ダイソー「毛糸でリリアン」編み機を使ってみよう~簡単なニット小物作りにチャレンジ!
子供のために何か手作りの小物を作りたいけれど、本格的な棒針やかぎ針の編み物は難しそう…と思っているママにおすすめなのが、リリアンタイプの編み機(スプールニッティング)です。この編み機を使えば、毛糸をかけて外すだけで筒状に編みあがるので、帽子、ネックウォーマー、マフラー、レッグウォーマー、腹巻など、輪状のアイテムを誰でも簡単に作ることができます。
リリアン編み機は、100円ショップのダイソーなどでも「毛糸でリリアン」や「編み物メーカー」、セリアの「ニット帽メーカー」などの名前で販売されており、初心者の間で大人気となっています。しかし、ここでは、市販のメーカーが手元になくてもすぐに始められる、割りばしとダンボールで手作りする画期的な方法をご紹介します。手作りなら、簡単なうえに、作りたいもののサイズに合わせて編み機の大きさを自由に変えられるので、子供の小さなグッズを作るのに非常に便利です。
こちらでは、ダンボールで作るリリアン編み機と基本の編み方、つまずきやすい終わりの編み方、そしてダイソーの毛糸で作るネックウォーマーやニット帽、マフラーの作り方など、毛糸でリリアンで作れるものを幅広くご紹介します。
リリアン編み(スプールニッティング)とは?あみぐるみも作れる?
リリアンとは本来、手芸用の細い糸の名前ですが、筒状のひもが作れる小さな編み機のことも総称して「リリアン」や「リリアン編み機」と呼んでいます。近年人気を集めている筒状にザクザク編める編み機は、英語では「スプールニッティング」や「ルーミング」と呼ばれています。
この編み機は、針が4~5本くらいの小さいもの(昔ながらのリリアン)なら細いひもしか作れませんが、ダイソーの編み物メーカーのように針が多い大きい編み機を使えば、筒状の編み物が簡単にできるのが特徴です。工夫次第で、パーツを組み合わせて「あみぐるみ(#リリアンあみぐるみ)」を作ることも可能です。
リリアンの糸じゃなく100均の毛糸でも作れます!
リリアン編みの小物は、専用の細い糸ではなく、普通の毛糸でも作ることができます。今回ご紹介するネックウォーマーやマフラーなども、すべてダイソーなどで買える一般的な毛糸を使っています。
毛糸は細いと編むのに膨大な時間がかかるだけでなく、手作りの編み機や大きいメーカーでは編み目がスカスカになりがちです。そのため、ダイソーの「毛糸でリリアン」等を使う際は、極太(または並太なら2本取り)のボリュームのある毛糸で編むことを強くおすすめします。
ダンボール製の自作リリアン編み機(編み物メーカーの代用)
手作りのリリアン編み機は牛乳パックやペットボトル、100均の仕切り板を使ったものなど色々ありますが、ここではどこでも手に入るダンボールと割りばしを使った簡単な作り方を見ていきましょう。
使う毛糸の太さによって編みあがりが変わるので、毛糸が細ければ針の間隔を狭くしたり、作りたいサイズより編み機を大きめにアレンジしたりすることをおすすめします。ここで使用しているのは、太さが約8mmの極太の毛糸です。
編み機の針の数について(重要)
リリアン編み(スプールニッティング)では、編み目をきれいに仕上げるために、編み機の針の数を必ず「奇数」にする必要があります。割りばしを並べる際に必ず数を確認しましょう。
リリアン編み機の材料
- 割りばし
- ダンボール(片面が剥がれているもの、または片面を剥がしたもの)
- ハサミ
- ガムテープ(布タイプがおすすめ)
リリアン編み機の作り方
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割りばしを割ってから半分の所に、ハサミで切れ目を入れて折ります。ハサミで挟んで切れ目を入れると、手で折れます。
ダンボールの片面をはがします。破損防止などの目的で使われる緩衝材用の元々片面だけのものであれば、そのまま使えます。ダンボールを縦幅7cmくらいの帯状に切ります。 -
ダンボールの凹みに割りばしを頭が同じくらい出るように、等間隔(1.5~2cmくらい)に並べます。ここでは15本と16本の割りばしを用意しました。最初と最後は3cmくらい開けておきます。最終的に針の数は奇数になるように調整しましょう。 -
ダンボールの中心と下の方に割りばしが落ちないよう、包むようにしてガムテープ(布タイプ)を貼ります。上につき出している割りばしの根元のほうをセロテープで挟むように貼って補強しましょう。 -
布ガムテープで輪になるようにつなぎ、底の方に1ヶ所5mmくらいの毛糸を挟むため、8mmくらいの切れ込みを入れます。つなぐ時は他のハリと同じ間隔になるように気をつけましょう。
大きく作りたい時は何個かつなげて、小さくしたい時は少し編みにくくなりますが写真のように「6」の形にテープを貼る方法もあります。この時、必ず針の総数が奇数になっていることを確認してください。
初心者でも簡単!毛糸でリリアン(編み物メーカー)の編み方・使い方
ダイソーの「毛糸でリリアン」や自作の編み機ができたら、さっそく編んでみましょう。使い方の基本はすべて同じです。
リリアン編みが初めての方は、太めで編み目の見やすい極太の毛糸で作ってみてください。間違えた時やサイズを変えたい時に元に戻しにくいため、モヘアやポンポンがついているものや毛足の長い毛糸は慣れるまでは避けたほうが良いでしょう。
仕上がりの大きさは、輪の大きさよりかなり細く(きつく)なりますので、実際作りたいものより大きめの編み機を使うようにしましょう。
リリアン編みに必要な材料
- リリアン編み機(針は奇数)、またはダイソーの「毛糸でリリアン」等の編み物メーカー
- 毛糸(直径8mmくらいの極太を使用)
- とじ針(又はゴム通し用の針)
- ハサミ
リリアン編みの手順(基本の編み方)
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編み機の底の切れ込み(メーカーの場合は糸をひっかける溝)に毛糸を挟み、針に互い違いにジグザグと毛糸をかけていきます。この時、挟んだ毛糸がとれやすいようなら、テープで留めてください。かけていく方向は右回りでも左回りでもどちらでもかまいませんが、編み終わりまでずっと同じ方向に編んでいきましょう。
2周するとすべての針の内側と外側に毛糸がかかった状態になるので、その状態から編んでいきます。 -
針にかかっている毛糸の上に新しい毛糸を水平に置き、元々下にかかっていた糸を手(または付属のフック)でつまんで、上の新しい糸をまたぐようにして針の内側に外して落とします。1つずつ隣の針に移っていき、同じことを繰り返しましょう。すると、どんどん内側の下のほうに編み目ができて垂れ下がっていきます。長くなってきたら、切れ込みに留めていた毛糸は外してください。 -
編み目がきつくなりすぎると、次の糸をまたがせにくくなり、出来上がりも小さく固くなってしまいます。上の写真のように「少し緩いかな」というくらいに、毛糸を緩めてふんわり編みましょう。
目を飛ばしてしまった時や編み目がきつすぎて戻したい場合は、針から糸を外せば元に戻せます。少し戻すなら1つずつ、かなり戻すなら全部外して糸を引っ張ればすぐにほどけていきます。
また、途中で色を変えたい時や毛糸が無くなった時は、新しい毛糸と古い毛糸を片結びにして、結び目が編み地の裏側(内側)にくるようにします。色を変える場合、底の切れ込みの場所を目安にすると、段の変わり目が分かりやすいでしょう。
迷いがちな「終わりの編み方(閉じ方)」
初心者の方が一番迷うのが、「毛糸でリリアンの終わりの編み方はどうやるの?」という閉じ方の部分です。
編み終わりをギュッと絞って帽子のようにする場合は、編み機の円の1周分と少しの毛糸を残して切ります。絞らずにマフラーのように筒状のまま平らにしたい場合は、1.5周〜2周分の糸を残して長めに切ります。
切った毛糸をとじ針(毛糸用の太い針)に通し、編み機の針にかかっている目を下からすくうようにしてとじ針を通していきます。一周すべての針の目にとじ針を通したら、編み機からすべての毛糸をスポッと外します。
最後に、編み地を縦に手でギュッギュッと引っ張り、編み目を整えましょう。生地が縦に伸びて、輪が細くきれいな形になります。絞る場合はそのまま糸を強く引いて結びます。
毛糸でリリアンで作れるもの1:簡単ネックウォーマー
ネックウォーマーはマフラーと違い、頭からかぶるだけなので子供でも着けやすく、ほどけて落としたり、遊具に引っかかったりしない点が安全でとても良いです。編み方も筒状にまっすぐ編むだけで手軽に出来るので、初心者におすすめの作れるものナンバーワンです。
ネックウォーマーは首や顔の敏感な肌に直接触れるため、毛糸のチクチクする感じが苦手な子供には、ポリエステルのふわふわ・もこもこした毛糸(ダイソーのモールヤーンなど)を使うなど、肌触りが良い毛糸を選ぶようにしましょう。
ネックウォーマーの作り方
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サイズは頭さえ通れば自由です。編み機の針の数を調整しましょう。今回は、頭囲52cmの4歳児のネックウォーマーを作ります。頭囲を測って、針31本で76cmを輪にして編み始めましょう。もし、サイズが合わなければ、毛糸をほどいて編みなおしが簡単です。 -
編み機で好きな長さまで編みます。極太毛糸の場合、ちょうど1玉で21段編めました。編み終わったら2周分糸を残して切り、終わりの編み方の手順で始末をして完成です。今回の編みあがりは縦10cmでしたが、目を整えると14cmに伸びて、60cmの輪が首にフィットする43cmの輪に縮みました。
ネックウォーマーのサイズの目安
個人差はありますが、極太の毛糸でふんわり編むと、だいたい頭囲50~54cmくらい(1歳半~10歳くらいまで)のサイズになります。1歳前後の赤ちゃんの場合、頭囲40~46cmくらいなら針23本(55cmを輪にする)が目安です。
毛糸でリリアンで作れるもの2:手作りニット帽
ニット帽は一見難しそうですが、筒状に長く編んで、片方の編み終わりだけをキュッと絞るだけでベースが出来上がります。
好みでポンポンをつけたり、2色で縞模様にしたりしてアレンジを楽しみましょう。段染め糸(自然に色が変わっていくタイプの毛糸)なら、ただ編んでいくだけでも綺麗なグラデーションが変わって素敵です。100円ショップのダイソーなどにも色々な種類の毛糸が売られているので、好みの毛糸を探して挑戦してみてください。
ニット帽の作り方
- 編み機の針の数を調整しましょう。今回は10ヶ月の赤ちゃん(頭囲43cm)の帽子を作ります。針21本で51cmを輪にして編み機を作ります。このサイズなら3ヶ月~1歳の赤ちゃん(頭囲40~44cmくらい)用です。
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編み機で好きな長さまで編みます。下の部分を折り返そうと思ったので、ちょうど1玉を使い切り33段編みました。終わりの編み方の始末をしたら、片方の糸をギュッと強く引っ張って絞り、ほどけないように結びます。
ニット帽のサイズの目安
頭囲50~54cmくらいなら針31本(76cmを輪にする)を目安にしてください。個人差はありますが、極太毛糸の伸縮性があるため、このサイズでだいたい1歳半~10歳くらいまで幅広くカバーできます。
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完成したニット帽の上につけるポンポンを作ります。太めの毛糸をフォークやコの字型に切ったダンボールに90回ほどぎっしり巻き付けます。(ダイソーなどで売っている専用のポンポンメーカーを使うとさらに簡単にきれいに作れます)毛糸は何色か混ぜてもきれいです。また、巻きが少ないとスカスカのポンポンになるので気をつけましょう。
真ん中を別の毛糸で2回巻いてきつく縛り、両端の輪になっている部分をハサミで切ります。 -
丸くなるようにハサミで表面を刈り込んで形を整えます。細かい糸くずが出るので大きな箱に袋をかけてその中で作業するのがおすすめです。帽子にポンポンをつける際は、毛糸を縛るために使ったひもの余った部分を帽子の頂点の目の間に通して裏でしっかり結びましょう。長すぎる糸は切ってください。
毛糸でリリアンで作れるもの3:ダイソー毛糸で簡単マフラー
リリアン編み機を使えば筒状の小物が簡単にできるので、すでに紹介したネックウォーマーやニット帽の他に、マフラー、腹巻、レッグウォーマーなどが作れます。腹巻やレッグウォーマーの作り方はネックウォーマーと同じですが、編み機の大きさを部位に合わせて変えなければいけません。
マフラーは、好きな太さ(針18本くらいで作ると、大人と共用できるちょうど良い太さになります)で作ります。ネックウォーマーよりもはるかに長く段数を編む必要がありますが、テレビを見ながら単純作業で編み進められます。長めの場合は両端を少し絞ってポンポンをつけても可愛いですし、短めのマフラーにする場合は、片方にポンポンをつけて、もう片方にポンポンが通る輪(スリット)を別糸の鎖編みで作って通すデザインにすると、子供でも着脱しやすくなります。
子供用の小物であれば、ダイソーの極太毛糸1~2玉程度、時間にして2~4時間くらいでサクサク作れるはずです。
リリアン編み機で作るお花のモチーフ(あみぐるみパーツにも)
リリアン編み機を使うと、簡単に立体的な花のモチーフも作れます。この花のモチーフは帽子やマフラーのワンポイントにしても、赤や白の毛糸で作ってクリスマスツリーの飾りなどにしても可愛いでしょう。この手法を応用してパーツを作れば、あみぐるみの装飾を作ることもできます。
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編み機を作りたい花のサイズ(針の数)にします。下の切れ目に毛糸の端を挟んで真ん中の穴から出し、針にジグザグではなく「ぐるぐる」と巻きつけるようにして2周かけていきます。丸い形をキープするためには、コップやトイレットペーパーの芯などを下にはめると安定して良いでしょう。(写真ではおもちゃのカップを使っています)
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2周かけたら、別の色の毛糸(花芯部分)を中央の穴から出して、花弁部分の輪になっているところ(針にかかっている毛糸の隙間)に縫い針で通すことを繰り返します。もっと花弁にボリュームを出したい時は、最初の毛糸をさらに何周か重ねて巻きましょう。 -
写真は、全ての花弁の輪の中に通したところです。1周だと少し花芯のボリュームが足りないので、こちらも2周通します。 -
編み機から花をそっと外して裏返し、花芯部分と花弁部分のそれぞれの毛糸の最初と最後をギュッと片結びすれば完成です。余った糸は不要なら切ってもかまいませんが、マフラーや帽子などにつけるための縫い付け糸として切らずに残しておきましょう。






