子どもの帽子サイズ表と調整方法:正しく測ってピッタリサイズを選ぼう
お子さんの帽子が大きすぎたり小さすぎたりすると、帽子を嫌がってしまう原因になることがよくあります。そのため、赤ちゃんの頃から頭の大きさを正しく測り、お子さんに合った適切なサイズの帽子を選んであげることが大切です。
日本で購入できる帽子には国内製品だけでなく、アメリカなど海外ブランド製品もあり、サイズ表記が異なるためにサイズ選びに困ってしまうこともあるでしょう。このような場合は、サイズ表で確認してから購入すると安心です。
また、幼稚園の制帽などの場合、数年間買い替えをせずに済むように大きめを購入するご家庭も多く、ブカブカなままで不快な思いをしているお子さんも少なくありません。大きめサイズの簡単な調整方法についても、合わせてチェックしておきましょう。
帽子の種類で測り方が違う!子どもの頭囲の正しい測り方
子どもの帽子は、麦わら帽やニット帽のように浅く被るものと、キャップのように深く被るものがあります。そのため、帽子によって頭囲の測り方を変える必要があるのです。
正確な頭囲を測ったら、実際に帽子を購入する際は計測した頭囲より1~2cmプラスしたサイズを選びましょう。指が1本入るくらいが目安です。ぴったりサイズを選びたい場合はプラス1cm、ゆとりを持たせたい場合はプラス2cmを選ぶのがおすすめです。
帽子がきついと子どもが不快に感じるため、計測する際は締めつけ過ぎないように注意してください。
麦わら帽やニット帽など浅く被るタイプは斜めに測ろう
麦わら帽子やニット帽は、キャップのように水平に被るよりも、少し斜めに被ることが多いです。子どもの頭囲を測る時は、この被り方にも注意して計測しましょう。
写真のように額中央の毛の生え際→耳のすぐ上→後頭部の最も出っ張った部分を通り、ぐるりと1周メジャーを回して子どもの頭囲を測りましょう。
キャップやハットなど深く被るタイプは水平に測ろう
深くかぶるキャップやハットの場合、頭にフィットし、深くかぶっても落ちてこないサイズを選んであげましょう。
おしゃれなキャップの中には、後頭部まで頭が隠れるように斜めに被るデザインもありますが、子どもが外遊びをする際に斜めにかぶると、風を受けて帽子が飛びやすくなりますし、日差しから目や顔を守れないためあまりお勧めできません。
写真のように額中央の毛の生え際→耳の付け根から指2本上→後頭部の最も出っ張った部分を水平に通り、ぐるりと1周メジャーを回して測ります。
ただし、「カッコよさを重視して少し浅めに被らせたい」という場合は、額中央の毛の生え際→後頭部のでっぱりの下2cmを真っすぐ、ぐるりと1周メジャーを回して測る方法もあります。
乳幼児の月齢別帽子サイズ表(平均値)
乳幼児の頭の大きさには個人差が非常に大きく、同じ月齢でも約5~6cm、男女間では平均約1cmの差があることを理解しておきましょう。そのため、必ず実測した上で、以下の表はあくまで目安として参考にしてください。
ニット帽や麦わら帽子など赤ちゃん用の帽子は、3ヶ月で約2cm程度頭囲が大きくなりますので、発達の邪魔にならず不快感のない、適切なサイズの帽子を選んであげることが大切です。
出産祝いなどのプレゼントのため正確なサイズが分からない場合は、少し先の月齢や年齢の帽子を購入すると、いずれ使えるようになるため無駄にならず喜んでもらえるでしょう。
国内・海外製品対応!子どもの帽子サイズ表(cm・US表示)
子どもの頭のサイズが分からない時には、こちらの便利なサイズ表を参考にして選びましょう。
ただし、日本国内で作られた製品や有名な海外ブランド帽子の多くはcm表示ですが、海外製品の中にはUS表示や国際基準表示のものもありますので、海外の表示についても知っておくと安心です。
また、同じサイズ表示がされていても、ブランドの規格によって実寸サイズが異なることがありますので、購入前に店員さんに「こちらのブランドは他のブランドより大きめですか?」などと確認することをおすすめします。
cm表示!日本国内の幼児用帽子サイズ表(平均値)
満1歳以上の幼児期になると、年に約1~2cmずつ大きくなる傾向があります。男女間では約1cmの差があるため、目安として活用してください。
アメリカなど海外製品の幼児用帽子サイズ表
アメリカなど海外のブランド帽子は、日本国内に数多く流通しており、おしゃれな海外ブランド帽子はプレゼントにも人気です。
こちらは3~6歳の幼児の帽子を選ぶ際に活用できる、海外の子供帽子のサイズ表です。
もちろん日本と同じcm表記や年齢表記をしているブランドもありますが、海外直輸入の場合は国際標準やUSサイズ表記になっていることが多いので、困った時はこの表を参考にしましょう。
また、アメリカでは大人用の服と子供用の服を区別するために、子供服全般のサイズ表記をアルファベットと数字で表しています。これが子供の帽子のサイズとして使われることもありますので、ぜひ知っておきましょう。
帽子サイズでも使われる!?子ども用衣類全般のUS表記
- Months(0ヶ月~24ヶ月)
3ヶ月は「3M」「3mon.」など - Toddler(2~4歳)
2歳は「2T」
サイズが合わない帽子を子どもが嫌がる理由
サイズが合わない帽子を被せると、次のような理由から子どもが帽子嫌いになることが多いです。
- ブカブカして違和感があり、気になる
- 風で何度も飛んでしまい、集中できない
- 窮屈で不快感がある
- 視野が狭くなる
こうなると、せっかく親御さんが気に入った帽子を購入しても、子どもは気が散って楽しく遊べなくなるため、すぐに脱ぎ捨ててしまいます。また、集中力が欠けることで、ケガにつながる恐れもあります。車道に帽子が転がっていくなどの危険な状況も考えられます。
そのため、子どもに帽子を購入する際は、無駄なく安全に使ってもらうために、デザインや値段よりもサイズを重視して選ぶことが大切です。
もしお下がりやサイズの合わない帽子を買ってしまった場合も、必ずサイズ調整をしてあげましょう。
そもそも赤ちゃんや幼児に帽子は必要?その役割
帽子にはオシャレや紫外線対策だけでなく、直射日光による熱中症予防や防寒対策といった重要な役割もあります。
特に冬場は耳が冷たくて外遊びを嫌がることもありますので、耳を覆い隠せる帽子を被せてあげると、イヤーマフ(耳当て)より動きやすくて手軽です。
幼稚園や保育園だけでなく、小学校に入ってからの遠足などでも帽子を被ってくるように指示されることがあります。健やかな発育に重要な外遊びですが、無防備に外に出すと天候によって体調不良を引き起こすこともありますので、子どもが安全に健やかな発育を遂げるための重要アイテムの一つと捉え、外遊びの邪魔にならない帽子を選んであげましょう。
大きめの帽子も直せる!簡単なサイズの調整方法
1~2cm程度のサイズ差であれば、市販のサイズ調整テープで大きめの帽子を小さくすることができます。
入園直後のおおきめな幼稚園帽子の調整にも、この方法が断然おすすめです。
市販の帽子サイズ調整テープはホームセンターやネットで購入できますが、手軽に試したい場合は100均グッズを代用することをおすすめします。
100均にある!すきまテープを使った調整方法
やり方はとても簡単で、裁縫道具を使わないので、裁縫が苦手な人でも大丈夫です。
100均で売っているすきまテープを帽子のサイズに合わせてハサミで切り、ツバと帽子の間の布の内側(スベリの内側)に貼るだけです。
すきまテープはクッション性に優れているため、調整後も子どもが痛みや不快感なく使用することができます。
マジックテープを使うと風に飛びにくい
帽子が風で飛ぶのが気になる場合は、マジックテープのザラザラ面を帽子の内側に2ヶ所貼ると、髪に引っ掛かって飛びにくくなります。ただし、子どもが感触を嫌がることもありますので、初めは保護者の方の側で試してみると良いでしょう。
汗染み対策にもなる!キャップライナーを使った調整方法
すきまテープを貼るほどは大きくないものの少し気になるという場合は、汗汚れを防げる市販のライナーを使用することをおすすめします。ライナー自体に厚みがあるため、軽度のサイズ調整にも役立ちます。
キャップ&ハットライナー
NEW ERA(ニューエラ)
800円+税
抗菌、消臭、汚れ防止を目的とした商品です。帽子の内側にテープ式で貼るタイプのため、汗染みを防ぎながらサイズ調整としても使えます。
子どもは新陳代謝が激しく汗もかきやすいので、汗染み防止としても役立ちます。お気に入りの帽子をきれいに、かつ衛生的に使い続けることができるのも嬉しい商品です。
サイズがわかれば手作りも簡単!子ども用ニット帽
子どもの帽子の正確なサイズさえ測ってしまえば、毎年100均の毛糸などでリーズナブルかつピッタリサイズのかわいいニット帽を手作りしてあげられます。
リリアン編み機はダンボールと割り箸で簡単に作れますし、編み方もとっても簡単です。
ママの手作りの帽子は子どもにとってもお気に入りになることが多いので、ぜひリリアン編みの帽子作りにも挑戦してみてください。