認定こども園のメリットに関する記事

『【認定こども園のメリット/デメリット】意外と知らない問題点』

保育園で幼児教育も受けられる!幼稚園なのに保育してもらえる!子育て支援もしてくれる!認定こども園のメリット&デメリット

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新たな保育と教育のカタチ!認定こども園のメリット&デメリット

私たちを取り巻く社会は目まぐるしく変化し、保育・教育や子育て支援も変革の時期を迎えています。そんな中で登場したのが「認定こども園」という新しい施設です。

私たちが必要とする子育て支援の形態は、家庭によりさまざまです。違うからこそ、自分たちのニーズにあった支援を最大限に利用したいものです。
親として知っておくべき認定こども園について、利用者にとってのメリットとデメリットをご紹介します。

認定こども園を選ぶ5つのメリット

今現在、子供を認定こども園に通園させていたり、子供が通っている保育園または幼稚園がこれから認定こども園になるというママさん!
「施設や先生は変わらないんだし、呼び名が変わっただけでしょう?」
なんて誤った理解をしていませんか?

また「私フルタイムで働くから、幼児教育は諦めるしかない…」「私は働いてないから関係ない」などと、決めつけていませんか?
認定こども園のメリットとデメリットをチェックして、ご家庭に合った子育て支援を受けましょう。

保育と教育の両方を与えられる

認定こども園は、保育と教育両方の提供をすることを都道府県知事に認可された支援施設。
そのため保育と教育の両方を受けることができるんです。

認定こども園を選ぶと、幼稚園の時間には幼児教育を受けることができ、早朝や幼稚教育カリキュラム終了後は家庭保育を受けることができる、というメリットがあるのです。
そのため、親のニーズに柔軟に対応でき、育児支援の範囲が広いと言えます。

親が働いていなくても利用できる

認定こども園を利用するメリットの一つは、保育園と違い親の就業の有無保育の必要性の有無にかかわらず、0歳から就業前までの幅広い年齢の子供が利用できるという点にあります。

親の就業時間の変化や、弟妹の出産・育児休暇をとるといった環境の変化があっても、通いなれた園で安心して保育・教育を受けられるということは、親にも子どもにも、大きな安心感を与えてくれますね。

保育所や幼稚園を選んだ場合は?

  • 保育所では、親の就業状況の変化や弟妹の出産・育児休暇取得の状況によって保育を継続して受けられない可能性がある
  • 幼稚園では、家庭状況が変化しても教育は受けられるが、児童の年齢によって受け入れてもらえない可能性がある

3年齢の異なる子どもたちが一つの場で交流できます 

認定こども園では、年齢に応じた保育と、集団としての教育、二通りの手法を並行して行うことができます。
そのため一日の中で0歳児から就学前の幼児までの幅広い年齢の子ども同士が、一つの空間を共有する縦割り保育を受けられることも、認定こども園ならではのメリットです。

年齢が異なると、それぞれの生活リズムや保育手法も異なるものですが、あくまでも保育指針に沿った形で年齢に応じた保育を行いながた過ごすので、極端に教育に偏るという心配はありません。

少子化が進む日本の家庭で育った子供達が、お兄さんやお姉さんにお世話されたり、逆に自分よりも小さな子供の面倒を見るといった経験は貴重な財産となり、人間形成に大きな役割を果たすでしょう。

異年齢の幅広い交流の場で、子供達が他人を思いやる優しさや、集団のマナーやルールを学んでいくことができるのは、親として嬉しいことですね。

保育所や幼稚園を選んだ場合は?

  • 保育所は、年齢ごとに異なる保育基準が定められているため、基本的に年齢ごとのクラス編成で、異年齢との交流の場が限られる
  • 幼稚園は、集団教育のため異年齢との交流の場が盛り込まれるが、在園するのは3歳児以上のため、交流できる年齢の幅が狭い

4誰でも育児相談などの子育て支援が受けられる

認定子ども園には、保育所や幼稚園の機能の他にもう一つ、地域における子育て支援を行う機能があることをご存知でしょうか?

認定こども園は、入園の有無を問わず、誰でも利用できる地域の子育て支援の拠点。
育児に悩む親の不安や相談の窓口になるだけでなく、子供の健康な発達を支援する役割も併せ持っていて、これは子供を持つ親であれば誰でも利用できる、重要なメリットとなっています。

核家族化の進む日本の社会では、育児に悩み心を病んでしまう親は増えており、大きな社会問題にもなっています。
子どもをその認定こども園に通わせている人も、そうではない地域の人も、さまざまな支援を受けることができるので、積極的に利用することで、育児へのストレスなども軽くなります

保育所や幼稚園を選んだ場合は?

保育所、幼稚園とも支援の対象は入所・入園している家庭の子どもに限られ、親に対する直接的な支援はない

5保育施設として入園できる可能性か高い

認定こども園は保育所に入所できない待機児童問題を解消する役割を併せ持って誕生した新たな子育て支援施設です。
そのため、特に都市部では慢性的に100%を超える保育所の入所希望者ですが、幼稚園施設には比較的空定員が多く残っているため、保育園に比べて比較的入園しやすいというメリットもあります。
ただし、お住まいの地域や各施設により異なるため、直接施設の方に問い合わせてみましょう。

認定こども園を選ぶデメリット

ここまで認定こども園のメリットを解説してきましたが、認定こども園の方が保育所や幼稚園よりイイに決まってる!という安易な誤解を招かないために、デメリットについてもご紹介しておきましょう。

物事には良い面と悪い面があるように、認定こども園にもメリットばかりでなくデメリットはあります。そうした点をキチンと理解したうえで、第2第3の行き先を考えておくことも大切です。

待機児童が確実に入園できるわけではない

認定こども園のデメリットはズバリ、制度として日が浅く、十分な支援の受け皿となっていないということ。

実は、平成18年から待機児童問題解消を目指して導入された制度ではあるのですが、既存の幼稚園から認定こども園に移行してくる施設が思ったより少なく、平成26年になっても待機児童問題の解消にまで至っていないのが現状なのです。

なぜ、こんなにメリットの多い認定こども園が増えていかないのでしょうか。
それには、事務処理の煩雑さや金銭的な問題が大きく影響を与えていると考えられています。

保育料が高額な場合もあり

保育料が高額になるという、親に対するデメリットも報告されています。
なかには、3倍以上も保育料が違うという園もあるそうですよ。

いくら既存の幼稚園施設を利用するといっても、これまでとは違う機能を持たせる以上、人員も施設も整備が必要。
こういった施設整備は全て事業者にのしかかるため、保育料が高額になってしまうようです。

施設選びは家庭のニーズで行おう!

いずれにせよ、認定こども園は、これからの需要次第で伸びていく可能性を秘めた、メリットの高い子育て支援施設。
大事なお子さんを預ける相手ですから、メリットもデメリットも十分に理解したうえで、自分の家庭のニーズに合った施設を選ぶことを心掛けてくださいね。

この記事を書いたライター

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪