てるてる坊主の作り方|由来・正しい飾り方から処分(捨て方)まで徹底解説
今回は、日本の晴れを願う風習であるてるてる坊主について、その由来、効果が期待できる正しい作り方や飾り方、そして処分の方法まで徹底的に詳しく解説していきます。
実は、てるてる坊主にはいくつかの注意点があり、作り方や飾り方を間違えると、雨を願う「ふれふれ坊主」になってしまい、かえって雨を呼んでしまうとも言われています。顔の描き方や吊るす向き、輪ゴムでの首の留め方、いつ吊るすのがベストかなど、「やってはいけないこと」を知っておくだけで、お願いの通じやすさがぐっと変わってきます。
遠足や運動会など、大切なイベントの前日が雨だと、簡単な作り方で子供と一緒に作るパパやママも多いのではないでしょうか。久しぶりに作る方のために、上手に作れて効果アップが期待できるコツから、願いが叶った後の正しい捨て方まで、まとめてご紹介します。
子育て4コマ漫画:てるてる坊主の作り方って意外と難しい!?
てるてる坊主の由来と歴史~中国の「掃晴娘(さおちんにゃん)」
「てるてる坊主(照る照る坊主)」は、日本に古くから伝わる晴天を祈願する風習です。一般的には、白い布や紙などを使って丸い頭部のお坊さんのような人形を作り、窓辺などに吊るして雨が上がることを祈願します。
地方によっては「てれてれ坊主(照れ照れ坊主)」や「ひより坊主(日和坊主)」、「てるてる法師(照る照る法師)」など、さまざまな名前で呼ばれることがあります。
てるてる坊主のもともとの由来は、中国発祥の「掃晴娘(サオチンニャン)」という女性の切り紙人形が日本に伝わったものだと言われています。この掃晴娘は、雨を止ませて晴れをもたらすと言い伝えられていました。
日本でてるてる坊主の風習が文献で確認できるのは江戸時代が最初ですが、それよりもっと古い年代から風習として根付いていたとする説もあります。
効果アップが期待できる!正しいてるてる坊主の作り方・飾り方の5つのポイント
「てるてる坊主、てる坊主、明日天気にしておくれ」という童謡にも歌われているように、てるてる坊主は昔から子供たちに親しまれてきましたが、願掛けの効果アップに繋がると言われている正しい作り方や飾り方には、いくつかの注意点があります。ここでは、その5つのポイントをご紹介します。
1色は白が基本!黒や濃い色は「ふれふれ坊主」になるかも
てるてる坊主はまっさらな白色で作ると、お願いが叶いやすいとされています。白い色は太陽や晴天を連想させ、清浄なイメージがあるためです。
逆に、嵐や雨を連想させる黒色や濃い色は、雨を呼ぶ「ふれふれ坊主」を作るときに使う色だと言われています。カラフルな布でおしゃれに作りたい場合は、パステル調の淡い色や、白い部分が多い柄物を選ぶことをおすすめします。
2顔はのっぺらぼうで吊るす!左目は晴れたら書き足す
てるてる坊主は、願掛けをする前は顔をかかない「のっぺらぼう」の状態か、片目(一般的に向かって右側、または利き腕側)だけを入れるのが本来の習わしです。これは、縁起物の「ダルマ」と同じように、願いが叶ったら残りの目を書き入れるという風習に基づいています。
「目」と「願」の音が似ているため、先に両目を入れてしまうと願いが叶わない、または「もう願いが叶った」と見なされてしまう、などの諸説があります。「てるてる坊主に顔を書いたらダメ」と言われるのは、主にこの「両目を先に入れてしまうこと」を指しています。
もし、のっぺらぼうや片目のてるてる坊主を怖がる小さなお子様と作る場合は、願いが叶うように可愛らしい表情を描いてあげても良いでしょう。ただし、残りの片目は晴れた後に書き入れることをおすすめします。
3頭の向きをチェック!頭が下だと雨乞いになるかも
てるてる坊主を吊るす際に非常に重要なのが、頭の向きです。晴れを願うてるてる坊主は、必ず頭が上になるように吊るしてください。
頭が下を向いている状態は、雨乞いをする「ふれふれ坊主」の姿になってしまうと言われています。農作物のために雨を願う場合以外は、頭が上向きになっているか注意して飾りましょう。
4吊るす場所に注意!太陽を望む南側の窓辺や軒下に飾る
てるてる坊主は一般的に窓辺に飾りますが、最も理想的なのは太陽の光がよく当たる南側です。太陽を望むことができない場所に飾ると、祈願が通じにくいと言われています。
正式には屋外の軒下に飾る風習ですが、雨ざらしになるのを避けたい場合や、集合住宅などで屋外に飾るのが難しい場合は、屋内の南側の窓辺やカーテンレールなどに、てるてる坊主の顔を外側に向けて吊るすようにしましょう。
5吊るすタイミングはいつがベスト?基本は「前日の夜」
てるてる坊主は、晴れてほしい日の前日の夜、寝る前までに吊るすのが基本とされています。遠足や運動会など、大切な予定がある日の前夜に、天気予報を確認しながら飾るご家庭が多いようです。
当日の朝に慌てて吊るしても間に合わないわけではありませんが、「一晩お祈りする時間を作ってあげる」という気持ちを込めて、できるだけ前日のうちに準備しておくとよいでしょう。
てるてる坊主で「やってはいけないこと」まとめ
- 黒や紺など、雨雲を連想させる濃い色で作る
- 吊るす前から両目を描いてしまう(先に「開眼」させてしまう)
- 頭を下にして(逆さに)吊るす
- 日当たりの悪い北側や、日陰になる場所に吊るす
キッチンペーパーやティッシュで手軽に作れる!基本のてるてる坊主の作り方
ここでは、家庭で手に入りやすいキッチンペーパーやティッシュを使った、基本のてるてる坊主の簡単な作り方をご紹介します。
特にお子様と作るときは、先走って顔を描いてしまわないように、パパやママが顔入れのタイミングを教えてあげてくださいね。
キッチンペーパー製てるてる坊主の材料
- キッチンペーパーまたはティッシュ(白)
- サランラップ(頭の詰め物用)
- 輪ゴム
- タコ糸(吊るし紐)
- 油性ペン(顔入れ用)
頭の部分に新聞紙やチラシを丸めて詰める方も多いのですが、重さで頭が下を向きやすくなるため注意が必要です。ラップを丸めたものは軽く、復元力もあるため、ふっくらと丸い頭部を作りやすく、頭が上を向きやすいのでおすすめです。
キッチンペーパー製てるてる坊主の簡単な作り方
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ラップを適量使い、クシャクシャと丸めて、てるてる坊主の頭の土台を作ります。 -
ラップで作った土台をキッチンペーパーで包み、シワが寄らないように整えます。輪ゴムで首元の部分を止め、この時一緒にタコ糸を首に結び付けます。輪ゴムは布や紙の厚みに合わせて締め付けを調整できるので、しっかり固定でき、吊るしている間にずり落ちるのを防げます。吊るすヒモは首につけるのが一般的な作り方です。これで基本ののっぺらぼうのてるてる坊主が完成です。
お好みで片目(向かって右側など)だけを描き入れましょう。左目は晴れるまで入れないように注意してください。可愛らしくニッコリとした表情にすると、お願いを聞いてくれそうな気がしますね。
てるてる坊主の首元のゴムが気になる場合は、マスキングテープやリボンで隠すと、より可愛らしい仕上がりになります。
頭が重いと下を向きやすくなります。もし吊るした時に頭が下を向いてしまう場合は、頭の詰め物を軽くして頭部を小さく作り、スカート部分を大きく長くすることでバランスが取れ、頭が上を向きやすくなりますので試してみてください。
ティッシュのように特に軽い素材を使う場合、ラップを詰めても上を向かないことがあります。その場合は、吊るしヒモを首から通し、頭頂部にマスキングテープなどで固定することで、頭が下がるのを防げます。
可愛いくアレンジできる!布製てるてる坊主の作り方
ティッシュやキッチンペーパーで作る基本のてるてる坊主に対し、布を使うと刺繍や装飾など、さまざまなアレンジが楽しめます。
目鼻などのパーツを刺繍で縫い付ける場合は、丸く形作ってから位置がずれないように縫い付けると、しっかりとした仕上がりになります。
ここでは、小さなお子様でも簡単に目入れや飾り付けができるように、フェルトを使った布製てるてる坊主の作り方をご紹介していきます。
布製てるてる坊主の材料
- 白い布(布巾やハンカチなど)
- サランラップ(頭の詰め物用)
- 輪ゴム
- タコ糸(吊るし紐)
- フェルト(飾り付け用)
- コットンレースやリボン(首飾り用)
- 両面テープまたは手芸用ボンド
手軽に作りたい場合は、100円ショップで手に入るシールフェルトや目玉シール、リボンなどを活用すると簡単にアレンジできます。特に、つけまつげや動眼タイプの目玉シールを使えば、パッチリおめめやキョロキョロおめめの愛嬌あるてるてる坊主が作れます。
布製てるてる坊主の作り方
布製のてるてる坊主の作り方は、キッチンペーパー製の基本の作り方と同じ手順です。布を準備し、ラップの土台を包み、首を輪ゴムと糸で結びます。
その後、フェルトで目などのパーツを作り、レースやリボンと一緒に両面テープや手芸用ボンドで飾りつければ、写真のような王様やお姫様風の可愛いてるてる坊主が簡単に作れます。この方法なら、刺繍が難しい小さなお子様でも楽しく作れるのでおすすめです。
顔のパーツは、晴れを願う間は片目だけをつけ、願掛けが叶った後に残りの片目を子供につけさせてあげましょう。
布で作るとスカート部分に程よい重みが出るため、頭がきれいに上を向きやすくなります。もし下を向いてしまう場合は、吊るしヒモを首ではなく、頭頂部にしっかりと縫い付けると安定します。
イベントに最適!ビニール製巨大てるてる坊主の作り方
「どうしても明日は晴れて欲しい!」という切実な願いを込めるなら、窓辺にたくさん吊るすか、巨大なてるてる坊主を手作りするのも良い方法です。
ただし、写真のような超巨大てるてる坊主を屋外に飾る場合、強風で飛ばされると危険ですので、天候や風の様子を見て、強風の場合は屋内の窓際に移動するなど、安全に十分配慮してください。
手軽に巨大サイズのてるてる坊主を作りたい場合は、スーパーなどで手に入るレジ袋(ビニール袋)を使うのがおすすめです。紙や布よりも比較的簡単に大きな作品が作れますし、ビニール製なので雨にも強いため、軒下に吊るすのに適しています。
巨大てるてる坊主の材料
- レジ袋またはゴミ袋(白色で絵柄が少ないもの)数枚
- 輪ゴム
- タコ糸(吊るし紐)
- サインペン
使用する袋は、できるだけ絵柄や店名が入っていない、真っ白なビニール袋を選ぶと、てるてる坊主の白いイメージに近くなります。
頭に詰めるものも、ビニール製のレジ袋を丸めて使うと軽くて扱いやすいです。また、新聞紙やシュレッダーごみなども利用できますが、軽いビニール袋を詰め物にするのは、廃材のリサイクルにもなって一石二鳥です。
巨大てるてる坊主の作り方
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ビニール製のレジ袋やゴミ袋は、そのまま使うと持ち手の部分が耳のようになってしまいます。一度裏にひっくり返し、両角を三角に折ってセロハンテープで止めておくと丸い形に近くなります。 -
袋を元に戻し、頭に詰めるためのレジ袋などをクシャクシャと丸めて



