【100均キットで簡単】くるみボタンの作り方と活用アイデア|入園グッズ・ヘアゴム・マグネットにも
くるみボタンは、お気に入りの布やはぎれを使って自分だけのオリジナルボタンが作れる人気のハンドメイドアイテムです。幼稚園・保育園の入園グッズや、赤ちゃんのおむつポーチのワンポイント、子どもの持ち物の目印など、その活用シーンは実に多彩です。お子様の大好きな動物や乗り物柄の布でくるみボタンを付けてあげれば、「自分のマークだ!」と毎日の通園や生活がほっこり楽しいものになるでしょう。
こちらでは、ダイソーやセリアなど手軽に手に入る100均のくるみボタンキットを使った基本的な作り方から、専用キットなしで作る裏技まで幅広く紹介します。プリント布をそのまま活かすのはもちろん、無地の布に手描きや刺繍でアレンジを加えることで、世界に一つだけのオリジナルアイテムが完成します。
「工作や裁縫が苦手…」というママでも大丈夫です。この記事では、失敗しないための具体的なコツや、くるみボタンを使ったヘアゴムやマグネットなどのアレンジレシピ、さらには「ダイソーのキットは廃盤になったの?」といったよくある疑問まで、育児の現場ですぐに活かせる情報をたっぷりと掘り下げて解説していきます。
子育て4コマ漫画~作っても作っても
今日まで大好きで肌身離さず持っていたおもちゃも、次の日には見向きもせず別なキャラクターに夢中になってしまう……。飽きやすく、好奇心いっぱいで新しいものが大好きなのが子どもというものです。発達心理の観点から見ても、子どもの興味が次々と移り変わるのは、脳がさまざまな刺激を吸収して成長している証拠であり、とても自然なことです。しかし、幼稚園グッズや身の回りのものを、そのつど子どもの心変わりに合わせて作り直したり買いなおしたりするのは、保護者の方にとって金銭的にも時間的にも大きな負担がかかります。
「ママ、今日から〇〇じゃなくて△△のキャラクターがいい!」
「えっ、せっかく夜なべしてバッグに縫い付けたのに…」
こんなやり取りは、子育て家庭における「あるある」の風景ではないでしょうか。
そんな時におすすめなのが、くるみボタンを手作りして活用することです。バッグそのものを買い替えるのは大変ですが、ボタンの付け替えならほんの数分で完了します。お子様の「今一番お気に入り」のモチーフでくるみボタンをいくつかストックしておき、気分に合わせてサッと付け替えてあげれば、毎日の通園がご機嫌でスムーズになります。「明日はどのボタンで行く?」と前日の夜に一緒に選ぶことで、翌朝の身支度へのモチベーションを高める効果も期待できます。
100均のくるみボタンキットの選び方とサイズ一覧(ダイソー・セリア)
手芸店に行かなくても、最近はダイソーやセリアといった100均で、さまざまな種類やサイズのくるみボタンキットが販売されています。「どれを買えばいいの?」と迷ってしまう方のために、選び方のポイントとサイズ展開を整理しましょう。
【ダイソー】のくるみボタン事情:「廃盤」の噂と実際のラインナップ
一時期、SNSやハンドメイド好きの間で「ダイソーのくるみボタンキットが廃盤になったのでは?」という噂が流れました。これは、パッケージデザインのリニューアルや、一部の大型サイズ(38mmなど)が店舗によって品薄状態になったことが原因と見られます。実際には廃盤になっておらず、多くの店舗で手芸コーナーに陳列されています。
ダイソーのキットの特徴は、なんといっても「打ち具」がセットになっている商品が多い点です。初めて作る方にとって、布をぎゅっと押し込むための打ち具があると非常に作業がスムーズになります。
主なサイズ展開は以下の通りです。
・12mm(シャツのボタンなどに適した極小サイズ)
・15mm(ベビー服の飾りなどに)
・18mm(カーディガンや小物に)
・22mm(ヘアゴムや通園バッグのワンポイントに使いやすい標準サイズ)
・27mm(大きめのヘアゴムに)
・38mm(インパクト大!マグネットやブローチに最適)
【セリア】のくるみボタン事情:特大サイズや可愛いパッケージに注目
一方、セリアのくるみボタンキットは、ダイソーとは異なるサイズ展開や、専用の打ち具が不要な「手で押し込むタイプ」のキットがあるのが特徴です。
・48mmなど(ダイソーにはない特大サイズが見つかることも。ロゼット風のアレンジや大きめのマタニティマーク作りにぴったりです)
・手で押し込むタイプは、打ち具を紛失する心配がなく、手軽に作れる反面、厚手の布だと少し力が必要になる場合があります。
用途に合わせて、小さめの12mmから特大の48mmまで、最適なサイズを100均で見つけてみてください。
基本のくるみボタンの作り方(ダイソー等のキット使用編)
まずは誰でも簡単に短時間で作れる、基本のくるみボタンの材料と作り方を見ていきましょう。子どもの大好きキャラの布を使ったり、手作りの通園バッグとお揃いの布で作ったりすれば、文字の読めない年齢の幼児でも「自分の物だ」と視覚的にすぐに認識でき、お着替えやお片付けの自立を促すきっかけにもなります。
基本のくるみボタン材料
【くるみボタンキット(22mm〜30mm程度)の場合】
- プリント布(またはハギレ)縦横7cm程度:着られなくなった肌着や、ハンドメイドの余り布でOK
- 布用ボンド(または木工用ボンド)
- ハサミ
- くるみボタンキット(ダイソー等の打ち具付きがおすすめ)
- (必要に応じて)型紙用のペン
失敗しない!上手にくるみボタンを作るコツ
・プリント生地は「なるべく薄いもの(ブロードやシーチングなど)」を使いましょう!厚手のデニムやキルティング生地は巻き込みにくく、金具が外れやすくなってしまいます。
・完成したときに中心に持ってきたい柄を、あらかじめ型紙の中央に合わせてカットするのが、美しく仕上げる最大のポイントです。
基本の作り方の手順(打ち具あり)
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プリント布を丸く切ります。
ボタンにしたい柄の部分を中央にして、キットに付属している型紙(透明なフィルム状のものが多いです)に合わせて丸く切り取りましょう。端は中に押し込むので、多少おおざっぱな丸い形でも大丈夫です。 -
打ち具台に布と上部パーツをセットします。
透明な打ち具台の上に、布の表面が下(外側)になるように置き、その上にくるみボタンキットの上部(表側になるドーム型のパーツ)を置きます。 -
布を内側に押し込みます。
上部パーツをぐっと打ち具台の底に押し込みます。そして、はみ出た布の端を、ボタンの内側に向けて丁寧に折り畳むように入れ込みます。シワが偏らないように、対角線上に布を引いていくと表側がピンと美しく張ります。 -
(補強のコツ)ボンドを塗ります。
必須ではありませんが、入れ込んだ布の端に布用ボンドを薄く塗っておくと、洗濯時や使用中のほつれを強力に防止できます。 -
下部パーツをはめ込みます。
布で包んだ上部パーツの上に、写真のように下部(足を引っかける裏側になるパーツ)をのせます。 -
打ち具で押し込み、完成!
キットに付属している専用の「打ち具(押し込み用の筒)」を上からかぶせ、カチッと音がするまでしっかりと押し込みます。打ち具台から取り出せば、きれいなくるみボタンの完成です。
【裏技】専用キットなしで作る!くるみボタンの作り方
「今すぐ作りたいけれど、手元に100均のキットがない!」「近所のダイソーで売り切れていた」という場合でも諦める必要はありません。ご家庭にある厚紙や、使わなくなった平らなボタンを活用すれば、キットなしでもくるみボタン風のアイテムを作ることができます。
キットなしで作るための材料
- 使わなくなった平らなボタン(足つきでも四つ穴でも可)、または厚紙(牛乳パックなど)を丸く切ったもの
- キルト芯、または綿(少しふっくらさせるため)
- お好みの布(ボタンより一回り大きく切る)
- 針と丈夫な手縫い糸
キットなしで作る手順
- 布を丸くカットし、周囲(端から約5mm内側)をぐるりと一周、なみ縫い(ぐし縫い)します。このとき、糸は切らずに長めに残しておきます。
- 縫った布の中心に、キルト芯(または少量の綿)を置き、その上に平らなボタンや丸く切った厚紙をのせます。
- 残しておいた糸をキューッと強く引き絞ります。すると、布が巾着のように内側に集まり、ボタンや厚紙を包み込みます。
- 絞り口が開かないように、ギャザーを寄せた布の端同士を針と糸で数針すくい、しっかりと縫い留めて玉結びをします。これで完成です!
この方法は、金具のキットよりも軽く、布の柔らかい風合いがそのまま活きるため、赤ちゃんのよだれかけやスタイの装飾など、肌当たりの優しさを重視したいアイテムに非常に向いています。
無地をアレンジ!手描きくるみボタンの作り方
無地の生地と布用のペンを使えば、オリジナルのイラストボタンがつくれます。既製品のプリント布にはない、手作り感満載の温かみのあるくるみボタンに仕上がります。
この手描きくるみボタンは、幼稚園や保育園の「クラスのマーク」や「お名前」の目印を作る際におすすめです。入園準備では全ての持ち物に名前を書きますが、まだひらがなが読めない2〜3歳の幼児にとって、文字だけの名前は識別が難しいものです。「大きなくるみボタンに描かれたヒヨコさん=自分のもの」と視覚で覚えることで、お友達の持ち物と間違えるトラブルを未然に防ぐことができます。
手描きアレンジの手順
無地の生地(白や生成りの薄手の綿がおすすめ)に、布用のマーカーでお子様のお名前やイラストを書きます。このとき、くるみボタンの「表面のドーム部分」に収まるサイズにイラストを収めるのがポイントです。下に色移りしないように、新聞紙や厚紙などを敷いて書きましょう。
イラストが描けたら、あとは基本のキットの手順通りに包み込むだけです。お絵かきが大好きなお子様なら、自分で描いたイラストをボタンにしてあげると、自己肯定感も高まり大喜びしてくれますよ。
ひと手間で豪華!刺繍くるみボタンの作り方
少し手間はかかりますが、無地の布にワンポイントで刺繍を施した生地を使ってくるみボタンを作ると、立体感がでて市販品のように豪華なボタンになります。
刺繍アレンジの手順
針と糸(刺繍糸がベストですが、なければ手縫い糸を2〜3本取りにして代用可)を使って生地に刺繍をします。最近は、布に図案を写すための「水で消えるチャコペン」や、刺すだけで簡単に刺繍ができる道具も100均や手芸店に豊富に揃っています。
小さなイニシャルを一つクロスステッチで入れるだけでも、上品で特別感のある仕上がりになります。刺繍が完成したら、シワにならないように丁寧にキットに押し込んで完成です。
毎日が楽しくなる!くるみボタンの様々なアレンジ・活用アイデア
くるみボタンは通園バッグなどの入園準備だけでなく、日常生活の様々なシーンでお洒落で実用的な使い方ができます。以下に、読者の皆様から寄せられたアイデアをもとに、具体的な活用レシピを紹介します。
1. くるみボタンヘアゴムの作り方
裏面の足(輪っか部分)にヘアゴムを通して結ぶだけで、あっという間にオリジナルヘアアクセサリーが完成します。お気に入りのワンピースの余り布で作れば、洋服とヘアゴムのリンクコーデが楽しめます。
【綺麗に作るコツ】
・ゴムの結び目が目立つのが嫌な場合は、結び目をくるみボタンの足の裏側にギュッと隠すように押し込むとスマートです。
・22mmのボタンを2つ通して「ツインくるみボタンゴム」にしたり、27mmの大きめボタン1つでポニーテールの主役にしたりと、年齢や髪の量に合わせてサイズを変えてみてください。
「ママ、今日はウサギさんのゴムがいい!」と、毎朝の髪結いタイムが親子の楽しいコミュニケーションの時間に変わります。
2. 冷蔵庫も可愛く!くるみボタンマグネットの作り方
幼稚園からのプリントや、小学校の給食献立表を冷蔵庫に貼る時、無機質なマグネットではなく、可愛い布柄のマグネットを使えばキッチンが華やぎます。38mmなどの大きめのくるみボタンを使うのがおすすめです。
【マグネットへのアレンジ手順】
1. くるみボタンを作る際、裏側のパーツについている「足(金具の輪っか)」を、ペンチやニッパーを使って根元から取り外します(怪我に注意してください)。
2. 平らになった裏面に、100均で売っている「強力マグネット(丸型)」を多用途接着剤などでしっかりと貼り付けます。
3. 接着剤が完全に乾くまで1日程度置いたら完成です。
※小さいお子様がいるご家庭では、マグネットの誤飲を防ぐため、強力な接着剤を使用し、お子様の手の届かない高い位置で使用するなど十分な配慮をお願いします。
3. 通園バッグや手提げのワンポイントに
幼稚園や保育園の指定の無地の手提げバッグも、お名前テープとは別にワンポイントとしてくるみボタンを縫い付けてあげると、グッと個性的で目立つアイテムになります。
4. お洋服のリメイクボタンに
きょうだいでお下がりのお洋服を着せる時、「上の子の時によく着せていたから飽きちゃった…」と思うことはありませんか?そんな時は、カーディガンやシャツのボタンを一つだけ、あるいはいっそ全部、くるみボタンに付け替えてみてください。ボタンを変えるだけで雰囲気がガラッと変わり、まるで新しいお洋服を買ったかのように新鮮な気持ちで着せることができます。被服代の節約にもなり、家計に優しいリメイク術です。
5. バッグや帽子のブローチとして
何度も縫い付け変えるのが面倒な方は、接着剤で裏面に「ブローチピン」を付けるのもおすすめです。手軽につけ外しができるようになり、ママのキャンバストートのアクセントとしても素敵です。
ブローチピン使用時の注意点(安全面)
くるみボタンにブローチピンを使う場合は、普段使いのバッグのアクセントなどにして大人が楽しむ用途にとどめましょう。子どもの持ち物や、子どもがよく触る物にピン(針)を使うのは、外れて指に刺さる恐れがあり危険です。特に入園準備などで子どものグッズに装飾を施す場合は、安全を第一に考え、必ず「糸でしっかりと縫い付ける」ようにしてください。
くるみボタンのある暮らしで、親子の絆を深めよう
以前は手芸店でしか手に入らなかったくるみボタンのキットも、今ではダイソーやセリアなどの100均で、12mmから48mmまで用途に合わせた様々なサイズが手に入るようになりました。専用の打ち具がセットになったものなら、ハンドメイド初心者でも驚くほど簡単に、そして綺麗に仕上げることができます。
ただの余り布や着られなくなった洋服が、お子様のお気に入りの「たった一つの宝物」に生まれ変わる魔法。それがくるみボタンの魅力です。大きいボタンにはお絵かきを、中くらいのボタンには名前のイニシャルを、小さいボタンはシャツのアクセントに……と、アイデア次第で楽しみ方は無限大に広がります。
「この布、〇〇ちゃんが赤ちゃんの時に着ていた服なんだよ」
「えー!これでお姉さんになったの?」
そんな思い出話に花を咲かせながら、休日の午後に親子で手作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。家計に優しく、手作りの温もりが伝わるくるみボタン作り。ぜひ、お近くの100均でキットを手に入れて、気軽にチャレンジしてみてくださいね。



