子どもの帽子サイズの選び方:52・54・56・58cmは何歳?測り方と調整のコツ
お子さんの帽子が大きすぎたり小さすぎたりすると、帽子を嫌がってしまう原因になることがよくあります。そのため、赤ちゃんの頃から頭の大きさを正しく測り、お子さんに合った適切なサイズの帽子を選んであげることが大切です。
日本で購入できる帽子には国内製品だけでなく、アメリカなど海外ブランド製品もあり、サイズ表記が異なるためにサイズ選びに困ってしまうこともあるでしょう。このような場合は、サイズ表で確認してから購入すると安心です。
また、幼稚園の制帽などの場合、数年間買い替えをせずに済むように大きめを購入するご家庭も多く、ブカブカなままで不快な思いをしているお子さんも少なくありません。大きめサイズの簡単な調整方法についても、合わせてチェックしておきましょう。
この記事では、頭囲の測り方から年齢別のサイズ目安、意外と見落としがちな深さの考え方、そして買ったあとの調整方法まで、順番に確認していきます。
帽子の種類で測り方が違う!子どもの頭囲の正しい測り方
子どもの帽子は、麦わら帽やニット帽のように浅く被るものと、キャップのように深く被るものがあります。そのため、帽子によって頭囲の測り方を変える必要があるのです。
正確な頭囲を測ったら、実際に帽子を購入する際は計測した頭囲より1~2cmプラスしたサイズを選びましょう。指が1本入るくらいが目安です。ぴったりサイズを選びたい場合はプラス1cm、ゆとりを持たせたい場合はプラス2cmを選ぶのがおすすめです。
帽子がきついと子どもが不快に感じるため、計測する際は締めつけ過ぎないように注意してください。
測るときにいちばんつまずきやすいのが、じっとしていてくれないことです。メジャーを頭に回した瞬間に振り向いたり、体をよじったりして、数字を読む前にずれてしまう。そんなときは、テレビや絵本など、正面を向いたまま数十秒だけ集中できるものを用意しておくと一気にラクになります。
「ちょっとだけ頭のまわりを測らせてね。10秒数える間だけ、この絵本を見ていて」
「今日はお店で帽子を選ぶから、その前に頭の大きさを調べよう。動かないでいられたら、好きな色の帽子を選んでいいよ」
といった声かけで、測る目的をひとこと伝えておくと、子どもも協力しやすくなります。
もうひとつのつまずきは、髪型による誤差です。ポニーテールや高い位置のおだんごのままだと、後頭部でメジャーが浮いて1cm近く大きく出てしまいます。測るときは髪をほどくか、低い位置でまとめてから測りましょう。逆に、普段いつも同じ髪型で帽子をかぶるお子さんの場合は、その髪型のまま測って合わせるほうが実用的です。
メジャーが手元にないときは、細長く切った紙テープやひもを頭に一周させ、印をつけてから定規で測る方法でも十分に代用できます。
麦わら帽やニット帽など浅く被るタイプは斜めに測ろう
麦わら帽子やニット帽は、キャップのように水平に被るよりも、少し斜めに被ることが多いです。子どもの頭囲を測る時は、この被り方にも注意して計測しましょう。
写真のように額中央の毛の生え際→耳のすぐ上→後頭部の最も出っ張った部分を通り、ぐるりと1周メジャーを回して子どもの頭囲を測りましょう。
この測り方は、帽子が頭の後ろ側に少し落ちた位置で安定することを前提にしています。麦わら帽子やニット帽は、前を上げ気味にかぶったほうが顔が見えて表情も明るく見えるため、実際のかぶり方に合わせた線で測っておくと、店頭での試着とのズレが小さくなります。
ニット帽の場合は、生地に伸縮性があるぶん多少の誤差は吸収してくれます。ただし、伸びる素材だからと小さめを選ぶと、脱いだあとに髪がぺたんとつぶれて子どもが気にすることがありますので、実測に1cmほど足したサイズを目安にすると扱いやすくなります。
キャップやハットなど深く被るタイプは水平に測ろう
深くかぶるキャップやハットの場合、頭にフィットし、深くかぶっても落ちてこないサイズを選んであげましょう。
写真のように額中央の毛の生え際→耳の付け根から指2本上→後頭部の最も出っ張った部分を水平に通り、ぐるりと1周メジャーを回して測ります。
ただし、「カッコよさを重視して少し浅めに被らせたい」という場合は、額中央の毛の生え際→後頭部のでっぱりの下2cmを真っすぐ、ぐるりと1周メジャーを回して測る方法もあります。
おしゃれなキャップの中には、後頭部まで頭が隠れるように斜めに被るデザインもありますが、子どもが外遊びをする際に斜めにかぶると、風を受けて帽子が飛びやすくなり、追いかけて拾いに行く手間が増えてしまいます。また、まぶしさを感じてつばの下から目を細めることになり、遊びに集中しにくくなることもあります。
同じ頭囲でも、この2通りの測り方では1~2cmの差が出ます。どちらの線で測ったかをメモしておくと、次に買い替えるときにも迷いません。母子健康手帳などに記録している頭囲は、赤ちゃんの発育を見るための測り方で計測されているため、帽子選びの数字とは一致しないことがあります。帽子用には帽子用として測り直すのが確実です。
乳幼児の月齢別帽子サイズ表(平均値)
乳幼児の頭の大きさには個人差が非常に大きく、同じ月齢でも約5~6cm、男女間では平均約1cmの差があることを理解しておきましょう。そのため、必ず実測した上で、以下の表はあくまで目安として参考にしてください。
ニット帽や麦わら帽子など赤ちゃん用の帽子は、3ヶ月で約2cm程度頭囲が大きくなりますので、締めつけ感がなく、動きの邪魔にならないサイズの帽子を選んであげることが大切です。
赤ちゃんの時期は「せっかく買ったのに数ヶ月で入らなくなった」ということが起こりやすい時期でもあります。その季節にしか使わない麦わら帽子などは、シーズンの後半になるほど窮屈になりますので、買うタイミングが夏の入り口なら少し余裕をもたせておくと、最後まで気持ちよく使えます。
出産祝いなどのプレゼントのため正確なサイズが分からない場合は、少し先の月齢や年齢の帽子を購入すると、いずれ使えるようになるため無駄にならず喜んでもらえるでしょう。
贈るときには「今すぐではなく、来年の夏ぐらいから使えるサイズにしてあります」とひとこと添えると、受け取った側もタンスにしまう場所を決めやすくなります。
国内・海外製品対応!子どもの帽子サイズ表(cm・US表示)
子どもの頭のサイズが分からない時には、こちらの便利なサイズ表を参考にして選びましょう。
ただし、日本国内で作られた製品や有名な海外ブランド帽子の多くはcm表示ですが、海外製品の中にはUS表示や国際基準表示のものもありますので、海外の表示についても知っておくと安心です。
また、同じサイズ表示がされていても、ブランドの規格によって実寸サイズが異なることがありますので、購入前に店員さんに「こちらのブランドは他のブランドより大きめですか?」などと確認することをおすすめします。
cm表示!日本国内の幼児用帽子サイズ表(平均値)
満1歳以上の幼児期になると、年に約1~2cmずつ大きくなる傾向があります。男女間では約1cmの差があるため、目安として活用してください。
アメリカなど海外製品の幼児用帽子サイズ表
アメリカなど海外のブランド帽子は、日本国内に数多く流通しており、おしゃれな海外ブランド帽子はプレゼントにも人気です。
こちらは3~6歳の幼児の帽子を選ぶ際に活用できる、海外の子供帽子のサイズ表です。
もちろん日本と同じcm表記や年齢表記をしているブランドもありますが、海外直輸入の場合は国際標準やUSサイズ表記になっていることが多いので、困った時はこの表を参考にしましょう。
また、アメリカでは大人用の服と子供用の服を区別するために、子供服全般のサイズ表記をアルファベットと数字で表しています。これが子供の帽子のサイズとして使われることもありますので、ぜひ知っておきましょう。
帽子サイズでも使われる!?子ども用衣類全般のUS表記
- Months(0ヶ月~24ヶ月)
3ヶ月は「3M」「3mon.」など - Toddler(2~4歳)
2歳は「2T」
海外表記でとくに間違えやすいのが、年齢表記が「その年齢の子に合う」という意味ではなく、「その国の平均的な体格を基準にした区分」だという点です。同じ「4T」でも、日本の4歳の子には少し大きいことも、思ったより浅いこともあります。年齢の数字だけで判断せず、必ずcmに読み替えてから選びましょう。
もうひとつ、海外ブランドではS・M・Lのようなアルファベット表記だけが書かれていることもあります。この場合は、商品ページの「head circumference(頭囲)」の数値を確認するのが確実です。数値が見当たらないときは、返品や交換ができるお店を選んでおくと、届いてから困らずに済みます。
52cm・54cm・56cm・58cmは何歳?年齢別サイズの目安一覧
「帽子 サイズ 子供 52」「帽子サイズ 子供 54」のように、数字から年齢の見当をつけたい場面はよくあります。園や学校からサイズ表だけが配られたときや、ネット通販で在庫のあるサイズが限られているときなどです。
次の表は、一般的に子ども用帽子で使われているサイズ展開と、そのサイズがおおよそ何歳ごろに当てはまりやすいかをまとめた目安です。頭の大きさは同じ年齢でも数cmの幅がありますので、あくまで「買い物前のあたりをつける」ための表として使ってください。
| 帽子サイズ | おおよその年齢の目安 | 選ぶときのポイント |
|---|---|---|
| 50cm | 2歳半~3歳ごろ | ゴムやあごひも付きが扱いやすい |
| 52cm | 3歳~4歳ごろ | 園の帽子で最も使われる時期 |
| 54cm | 5歳~6歳ごろ | 年長から小学校入学あたり |
| 56cm | 7歳~9歳ごろ | 小学校中学年まで長く使える |
| 58cm | 10歳ごろ以上 | 大人用のSサイズとも重なる |
この表を見ると、年齢が上がるほど1サイズでカバーできる期間が長くなることが分かります。乳幼児期は数ヶ月ごとに大きくなるため買い替えが必要ですが、56cmや58cmまで来ると2~3年使えることも珍しくありません。「子供 帽子サイズ 小学生」で迷ったときは、入学時に54cm前後、中学年で56cm前後、高学年で58cm前後という流れを頭に置いておくと選びやすくなります。
「7歳 帽子サイズ」を探している場合は、まず56cmを基準にして、実測が54cm台なら55~56cm、56cm台なら57~58cmという形で1~2cm足すと失敗が減ります。「子供 帽子サイズ 10歳」の場合は、すでに大人用の小さめサイズと重なってくる時期です。子ども用コーナーでサイズが足りないと感じたら、大人用の55~57cm前後の棚も見てみると、選択肢がぐっと広がります。
ここでつまずきやすいのが、きょうだいで同じサイズを使い回そうとするケースです。2歳差だから1サイズ違いだろうと考えても、頭囲は身長ほどきれいに差が出ません。上の子のお下がりを下の子に回すときは、必ずその場でかぶらせて、目の位置とつばの距離を確認してから決めましょう。
「お兄ちゃんのが余ってるから、ちょっとかぶってみて。目のところ、まぶしくない?」
「後ろがすかすかしない? うなずいてみて、ずれないか見てみよう」
この2つを聞くだけで、使えるかどうかはだいたい判断できます。
サイズ表だけでは決まらない「深さ」の見方
「子供 帽子サイズ深さ」という言葉で調べる方が多いのは、頭囲を合わせて買ったのに、なぜかしっくりこないという経験があるからです。帽子には頭囲のほかに、頭のてっぺんから縁までの深さ(高さ)という寸法があり、ここが合わないと、サイズが正しくてもかぶり心地が悪くなります。
深さが浅すぎると、帽子が頭の上にちょこんと乗った状態になり、少し動いただけで前や後ろにずれます。逆に深すぎると、目のすぐ上まで縁が下りてきて、視界の上半分が布でふさがれた感じになります。子どもが「なんかヤダ」としか言えないときは、頭囲ではなく深さが原因のことが少なくありません。
店頭やご家庭で確認するときは、次の3点を順番に見ていきましょう。
- 眉毛と帽子の縁の間に、指1本分のすき間があるか
- 耳の上に縁がかぶさって、耳が折れていないか
- 下を向いたときに、前にすとんと落ちてこないか
この3つがクリアできていれば、深さはおおむね合っています。とくに2番目の「耳が折れていないか」は見落としやすく、本人も痛いとまでは言わないため、そのまま数ヶ月使い続けてしまいがちです。かぶらせた直後に、後ろから耳の形を確認する習慣をつけておくと安心です。
深さは帽子の種類によっても大きく変わります。キャップは比較的深く、麦わら帽子やハットは浅めにできていることが多く、同じ54cmでもかぶった印象はかなり違います。ネット通販で買う場合、商品ページに「深さ」「高さ」「クラウン高」といった項目があれば必ず控えておき、手持ちの帽子で子どもが気に入っているものと比べてみましょう。手元の帽子の内側を定規で測れば、目安になる数字がすぐに分かります。
つまずきやすいのは、成長とともに深さの好みが変わる点です。小さいころは深くしっかりかぶるのを好んでいた子が、小学校の中学年ごろになると「浅くかぶりたい」と言い出すことがあります。これは友だちのかぶり方を見て真似したくなる時期だからで、無理に直そうとすると帽子そのものを嫌がる原因になります。
「浅くかぶりたいなら、その分だけ小さめのサイズにしないと落ちちゃうよ。次に買うときは一緒に選ぼうか」
と、かぶり方とサイズがつながっていることを伝えると、本人も納得して選びやすくなります。
サイズが合わない帽子を子どもが嫌がる理由
サイズが合わない帽子を被せると、次のような理由から子どもが帽子嫌いになることが多いです。
- ブカブカして違和感があり、気になる
- 風で何度も飛んでしまい、集中できない
- 窮屈で不快感がある
- 視野が狭くなる
こうなると、せっかく親御さんが気に入った帽子を購入しても、子どもは気が散って楽しく遊べなくなるため、すぐに脱ぎ捨ててしまいます。公園に着いた途端に帽子を放り投げてベンチに置き去りにする、砂場に置いたまま忘れて帰ってくる、といった場面に心当たりのある方も多いのではないでしょうか。
そのため、子どもに帽子を購入する際は、長く気持ちよく使ってもらうために、デザインや値段よりもサイズを重視して選ぶことが大切です。
とはいえ、子どもには子どもの好みがあります。サイズだけで決めてしまうと、今度は「この色いや」と言われて出番がなくなることもあります。おすすめは、親がサイズで2~3点にしぼり、その中から子どもに選ばせる方法です。
「この3つならどれもぴったりだよ。この中から好きなのを選んでいいよ」
「青と黄色、どっちが今日の気分? 選んだほうを買って帰ろう」
選択肢を絞ってから渡すと、本人が決めたという実感が残るため、かぶってくれる確率が上がります。
もしお下がりやサイズの合わない帽子を買ってしまった場合も、必ずサイズ調整をしてあげましょう。次の章で紹介する方法なら、裁縫が苦手な方でも短時間で直せます。
そもそも赤ちゃんや幼児に帽子は必要?その役割
帽子には、オシャレを楽しむだけでなく、日差しのまぶしさをやわらげたり、冬の冷たい風から耳を覆ったりといった、毎日の外出を快適にする役割があります。
夏の公園では、つばのある帽子をかぶっているだけで顔まわりに影ができ、砂場でしゃがんでいるときにも目を細めずに済みます。写真を撮ったときの表情も、まぶしさで顔がゆがまないぶん自然になります。
特に冬場は耳が冷たくて外遊びを嫌がることもありますので、耳を覆い隠せる帽子を被せてあげると、イヤーマフ(耳当て)より動きやすくて手軽です。走り回っても外れにくく、手袋のように落として探すこともありません。
幼稚園や保育園だけでなく、小学校に入ってからの遠足などでも帽子を被ってくるように指示されることがあります。園や学校で指定がある場合は、指定帽のサイズが合っているかを学期の変わり目ごとに確認しておくと、当日になって慌てずに済みます。
「帽子はかぶりたくない」と言う時期の子には、役割を説明するより、かぶる場面を限定するほうが受け入れられやすいことがあります。
「公園に着くまでの間だけかぶろう。滑り台のところで脱いでいいよ」
「帽子をかぶった日は、ママも同じようにかぶるね」
親が一緒にかぶってみせると、子どもは真似をしたがります。数日続けるうちに、帽子をかぶって出かけることが自然な流れになっていきます。
大きめの帽子も直せる!簡単なサイズの調整方法
1~2cm程度のサイズ差であれば、市販のサイズ調整テープで大きめの帽子を小さくすることができます。
入園直後のおおきめな幼稚園帽子の調整にも、この方法が断然おすすめです。
市販の帽子サイズ調整テープはホームセンターやネットで購入できますが、手軽に試したい場合は100均グッズを代用することをおすすめします。
100均にある!すきまテープを使った調整方法
やり方はとても簡単で、裁縫道具を使わないので、裁縫が苦手な人でも大丈夫です。
100均で売っているすきまテープを帽子のサイズに合わせてハサミで切り、ツバと帽子の間の布の内側(スベリの内側)に貼るだけです。
すきまテープはクッション性に優れているため、調整後も子どもが痛みや不快感なく使用することができます。
貼るときのコツは、一周ぐるりと貼らずに、まず後頭部側だけに貼って試すことです。後ろが浮くタイプのゆるみなら、後頭部の1ヶ所だけで解決することが多く、そのほうが蒸れにくく、かぶり心地も自然になります。それでもまだ大きいと感じたら、左右の側頭部に1枚ずつ足していきましょう。
つまずきやすいのは、一度に貼りすぎてきつくなってしまうことです。すきまテープは思ったより厚みがあり、1周貼るだけで2cm近く小さくなることもあります。子どもが「痛い」とは言わなくても、脱いだあとに額に赤い跡がくっきり残っていたら、貼りすぎのサインです。そのときは1枚はがして様子を見てください。
もうひとつ気をつけたいのが、テープの粘着面が布に残ることです。園の指定帽など、あとで下の子に回す予定があるものは、はがしたあとにベタつきが残ることがあります。心配な場合は、まず目立たない位置に小さく貼って一晩置き、はがれ具合を確かめてから本番の位置に貼ると安心です。
マジックテープを使うと風に飛びにくい
帽子が風で飛ぶのが気になる場合は、マジックテープのザラザラ面を帽子の内側に2ヶ所貼ると、髪に引っ掛かって飛びにくくなります。ただし、子どもが感触を嫌がることもありますので、初めは保護者の方の側で試してみると良いでしょう。
汗染み対策にもなる!キャップライナーを使った調整方法
すきまテープを貼るほどは大きくないものの少し気になるという場合は、汗汚れを防げる市販のライナーを使用することをおすすめします。ライナー自体に厚みがあるため、軽度のサイズ調整にも役立ちます。
キャップ&ハットライナー
NEW ERA(ニューエラ)
800円+税
抗菌、消臭、汚れ防止を目的とした商品です。帽子の内側にテープ式で貼るタイプのため、汗染みを防ぎながらサイズ調整としても使えます。
子どもは新陳代謝が活発で汗もかきやすいので、汗染み防止としても役立ちます。お気に入りの帽子をきれいに、かつ衛生的に使い続けることができるのも嬉しい商品です。
なお、価格は掲載当時のものです。購入の際は最新の情報をご確認ください。
ライナーを使うときにつまずきやすいのは、貼る位置です。前寄りに貼ると額に当たって気になり、後ろ寄りすぎると調整の効果が薄れます。額の生え際に沿うラインより、指1本分だけ内側に入れて貼ると、当たりが気になりにくくなります。
小さくなってきた帽子・きつく感じる帽子への対処
子どもの帽子で困るのは、大きすぎるときだけではありません。去年ぴったりだった帽子が、今年になると額に跡がつくようになる。これはよくあることです。
きついかどうかは、本人の言葉よりも、脱いだあとの様子で判断するほうが確実です。次のようなサインが出ていたら、サイズアップを検討する時期といえます。
- 脱いだあと、額や側頭部に赤い線がしばらく残る
- 自分から何度も帽子を持ち上げて位置を直している
- 以前より浅い位置でしか乗らなくなった
- すぐに脱ぎたがるようになった
ニット帽やコットン素材の帽子であれば、内側のサイズ調整テープを外したり、既製のアジャスターを一番ゆるい位置にしたりすることで1cmほど余裕が生まれます。麦わら帽子のように編み目が固定されているタイプは伸ばすのが難しいため、素直に次のサイズへ移るほうが早く解決します。
買い替えのタイミングは、シーズンの終わりに確認しておくのがおすすめです。夏の帽子なら9月に一度かぶらせてみて、きつければそのまま処分やお下がりに回し、翌年の分をメモに残しておきます。
「来年の夏、この帽子はもう小さいね。今度は56cmを買おうか」
「これはいとこの◯◯ちゃんにあげてもいい? まだきれいだから、使ってもらおう」
子ども自身に確認してから手放すと、お気に入りだった帽子が急になくなって不機嫌になる、といったすれ違いも減らせます。
園や学校の帽子でつまずきやすい場面と対処
園や学校の指定帽は、自分で選べないぶん、サイズの悩みが起こりやすいアイテムです。よくある場面を3つ挙げて、それぞれの対処を見ていきましょう。
ひとつめは、入園時に大きめを買ってしまう場面です。「3年間使うから」と2サイズ上を選ぶと、最初の1年はブカブカのまま過ごすことになります。この場合は、前の章で紹介したすきまテープで内側を詰め、成長に合わせて1枚ずつはがしていく方法が現実的です。買うときからこの前提で選んでおけば、無駄なく使い切れます。
ふたつめは、あごひもを嫌がる場面です。首まわりに当たる感覚が苦手な子は多く、園に着くとすぐ外してしまいます。ひもの長さが短すぎて締まっている可能性もありますので、まずは指2本が入るゆとりがあるかを確認しましょう。それでも嫌がる場合は、家にいる短い時間だけつけて慣らしていくと、抵抗が薄れていきます。
みっつめは、同じ帽子が並んで取り違えが起こる場面です。指定帽は全員が同じデザインですから、名前が見えにくいと持ち帰りを間違えます。内側のスベリ部分に大きめの名前テープを縫いつけるか、洗っても落ちにくい布用ペンで記名しておくと、本人も友だちも判別しやすくなります。ワンポイントの刺しゅうやアイロンワッペンで印をつけるご家庭もありますが、園によって装飾のルールが違いますので、先生に確認してから決めると安心です。
「自分の帽子はここに名前が書いてあるからね。かぶる前に一回見てみて」
と、確認する場所を決めてあげると、年少さんでも自分で見分けられるようになります。
ネット通販でサイズ選びに失敗しないための確認手順
試着ができないネット通販では、次の順番で確認していくと失敗が減ります。実店舗に行く時間がとりにくいご家庭ほど、この手順を一度決めておくとラクになります。
| 手順 | 確認すること |
|---|---|
| 1 | その帽子のかぶり方(浅め・深め)に合わせて頭囲を測る |
| 2 | 商品ページの頭囲がcm表記か、US・年齢表記かを確認する |
| 3 | 深さ(高さ)の記載を探し、手持ちの帽子と比べる |
| 4 | アジャスターの有無と、調整できる幅を確認する |
| 5 | サイズ交換ができるかどうかを確認してから注文する |
とくに4番目のアジャスターの有無は重要です。後ろにマジックテープやスナップの調整機能がついている帽子なら、2~3cmの幅を吸収できるため、多少大きめを選んでも実用できます。逆に、調整機能のないハットや麦わら帽子は、選んだサイズがそのまま結果になりますので、1cm単位で慎重に決めましょう。
つまずきやすいのは、レビューの「大きめでした」「小さめでした」という感想をそのまま信じてしまうことです。書いた方のお子さんの年齢や、どのかぶり方をしているかで印象は変わります。参考にするなら、実際の頭囲の数字が書かれているレビューだけに絞ると、判断を誤りにくくなります。
届いたら、まず玄関先でかぶらせて、前の章で紹介した3つのチェック(眉との距離・耳の折れ・下を向いたときのずれ)を確認しましょう。合わなかった場合、タグを切ってしまうと交換できないことがありますので、確認が終わるまではタグを残しておくのが安全です。
子どもの帽子サイズについてよくある質問
最後に、帽子選びの場面でよく出てくる疑問をまとめました。
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| 頭囲ちょうどのサイズを選んでもいい? | 成長を考えると1~2cm足すのが目安です。アジャスター付きなら実測+2cm、調整機能がなければ+1cmが扱いやすい選び方です。 |
| 母子健康手帳の頭囲を使ってもいい? | 測る線が違うため、帽子選びには測り直すことをおすすめします。数字が1cm以上ずれることがあります。 |
| きょうだいで同じサイズを使い回せる? | 頭囲は年齢差ほどきれいに差が出ません。必ずその場でかぶらせて確認してください。 |
| 洗うと縮む? | コットン素材は洗濯で数mm縮むことがあります。表示に沿って洗い、形を整えて陰干しすると変化を抑えられます。 |
| 大人用のSサイズは何歳から使える? | 55~57cm前後が中心のため、10歳前後から選択肢に入ります。深さが大人向けの寸法になっている点だけ確認しましょう。 |
迷ったときは、「実測に何cm足したか」「どのかぶり方で測ったか」の2つをメモに残しておくと、次の買い物が驚くほどスムーズになります。スマートフォンのメモアプリに、日付と数字だけ書いておけば十分です。
サイズがわかれば手作りも簡単!子ども用ニット帽
子どもの帽子の正確なサイズさえ測ってしまえば、毎年100均の毛糸などでリーズナブルかつピッタリサイズのかわいいニット帽を手作りしてあげられます。
リリアン編み機はダンボールと割り箸で簡単に作れますし、編み方もとっても簡単です。
手作りの良いところは、市販品では選べない深さの微調整ができることです。子どもが「耳まで隠れるのがいい」と言えばその長さで編めますし、浅めが好きなら短く仕上げられます。編みながら何度か試着させて、そのつど長さを決められるのは既製品にはない利点です。
色を選ぶ場面も、子どもにとっては楽しい時間になります。
「この毛糸の中から、自分の帽子の色を選んでいいよ」
「2色で編むこともできるよ。てっぺんだけ違う色にしてみる?」
自分で選んだ色の帽子は、多少かぶり心地が違っても大切にしてくれるものです。ママの手作りの帽子は子どもにとってもお気に入りになることが多いので、ぜひリリアン編みの帽子作りにも挑戦してみてください。





