クエン酸・片栗粉ともに100円ショップで揃えられるので、作り方を知っていれば、子供が喜ぶアイテムを節約しながら手作りできます。

子育て中はお風呂嫌いの対策として活用したり、親子で休日を楽しむために作ったりと、バスボム作りを親子で楽しむ人が多いです。ぜひあなたもチャレンジしてみてください。

この記事では、基本のレシピに加えて、うまく固まらないときの直し方、おもちゃを入れるときの年齢の目安、追い焚き付きのお風呂での注意点、自由研究への広げ方まで、作る前から後片付けまでの流れを順に紹介します。公的機関の情報や学習指導要領の内容は、2026年10月時点で確認したものです。

子育て4コマ漫画:バスボムの作り方

バスボム作りの子育て4コマ漫画

漫画のとおり、バスボム作りは「粉を混ぜる」「少しだけ湿らせる」「固めて乾かす」という3つの工程で進みます。細かい手順と、つまずきやすいポイントは次の見出しから写真つきで説明します。

バスボムが泡立つ仕組みと、失敗しない材料選び

バスボムのシュワシュワは、重曹(炭酸水素ナトリウム)とクエン酸が水に触れて反応し、二酸化炭素の泡ができるために起こります。粉の状態では反応しないので、水分は「固めるための最小限」にとどめるのが作り方の核心です。水を入れすぎると、お風呂に入れる前に泡の力を使い切ってしまい、固まらない原因にもなります。

子どもの発達の面から見ると、4~5歳ごろは「どうして?」と理由を知りたがる時期です。目に見えない変化を泡という見える形で体験できるバスボム作りは、原因と結果のつながりを実感しやすい題材になります。「粉と水が出会うと泡が出る」という体験を先に味わっておくと、「水は少しずつ」という約束の意味が子ども自身に腑に落ちて、霧吹きの回数を守りやすくなります。大人が「ダメ」と止めるより、理由を実験で見せたほうが、ルールが長続きします。

材料バスボムの中での役割選ぶときのポイント
重曹泡のもと(アルカリ性側)お風呂に入れるものなので、パッケージに「食用」と書かれたものを選ぶと安心です。袋の中で固まっていたらほぐしてから量ります。
クエン酸泡のもと(酸性側)こちらも「食用」表記のものを選びます。粒が粗いときは、ポリ袋の上から指でつぶして細かくします。
片栗粉(コーンスターチ)粉同士をつなぎ、泡の出方をゆるやかにする入れると溶けるスピードがゆっくりになります。入れない配合もあるので、好みで比べてみましょう。
水(霧吹き)生地を固めるのり役一度に入れず、霧吹きで1~2回ずつ。目の細かい霧が出るものが失敗しにくいです。
食用色素お湯に色をつける少量でも濃く出ます。耳かき1杯ほどから始めましょう。

配合の基本は、重さで重曹2:クエン酸1:片栗粉1です。次の基本のレシピの重曹100g、クエン酸50g、片栗粉50gがこの比率にあたり、半量なら重曹50g、クエン酸25g、片栗粉25gで作れます。はじめて作る日は半量で試すと、失敗しても材料を無駄にしません。

声かけの例です。「触っちゃダメ、危ないから」と止めるより、「白い粉は2種類あるよ。水に会うと泡が出るから、霧吹きはママと一緒に1回ずつね」と理由と役割を伝えると、子どもは自分の担当として受け取れます。作り始める前に「これは食べ物じゃなくて、お風呂に入れるものだよ」とひと言添えておくと、あとで口に入れようとする行動を防ぎやすくなります。

つまずきやすいのは、重曹やクエン酸が袋の中で湿気を吸って固まっているケースです。ダマがあると生地にムラができ、握ったときに崩れる原因になります。使う前にポリ袋に入れて手でもみほぐし、細かい粉にしてから量りましょう。

子供と作れる!基本のバスボム

完成した基本のバスボム

子供と一緒に簡単に手作りできる基本のバスボムは、ポリ袋を使うので直接材料を触る機会を減らせるため、子供の手を汚しにくいというメリットがあります。

はじめて作るときは、まずこの基本の配合がおすすめです。生地の固まり具合を一度体験してから応用レシピに進むと、水の量や型の選び方を自分で調整しやすくなります。

基本のバスボムの材料と道具

基本のバスボムの材料
  • 重曹 100g
  • クエン酸 50g
  • 片栗粉(又はコーンスターチ) 50g
  • 水 少々
  • 粉末食用色素(あれば)
  • 霧吹き(あれば)

この分量で4~5個作れます。霧吹きがない場合はポタポタと数滴の水を加えても作れますが、重曹とクエン酸の反応を防ぐため、水の加え過ぎには注意してください。

道具は、粉を量るキッチンスケール(なければ計量スプーン)、口が閉まる厚手のポリ袋、型、乾燥用のトレーがあれば十分です。型は、製氷皿、シリコンの焼き型、ガチャガチャのカプセル、ラップなど、家にあるもので代用できます。

バスボム作りの注意点

重曹やクエン酸は一般的に安全な材料ですが、人によっては肌荒れのリスクがあります。肌が敏感な方は素手での接触を避け、ビニール手袋などを使用することをおすすめします。

また、粉は舞い上がりやすいので、混ぜる作業は袋の中で行い、口を開けるときは顔を離しましょう。食べ物ではないので、口に入れないよう最初に約束しておくことも大切です。

作る前の段取りと時間の目安

作業は、テーブルにレジャーシートや新聞紙を敷き、型と乾燥用のトレーを先に並べてから始めます。週末の午前中、リビングのローテーブルで、兄弟が並んで座れる広さを確保しておくと、順番待ちのけんかも減ります。水を加えた生地は少しずつ反応が進むため、水を足してから型に詰め終わるまでを10分ほどで終えるつもりで、手順を先に頭に入れておきましょう。

工程時間の目安ポイント
粉を量って袋に入れる約5分色素は粉の一部に先に混ぜるとムラになりにくいです。
袋を振って混ぜる約2分空気を入れて口を閉じ、シャカシャカ振ります。
霧吹きで湿らせて握る約5分1~2回吹いて混ぜるを2~3回。握って形が残れば合格です。
型に詰める・成形する約5分スプーンの背でぎゅっと押し込みます。
乾燥させる半日~2日日陰で風通しがよく、湿気の少ない場所に置きます。

基本のバスボムの作り方

  1. 計量器の上の基本のバスボムの材料 クエン酸、重曹、片栗粉と、あれば食用色素を計量しながら袋の中に入れたら、袋に空気を入れて口を閉じ、シャカシャカとよく振って全体を均一に混ぜます。
  2. 材料に水を入れて混ぜる様子 霧吹きで水を1~2回吹きかけ、混ぜながら全体に水分をいきわたらせます。様子を見ながら袋の上からギュッと握って形が残れるくらいになるまで、この作業を2~3回繰り返します。水分が多すぎると重曹とクエン酸が反応して失敗するので、必ず少しずつ足しましょう。
  3. 混ざったバスボムの材料を型に詰めた様子 2を好きな型に詰めたり、袋の上からおにぎりのように握ったりして形成し、日陰で自然乾燥させて固めれば完成です。時間がたつと湿気を吸って発泡力が弱くなるので、乾燥剤を入れた密閉容器に入れて、1~2週間を目安に使い切りましょう。
    混ざったバスボムの材料を袋の上から成形する様子

もし上手く固まらなかったら?

水分量が多すぎたり少なすぎたりすると上手く固まりませんが、その場合はそのままお風呂に入れて、粉末の入浴剤として使用できます。

握り加減の見極めと、子どもに任せる作業の分け方

生地の合格ラインは、袋の上からぎゅっと握って手を開いたときに塊のまま形が残り、指で軽く押すとほろっと崩れるくらいです。握った直後に崩れるなら水分不足、手に生地がべたっとつくなら水分の入れすぎです。乾燥は、湿度の低い日なら半日ほど、梅雨どきや雨の日は1~2日かかることもあります。完全に固まる前に型から外すと割れやすいので、指で底を軽く押して硬さを確かめてから外しましょう。

年齢の目安任せやすい作業大人が担当する作業
3歳未満見学、できあがりを見て触る粉の計量・混ぜ・成形のすべて。粉は手の届かない場所に置く
3~4歳袋をシャカシャカ振る、型に生地をスプーンで入れる計量、霧吹きの回数管理、色素の取り扱い
5~6歳霧吹き、握って固める、色選び計量の確認、型出し、保管
小学生計量から成形まで、配合や色の工夫最後の安全確認と片付けの見守り

年齢の区切りは個人差が大きいので、あくまで目安にしてください。3~4歳ごろは「自分でやりたい」気持ちが強くなる時期で、手伝いより「役割」を渡すほうが、最後まで機嫌よく取り組めます。霧吹きを押す指の力が足りない子もいるので、両手で押してもよいことにしましょう。

NGな声かけは「もうそんなに入れたらダメ!貸して、ママがやるから」です。取り上げられた経験は、次に「やりたくない」につながります。伝わりやすいのは「霧吹きはシュッと1回したら、袋をモミモミしようね。2回やったらママにバトンタッチ」という、回数と交代のタイミングを先に決めておく言い方です。子どもは終わりが見えると安心して集中できます。

うまく固まらないときの原因と直し方

バスボム作りでいちばん多い失敗は、水分量の調整です。同じ配合でも、その日の湿度や気温で生地の感触が変わります。夏や梅雨どきは空気中の水分で生地がしっとりしやすいので、霧吹きの回数を少なめに、冬の乾燥した日は1~2回多めに足すと整いやすい傾向があります。原因を知っておくと、慌てず直せます。

こうなったらありがちな原因直し方
握ってもポロポロ崩れる水分が足りない。粉が均一に混ざっていない霧吹きを1回だけ追加して袋の上からもみ、もう一度握って確かめます。
型の中で泡が出る、翌日に型から溢れている水分が多すぎて反応が進んだその生地は型での成形をあきらめ、粉の入浴剤として使います。次回は霧吹きの回数を減らします。
型から外すと崩れる乾燥が足りない。型への押し込みが弱い半日から1日待ってから外します。詰めるときにスプーンの背でぎゅっと押します。
色にムラがある色素がダマになっている色素を少量の粉に先に混ぜて、全体に広げます。
数日後に表面が白っぽく崩れる保管中に湿気を吸った乾燥剤入りの密閉容器で保管し、1~2週間で使い切ります。

家庭でよくある場面を紹介します。型から外した瞬間に半分崩れて、子どもがしょんぼりしてしまうことがあります。「だから言ったのに」と言ってしまうと、子どもは「失敗は怒られること」と受け取りがちです。「大丈夫、粉のまま入れても同じようにシュワシュワするよ。どうして崩れたのか、お風呂のあとで一緒に考えよう」と声をかければ、失敗が「次の作戦会議」に変わります。

失敗をきっかけに、「水を減らしてみよう」「もう少しぎゅっと押してみよう」と自分で仮説を立てる子も多くいます。成功したときの喜びより、原因を探る経験のほうが、あとの自由研究や学校の理科につながる力になります。

びっくらたまご風バスボムの作り方

完成したびっくらたまご風バスボム

次は応用編です。基本のバスボムにプラスして、中からおもちゃが出てきて子供が喜ぶ市販のびっくらたまご風のバスボムを作ってみましょう。

びっくらたまご風バスボムの材料

びっくらたまご風バスボムにプラスする材料
  • 基本のバスボムの材料
  • おもちゃ(金属製や水に溶ける物以外)
  • ガチャガチャのカプセル
ガチャガチャカプセルに基本のバスボムとおもちゃを入れた様子

作り方は、ガチャガチャカプセルに基本のバスボムの生地とおもちゃを入れ、もう片方のカプセルとくっつけて乾かすだけです。

バスボムの生地を入れたガチャガチャのカプセル

生地が少ないと崩れてしまうので、両方ともカプセルの縁より多めにしっかり生地を入れるのがコツです。ギュッとくっつけたらそっと片方ずつ型を外し、乾かして固めましょう。

型から外すときに崩れやすい場合は、カプセルに入れたまま半日ほど置いてから外す方法もあります。おもちゃは生地の真ん中に置き、上からも生地で覆ってから、2つのカプセルを合わせます。生地の厚みがあるほど、おもちゃが出てくるまでに時間がかかります。

おもちゃを入れるときの大きさと年齢の目安

政府広報オンラインによると、3歳の子どもの口の直径はおよそ4cmで、ほぼトイレットペーパーの芯くらいの大きさです。それより小さな物は、飲み込む危険を常に考える必要があり、6mmから2cmほどのおもちゃは特に気道をふさぎやすいとされています。消費者安全調査委員会も、4cm以下の小さな玩具は乳幼児の手に触れない場所に保管するよう呼びかけています。

そのため、入れるおもちゃはトイレットペーパーの芯に入らない大きさを選びます。3歳未満のお子さんがいる家庭では、小さなおもちゃ入りのバスボムは作らないのが安心です。作る場合も、乳幼児が近くにいない時間と場所を選び、使うときは大人がそばでおもちゃを回収してください。尖った形のおもちゃも避けましょう。バスボムが溶けたあと、おもちゃが浴槽の底や排水口に残るので、遊び終わったら大人が回収して乾かします。

遊び方のコツは、「何が出てくるかな」と期待する時間を長く楽しむことです。4~5歳になると、結果を待つ間のわくわくを味わえるようになり、お風呂に入る動機づけにもなります。「今日のバスボムには、何が隠れているかな? ママも知らないんだ」と宝探しの言い方にすると、盛り上がります。逆に「ちゃんと洗ってからじゃないと入れないよ」と取引にしてしまうと、バスボムが「お風呂を我慢するごほうび」になり、お風呂嫌いの根本は変わりません。

つまずきやすいのは、きょうだいで「どっちがほしい」と取り合いになる場面です。作る段階でそれぞれの名前を書いたカプセルを用意し、「自分のおもちゃは自分が隠す」ルールにしておくと、出てきたときのけんかが少なくなります。

プレゼント用スイーツ風バスボムの作り方

マーブル模様のスイーツ風バスボム

基本のバスボムを作る時に一部を取り分けて色を付ければ、マーブル模様が綺麗なバスボムができます。

ここではシリコンの焼き型を使っていますが、模様があるのでガチャガチャのカプセルや製氷皿などのシンプルな形でも可愛く手作りできます。

幼稚園や保育園に入園すると、お友達とのプレゼント交換の機会が増えますが、おしゃれにラッピングすればお友達へのプレゼントにもピッタリです。

スイーツ風バスボムを作る様子

作り方は、基本のバスボムの粉に食用色素を入れて2色のバスボム生地を作り、型に順番に重ねて固めるだけです。

多い所と少ない所のムラを作ればマーブルに、均一に重ねればシマ模様になります。食用色素の色に青や黄色も使った3色のバスボムを作れば、お湯がまるで宇宙のようなインターギャラクティック風バスボムも作れます。

少しの量で交互に重ねて地層のようにしたり、上下で2色にしたりと自由に楽しみましょう。

2色以上の生地は、水を加えると時間とともに反応が進むので、色ごとに生地を作ったら手早く型に重ねます。色を分けるのは、最初に基本の粉を1つの袋で混ぜてから取り分け、取り分けた袋の中でそれぞれ色素と霧吹きを足すと、配合がそろいます。同じ型でも、色の順番や量で出来上がりが変わるので、子どもに「今日は何色を多くする?」と選んでもらうと、作品としての愛着がわきます。

お友達に贈るときは、スイーツのようにかわいい見た目だからこそ、食べ物と見間違えないよう配慮しましょう。こども家庭庁と消費者庁は、食品と見た目が似ている入浴剤は、子どもの目に触れない場所や手の届かない場所に保管するよう案内しています。ラッピングに、次のようなカードを添えると安心です。

  • 「食べ物ではありません」の一言
  • 材料(重曹、クエン酸、片栗粉、食用色素など)と作った日
  • 使い方(お湯に入れると泡が出ます。1回に1個)
  • 追い焚き機能は使わないこと、子どもの手の届かない場所に置くこと

声かけの例では、「お友達に渡すときは、『お風呂に入れるとシュワシュワするよ。食べ物じゃないよ』って伝えようね」と、子ども自身が相手に伝える形にすると、渡す側の責任感も育ちます。「これ、お菓子みたいでしょ」だけで渡すと、相手の小さなきょうだいが口に入れてしまう恐れがあります。

ミネラル塩&保湿成分入りバスボムの作り方

完成した塩ハチミツみかんバスボム

片栗粉の代わりに天然塩を入れると、ミネラル分を加えることができます。また、水の代わりにハチミツ(保湿成分)を入れると、しっとりとした仕上がりになります。

乾燥する季節のバスタイムにおすすめです。

さらに乾燥させたミカンやリンゴの皮、ジャスミンやバラなどドライフラワーを入れても素敵なバスボムができます。もし浴槽の掃除が気になる場合は、「だしパック」にバスボムを入れて使えば後片付けも楽です。

塩&はちみつバスボムの材料

塩&はちみつバスボムの材料
  • 重曹 100g
  • クエン酸 50g
  • しっとりした天然塩 50g
  • はちみつ 大さじ1
  • 干したミカンの皮とジャスミンの花

塩を含む粉類を混ぜたら、水の代わりにハチミツを入れて固めます。塩とハチミツの水分で固めますので、しっとりした天然塩がおすすめです。もし固まりにくい場合は、霧吹きで水を少しだけ加えます。

今回はミカンの皮やジャスミンのドライフラワーを混ぜて固めました。ハーブやドライフラワーは全部混ぜずに、一部を型に置いて上から生地を入れていくと表面に見えて綺麗です。

重曹は入浴剤の成分としても広く使われています。市販の入浴剤を使うのもいいですが、たまには親子でバスボムを手作りし、バスタイムを楽しみましょう。

塩入りのレシピで気をつけたいのは、追い焚き機能付きのお風呂です。塩分は金属をさびさせる成分なので、給湯器や配管を傷める原因になります。塩入りを使う日は追い焚きや自動保温を使わず、入浴後は早めにお湯を抜いて浴槽を洗い流しましょう。また、厚生労働省は、乳児ボツリヌス症を防ぐため、1歳未満の赤ちゃんにハチミツを与えないよう呼びかけています。お湯を口にしてしまうことも考えて、1歳未満の赤ちゃんと一緒に入る日は、ハチミツ入りのバスボムは使わないほうが安心です。

ミカンの皮は、食べ終わったあとに薄く広げて数日かけてカラカラになるまで干します。冬のおやつの時間にミカンを食べながら「この皮を乾かして、お風呂に入れてみようか」と声をかけると、食べる、干す、使うという季節の暮らしの流れを子どもと一緒に味わえます。しっかり乾いていない皮は、保管中にカビが出る原因になるため、触ってパリッと割れるまで乾かしてから使います。

市販の入浴剤を使った簡単アレンジ

食用色素やアロマオイルが手元にない場合は、市販の粉末タイプの入浴剤を活用する方法もあります。色や香りのついた入浴剤を少量細かく砕いて、重曹・クエン酸・片栗粉の生地に混ぜ込むだけで、手軽に色と香りをプラスできます。

ただし、入浴剤の種類によっては重曹やクエン酸と反応してその場で発泡が始まってしまうことがあります。一度に大量に混ぜず、少量ずつ加えながら生地の様子を見て調整しましょう。また、色の濃い入浴剤を使うと浴槽に色移りしやすくなるので、使用後は早めに浴槽を洗い流すと安心です。

この方法は、色や香りを子どもに選んでもらいやすいのも利点です。たとえば、親子で入浴剤売り場に行き、「今日はどの色にする?」と1つ選んでもらうと、買い物の時間も楽しい準備の一部になります。混ぜた入浴剤の色が思ったより薄いときは、生地全体を染めようとせず、表面だけに少しまぶすほうが色がはっきり出ます。

バスボムへのアロマオイル使用に関する注意点

バスボムにアロマを入れると香りを楽しめますが、日本アロマ環境協会では3歳未満では空気中の香りを浴びる芳香浴以外のアロマ使用を行わないよう注意を呼び掛けています。3歳~12歳でも大人の1/10の分量からスタートし、1/2までを目安としていますのでご注意ください。また妊娠中及び授乳中のバスボムへのアロマオイルの使用は、主治医や専門家に相談し、異常を感じたら直ぐに使用をやめて体を洗い流しましょう。

同協会は、入浴中は肌が通常より敏感になるため、3歳以上の子どもでもアロマバスはできるだけ避けるよう案内しています。また、精油は水に溶けにくく、原液が肌に触れると肌トラブルの原因になることがあります。子どもが入るバスボムは、香りなしか、ミカンの皮などの自然な香りで楽しむのが基本です。

お風呂嫌いの子にバスボムを使うときの声かけ

バスボムをお風呂嫌い対策に使いたい方は多いと思います。お風呂を嫌がる背景には、遊びを中断される切り替えの難しさ、顔にお湯がかかる不快感、体を洗う時間の長さなど、さまざまな理由があります。2~4歳ごろは、見通しが持てないと不安になりやすい時期なので、「お風呂に入ると、楽しいことが待っている」と予告できるバスボムは、気持ちを切り替える合図になりやすいです。

夕方の保育園帰り、夕食前のバタバタした時間帯に、子どもが遊びの途中で「お風呂やだ!」と言い出す場面を想像してください。NGなのは「早く入らないと、バスボムはナシだよ」というおどしです。バスボムが条件つきのごほうびになると、入っても気持ちは前向きになりません。伝わりやすいのは「今日のバスボムは、青とピンクのどっちにする? 選んだら、入れる係をお願いね」と、選ぶ権利と役割を渡す言い方です。子どもは「自分で決めた」ことで、お風呂へ向かう理由ができます。

年齢の目安お風呂での楽しみ方つまずきと対処
2~3歳泡が出る様子を見る、色の変化を指さす泡が消えると飽きるので、入浴の途中で別の遊びを用意します。バスボムは大人が入れます。
4~5歳色や形を選ぶ、自分で湯船に入れる、中身を予想する入れる場所と順番を決めておくと、取り合いが減ります。
6歳~小学生泡が出る時間を数える、色の混ざり方を観察する毎日だと特別感が薄れるので、週末のお楽しみにします。

パパが入浴を担当している家庭なら、「土曜の夜はパパとバスボムの日」と決めておくのも一案です。作る担当、入れる担当を分けると、パパと子どもだけの時間が生まれ、ワンオペになりがちな夕方の負担も軽くなります。祖父母宅でお泊まりするときは、小分けにした粉と型を持参すれば、離れて暮らす家族とも同じ体験を共有できます。

自由研究にも!仕組みを調べる親子の比較実験

バスボムは、同じ配合のまま条件を1つだけ変えて比べると、そのまま自由研究になります。比べる条件は1回に1つだけにするのが大事で、複数を同時に変えると、どの違いが結果を生んだのかわからなくなります。

  • 片栗粉あり・なしで、溶け終わるまでの時間を比べる
  • 霧吹きの回数(1回・2回・3回)で、固まり方を比べる
  • 粉の細かさ(ふるった粉・そのままの粉)で、泡の出方を比べる
  • 水とぬるま湯で、泡が出始めるまでの時間を比べる(触れる温度のぬるま湯で)
条件泡が出始めた時間溶け終わった時間気づいたこと
片栗粉あり
片栗粉なし

記録表は、スマホのタイマーで秒数を測り、鉛筆で書き込める形にしておきましょう。小学校では、6年生の理科の「水溶液の性質」で、水溶液に酸性・アルカリ性・中性のものがあること、気体が溶けている水溶液があることを学びます。文部科学省の学習指導要領(平成29年告示)は、2020年度から小学校で全面実施されています。バスボムの泡は、酸性のクエン酸とアルカリ性の重曹が反応して二酸化炭素ができる現象で、この学びの導入として楽しめます。

高学年なら、紫キャベツの煮汁を使うと、バスボムを溶かしたときの色の変化が観察できます。酸性とアルカリ性で色が変わるので、重曹水とクエン酸水の色も比べてみましょう。実験に使った液体は、飲み物と間違えないようにラベルを貼り、終わったらすぐに流します。

声かけでは、親が答えを教えてしまわないことがポイントです。NGな言い方は「それは重曹が反応してるからだよ」とすぐに説明してしまうことです。「どうして片栗粉があると、ゆっくり溶けたと思う? 予想を書いておこうか」と問い返せば、子どもは自分の言葉で理由を考えます。予想が外れても、「予想と違ったね、おもしろい」と受け止めると、結果に左右されず探究する姿勢が育ちます。

まとめ方は、「予想」「やったこと」「結果」「わかったこと」「新しい疑問」の5つの順に書くと整います。写真は、泡が出ている途中の1枚があると説得力が増します。

バスボムを使うときと、使ったあとの段取り

せっかく作ったバスボムは、使い方で楽しさが変わります。固まっていない粉のままだと、湯船の表面で発泡しやすいので、固めたバスボムをお湯に入れて沈めると、泡がゆっくり出ます。1回に使う量は1個を目安に、複数入れたいときは色が混ざって濁らないよう、同じ色味のものを選びます。

  • 入る前に、手や足先をお湯につけて、ピリピリしないか確かめる
  • 浴室の換気扇を回すか、窓を開けて換気する
  • 追い焚きや自動保温は使わず、お湯を足すだけにする
  • 入浴後は、お湯を抜いて浴槽をシャワーで流す
  • 残り湯は洗濯に使わない(色素や塩が残るため)

追い焚き機能付きのお風呂では、給湯器メーカーの案内でも、硫黄や塩分、酸(炭酸系など)、アロマオイル、溶けにくい固形物を含む入浴剤は使えないとされています。バスボムは酸と塩分、オイルを含みうるので、使う前に給湯器の取扱説明書を確認し、迷ったらお湯を足すだけの方法にしましょう。

お子さんが入浴するときは、バスボムの有無にかかわらず、大人がそばにいることが前提です。泡に夢中になると、お湯の中の動きが大きくなりがちなので、湯船に入る前に「泡が出ている間は座っていようね」と約束をしておくと安心です。使い終わったあと、乾いたバスボムが残っていたら、子どもの手の届かない場所にしまいます。

2026年10月時点で知っておきたい、手作りバスボムまわりの最新情報

手作りバスボムは、作り方そのものは変わっていませんが、周辺の公的な注意喚起や学びの前提は更新されています。条件ごとに整理します。

項目現行の内容対象いつから
塩素系洗浄剤とクエン酸塩素系洗浄剤は酸と混ぜると塩素ガスが発生する。必ず単独で使い、換気と保護具を使う浴室を掃除するすべての家庭国民生活センターが2026年3月18日に公表
おもちゃ入りバスボムの大きさ3歳の口の直径は約4cm。トイレットペーパーの芯に入る物は飲み込む危険がある3歳未満の子どもがいる家庭政府広報オンライン(2024年8月掲載)
アロマの使用年齢3歳未満は芳香浴以外を行わない。3歳以上でもアロマバスはできるだけ避ける子どもと入浴する家庭日本アロマ環境協会の現行の案内
手作り入浴剤の販売入浴剤は薬機法で化粧品や医薬部外品などに区分され、販売や広告にルールがあるフリマアプリなどでの販売を考える人現行制度
小学校理科6年生で水溶液の性質を学ぶ小学6年生(自由研究は全学年で可)2020年度から全面実施

浴室の掃除:塩素系洗浄剤とクエン酸を混ぜない

以前の前提:バスボムの後片付けや浴室の掃除では、クエン酸やカビ取り剤を「どれも浴室用だから」と気軽に重ねて使うことがありました。

現在の状況:国民生活センターは2026年3月、厚生労働省の「家庭用品に係る健康被害の年次とりまとめ報告」で2021~2024年度の家庭用品に係る吸入事故等の原因が洗浄剤(住宅用・家具用)で最も多かったと紹介し、塩素系洗浄剤を酸性洗浄剤と一緒に使うと塩素ガスが発生すると注意喚起しています。浴室内の実験では、スプレータイプの塩素系洗浄剤と酸性洗浄剤を一緒に使うと、数分後に塩素ガス濃度が16ppmを超えました。

家庭での対応の変化:バスボムを使ったあとの浴槽には、クエン酸が残っていることがあります。まずシャワーで十分に洗い流し、そのあとで塩素系のカビ取り剤を使う場合も、必ず単独で、換気をして使います。排水トラップに前の洗浄剤が残っていることもあるので、続けて別の洗浄剤を使わないことも大切です。塩素ガスが発生したらその場を離れ、体調に異変を感じたら医師に相談してください。

香りづけ:子どものお風呂は香りなしが基本

以前の前提:「子どもにおすすめの精油」を選べば、バスボムに香りをつけてもよいと考えられがちでした。

現在の状況:日本アロマ環境協会は、3歳未満には芳香浴以外を行わず、3歳以上でも入浴中は肌が通常よりも敏感になるため、アロマバスはできるだけ避けるよう案内しています。

家庭での対応の変化:子どもが入る浴槽に入れるバスボムは、香りなしを基本にして、香りを楽しみたいときはミカンの皮など自然な素材を使います。大人だけで使う場合は、精油の量は浴槽1回分で1~5滴が目安です。

販売:手作りバスボムは家庭内とプレゼントにとどめる

以前の前提:手作りが上手にできたら、フリマアプリなどで売ってみようという発想もありました。

現在の状況:入浴剤は、成分や表示によって薬機法(医薬品医療機器等法)の対象になる化粧品や医薬部外品、雑貨に区分され、製造や販売には許可などが必要になる場合があります。

家庭での対応の変化:手作りバスボムは、家族や、前述のカードを添えたプレゼントにとどめ、販売は避けましょう。販売を考えるときは、都道府県の薬務担当窓口に確認します。

バスボムの作り方と使い方へのQ&A

ビンに入ったバスボム

Q&A追い焚き機能付き浴槽では使えない?

意外と知られていませんが、追い焚きができる循環式浴槽にバスボムやバスソルトなどの入浴剤を使用すると、給湯器の配管が傷むことがあります。例えば、塩で金属が腐食したり、酸で内部の部品が壊れたりする可能性があるためです。

ですから追い焚きや自動温度調節機能は使用せず、残り湯も貯めっぱなしにしないようにしましょう。使用後はできるだけ早くお湯を抜き、浴槽を洗い流すことをおすすめします。給湯器の取扱説明書で、発泡系の入浴剤の可否も確認してください。

Q&Aバスボムは毎日使える?

バスボムの主成分である重曹(炭酸水素ナトリウム)には、皮脂汚れを落とす作用があります。このため、毎日使用すると肌に必要な皮脂まで落としてしまう可能性があります。

特に子供の肌は乾燥しやすいので、特別な日のお楽しみとして、週1回程度の使用を目安にしましょう。使う前に手や足先をお湯につけて、ピリピリしないか確かめておくと安心です。

また、使用後はシャワーでしっかりと体を洗い流し、肌の乾燥を防ぐためにも保湿クリームを塗るなどのケアを行うことをおすすめします。赤みやつっぱりなど肌に違和感があれば、その日から使用をやめましょう。

Q&A赤ちゃんや小さな子供に使っても大丈夫?

生まれて間もない赤ちゃんの肌はとてもデリケートで、バリア機能も未熟です。手作りのバスボムは重曹やクエン酸をしっかりした濃度で含むため、月齢の低い赤ちゃんへの使用は控え、まずは沐浴剤なしのお湯や低刺激性のベビー用入浴剤から様子を見るのがおすすめです。

お子さんの肌が敏感な場合や、使用を検討する場合は、事前にかかりつけの小児科医や皮膚科医に相談し、使用中や使用後に肌に異常が出たときはすぐに使用をやめてよく洗い流しましょう。また、びっくらたまご風バスボムに入れる小さなおもちゃは誤飲や窒息のおそれがあるため、乳幼児が一人で触れないよう、遊ぶ際は必ず大人がそばで見守ってください。

Q&Aバスボム使用中は換気が必要?

バスボムは水やお湯に入れると、重曹とクエン酸が反応して二酸化炭素が発生します。

バスボムを使用する際は換気扇を回すか、窓を開けるかして換気に配慮しましょう。

また、一度にバスボムを入れ過ぎないように注意しましょう。

Q&Aバスボムに香りを付けるには?

バスボムに香りを付けると、より楽しくリラックスできるバスタイムになります。

大人が使うバスボムなら、水を加えるタイミングでアロマオイル(精油)を2~3滴ほど加える方法があります。

ただし、肌に直接触れるものなので、信頼できるメーカーの精油(エッセンシャルオイル)を使用しましょう。必ず使用期限を守って使ってください。きちんとした精油には品名・学名・抽出部位・抽出方法が記載されています。

なお、精油は水に溶けにくく、原液が肌に触れないよう生地にしっかり混ぜ込む必要があります。精油の量は、バスボム全体で浴槽1回分に1~5滴を超えないようにしましょう。子どもが入る浴槽に入れるバスボムは、香りなしにするのが基本です。日本アロマ環境協会は、3歳未満には使わず、3歳以上でもアロマバスはできるだけ避けるよう案内しています。追い焚き機能付きのお風呂では、オイルを含む入浴剤は使えない場合もあります。

Q&A子供におすすめのアロマは?

アロマオイル(精油)の中には、3歳を過ぎてもおすすめできない毒性の強い種類もありますので、購入する際は注意しましょう。こちらでご紹介するのは、3歳以上の子供でも使われることがある香りの特徴です。お風呂ではなく、部屋の空気に香らせる芳香浴として楽しむのが基本です。

  • ラベンダー
    爽やかなお花の香りです。リラックスしたい時におすすめです。(妊娠初期は使用を控えましょう)
  • カモミールローマン
    青リンゴに似た優しい香りです。気持ちを落ち着かせたい時におすすめです。
  • ティートリー
    すっきりとした樹木系の香りです。気分をリフレッシュしたい時におすすめです。(妊娠中は使用できません)
  • オレンジスイート
    爽やかな柑橘系の香りです。リラックスやリフレッシュしたい時におすすめです。柑橘系の精油の中では、光毒性がないとされています。

Q&A洗濯に使える?

残り湯を洗濯に使う場合は、基本的に食用色素など色のつくものや塩を入れていないバスボムを使用した時のみにするのがおすすめです。色素が洋服についたり、塩で洗濯槽が傷んだりする恐れがあります。洗濯機の取扱説明書で、残り湯の使用条件も確認しましょう。

Q&A作ったバスボムはどのくらい保存できる?

手作りのバスボムには保存料が入っていないので、1~2週間を目安に使い切りましょう。乾燥剤を入れた密閉容器に、1個ずつラップに包んで入れると、湿気による発泡力の低下を防げます。表面が白く粉をふいたり、ふくらんで崩れたりしたら、風呂に入れず処分してください。

Q&A年齢が離れたきょうだいで作るときは?

上の子が作る側、下の子は見学や色選びの担当にすると、2人とも楽しめます。小さい子の手が届く場所に粉や型を置かず、おもちゃ入りのバスボムは、下の子が寝たあとか、別室で作ります。上の子には「ちびちゃんの口に入る大きさのものは、ここには置かないよ」とルールを伝えておきましょう。

Q&A食用色素で浴槽に色がついてしまったら?

お湯を抜いたらすぐにシャワーで流しましょう。時間がたつほど落ちにくくなります。色が濃く出やすいので、色素は耳かき1杯ほどから試し、淡い色から始めるのが失敗しないコツです。

親子で楽しむバスボム作りのために

バスボムは、重曹とクエン酸という身近な材料で作れて、作る時間、お風呂の時間、観察する時間と、一つの工作で三度楽しめます。年齢に合わせた役割分担と、おもちゃの大きさ、追い焚きの可否、アロマの使い方といった安全面の約束を先に決めておけば、親子の楽しい思い出になります。ぜひ家庭のペースで取り入れてみてください。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪