クーファンって必要?不要?に関する記事

『里帰りや旅行におすすめ!クーファンの使い方や人気5選』

クーファンを使えば里帰りや旅行先のベッドの心配もなし!「必要あるの?」と購入を悩んでいるプレママさんに、こちらではクーファンがいつまで使える物か、準備の仕方や便利な使い方、使用上の注意点やおすすめ商品についてご紹介します。

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クーファンはいつまで使える?おすすめの使い方やおしゃれな5選

クーファンのような昔から長く使用されている育児用品には、広く愛される理由がります。

ただしクーファンが具体的にどんな点が優れているのか、あるいは上手な準備の仕方や活用法などを知らずに購入してしまうと、「損した!」と思う人も。

出産準備品は他にも沢山あります。プレゼントにも人気のクーファンですが、そもそもあなたの家庭に必要か否かをしっかり考えてからプレゼントしてもらうなり購入するなりし、無駄遣いを防ぎましょう。

クーファンとは?

クーファンとは、赤ちゃんを寝かせておくための持ち手がついたかごのこと。赤ちゃんがいない家庭では耳慣れない言葉ですが、フランス語でバスケットやかごの意味である「couffin」が語源となっていて、「クーハン」と呼ばれることもます。

現在では車に装着するベビーシートに持ち運べるハンドルを付けたベビーキャリー機能やゆりかごのように揺れるロッキング機能をプラスしたベビーシートも販売されていますが、クーファンはベビーシート・バウンサー・ベビーラックが販売されるよりずっと前からある、赤ちゃんを寝かせられるベビー用品です。

クーファンで寝かせたまま赤ちゃんを車に乗せて外出することはできませんが、折り畳みができるクーファンもあるので、ベビーベッドを用意できない場所では大変重宝します。

クーファンはいつからいつまで使える?

一般的なカゴ製のクーファンや変形できないクーファンを使える期間は、生まれてすぐの新生児の時期から、寝返りが始まる生後3ヶ月頃まで

赤かちゃんが寝返りをするようになると、うつ伏せになって窒息する可能性が高くなるほか、クーファンから転げ落ちる恐れがあるので、寝返りを始めるまでがクーファンの使用期限とされています。

ただし最近では布製でお昼寝布団などに変形でき、お昼寝が不要になる3歳まで長く使えるクーファンも登場!こうしたタイプのクーファンであれば、プレイマットやお昼寝布団としても活用できますので、プレゼントや購入におすすめです。

退院後、必要性を感じて準備する家庭も

様々なサイトや雑誌で紹介している出産準備品のリストには、必ず「ベビーベッド」が記されています。ところが必要性が各家庭で異なるクーファンについては記載されていないことが多く、産後の生活を想像できずに準備しない人が多いです。

そのまま何の不自由も感じずに生活できればよいのですが、実際は育児の現実に直面したことでクーファンの必要性を肌で感じ、退院後に慌てて準備するご家庭も結構あります

産後の余裕のない生活の中で準備するのは気が重いもの。ぜひ産後慌ててドタバタしないためにも、出産前にクーファンの種類や活用方法を確認してから、準備するか否かを検討しましょう。

クーファンの種類

クーファンには足つきでベビーラックのように高くできる物や背負える物など色々と種類があり、クーファンを乗せる足代も販売されていますが、現在主流のクーファンは大きく分類すると次の2種類があります。

バスケット(かご)タイプ

籐で作られた大きめのかごは、昔からあるクーファンの定番。布製に比べてインテリアにマッチしやすく、おしゃれ感を演出できます。そのため使い勝手の幅が広い布製でなく、あえてバスケットタイプのクーファンを選ぶママもいます。

バスケットタイプの場合、「ヨーラン」と呼ばれるゆりかごになる足代とセットになっているクーファンもあります。

ヨーランは高級なクーファンでお値段も高いのですが、造りはしっかりしています。その分少し重くなってしまいますので、リビングなど日中のお休み場所になるセカンドベッドとして使うのがおすすめです。

バッグタイプ

バッグタイプのクーファンは、布製で折りたたむと普通のバッグにもなるので持ち運びしやすく、里帰り出産や旅行に便利です。昔ながらのレトロなかごのクーファンと違って、デザインも今風の物が多いのが特徴。

組み替えることにより、プレイマットやおむつ替えシート、お昼寝布団として使える物もあります。

クーファンは手作りできる?

「赤ちゃんのためにクーファンを手作りしてあげたい!」というママもいますが、クーファンは事故が起こりやすいベビー用品。手作りする際は作り方や使い方の安全性に特に注意を払い、赤ちゃんの転落事故などが起こらないように十分配慮しましょう。

育児にクーファンは必要?便利な5つの活用法

クーファンが必要かどうかはご家庭の事情によって異なります。まずはメリットや便利な活用法を知り、普段の生活の中でどのように活用するのかを検討したうえで購入しましょう。

里帰り出産や外出先のベッド代わり

里帰り出産の場合、新生児をママと添い寝させたり、お昼寝布団に寝かせたりすることが多いです。ところが産後の添い寝やお昼寝布団では、ハウスダストやママの寝返りで潰してしまわないかが心配になり、実母や姑ともめてしまうことも。

産後のママは睡眠確保が重要。かつ思い通りに体を動かせませんので、特にハウスダストの心配はイライラに繋がっても自分で掃除することができません。また生後2~3ヶ月で何らかの事情で旅行に行く際、ホテルに宿泊すればベビーベッドを用意してくれる施設もあるのですが、和室の場合はベッドを用意してもらえません

そこで便利なのがクーファン。今は布製の折り畳み式も種類豊富に販売されていますので、出産祝いとしてプレゼントしてもらい、帰りはパパに迎えに来てもらって持ち帰り、自宅で使う人も少なくありません。帰宅後は外食時のベッド代わりに持って行くというご家庭もあります。

ママと一緒に家の中を移動できる

産後1ヶ月ほどすると、ママは赤ちゃんの育児と家事に追われる生活が始まります。出産前は想像もつかないことですが、産後は生まれたばかりの赤ちゃんが息をしているか心配するママが結構います。その反面、赤ちゃんが寝ている時以外は家事をしにくいという現実も。

そこで便利なのがクーファン。リビングなどベビーベッドがある部屋以外に置いておけば、ママの目が届く場所で赤ちゃんを寝かせて家事ができます

またお昼寝布団と違って、上の子がうっかり踏んでしまう事故を防ぐこともできるので安心です。

赤ちゃんを寝かせたまま移動しないで!

クーファンは赤ちゃんの仮ベッド。一時的に寝かせておく場所ですので、クーファンに入れたままの異動は危険です。まずはクーファンだけを移動してから、赤ちゃんを寝かせるようにしましょう。

一人でお風呂に入れる際の一時置き場

クーファンは洗面所や脱衣所のような狭いスペースにも置くことができるため、生後1ヶ月のお風呂デビュー以降、ママが一人で赤ちゃんのお風呂に入れる際、お風呂上がりにママの体を拭く時の一時置き場におすすめです。

脱衣所を暖めておくのが困難な場合も、あらかじめクーファンにタオルを敷いてお風呂上りの赤ちゃんをそのまま入れ、タオルで包んでママが急いで着替えてから、すぐに暖かいお部屋へ移動指摘が得させることも容易にできます。

パジャマ入れやオムツ入れ

首が座って寝返りをするようになってからは、クーファンをパジャマ入れやオムツ入れにして、そのままベッドルームで使用するご家庭もあります。

オムツ入れは一時的に必要なものですので、わざわざ準備せずにクーファンで代用すれば、インテリア的にもおしゃれです。

赤ちゃんのおもちゃやぬいぐるみ入れ

籐のクーファンであれば、ベビーラックと違って赤ちゃんを寝かせる以外の用途に使っても何の違和感もありません。赤ちゃんが大きくなってクーファンとして使用しなくなったら、赤ちゃんのおもちゃやぬいぐるみなどを入れることもできます。

見た目がおしゃれなので、ナチュラルテイストのカントリー調のインテリアとしてもおすすめです。

クーファンのレンタルや中古はお得?

クーファンは必ずしも安いと言えるベビー用品ではありません。使うご家庭では大活躍する代物ですが、不安の強い赤ちゃんの場合「クーファンに寝かせても泣いてばかりで、結局あまり使わなかった」というご家庭もあります。

そこでおすすめなのが、レンタルのクーファンやヨーラン、メルカリやジモティーなど中古のクーファンです。生後3~4ヶ月だけの使用で、購入のおよそ1/2~1/5、あるいはそれ以下のお値段で準備することができます。

初めは汚れが気になるかもしれませんが、クリーニングに出してタオルを敷いて使えば、便利なので思っていたほど気にならなかったというママが意外と多いです。

おすすめの人気クーファン5選

クーファンを購入するときは、どのタイプのクーファンが長い期間使えるのか自分の生活環境を考えて、実際に手に取ってみるとバランスや使用感が分かります。いろいろ試してみれば、ママのお気に入りのクーファンがきっと見つかるはず!

たまごマットおくるみDX×クーファンかご

FICELLE

クーファンとおくるみがセットになった人気の商品。クーファンとおくるみのサイズがピッタリ合っているので、赤ちゃんをしっかりと包むことができます。おくるみの安定した心地よさは、安心の眠りを誘い、途中で起きてしまう回数が減ると好評です。洗濯がしやすいところもうれしいポイントです。

https://item.rakuten.co.jp

オーガニックコンフォート バックdeクーファン

フジキ

デリケートな赤ちゃんでも安心のオーガニックコットン素材のクーファン。折りたたむとバッグになり持ち運びにも便利な他、お昼寝マットとして、プレイマットとして、おむつ替えマットとしてなどクーファン以外の使い方が4通りもあります!

http://www.kk-fujiki.co.jp

お昼ね布団にもなるクーファン しまうま

フジキ

新生児からお昼寝が必要な幼稚園入園前の幼児期まで長く愛用できる布製クーファン。こちらもバック型に折り畳みができ、組み替えることによりお昼寝マット、プレイマット、おむつ替えマット、お昼寝布団、添い寝マットと6通りに活用できます。

http://www.kk-fujiki.co.jp

クーファン【選べる4柄】

KATOJI

定番のかごタイプのクーファン。お部屋の雰囲気を壊さないモノトーン色が4種類あるので、お好みの柄を選べます。かご以外の布団など布部分は取り外して手洗いできるのでいつも清潔に保てます。

http://www.katoji-onlineshop.com

ヨーラン 籐(ラタン)ゆりかご/ロッキングベビー用

今枝ラタン

昔ながらの籐のクーファン。夏は風通しがよいため涼しく、造りもしっかりしている高級品です。ゆりかごになる足代部分から外せるので、お風呂場などの狭い場所へ移動することもできます。

http://www.irrattan.co.jp

クーファンを使用する際の注意点

1997年、クーファンから赤ちゃんが転落する事故が多発しているという国民生活センターからの注意喚起がありました。この当時の事故では、使用対象年齢に該当する生後4カ月未満の赤ちゃんが78%と最も多く、頭蓋骨骨折など重度の怪我も含まれていました。

20年以上前の情報でその後国民生活センターからの注意喚起はありませんが、2000年以降もクーファンから赤ちゃんを落としてしまう事故は残念ながら起こっています。

転落事故につながるパターン

  • クーファンの持ち手が肩や手から滑り落ちた
  • 車の後部座席にクーファンを乗せて赤ちゃんを寝かせ、急ブレーキをかけた
  • 車からクーファンを運び出す際にバランスを崩した
  • クーファンを持って移動している際や、持ち手を替える際にクーファンが傾いた

今ではチャイルドシートの義務化が周知され、クーファンに乗せた赤ちゃんをそのまま車に乗せる家庭が減りましたが、帰省の際やタクシーなど他人の車に乗る時は注意が必要です。また、その他の落下事故が起こる恐れは今なお十分にあります。

商品が一定の安全基準を満たしていることの証明として、一般財団法人製品安全協会が認定した「SGマーク」があります。このSGマークが付いていることが、安全なクーファンを選ぶ目安になりますが、必ずしもSGマークが付いていれば安全だというわけではありません。

取り扱い説明書や注意事項などをきちんと読んで守ることが、安全にクーファンを使うことにつながります。くれぐれも物を運ぶような気軽な気持ちでクーファンを扱わず、外出時はおくるみや新生児から使える抱っこ紐、ベビーシートのキャリー機能を使い、できるだけ抱っこで赤ちゃんの安心安全を確保してあげましょう。

この記事を書いたライター

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪