子供のマスクの作り方:簡単でぴったりサイズ!給食や毎日の通園を楽しくする手作りアイデア
毎日の給食当番や調理実習、冬の寒い日の防寒対策など、子供たちが学校や幼稚園でマスクを使うシーンは一年を通してたくさんあります。一方で、「市販のマスクだと大きすぎてズレてしまう」「耳のゴムが痛いと嫌がって、すぐ外してポケットに突っ込んでしまう」と悩む声もよく耳にします。
そんなときは、スキマ時間で手作りマスクを作ってみませんか。子供の顔のサイズに合わせて微調整できる手作りマスクなら、着け心地の悪さを解消でき、子供も喜んで着けてくれるようになります。お気に入りの柄で作ったアイテムは、子どもにとって特別な宝物になるはずです。
この記事では、布を折って2か所縫うだけの一番簡単な平面マスクをはじめ、おうちに余っている端切れを活用した平面マスク、そして息がしやすい立体マスクの3種類の作り方をわかりやすく紹介します。縫う工程を最小限に抑えた設計なので、ミシンがないご家庭でも手縫いでサクサク完成しますよ。手作りの温かみで、毎日の準備をもっと楽しい時間に変えていきましょう。
手作りマスクがもたらすメリット:なぜ子供は手作りを喜ぶの?
「100均やドラッグストアで手軽に買えるのに、わざわざ手作りする意味はあるのかな」と感じる方もいるかもしれません。それでも子育ての現場でよく聞かれるのは、「作ってあげたお気に入りの新幹線柄のマスクなら、嫌がらずにずっと着けてくれた」という嬉しい変化です。
子どもは、自分の持ち物への愛着や「自分で選んだ」という気持ちをとても大切にしやすいものです。「明日はどっちの柄にする?」「このワッペン、どこに付けようか?」と、作る過程から一緒に参加してもらうことで、マスクを“やらされるもの”ではなく“自分の特別なアイテム”として受け止めるようになります。
また、おうちに余っているガーゼハンカチや、サイズアウトしたお気に入りの服の端切れを使えば、材料費もマスク用ゴム代程度に抑えられてリーズナブルです。「ズボンとお揃いの柄だね」と声をかけるだけで、朝の準備のモチベーションがぐっと上がることもあります。
まずは選ぼう!3種類の手作りマスクの特徴
この記事で紹介する3種類は、作りやすさと着け心地がそれぞれ違います。お子さんの年齢や好みに合わせて選ぶ参考にしてください。
| タイプ | 特徴 | こんなときに |
|---|---|---|
| 簡単平面マスク | 布を折って両端を縫うだけ。最も手軽 | とにかく簡単に、洗い替えを何枚も作りたい |
| 端切れの平面マスク | 表は好きな柄、裏は肌当たりのよい布にできる | 余った端切れを活用したい、肌当たりを重視したい |
| 立体マスク | 口元に空間ができて息がしやすい | 息苦しさを嫌がる子、よく話す・動く年齢の子に |
超簡単!直線縫いだけの「子供用平面マスク」
小学生になると、給食当番のたびにマスクを頻繁に洗濯することになります。洗い替えが何枚あっても困らないため、負担にならない「とにかく簡単な作り方」を知っておくと後々まで役立ちます。
まずは、四角く切った布をパタパタと折りたたんで両端を縫うだけの、最もベーシックな平面マスクから見ていきましょう。立体的なカーブを縫う必要がないため、裁縫が苦手でも失敗なく仕上げられます。
簡単平面マスクの材料
- ダブルガーゼ地
- マスク用ゴム 25~30cm 2本
- ハサミ
- 針と糸(又はミシン)
- 待ち針
可愛いプリントのガーゼ地を使えばそれだけで素敵に仕上がりますし、無地の布でも100均のリボンやモチーフワッペンをポイントで付けるだけで、一気にオリジナリティが出ます。ゴムも白だけでなく、ピンクや青などのカラーゴムを選ぶとアクセントになって可愛いですよ。
簡単平面マスクの作り方
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作りたいサイズの縦幅の2倍、横幅は3倍の大きさに布を切ります。ワンポイントのレースや刺繍などを飾る場合は、折りたたんだ後に表側に来る位置(画像の紫色の範囲)を意識して配置してください。
サイズの目安(園児) 仕上がり(cm) 横11×縦7.5 生地(cm) 横33×縦15 サイズの目安(小学校低学年) 仕上がり(cm) 横12×縦8.5 生地(cm) 横36×縦17 サイズの目安(小学校高学年) 仕上がり(cm) 横13×縦9.5 生地(cm) 横39×縦19 -
切り出した生地の上下を、真ん中に向かって折ります。生地が少し大きい場合は、中心で1cmほど重なるようにしても問題ありません。その後、横幅を3等分するイメージで、左右の生地をパタパタと真ん中に向かって折り重ねます。ここで一番下になる生地の面が、最終的にマスクの「表側」として見える部分になります。
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一番上になった生地の端を1cmほど内側に折り込み、ほつれが出ないようにして待ち針でしっかり留めます。手縫いの場合、この段階でゴムを通す部分の隙間を確保しつつ、軽く仮結びしておくと後の工程がスムーズです。
両端のゴムの通り道となる部分を直線で縫います。ほつれを防ぐため、縫い始めと終わりは必ず返し縫いをしてください。手縫いの場合は細かい並縫いか、元気な子供の動きにも耐えられるよう丈夫にしたいなら「半返し縫い」がおすすめです。ミシンを使う場合は、ガーゼ生地が重なって厚みが出ているため、低速でゆっくり丁寧に縫い進めましょう。 -
ゴムを通したら、一度子供の顔に当てて試着してもらい、耳が痛くならない丁度いい長さを確認してから固く本結びをします。結び目を布のトンネルの中に引っ張って隠したら完成です。アイロンで接着するタイプのワッペンなどは、すべての縫い工程が終わったこのタイミングで付けるとバランスが取りやすいですよ。
余った布を大活用!「端切れで作る平面マスク」
次に紹介するのは、表と裏で違う生地を組み合わせる応用編の平面マスクです。表側にはお気に入りの可愛いプリント布を使い、直接肌に触れる裏側には肌当たりの優しいガーゼや柔らかいタオル地を配置することで、デザイン性と快適さを両立できます。
表裏を別の布にする分、少しだけ縫う箇所が増えますが、服や小物作りで中途半端に余った「端切れ」を無駄なく使い切るのにぴったりのアイデアです。「捨てるにはもったいないけれど、何に使えばいいかわからない」という布が引き出しに眠っているなら、ぜひ試してみてください。
端切れ平面マスクの材料
- 表側用の端切れ(綿などの柄物)
- 裏側用の端切れ(肌に優しいダブルガーゼやタオル地)
- マスク用ゴム 25~30cm 2本
- ハサミ
- 針と糸(又はミシン)
- 待ち針
端切れ平面マスクの作り方
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外側(表)の生地は、仕上がりサイズに対して左右に2cmずつ(計4cm)、上下に1cmずつ(計2cm)の縫い代を足した大きさに切ります。内側(裏)の生地は、肌当たりを良くするために折りたたんで2重にするため、仕上がりサイズの横幅の2倍に1cmを足し、上下は同様に2cm足した大きさに切ります。
※内側にタオル地を使う場合は生地自体に厚みがあり、2重にすると分厚くなりすぎて息苦しくなってしまうため、折りたたまずに「仕上がりサイズ+縫い代」の1枚布としてカットしてください。サイズの目安(園児) 仕上がり(cm) 横11×縦7.5 外側の生地(cm) 横15×縦9.5 内側の生地(cm) 横23×縦9.5 サイズの目安(小学校低学年) 仕上がり(cm) 横12×縦8.5 外側の生地(cm) 横16×縦10.5 内側の生地(cm) 横25×縦10.5 -
外側の生地の「表(柄が綺麗に見える面)」を上にして置きます。その上に、内側用のガーゼ地を中央で1cmほど重なるように観音開きに折りたたみ、外側の布と重ねて待ち針でしっかり留めます。布がズレないように注意しながら、上下の端から1cmの内側を直線で縫い合わせます。
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縫い終わったら生地をぐるりと「表」にひっくり返します。外側の布の両サイド(耳側になる部分)を1cm幅の三つ折りにし、ゴムの通り道を作りながら待ち針で留めます。三つ折りにした端の部分を、ミシンまたは手縫いで縫い閉じます。このときも、ゴムを引っ張った際の負荷に耐えられるよう、始めと終わりは必ず返し縫いを施してください。
- 最後に、左右のトンネル部分にマスク用ゴムを通します。実際に子供に着けてもらい、耳が引っ張られない余裕を持たせた長さで結び目を作ります。結び目を布の中に隠し、全体の形を優しく手で整えたら完成です。
息がしやすくて快適!「子供用立体マスク」の魅力と作り方
平面マスクに慣れてきたら、次はお顔のラインに沿ってフィットする「立体マスク」に挑戦してみましょう。立体型と聞くと一気に難しそうに感じますが、実は直線の平面マスクにカーブの工程が少し加わるだけで、手順を理解すれば意外と簡単に作れます。
立体マスクの最大のメリットは、口元に空間ができるため息苦しさが大きく軽減されることです。活発に動き回る子どもは、マスクが唇に張り付く不快感を嫌がりやすいもの。立体構造なら呼吸がしやすく、話すときもズレにくいため、「マスクを外したい」という不満を減らせます。給食の準備中やおしゃべりが盛んな年齢の子には、立体マスクがとくにおすすめです。
子供用立体マスクの材料
- 肌触りの良い布(ダブルガーゼや柔らかい綿生地など)
- マスク用ゴム 25~30cm 2本
- ハサミ
- 針と糸(又はミシン)
- 布用チャコペン
- 立体マスクの型紙(次項でダウンロード・印刷方法を解説します)
立体マスクを作る際は、型紙(パターン)を使用します。「家にプリンターがないから作れない…」と諦める必要はありません。近年は、スマートフォンのアプリを使ってコンビニのマルチコピー機で型紙を印刷できるサービスも充実しています。
自宅やコンビニで簡単!型紙を印刷する方法
手作りをスムーズに進めるために、型紙の印刷方法を押さえておきましょう。環境に合わせて、やりやすい方法を選んでみてください。なお、各サービスの対応状況やアプリ名は変わることがあるため、最新の案内もあわせて確認すると安心です。
自宅のプリンターを使う場合
スマートフォンに対応した各プリンターメーカー(エプソンやキヤノンなど)の専用アプリをインストールし、自宅のWi-Fiに接続します。ケーブルをつなぐ手間なく、ダウンロードしたPDFの型紙データをそのまま実寸大で印刷できます。印刷設定で「用紙サイズに合わせる」などの縮小設定がオフになっていて、「実際のサイズ」で印刷されることを必ず確認してください。
セブン‐イレブンのマルチコピー機を使う場合
セブン‐イレブンの場合は、主に2つのアプリが便利です。
・セブン‐イレブン マルチコピー:店舗のコピー機が発するWi-Fiにスマホをつなぎ、直接データを送信してプリントするアプリです。
・netprint(ネットプリント):事前に自宅などでクラウド上にPDFデータをアップロードし、発行された予約番号をコピー機に入力して印刷するアプリです。
ファミリーマート・ローソンなどを使う場合
ファミリーマートやローソンのマルチコピー機(SHARP製)を利用する場合は、「PrintSmash(プリントスマッシュ)」というアプリが便利です。こちらも店舗のWi-Fi経由でスマホ内のPDFデータをコピー機に転送し、料金を入れて印刷するだけで型紙が手に入ります。
「耳が痛い」「苦しい」を防ぐ!子供が快適に着けるための工夫
せっかく可愛いマスクを手作りしても、「耳が痛い」「息がしにくい」と子供が着けるのを渋ってしまうことがあります。子どもは大人以上に肌の感覚や締め付けに敏感です。無理強いしてマスク自体にネガティブな印象を持たせないよう、ちょっとした工夫で快適さをアップさせましょう。
1. ゴムの素材と太さを見直す
一般的な細い丸ゴムで耳の裏が赤くなってしまう場合は、手芸店で売っている「平ゴム」や「柔らかいウーリースピンテープ(マスク用ゴムの代用品)」に変えてみてください。また、ゴムの代わりに柔らかい「ニット素材のリボン」を通し、耳の下や首の後ろでふんわりリボン結びにするアレンジも、締め付け感がなく人気です。
2. きょうだいや家族とお揃いの布でモチベーションアップ
「どうして自分だけ着けなきゃいけないの?」と不満を持つ子には、家族全体の視点を取り入れるのが効果的です。家族のハンカチと同じ柄の端切れを使ったり、きょうだいと色違いの生地で作ったりして、「みんなでお揃いだよ」と連帯感を持たせると、特別なアイテムとして喜んで着けてくれるようになります。
3. 息苦しさを減らす生地選びと、布マスクの役割を知っておく
夏場や体育館での活動時など、どうしても息苦しさが気になる場合は、口に当たる内側の生地を薄手のシングルガーゼなどに変える方法もあります。ただし、布マスクはあくまで咳エチケットや給食配膳時のマナーとしての役割が中心で、感染予防の効果は不織布マスクなどに比べると限定的です。生地を薄くするほど、その傾向は強くなります。感染対策が必要な場面や、学校・園でマスクの種類が指定されている場合は、その指示に従いましょう。
【先輩ママの体験談】手作りマスクで毎日の準備がスムーズに!
手作りマスクを取り入れたことで、子育ての悩みが解消したという先輩ママたちのリアルなエピソードを紹介します。
イヤイヤ期の娘が自分から着けるように!
2歳の娘は顔に何かが触れるのを極端に嫌がり、市販の不織布マスクを見ると逃げ回っていました。そこで、娘が今一番ハマっているウサギ柄のダブルガーゼを見つけてきて、平面マスクを手縫いしてみました。完成品を見せると「わぁ、ウサギさんだ!」と大喜び。今では「今日はウサギさんと一緒にお外行く!」と、お出かけ前のイヤイヤが嘘のようにスムーズになりました。
名前書きのストレスが激減しました
小学生の息子は、真っ白な市販のマスクを学校に持っていくと、給食のあとに必ず友達のものと混ざってしまい、誰のものか分からなくなるトラブルを繰り返していました。思い切って、電車柄や星柄のハッキリした布で手作りマスクを何枚か用意したところ、遠くからでも自分のものだと一目でわかるようになり、紛失が激減しました。ペンで名前を書く手間も省けて、親子ともにストレスフリーです。
よくある誤解:手作りマスクは毎日洗わなくてもいい?
「布マスクはしっかりしているから、汚れていなければ数日続けて使っても大丈夫」と思われがちですが、実際には毎日の洗濯がおすすめです。子供の口元は唾液や食べこぼし、鼻水などで見た目以上に汚れており、湿った状態の布を放置すると雑菌が繁殖して不衛生になりやすいからです。
布マスクの型崩れを防ぎながら長持ちさせるには、洗濯機にそのまま入れるのではなく、洗面器に衣料用洗剤を溶かして「優しく押し洗い」をするのがおすすめです。もみ洗いや強く絞る行為は、ガーゼ生地を傷めたり縮ませたりする原因になります。すすいだ後は両手で挟むように水気を切り、シワを丁寧に伸ばしてから陰干しすると、アイロンいらずで綺麗な形をキープできますよ。
子供用マスク作りに関するよくある質問(FAQ)
不器用で裁縫が苦手なのですが、本当に手縫いでも作れますか?
はい、問題なく作れます。とくに最初に紹介した「直線縫いだけの平面マスク」は、細かなカーブがなく、布を折って両端を真っ直ぐ縫うだけなので、お裁縫初心者でも15〜20分程度で完成します。ミシンを出す手間も省けるため、夜のちょっとしたスキマ時間に作れますよ。
子供の適正サイズがわからないときはどうすればいいですか?
まずは目安の表(園児:横11×縦7.5cmなど)どおりに1枚試作してみるのがおすすめです。一度着けてみて「あごが出る」「鼻が見えてしまう」などのズレがあれば、2枚目を作るときに縦横の長さを1cm単位で微調整してみてください。「うちの子にぴったりのサイズ感」を見つけられるのが、手作りの最大の強みです。
100均の材料だけでもしっかりしたマスクになりますか?
十分に実用的なマスクが作れます。最近の100円ショップの手芸コーナーには、肌触りの良いダブルガーゼや、耳が痛くなりにくい専用のマスクゴム、ワンポイントになる可愛いアイロンワッペンまで揃っています。すべて100均で揃えれば、家計にもとても優しいです。
アイロンがけは毎回必要ですか?
毎回かける必要はありません。洗濯して干す際に、手のひらで挟むように軽く叩いてシワを伸ばしておけば、そのまま使える程度に乾きます。ただし、週末などに軽くアイロンを当てると、形が整って新品のような清潔感が戻ります。
まとめ:手作りマスクで子供の毎日をもっと楽しく快適に!
「子供がなかなかマスクを着けてくれない」という悩みは、手作りの温かみと工夫で和らげられるかもしれません。今回紹介した平面マスクや立体マスクは、どれも特別な手芸スキルがなくても、おうちにある端切れや100均の材料で気軽にチャレンジできるものばかりです。
顔の小さな子供にとって、サイズの合わないマスクは大人以上に不快なものです。「ぴったりサイズで痛くない、大好きな柄のマスク」は、毎日の給食や通園の時間を、少しワクワクするものに変えてくれます。
お子さんと一緒に「どの布がいい?」「どんなアップリケを付けようか?」と楽しく相談しながら、ぜひ世界に一つだけのオリジナルマスク作りに挑戦してみてくださいね。手作りのマスクを通して、親子の時間がさらに温かいものになりますように。

