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キウイの栄養を徹底解析!種類・色・皮ごとの成分の違いまでわかる完全ガイド

キウイの栄養を徹底解析!種類・色・皮ごとの成分の違いまでわかる完全ガイド

キウイ1個に含まれるビタミンCや食物繊維、カリウムなどの豊富な栄養素を基に、緑、ゴールド、レッドの各キウイの栄養バランスや特徴を詳しく比較しています。さらに、皮ごと食べる場合の成分の違いや、キウイを使った料理の栄養変化も解説。健康維持や美容に役立つ栄養情報を網羅した、キウイの魅力を余すことなく伝える完全ガイドです。

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キウイの栄養はどれくらい豊富?1個に含まれる栄養成分とは

キウイ1個(100gあたり)の主な栄養素と成分表

キウイは小ぶりな見た目からは想像できないほど、栄養価に富んだ果物です。特にビタミンCが豊富なことで知られていますが、それ以外にも食物繊維、ビタミンE、カリウム、葉酸など、健康維持に役立つ栄養素をバランスよく含んでいます。1個食べるだけでさまざまな栄養素を効率よく摂取できるため、日々の食生活に取り入れたい果物のひとつです。ここでは、キウイ1個あたりに含まれる主な栄養成分について、具体的な数値をもとに詳しく紹介します。

栄養価の基準として、日本食品標準成分表2020年版(八訂)の「キウイフルーツ(緑肉種、生)」の数値を参考にしています。以下の表は、可食部100gあたりの主要な栄養成分を示したものです。

成分名 含有量(100gあたり)
エネルギー 53kcal
たんぱく質 1.0g
脂質 0.1g
炭水化物 13.5g(うち食物繊維 2.5g)
カリウム 290mg
ビタミンC 69mg
ビタミンE 1.3mg
葉酸 36μg

※数値は文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」を基にしたもので、品種や栽培条件、熟度などによって変動します。

ビタミンCの含有量は果物の中でもトップクラス

キウイ1個に含まれるビタミンCは約69mgで、これはレモンやイチゴと並んで果物の中でもトップクラスの含有量です。ビタミンCは美容や健康の維持に欠かせない成分で、抗酸化作用を持ち、体の酸化ストレスを軽減する役割があります。また、鉄の吸収を助ける働きもあるため、貧血予防を意識する人にもおすすめです。毎日の食事にキウイを加えることで、手軽にビタミンCを摂取できます。

食物繊維やカリウムなど、毎日の食生活に役立つ成分

キウイに含まれる食物繊維は100gあたり2.5gと比較的多く、特に水溶性と不溶性の両方の食物繊維を含んでいる点が特徴です。また、カリウムも290mgと豊富に含まれており、体内の余分なナトリウムの排出を助ける働きがあります。これらの成分は、現代の食生活で不足しがちな栄養素を補ううえで非常に有用です。さらに、ビタミンEや葉酸なども含まれており、幅広い年代の健康維持に役立ちます。

キウイの種類別に比較!グリーン・ゴールド・レッドの栄養の違い

グリーンキウイ:食物繊維が豊富でバランス型

グリーンキウイは、日本で最も一般的に流通している品種で、果肉が鮮やかな緑色をしているのが特徴です。この品種は甘さと酸味のバランスが良く、食物繊維が多く含まれている点が大きな魅力です。特に不溶性食物繊維が豊富で、100gあたり2.5g前後を含みます。また、ビタミンCやカリウムもバランスよく含まれており、日常的に取り入れる果物として非常に優れた栄養バランスを持っています。甘さが控えめでさっぱりした味わいが特徴のため、朝食やサラダなど幅広いメニューに活用しやすい点もメリットです。

ゴールデンキウイ:ビタミンCが特に多く甘みが強い

ゴールデンキウイは、果肉が黄色く、グリーンキウイよりも酸味が控えめで濃厚な甘みが特徴です。栄養面では、ビタミンCの含有量が非常に多く、100gあたり約140mgとグリーンキウイの約2倍以上を含んでいます。また、ビタミンEの含有量も高めで、抗酸化成分の摂取を意識する人には特におすすめです。食物繊維はグリーンにやや劣るものの、カリウムや葉酸は十分に含まれており、総合的に見ても栄養価の高い果物です。甘さが際立つため、デザートやスムージーにもよく合います。

レッド(ルビーレッド)キウイ:見た目だけじゃない栄養価の注目株

レッドキウイ、またはルビーレッドキウイは、中央部分が赤く色づいており、その鮮やかな見た目が特徴です。新しい品種として注目を集めており、甘みが非常に強く、グリーンやゴールドよりもまろやかな味わいがあります。栄養面では、ビタミンCを豊富に含み、ポリフェノールやアントシアニンなどの色素成分も含まれている点が他の品種との違いです。これらの成分は果皮や果肉の赤い部分に多く含まれており、見た目の美しさと栄養価の両方を兼ね備えた品種として、今後ますます注目される存在です。

色による違いは?栄養価を比較してわかる特徴

グリーン・ゴールド・レッドの各キウイは、見た目だけでなく栄養バランスにも明確な違いがあります。以下は、それぞれの主な栄養成分を100gあたりで比較した表です。ビタミンCに関してはゴールデンキウイが圧倒的に多く、食物繊維はグリーンキウイが優れています。レッドキウイは甘みとビジュアルに加え、アントシアニンなどの色素成分が含まれるという点で独自の価値があります。

品種 ビタミンC 食物繊維 ビタミンE カリウム
グリーンキウイ 69mg 2.5g 1.3mg 290mg
ゴールデンキウイ 140mg 1.4g 1.8mg 315mg
レッドキウイ 100mg 1.5g 1.5mg 305mg

※数値は主に市販品の平均的な成分値をもとにした目安です。栽培地域や時期によって変動があります。

キウイとキウイを使った料理の栄養

キウイはそのまま食べるだけでなく、さまざまな料理にも活用されています。ここでは、キウイと代表的なキウイを使った料理の栄養成分を比較した表を紹介します。料理にすることで変わる栄養素の特徴を把握し、効果的に摂取する参考にしてください。

料理名 内容量 可食部(g) エネルギー(kcal)
キウイの栄養 1個110gの可食部 94 48
キウイシロップの栄養 大さじ1(15g) 15 33
キウイジャムの栄養 大さじ1(21g) 21 34
キウイジュースの栄養 コップ1杯(199g) 199 64
キウイスムージーの栄養 コップ1杯(200g) 200 114
キウイケーキの栄養 1個(147.3g) 147.3 371
キウイのパウンドケーキの栄養 1個(80.3g) 80.3 214
キウイヨーグルトの栄養 1人分(187g) 187 101
キウイパフェの栄養 1グラス(211g) 211 382
キウイのカキ氷の栄養 かき氷グラス1杯(230g) 230 67
キウイクッキーの栄養 1枚(18.5g) 18.5 45
キウイタルトの栄養 1個(120g) 120 319
キウイアイスの栄養 カップ1個(200g) 200 318
キウイシャーベットの栄養 カップ1個(120g) 120 128
ゴールドキウイの栄養 1個133gの可食部 106 67

キウイは皮ごと食べられる?栄養価とメリットを実体験で解説

皮に含まれる栄養素とその役割

キウイの皮には果肉よりも食物繊維が豊富に含まれています。また、ポリフェノール類も含まれているため、栄養成分の幅が広がります。ビタミンEや葉酸も微量ながら含まれており、皮ごと食べることでこれらの栄養素も摂取できます。品種や熟度によって含まれる成分は変わりますが、皮は果肉とは異なる栄養構成を持っています。

皮は果肉に比べ水分量が少なく噛みごたえがあり、食感の違いも楽しめます。満腹感を得やすいことから、食べ方のバリエーションとしても面白い存在です。

「皮ごと食べる」はアリ?食感や味の違いを体験してみた

私が皮ごとキウイを食べてみた感想は、毛のざらつきが最初は気になりましたが、慣れると果肉と皮の異なる食感を楽しめました。グリーンキウイは皮が厚く毛も多いため、食感がしっかりしています。ゴールデンキウイやルビーレッドキウイは皮が薄く毛も少ないため、皮ごと食べやすいと感じました。

味は皮にわずかに苦味や渋みを感じることがありますが、果肉の甘さと合わさることで味のバランスが良くなります。熟したキウイの皮は柔らかくなり、食べやすさが増すためおすすめです。

毛が気になる場合の下処理や食べ方の工夫

皮の毛が気になる場合は、流水でよく洗い、キッチンブラシやスポンジでこするとざらつきが和らぎます。皮ごと食べる際は薄くスライスすると食感が柔らかくなり、食べやすくなります。スムージーやヨーグルトに混ぜる方法も毛の感触を軽減できます。

農薬の残留が心配な場合は、無農薬やオーガニックのキウイを選ぶことが大切です。安心して皮ごと食べるために安全性を考慮した商品選びをおすすめします。私も無農薬のキウイを選んで試した結果、安心して皮ごと食べられ、味や食感も楽しめました。

キウイは冷凍・熟し具合で栄養は変わる?保存と食べ頃の関係

冷凍キウイの栄養価と解凍後の違い

冷凍したキウイは保存期間が長くなり、手軽に旬の味を楽しめます。冷凍することで一部のビタミンCは減少しますが、その他の栄養素は比較的安定しています。解凍後は果肉がやや柔らかくなり、食感が変わるためスムージーやデザートの材料として適しています。

冷凍保存の際は、皮をむいて小分けにするか、スライスしてラップで包み冷凍すると使いやすくなります。栄養価をできるだけ保つためには、急速冷凍が望ましいです。

熟しすぎたキウイの扱い方と味・栄養の変化

熟しすぎたキウイは果肉が非常に柔らかくなり、酸味が減り甘みが強まります。味の変化は食べやすさにつながりますが、栄養成分ではビタミンCがやや減少する傾向があります。一方で糖質が増えるためエネルギー量が少し高くなることもあります。

熟しすぎたキウイはそのまま食べる以外に、ヨーグルトやスムージーに使うと無駄なく利用できます。冷凍保存も可能ですが、風味の変化には注意が必要です。

カット保存による栄養素の変化は?実際に比較

キウイをカットして保存すると、空気に触れることでビタミンCが酸化し減少する可能性があります。特に常温で長時間放置すると栄養価が低下しやすいため、冷蔵保存が推奨されます。

実際にカットしたキウイを冷蔵保存した場合、1日程度なら大きな栄養変化はありませんが、数日経つとビタミンCや香りの劣化が見られます。食べる直前にカットするのが栄養を損なわないポイントです。

キウイと他の果物を比較!バナナ・オレンジとの栄養バランス

ビタミンやミネラルの含有量を数値で比較

キウイ、バナナ、オレンジはそれぞれ特徴的な栄養素を含んでいます。例えば、ビタミンCの含有量はキウイが約69mg、オレンジは約53mg、バナナは9mgと、キウイが特に優れています。一方、カリウムはバナナが約360mg、キウイが290mg、オレンジが181mgと、バナナがトップです。これらの数値は100gあたりの目安で、品種や熟度で多少変動します。

ビタミンEはキウイが1.3mgと比較的豊富で、オレンジやバナナはそれほど多くありません。ミネラル面では、カルシウムはオレンジが約40mg、キウイが約34mg、バナナが約5mgと違いがあります。このように果物によって得意な栄養素が異なるため、バランスよく摂ることが望ましいです。

栄養素 キウイ (mg/100g) バナナ (mg/100g) オレンジ (mg/100g)
ビタミンC 69 9 53
カリウム 290 360 181
ビタミンE 1.3 少量 少量
カルシウム 34 5 40

果物別の栄養素の種類と特徴の違い

キウイはビタミンC、ビタミンE、葉酸、食物繊維が豊富で、抗酸化成分も含まれています。バナナは糖質が多くエネルギー補給に適しており、カリウムも豊富で筋肉の調整に役立ちます。オレンジはビタミンCのほか、クエン酸を含み酸味が強いのが特徴です。

それぞれの果物が持つ栄養素の種類や量は異なるため、目的や好みに合わせて選ぶと良いでしょう。例えば、ビタミンCをしっかり摂りたい場合はキウイやオレンジが適していますが、運動後のエネルギー補給ならバナナが向いています。

毎日の食生活にキウイをどう取り入れる?実践的な食べ方

スムージー・サラダ・デザートへの活用法

キウイは酸味と甘みがバランスよく、スムージーの素材としても人気があります。冷凍したキウイを使うと、手軽に冷たいスムージーが作れます。サラダに加えると彩りも豊かになり、食感のアクセントにもなります。

また、ヨーグルトやゼリーのトッピング、デザートソースの材料としても活用しやすいです。調理の際は熟し具合を見て使い分けると、味や食感の変化を楽しめます。

皮ごと派?カット派?食べやすさと栄養の両立

皮ごと食べることで食物繊維やビタミン類を効率よく摂取できますが、毛が気になる場合は丁寧に洗うか皮を薄くむくのが一般的です。カットして食べる場合は食べやすく、子どもでも抵抗なく食べやすい点がメリットです。

食感や味の好みによって使い分けると良く、皮ごと食べる場合はスムージーや刻んでサラダに混ぜる方法が取り入れやすいです。カット派はそのまま食べたり、デザートに使ったりと手軽に楽しめます。

実際に続けて感じたこと~食後の満足感や日々の変化~

私自身も毎日キウイを取り入れてみた経験があります。食後の満足感が得られやすく、デザートとしての甘さと酸味がちょうどよいバランスで満足度が高かったです。食物繊維が含まれているため、食事の満足感が増したように感じました。

また、フルーツの中でも比較的カロリーが控えめなので、ダイエット中でも安心して食べ続けられます。日々の食生活に無理なく取り入れられるため、継続しやすい果物のひとつです。

この記事を書いたライター
木村さくら

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。