七五三ですることは、大きく3つです。神社への参拝、記念写真、食事。これだけです。そして、この3つを全部やらなければいけないという決まりもありません。
初めて七五三をお祝いするにあたり、何をするべきかお困りの方は少なくありません。古くから日本に伝わる子供の成長を祝う行事であることは知っていても、実際に何をどう進めたらいいのか分からないことがたくさんありますよね。
ここでは、先輩ママ15人に七五三のお祝いの仕方について伺いました。お参りする神社を選んだ理由、誰と一緒に行ったのか、子供の服装は和装がいいのか、記念写真は誰が撮影するのか、お参りの他にしたことなど、初めての方が知りたいことをたくさん教えてもらいましたので、ぜひ参考にしてください。
あわせて、お祝いは誰がするのか、祖父母をどう誘うのか、神社ではお参りだけでもよいのか、3歳と5歳と7歳では何が違うのかという迷いやすい点も、体験談を集計しながら整理していきます。
結論から言うと、七五三は「参拝、写真、食事」の3つのうち、家庭に合うものを選べば十分です。ご祈祷、和装、祖父母の同席、11月15日の参拝は、どれも必須ではありません。この記事では、先輩ママ15人の体験談を数えながら、次の順で整理します。
- 七五三でする3つのことと、省いてもよいもの
- お祝いを誰がするか、祖父母との関わり方と費用の分担
- 神社での流れ、初穂料の包み方、予約の確認
- 3歳、5歳、7歳の違い、言い方や伝え方の例文
- 最近の祝い方の変化、体験談15人の共通点と当日のつまずき
七五三は何をする?基本の3つと、省いてもよいもの
まず全体像をつかんでおきましょう。やることは3つに整理できます。
1神社への参拝
七五三の中心にあるのが、神社へのお参りです。子どもがここまで育ったことへの感謝と、これからの成長を願う、という趣旨の行事とされています。
参拝には2つの形があります。ご祈祷を申し込んで神職の方に祝詞をあげていただく形と、拝殿の前で家族だけでお参りする形です。どちらでも構いません。後ほど詳しく見ていきます。
2記念写真
着物や袴、スーツやドレスを着せて写真を残します。撮り方には、写真館やスタジオでプロに撮ってもらう、参拝当日に神社で家族が撮る、その両方をする、という選択肢があります。
ここで知っておくと当日が楽になるのが、撮影を参拝と別の日にできるという点です。今回の体験談でも、プロに撮影を頼んだ14人のうち8人が、参拝より前に撮影を済ませていました。
3食事
お参りのあとに、家族で食事をしてお祝いします。外食でも、自宅でも構いません。体験談を見ると、お寿司とケーキという組み合わせがよく出てきます。子どもが好きなものを選んでいる家庭が多いようです。
省いてもよいもの、決めなくてよいもの
3つ挙げましたが、このうち必ずしなければならないものはありません。写真を撮らずにお参りだけ、写真だけ撮ってお参りは近所で軽く、食事は自宅で出前、という形も実際にあります。
迷いやすい点を先に整理しておきます。
- ご祈祷は必須ではありません。お参りだけでも問題ありません
- 和装でなくても構いません。スーツやワンピースでお参りする家庭もあります
- 祖父母を呼ばなくても構いません。家族だけでお祝いする形も一般的です
- 11月15日に行かなくても構いません。前後の都合のよい日に参拝する家庭が多くなっています
- プロの撮影でなくても構いません。自分たちで撮った写真で満足された方もいます
体験談15人が実際にしたこと
この記事で伺った15人が何をしたのか、体験談に書かれている内容をもとに、先に集計しておきます。
| したこと | 件数 | 内訳 |
|---|---|---|
| 神社への参拝 | 15人 | 全員が参拝。うちご祈祷に触れているのは8人 |
| プロによる撮影 | 14人 | 写真館・スタジオを利用。うち8人は参拝より前に撮影、4人は参拝当日、2人は時期の記載なし |
| 家族による撮影 | 8人 | 神社や自宅などで、自分たちが撮影した話に触れている方 |
| お祝いの食事 | 15人 | 外食10人、自宅や実家3人、場所の記載なし2人(食事会やケーキ) |
| 祖父母が参加 | 12人 | 両家から4人、片方の家から7人、どちらの家か記載がない方1人(参拝、食事、夜のお祝いのいずれか) |
この表から見えるのは、参拝と食事(またはお祝いのケーキ)は全員がしているけれど、それ以外は家庭ごとにかなり違うということです。「正しい七五三」の形を探す必要はなさそうです。
何を一番大切にするかを先に決める
七五三は、子どもがここまで育ったことに感謝して、これからの成長を願う行事です。参拝がその中心にあり、写真と食事は、その日を記念に残して家族で祝うための付け足しにあたります。この順番を頭に置いておくと、「全部やらなければ」という気持ちが軽くなります。特に3歳前後は、自分でやりたい気持ちが強くなる一方で、じっと待つのが苦手な時期です。慣れない衣装で歩き、順番を待ち、写真のために笑顔を求められると、大人が思う以上に気持ちを使います。予定を詰め込むほど後半に機嫌が崩れやすくなるため、先に「今日いちばん大切にしたいこと」を家族で一つ決めておくと、時間が押したときに削るものを迷わず選べます。
たとえば、日曜の夜に夫婦で、お茶を飲みながら「今回は、お参りと食事を大事にして、写真は先に撮っておこうか」と話しておくだけで、当日の動きがすっきりします。
- NG例:「せっかくだから、ご祈祷も写真も食事も全部やろうよ」と、理由を決めずに予定を足していく
- OK例:「今回は、お参りと食事を一番大事にしよう。写真は、先に撮っておけば当日は楽になるよ」と、優先順位を言葉にして共有する
- NG例:「みんなこうしているんだから、うちも同じにしないと」と、周りに合わせようとする
- OK例:「うちは子どもが小さいから、お参りだけにして、ごほうびにお寿司を食べに行こう」と、家庭の事情から決める
つまずきやすいのは、準備の途中で情報を集めすぎて、やることが増えてしまうことです。そんなときは、上の集計表に戻り、「参拝と食事は全員がしていて、それ以外は家庭ごと」という点を思い出してください。迷ったら、一つ減らす方向で考えると、当日の余裕が生まれます。
七五三のお祝いは誰がするもの?祖父母との関わり方
「お祝いは誰がするのか」という疑問には、主催する人と費用を出す人という2つの側面があります。分けて考えると整理しやすくなります。
主催するのは親、が今の基本形
日程を決め、神社を選び、衣装や撮影を手配するのは、基本的にお子さんの親です。かつては地域や家によってしきたりがありましたが、現在は親が中心になって進める形が一般的になっています。
体験談を見ても、神社の選び方に親の考えが反映されています。「自分が子どもの頃にお参りした神社」「お宮参りでお世話になった神社」「徒歩で行ける一番近い神社」。選んだ理由が家庭ごとに違うのは、親が決めているからです。
祖父母を誘うかどうかの判断
ここが最も迷うところかもしれません。呼ぶべきか、呼ばなくてよいのか。判断の材料になる点を挙げます。
誘うと決めやすいのは、次のような場合です。
- お宮参りや入園式など、これまでの行事にも参加してもらっている
- 近くに住んでいて、移動の負担が少ない
- 孫の成長を楽しみにしている様子が伝わっている
家族だけにする判断もあるのは、次のような場合です。
- 実家がどちらも遠方で、移動の負担が大きい
- お子さんが小さく、大人数だと落ち着かない
- ご祈祷の席に人数の制限がある
体験談のはらぺこさんのお話に、参考になる場面があります。ご祈祷を受ける子どもだけで数十人という混雑のなか、座れたのは子どもと保護者1名だけで、あとの大人は最後列で立ち見だったそうです。人数を集めても、全員が同じように参加できるとは限りません。
片方の家だけ参加になるときの考え方
体験談では、片方の家の祖父母が参加した例が7件あります。両家から参加した4件より多く、両家そろえなければいけない、という決まりはありません。
ただ、参加できなかった側への配慮があると、あとから気持ちのすれ違いが生まれにくくなります。体験談のみるみるさんは、遠方のご主人のご両親が参加できませんでしたが、後日お祝いをいただいたと書かれています。
できることとして、次のようなものがあります。
- 撮影した写真やデータを送る
- 参拝の様子を短い動画で撮って共有する
- 「来られなくて残念だったね」ではなく「写真ができたら送るね」と先に伝えておく
- 千歳飴やお神札を分けて渡す
費用の分担によくあるパターン
費用については、家庭ごとの取り決めが大きく違います。よくある形を並べておきます。
| 分担の形 | 内容 | 向いている場合 |
|---|---|---|
| 親がすべて負担 | 衣装、撮影、初穂料、食事すべてを親が持つ | 気兼ねなく内容を決めたい。祖父母に負担をかけたくない |
| 祖父母が衣装や撮影を負担 | 親が食事や初穂料、祖父母が衣装代や撮影代を持つ | 祖父母から申し出があった。孫のために何かしたいと言われている |
| 食事だけ祖父母が負担 | 親が準備一式、食事は祖父母が持つ | 参加してもらったお礼を受け取る形にしたい |
| お祝い金をいただく | 参加はせず、または参加して、現金や図書カードなどをいただく | 遠方で参加できない。金額を決めてもらいたくない |
大切なのは、先に決めてから声をかけることです。当日になって支払いの場面で譲り合いになると、気を使い合って落ち着きません。誘うときに「食事はこちらで用意します」「衣装はレンタルにするので、そちらは大丈夫です」と一言添えておくと、双方が構えずに済みます。
また、祖父母に負担してもらうのが当然という前提では書かないほうがよいと考えています。それぞれのご家庭に事情があります。申し出があればありがたく受け、なければ親が持つ。それで十分に整った七五三になります。
遠方の祖父母への伝え方
遠方の場合、誘うこと自体が負担になってしまうことがあります。移動、宿泊、日程の調整。誘われたら断りにくい、という気持ちも働きます。
そこで、参加を前提にしない形で伝えるという方法があります。
11月の第2土曜に、近くの神社で七五三のお参りをすることにしました。
遠いので無理はしないでくださいね。写真ができたら送ります。
もし来られそうなら、その日の昼にお食事だけご一緒できたらうれしいです。
この形なら、来ても来なくても気まずくなりません。「ぜひ来てください」と書くと断りにくくなりますが、先に「無理はしないで」と置いておくと、判断を委ねられます。
祖父母への声かけ:決定の報告ではなく相談の形に
祖父母にとって七五三は、孫の節目を一緒に祝える楽しみな行事です。一方で、世代によって七五三のイメージが違うことがあります。数え年で11月15日に神社へお参りするもの、着物を着せるもの、という前提で考えている方も多く、親が洋装や満年齢で決めていると、「聞いていない」という気持ちになりやすいのです。悪気がなくても、日程や服装を決まったこととして伝えると、祖父母は自分の意見を言いにくくなります。反対に、「決めたこと」と「相談したいこと」を分けて伝えると、祖父母も安心して希望を話せます。日程と神社は親が決めて、食事の場所や着物を用意するかどうかは相談する、というように線を引くのが現実的です。
夕食の片付けをしながら実家の母に電話をかける場面を考えてみましょう。長い説明をするより、まず日程の候補と、来てほしい気持ちを伝えるほうが、相手も返事をしやすくなります。
- NG例:「七五三はこの日に洋服でお参りするから、来られるなら来てね」と、決定事項だけを伝える
- OK例:「七五三のお参りを、11月の第2土曜に考えているよ。お父さんとお母さんの都合はどうかな。着物の話は、来てくれたら相談させてね」と、決めたことと相談したいことを分ける
- NG例:「お義母さんは遠くまで大変だから、来なくて大丈夫ですよ」と、先に決めつけて断る
- OK例:「神社は少し歩くので、お食事だけでもご一緒できたらうれしいです。お義母さんは、どちらがいいですか」と、選べる形で聞く
つまずきやすいのは、祖父母から「衣装代は出すよ」と申し出があったのに、片方の家だけ受けて、もう片方の家に伝えそびれてしまうことです。あとで知った側が気にすることもあるため、申し出があったときは、もう一方の家にも「こういう形で進めています」と一言伝えておきます。
七五三で神社では何をするの?お参りだけでもいい?
神社での過ごし方について、具体的な流れを見ていきます。
ご祈祷を受ける場合の流れ
神社によって進め方は異なりますが、おおよそ次のような流れになります。
- 受付をする:社務所で申し込みます。子どもの名前、年齢、住所などを書く用紙が用意されていることが多いです。名前の読み方を確認されるので、読み間違えられやすい名前の場合は伝えておきましょう
- 初穂料を納める:受付のときに納めます
- 待つ:混雑する時期は待ち時間があります。控室や待合所が用意されている神社もあります
- 拝殿に入る:名前を呼ばれて中に入ります。他のご家族と一緒になることが多いです
- 祝詞をあげていただく:頭を下げている場面があります。神職の方の案内に従えば大丈夫です
- 玉串を奉納する:神社によっては、玉串をお供えする場面があります。体験談のミサリンさんも、お子さんたちが玉串を奉納したと書かれています
- お札や千歳飴を受け取る:お神札、お守り、千歳飴、記念品などをいただきます
ご祈祷の所要時間は、待ち時間を除いて15分から20分程度が目安です。土日祝日などの混雑する時期は、複数の家族がまとめてご祈祷を受ける形になり、30分ほどかかる神社もあります。
お参りだけで済ませる場合
ご祈祷を受けず、拝殿の前でお参りするだけでも構いません。神社に子どもの成長を報告してお参りする、という点は変わりません。
お参りだけの場合の流れはこうなります。
- 鳥居の前で軽く一礼して入る
- 手水舎で手と口を清める
- 拝殿の前でお賽銭を入れ、鈴を鳴らし、二拝二拍手一拝でお参りする(神社によって作法が異なる場合は、境内の案内に従う)
- 境内で写真を撮る
お参りだけを選ぶ理由には、こうしたものがあります。
- 混雑する時期の待ち時間を避けたい
- 子どもがじっと座っていられる時期ではない
- 予約が必要な神社で、都合のよい日が取れなかった
- 費用を抑えたい
- 短時間で切り上げたい
とくに3歳のお子さんの場合、お参りだけのほうが機嫌よく終われることがあります。慣れない衣装で長く待つのは、大人が思っているより大変です。「せっかくだからご祈祷も」と足していくと、後半で疲れてしまい、写真も食事も落ち着かなくなることがあります。
初穂料の包み方と納め方
ご祈祷を受ける場合に納めるお金は、初穂料、あるいは玉串料と呼ばれます。
金額は神社によって案内が異なります。あらかじめ金額が示されている神社もあり、「お気持ちで」と案内される神社もあります。目安は、お子さん1人につき5,000円から10,000円程度です。「5,000円以上」「10,000円以上」と案内されているときは、その金額が最低額になります。ただし、実際の金額は神社ごとに違うため、申し込むときに直接確認するのが最も確実です。電話で「七五三のご祈祷をお願いしたいのですが、初穂料はいくらお納めすればよいでしょうか」と尋ねれば教えていただけます。
包み方については、次のような形が一般的です。
- のし袋または白い封筒に入れる
- 水引は紅白の蝶結び(花結び)
- 表書きは「初穂料」または「御初穂料」
- 下段には子どもの名前を書く
- 中袋があれば金額と住所を記入する
神社によっては、封筒に入れずそのまま納める形や、受付で専用の袋を用意している場合もあります。これも確認しておくと当日迷いません。
きょうだいで一緒にご祈祷を受ける場合は、原則としてお子さん一人ごとに初穂料が必要です。ただし、家族向けの金額を決めている神社もあります。のし袋を1つにまとめてよいかどうかも神社で違うため、予約のときに確認しておきます。のし袋は、ふくさに包んで持参し、受付で取り出して渡すと丁寧です。お寺でお参りする場合は、「初穂料」ではなく、「御祈祷料」や「御布施」と書くのが一般的で、お寺ごとに指定が異なることがあります。
予約が必要かどうかは、必ず先に確認する
神社によって、予約が必要な場合と、当日受付のみの場合があります。人気のある神社では、早い時期に予約が埋まることもあります。
体験談のレイさんは「神社も人気のある場所でしたので、早めに予約することで、スムーズに七五三を終えることができ、ほっとしました」と書かれています。気になる神社が決まったら、日程を固める前に問い合わせておくのが確実です。
確認しておきたいことをまとめます。
- 予約が必要か、当日受付か
- 受付できる時間帯
- 初穂料の金額
- 付き添いの人数に制限があるか
- 境内や拝殿内で写真を撮ってよいか
- 着替えや授乳ができる場所があるか
- 駐車場があるか
ご祈祷の時間を、子どもが落ち着いて過ごすために
ご祈祷は、神主さんが祝詞をあげて子どもの名前を神前に申し上げるあいだ、静かに頭を下げて待つ時間があります。長さは15分から20分ほどですが、3歳から7歳の子どもにとっては、じっと座って待つ時間として決して短くありません。この年齢の子どもは、次に何が起こるかが分かると落ち着きやすく、分からない場面では不安になって動いたり、親にくっついたりします。慣れない場所で、慣れない衣装で、周りには知らない人たちが並んでいる、という状況を子どもの目線で見ておくと、手の打ち方が見えてきます。前日までに、お参りの順番を子どもにも話しておくと、当日の戸惑いが小さくなります。
秋の午前、待合所で順番を待つあいだに、草履が脱げそうになって何度も座り直す。そんな場面は、ありがちです。
- NG例:「静かにしてないと、神様に怒られるよ」と、怖がらせて座らせる
- OK例:「神主さんが神様にお話をしてくれるから、そのあいだは、ママの隣で静かに座っていようね。終わったら千歳飴をもらえるよ」と、流れと終わりの楽しみを伝える
- NG例:「ほら、ちゃんとして!みんな見てるでしょ」と、周りの目を理由に注意する
- OK例:「足がつらくなったら、ママの手をぎゅっとしてね」と、困ったときの合図を決めておく
つまずきやすいのは、受付で名前の読み方を確認されて慌てることと、拝殿の中で座る位置が分からず立ち往生することです。読み方は、申込用紙に先にふりがなを書いておくと迷いません。座る位置は、受付のときに「付き添いは何人まで座れますか」と尋ねておくと、当日に誰が子どもの隣に座るかを事前に決められます。
3歳・5歳・7歳で何が違う?男の子と女の子で何をするか
七五三は年齢ごとに由来が異なると言われています。年齢別に見ていきます。
| 年齢 | 対象 | 由来とされるもの | 装いの例 |
|---|---|---|---|
| 3歳 | 女の子・男の子 | 髪置き(かみおき)。髪を伸ばし始める節目 | 女の子は着物に被布。男の子は袴やスーツ |
| 5歳 | 男の子 | 袴着(はかまぎ)。初めて袴を着ける節目 | 羽織袴、またはスーツ |
| 7歳 | 女の子 | 帯解き(おびとき)。付け紐をやめて帯を締める節目 | 着物に帯、またはドレスやワンピース |
3歳は何をする?いちばん短く組むのがコツ
3歳の七五三は、当日の予定を最も軽くしたい年齢です。まだお昼寝が必要な時期でもあり、慣れない衣装を長く着るのが難しいことも多くあります。
具体的には、こう組むと落ち着いて終われます。
- 撮影は別の日に済ませる
- 参拝は午前中の早い時間にする
- ご祈祷にこだわらず、お参りだけでもよいと決めておく
- 食事の前に衣装を着替える
- お昼寝の時間に予定を入れない
女の子の3歳は、着物の上に被布という袖のない上着を重ねる装いが定番です。体験談のマリママさんは「3歳の着物は簡単に着られるので、私が着せて、髪のセットはつけ毛をアレンジしました」と書かれています。帯を締めないため、家庭で着せられる場合もあります。
男の子の3歳については、本来は5歳が節目とされていますが、3歳でお祝いする家庭もあります。体験談のアッキさんは、5歳の本番のリハーサルという位置づけで3歳の写真を残されています。「男の子は5歳がメインですが、息子は体格もよく、少しでも可愛らしいうちに1枚写真を残しておきたい」という理由でした。
5歳の男の子は何をする?袴を着る節目
5歳は、男の子にとっての中心となる年齢です。羽織袴を着る家庭が多くなります。
3歳と比べると、こちらは本人が状況をわかっているという点が大きな違いです。「かっこいい」と言われて張り切る子もいますし、逆に照れて動きたがらない子もいます。
装いは羽織袴とスーツのどちらでも構いません。体験談のちょこさんは「羽織袴も考えましたが、男の子は動きやすい方がよさそうだったので、スーツに決めました」と選ばれています。ほっそさんは「学校の入学式にも使えるようにスーツを買ってそれを着せました」とのことで、あとで使えるものを選ぶという考え方もあります。
袴で気をつけたいのは、移動中に崩れやすいという点です。体験談のナオミさんは「朝から義理母に袴を着せてもらい張り切って行きましたが、神社に着く頃には崩れて車の中で直した記憶があります」と書かれています。次のお子さんのときはスタジオで着付けをしてもらってから参拝されたそうです。
7歳の女の子は何をする?帯を締める節目
7歳は、付け紐をやめて帯を締める節目とされています。3歳の被布姿とは違い、大人と同じような着付けになります。
この年齢の特徴は、本人が自分で選びたがることです。着物の色柄、ヘアスタイル、写真のポーズ。本人の希望を聞きながら決めると、当日の機嫌も違ってきます。
体験談のマリママさんは、3歳の七五三のときの話ですが、写真館でドレスも撮影し、「ドレスは可愛いものがたくさんあって、その中から自分の好きなものを選んでいました」と書かれています。3歳でも選ぶ時間が楽しい様子が伝わってきます。7歳は、選ぶ場面そのものが思い出になる年齢です。
数え年と満年齢、どちらで数えるのか
これも迷いやすい点です。結論から言うと、どちらでも構いません。
もともとは数え年で行う行事とされていましたが、現在は満年齢でお祝いする家庭も多く、どちらが正しいという扱いにはなっていません。体験談のはらぺこさんは「数え年で3歳、実年齢2歳の秋に七五三をしました」と書かれています。
判断の目安として、次のように考えると決めやすくなります。
- きょうだいがいる場合:数え年と満年齢を使い分けて、2人まとめて同じ年にお祝いするという方法があります。体験談でも、きょうだい2人で一緒に参拝された例が複数あります
- 数え年で3歳だと、満年齢では2歳前後になる場合:おむつが取れていない、お昼寝が必要、着物を嫌がるといった事情があるなら、満年齢まで待つという判断もあります
- 親族の慣習がある場合:地域や家によって数え方の慣習が残っていることがあります。祖父母に一度確認しておくと、あとで話が食い違いません
年齢に合わせた声かけで、本人のやる気を引き出す
3歳、5歳、7歳では、お参りへの向き合い方に違いが出やすくなります。もちろん個人差はあります。3歳は、行事の意味より「いつもと違う服でお出かけ」という出来事そのものを楽しむ時期で、気持ちが乗れば機嫌よく過ごせますが、眠気や空腹で急に崩れることもあります。5歳になると、周りの大人の言葉や、袴という特別な衣装を意識して、「かっこいいことをしている」と感じると張り切る子が増えます。7歳は、周りからどう見られるかを気にし始める子が多く、着物や髪型を自分で選べると、お参りへの意欲が高まりやすくなります。年齢ごとの違いを知っておくと、同じ声かけでも、伝わる言葉を選べます。3歳には短い言葉で次の行動を、5歳には役割をひとつ任せる言葉を、7歳には選ぶ余地を残した言葉をかけると、それぞれ動きやすくなります。
- NG例(3歳):「じっとしてて!動いたらダメ!」と、禁止の言葉だけを重ねる
- OK例(3歳):「次は、神主さんのお話を聞くよ。ママの隣で、おすわりしようね」と、次の行動を短く伝える
- NG例(5歳):「男の子なんだから、しっかりしなさい」と、性別や年齢で急かす
- OK例(5歳):「おじいちゃんに『大きくなったよ』って、ご挨拶してくれる?お兄ちゃんの役目だよ」と、役割を任せる
- NG例(7歳):「この着物にしなさい。似合うから」と、親が決めて渡す
- OK例(7歳):「この中だと、どの色が好き?髪飾りも一緒に選ぼうか」と、選べる範囲を示して任せる
つまずきやすいのは、5歳の男の子が、照れて写真を嫌がったり、袴で動きたがらなかったりする場面です。無理に笑わせようとすると、かえって表情が固くなります。「好きなポーズを一つ選んでいいよ」「撮ったあとは、ごほうびのおやつにしよう」と、本人が選べる形にすると、動きやすくなります。体験談のちょこさんも、普段は写真を撮られるのを嫌がる息子さんが、前撮りでは張り切っていたと書かれています。
「七五三をする」の言い方に迷ったとき
意外と困るのが、言葉の使い方です。他の人にどう伝えればよいのか、場面ごとに整理します。
「七五三をする」という言い方でよいのか
結論として、「七五三をする」という言い方で問題ありません。日常の会話ではこれで通じます。
もう少し丁寧にしたい場面では、次のような言い方があります。
- 七五三のお参りに行く:最も使いやすい言い方です
- 七五三のお祝いをする:食事や写真も含めた全体を指すとき
- 七五三の参拝をする:やや硬い場面で
- 七五三のご祈祷を受ける:神社で祝詞をあげていただくことを指すとき
- 七五三を迎える:時期の話をするとき。「この秋、下の子が七五三を迎えます」
神社に申し込むときは、「七五三のご祈祷をお願いしたいのですが」が最もわかりやすい言い方です。「七五三をしたいのですが」でも伝わりますが、ご祈祷を受けたいのかお参りだけなのかがはっきりするので、前者のほうがやりとりが短く済みます。
祖父母や親戚を誘うときの言い方
誘うときは、日程、場所、その日の流れ、そして負担の有無を伝えておくと相手が判断しやすくなります。
11月の第2土曜に、○○神社で娘の七五三のお参りをします。
午前10時にご祈祷の予約を取りました。
そのあと近くのお店でお昼をご一緒できたらうれしいです。
お食事はこちらで用意しますので、手ぶらでいらしてください。
近くにお住まいで、当日の集合が難しい場合は、こういう形もあります。
神社は混みそうなので、お参りは家族3人で行ってきます。
そのあと家に寄って、写真を見ながらケーキを食べませんか。
着物姿のまま帰るので、見てもらえるとうれしいです。
参拝と食事を分けて考えると、無理のない誘い方ができます。ご祈祷の席は人数が限られることがあるので、食事や自宅の場面で会う形にすれば、混雑を避けながら一緒にお祝いできます。
お祝いをいただいたときのお礼の言い方
お祝い金や品物をいただいたときは、その日のうち、または届いた日のうちにお礼を伝えます。
電話で伝える場合は、次のように話します。
七五三のお祝いをありがとうございました。
おかげさまで、無事にお参りを済ませることができました。
着物をとても気に入って、一日中脱ぎたがらなかったんですよ。
写真ができたら送りますね。
お礼状や手紙にする場合は、次のように書きます。
このたびは、○○の七五三に温かいお心遣いをいただき、ありがとうございました。
11月の第2土曜に○○神社でお参りをし、無事に七五三を迎えることができました。
いただいたお祝いは、記念のアルバムを作るのに使わせていただきます。
写真を同封いたしますので、ご覧いただけましたら幸いです。
お礼を伝えるときのコツは、いただいたものを何に使うかを添えることです。「大切に使わせていただきます」よりも「アルバムを作るのに使います」のほうが、贈った側に届きます。
お返しの品については、必ず用意しなければいけないものではありません。祖父母からのお祝いであれば、写真を贈ることや食事に招くことがお返しになる、という考え方が一般的です。親戚や知人からいただいた場合に品物を用意するなら、千歳飴や赤飯、菓子折りなどを選ぶ家庭が多くあります。
職場や園に伝えるときの言い方
平日に休みを取る場合や、園を休ませる場合の伝え方です。
職場に伝えるときは、行事名を出すだけで十分です。「子どもの七五三のお参りで、○月○日にお休みをいただきたいのですが」。詳しい説明は必要ありません。
園に伝えるときは、欠席の連絡と同じ形で構いません。「本日は七五三のお参りのため、お休みします」。写真撮影のために欠席する場合も同様です。
着物を着たまま登園する、着物姿で送りだけする、という場合は、先に伝えておくと当日の対応がスムーズです。
言葉の選び方で、行き違いを防ぐ
七五三は、「お参りだけ」から「衣装と撮影と食事つき」まで、想像する中身が人によって大きく違う行事です。そのため、「七五三をする」という一言でも、相手が思い浮かべる内容が違い、行き違いが生まれがちです。祖父母は着物での神社参拝と宴席を、職場の人は丸一日の休みを、神社の受付はご祈祷の申し込みを、それぞれ想像します。伝える相手が何を知りたいのかを考えて、言葉を足すと、確認の回数が減ります。祖父母には「日程、場所、食事の有無」、職場には「日付と時間帯」、神社には「ご祈祷の希望、人数、子どもの年齢、数え年か満年齢か」を伝えると、やりとりが短く済みます。
- NG例:「七五三するから、空けておいてね」と、内容を伝えずに予定を押さえる
- OK例:「七五三のお参りを11月の第2土曜の午前にするよ。そのあと、お昼を一緒に食べられたらうれしいな」と、日程と流れを具体的に伝える
- NG例(神社に電話で):「七五三、できますか」とだけ聞く
- OK例(神社に電話で):「3歳の娘の七五三のご祈祷をお願いしたいのですが、11月の第2土曜の午前に、予約はできますか」と、希望を具体的に伝える
つまずきやすいのは、神社の受付で「数え年ですか、満年齢ですか」と確認されて、返事に詰まることです。申し込む前に、家庭でどちらで数えるかを決めて、子どもの生年月日を手元に控えておくと、落ち着いて答えられます。
最新情報:七五三の祝い方と神社の受付まわりの変化
以前の七五三は、数え年で11月15日に神社へ行き、当日に受付をして順番にご祈祷を受ける形が、一般的なイメージでした。衣装も、家にある着物や貸衣装を用意して着せる形が中心でした。
現在は、満年齢でお祝いする家庭が増え、11月15日にこだわらず、前後の都合のよい日に参拝する傾向が強まっていると、神社の公式案内でも紹介されています。ご祈祷の受付は、予約制や時間指定を取り入れる神社があり、衣装、着付け、写真撮影までまとめて受けられるパックを用意する神社もあります。手水舎は、柄杓を使わず流水で清める形や、花手水にしている神社が見られます。お守りなどの授与品は、キャッシュレス決済に対応する神社が増えてきましたが、初穂料の納め方は神社ごとに違うため、申し込むときに確認します。初穂料の目安は、以前から変わらず、お子さん1人あたり5,000円から10,000円程度です。
| 項目 | 現行の内容 | 対象 | いつから |
|---|---|---|---|
| 数え方と日程 | 満年齢でのお祝いも多く、11月15日の前後で都合のよい日に参拝する家庭が増えている | 七五三を迎える家庭 | 近年増えている傾向 |
| ご祈祷の受付 | 予約制や時間指定の神社がある。当日受付のみの神社もあり、神社ごとに異なる | ご祈祷を受ける家庭 | 七五三の時期を中心とした近年の傾向 |
| 衣装と撮影 | 衣装、着付け、写真撮影をセットにしたパックを用意する神社がある | 当日にまとめて済ませたい家庭 | 神社ごとに実施している |
| 手水舎 | 柄杓を使わない流水式や、花手水の神社がある。現地の案内に従う | 参拝する人全般 | 新型コロナの流行後に見られる傾向 |
| 支払い方法 | 授与品はキャッシュレスに対応する神社が増えている。初穂料の納め方は神社ごとに案内が異なる | 参拝する人全般 | 近年広がる傾向 |
| 初穂料の目安 | お子さん1人あたり5,000円から10,000円程度。神社が金額を定めている場合は、その金額に従う | ご祈祷を受ける家庭 | 以前から広く用いられている目安 |
家庭では、候補日を2つか3つ出しておき、神社の公式サイトで、予約の要否、受付時間、初穂料、支払い方法を確認してから日程を決めます。現金で納める場合に備えて、新札とのし袋、ふくさを前日までに用意しておきます。衣装まで神社で整える場合は、下着や足袋など、神社から案内される持ち物を確認します。手水舎の形式は神社ごとに違うため、ハンカチを多めに持って、現地の案内に従います。
- NG例:「お宮参りのときと同じ神社だから、当日行けば受け付けてくれるでしょ」と、以前の経験をそのまま当てはめる
- OK例:「お宮参りのときと同じ神社だけど、七五三は予約制かもしれないから、ホームページで確認しよう」と、七五三の案内を調べる
- NG例:「11月15日じゃないと、意味がないよ」と、日付にこだわる
- OK例:「15日の前後で、みんなの都合がいい日にしよう。混みにくい時間帯も、神社に聞いてみよう」と、都合と混雑の両方を見て決める
つまずきやすいのは、予約の受付が始まる時期が神社ごとに違い、気づいたときには希望の日が埋まっていることです。気になる神社が決まったら、早めに公式サイトを見て、受付の開始時期も確認しておきます。また、キャッシュレスに対応していると思い込み、現地で現金が足りなくなる場面もあります。初穂料は、念のため現金で用意しておくと安心です。
七五三は何をするの?先輩ママ15人の体験談
ここからは、先輩ママ15人の体験談を、原文のままご紹介します。お子さんの年齢、家族の人数、神社までの距離は人それぞれ違います。他の家庭の話を読むと、「うちもこうしなければ」と思いがちですが、体験談は、自分の家庭に近い条件の方の話を探して、取り入れられるところだけ参考にするのが、いちばん役に立ちます。同じ七五三でも、小さな子どもを連れた家庭と、きょうだいが大きい家庭とでは、うまくいく段取りが違うためです。
- NG例:「みんなこうしているから、うちもこうしなきゃ」と、他の家庭と同じ形に合わせようとする
- OK例:「うちは子どもが2人だから、ひなままさんの段取りが参考になりそう」と、似た条件の話を選んで取り入れる
- NG例:「あの家は豪華なお祝いをしたのに、うちは簡単すぎるかな」と、内容の違いを比べて落ち込む
- OK例:「回転寿司で喜んでいた話もあったね。うちは子どもが好きなものにしよう」と、家庭の好みを基準にする
つまずきやすいのは、体験談を次々に読むうちに、取り入れたい工夫が増えすぎてしまうことです。読みながら、「真似したいこと」を2つか3つだけメモして、残りは今回は見送ると決めておくと、準備が膨らみません。
写真は事前に撮影しました
数え年で3歳、実年齢2歳の秋に七五三をしました。私と主人と娘、それから父方・母方の祖母たち、合計5人で行きました。残念ながら祖父は仕事で来られませんでした。
神社は比較的近所で、何百年も続く由緒正しい大きな神社を選びました。七五三シーズンはとても混んでいて、ご祈祷を受ける子供だけでも数十人いたので、子供と保護者1名のみが座り、あとの付き添いの大人たちは全員最後列での立ち見でした。
娘はフォトスタジオでレンタルした着物を着て行きましたが、2歳とは思えないほどしっかり座って静かにしていました。他のお子さんを見ていると、やはり動きにくかったり暑かったりしてぐずる子が多かったです。
記念撮影は、レンタルをしたフォトスタジオで事前に済ませていました。当日はバタバタしそうだったので、事前に撮影しておいてよかったです。
七五三のあとで家に帰り、出前のお寿司とケーキを食べて楽しみました。のびのびと過ごしたかったので、スーツや着物は着替えて、自宅でゆっくりとお祝いをしました。
神社で衣装レンタルができる
神社へのお参りは、夫と夫の両親、子供と一緒に行きました。神社は、妊娠中に戌の日でお参りしていた神社で、比較的自宅から近い場所を選びました。
神社にお参りした時の子供の衣装は袴でした。写真撮影は家族でもしましたが、神社でのご祈祷の前に、写真館でプロの方に撮影してもらっていました。
神社のお参りが終わってから、みんなで食事に行きました。子供の袴はレンタルした物だったので、食事に行く前に着替えてから行きました。みんなでゆっくりと食事ができて、子供のお祝いもできて、とても良い記念日になったと思います。
最近は、神社で衣装をレンタルできる所もあるようで、金額もそれぞれ違っているようです。友人からホテルのパックなどもあると聞いたので、下の子の時は色々調べてみたいです。
少しリッチなレストランでお食事
我が子の七五三のお参りは、私たち夫婦と子ども2人で出かけました。私の実家も夫の実家も遠方にあり近くに身内もいないので、家族4人だけでお祝いする形となりました。
お参りする神社は、自宅から一番近くにあり、唯一徒歩で行けるところにしました。かなり立派な神社で、この地域で七五三をする子どもはたいていこちらを利用するそうなので、申し分なかったです。
当日の子どもの服装は洋装で、白いブラウスに黒色のワンピース、黒色のタイツといういでたちでした。写真撮影の際は和装で写真館で撮ってもらいました。お参り当日だとバタバタして大変だと思ったので、撮影は事前に済ませておきました。
お参りを無事に済ませたあとは、少しリッチなレストランで食事をしてお祝いしました。
いつも行かない豪華なランチを食べました
七五三の神社へのお参りは夫婦2人、子供2人の家族4人で行きました。地元ではお祝いごとのお参りはここ、という神社があり、車で5分ほどの所にあるのでそちらに行きました。私も地元出身なので、昔から同じ神社でお参りをしてきました。
当日は、洋装で行きました。和装レンタルも考えましたが、2人とも活発な子供だったので汚しては困ると思い、自分で用意した洋装にしました。
和装を着た写真は、お参りとは別の日にスタジオ撮影で撮りました。撮った写真は額に入れて玄関に飾ってあります。
神社へのお参りは午前中に行ったのですが、その後いつもは行かないようなちょっと豪華なランチを食べに行きました。夕方に主人の両親がホールケーキを持って来てくれて、子供たちも喜んでいました。
地元で有名な神社へ行きました
地元で有名な椿大神社へ、息子と娘の七五三のお参りに行きました。椿大神社にしたのは、私も子どもの頃、この神社で七五三の参拝をしたからです。
私たち夫婦と両家の両親、子ども二人の8人での参拝はとても賑やかで、子どもたちはまだよくわかっていなかったようですが、珍しく両方のおじいちゃんおばあちゃんと一緒ですごく喜んではしゃいでいました。
子どもたちはレンタルで、お兄ちゃんは袴姿、妹は着物です。着なれない衣装に二人とも初めは戸惑っていましたが、お互いのいつもと違う姿を見て「カッコイイ」「カワイイ」と言い合い、ご満悦の様子でした。親としては微笑ましい光景でした。
ご祈祷では、子どもたちも玉串の奉納をさせていただき、厳かな雰囲気にどうしていいかわからない様子が、見ていてとても微笑ましかったです。
参拝を終えてから、衣装を借りた大手チェーンの写真スタジオで、二人だけのものと、私たちと子ども、おじいちゃんおばあちゃんも交えたものの3パターンを撮影していただきました。最後には着物を脱ぐのを嫌がっていた子どもたちも、「好きなものを食べに行くよ」と言うと、いそいそと脱ぎ、慌てて用意する姿が面白くて笑ってしまいました。
もう二人とも高学年になってしまいましたが、とてもいい思い出になっています。これからも、こういう伝統的な行事はきちんと子どもたちに体験させていきたいなと思います。
お世話になっている地元の神社に行きました
神社へのお参りは私と主人と5歳の長男、2歳の次男で行きました。近所の神社でお参りをしました。あまり大きな神社ではありませんが、その土地で子どもが生まれて、育ってきてお世話になっているという意味で、選びました。
学校の入学式にも使えるようにスーツを買ってそれを着せました。スタジオなどでは撮らず、写真は自分たちで撮りました。それで十分満足でした。親の私たちが撮ることで、息子も自然な笑顔で写真に写っています。
お参りの後は、食事に行きました。夫の両親を呼んで一緒にご飯を食べました。息子はお寿司が大好きなので、お寿司を食べに行きました。回転寿司でしたが、喜んでいたのでよかったです。後は義両親の家に行ってケーキを食べました。
記念写真はスタジオで撮影
神社のお参りは私が子供の頃から、妹も弟も行っている神社に行きました。子供が3人いるので、3人とも同じ神社でお参りしています。
3歳の七五三は自宅に保管してあった着物を着せて、7歳の七五三はレンタルして着物を着せました。子供たちは初めてのことで、最初はお寺の中の雰囲気などに怖がっていましたが、ご祈祷が終わる頃には1人で椅子に座り、住職さんの言うことを聞いていました。
3歳の七五三は家族が撮ってくれましたが、7歳の七五三の時はスタジオアリスで撮影して頂きました。
神社でのお参りの後は自宅に戻り、着物姿のまま1日過ごしました。夜は家族、おばあちゃんなど親戚がみんな集まり、パーティー用の夕食とケーキを用意してお祝いしました。
じいちゃんばあちゃんも大喜びでした
七五三にはおじいちゃん、おばあちゃん、そして主人、私、息子本人で行きました。息子が生まれた時、お宮参りをさせていただいた大きな神社で七五三もさせていただきました。
毎年のお正月参りなどもいつもそこでしています。子供を守ってくださる神様もいらっしゃるので、そこで手を合わせてから本殿へお参りさせていただきました。
息子は貸衣装の袴で頑張って行きました。羽織に竜の絵が描いてあって、すごくお気に入りで嬉しそうにしていました。貸衣装でしたので、半月ほど前に写真撮影だけしていただき、その際にはスーツも着て袴と2種類の撮影をしました。みんなに褒めてもらって少し照れながらも楽しそうでした。
もちろん神社でも自分たちで写真をたくさん撮りました。神社でお参りした後は、実家でみんなで息子の大好きなお寿司を取っておいしく食べました。とても良い思い出になりました。
家族と義理の両親たちとお祝い
家族と義理の両親たちとお祝いをしました。前日から主人の実家に泊まり、当日私と子供は着付けのために朝早く美容院に行き、ヘアセットと着付けを美容院でやってもらいました。
実家の近くに神社があるので、そこでお参りをし、ご祈祷を行いました。下の子も少しだけお洒落をしましたが、メインは上の子なので黒のおとなしいドレスを着させました。
写真自体は、実家に帰省する前に写真スタジオで子供の写真だけ撮影を済ませていたので、神社では家族写真と子供の写真だけを撮って終わりました。
まだ下の子が小さく授乳中だったので、お参りが終わったあとは一度家に帰って着替えを済ませてから外で食事をして七五三のお祝いをしました。初めての経験で、子供と着物を着て参加できてよかったです。
写真はプロにお願いして良かった
長男の七五三は、大阪府内の有名な神社に行き、ご祈祷をしてもらい、お参りをしました。この神社は、自宅から車で30分くらいと、比較的近く、また由緒ある場所として有名でしたので、家族全員一致でこの神社に決めました。
両方の祖父母、私と夫、主役の長男と、全員和装で揃えてお参りしました。義母が着付けを教えており、和装には慣れているので、特に大変なこともなく準備できました。
一番迷ったのは、やはり長男の和装です。我が家は、写真撮影をプロにお願いしており、長男の貸衣装もついていたのですが、種類が豊富で、どれも素敵で捨てがたく、かなり悩みましたが、オーソドックスな羽織袴に落ち着きました。
神社でご祈祷、お参りの後、写真館で写真撮影をしてもらい、その後、みんなでホテルのレストランの個室で、お祝いの食事をして帰宅しました。
写真は、後々まで残るものなので、やはりプロにお願いして良かったと思います。神社も人気のある場所でしたので、早めに予約することで、スムーズに七五三を終えることができ、ほっとしました。
神社でみんな揃って撮影しました
3歳の七五三は夫と義理父、義理母と、住んでいる場所では有名な近くの神社にお参りに行きました。娘は着物と被布を着ていきました。3歳の着物は簡単に着られるので、私が着せて、髪のセットはつけ毛をアレンジしました。
当日は、神社でみんな揃って写真を撮りました。ご祈祷してもらって、記念に千歳飴とアルバムをもらいました。それから、みんな揃ってごはんを食べに行きました。
写真はお参りとは別の日に、いつも使っている写真館で撮影しました。着物と被布は持っていたので、持ち込みをして撮影してもらいました。ドレスも撮ったので、ドレスは写真館のものを借りました。
ドレスは可愛いものがたくさんあって、その中から自分の好きなものを選んでいました。ヘアセットも着付けもしてもらえました。写真は自分たちで選んで、アルバムを作ってもらいました。カメラマンさんが上手にあやしてくれたので、かなり良い写真が撮れました。データももらえたので、次の年賀状は七五三の写真にしました。良い記念になってよかったです。
3歳の娘が着た着物は30年前に私が着た着物です
長女の3歳の七五三では、移動が大変だと思い、自宅から近く写真館の併設されている大きめの神社にしました。当日は私方の祖父母も集まり、みんなで七五三をお祝いしました。
旦那のお父様とお母様は地方に住んでおり、残念ながら参加することはできませんでしたが、後日お祝いに図書カードをいただきました。
3歳の娘が着た着物は、なんと私が3歳の七五三で着た着物です。30年近く母が大事に持っていてくれました。とても懐かしかったです。娘は私とそっくりなので、私の母も「懐かしいなぁ」と言っておりました。
私の着た着物を着て、ヘアメイクで髪の毛をアップにしてお化粧をしてもらいました。ちょこんと塗った赤いリップが可愛らしかったです。
綺麗に着飾った娘を連れて、全員で神社でご祈祷していただきました。その後、地下にある併設されている写真館で娘1人の写真と家族全員の写真を撮影しました。お昼くらいになったので、予約していた近くにある高級焼肉店でランチをしてから解散しました。
お写真メインでお出かけしました
息子の3歳を記念して羽織袴で写真を撮りました。男の子は5歳がメインですが、息子は体格もよく、少しでも可愛らしいうちに1枚写真を残しておきたいと思ったので、写真スタジオへ行きました。
時期もちょうど七五三ということもあり、写真撮影をすると袴を無料でレンタルさせてくれるというので、ついでに近くの神社にお参りに行きました。写真メインの思いつきでいったので、今回は5歳の本番のためのリハーサルといった感じです。
そのため、家族3人で写真を撮り、汚さないうちに袴を返却し、着替えてからお誕生日のお祝いにケーキを食べました。きちんとした七五三ではありませんが、女の子が3歳のかわいい盛りに着飾ってお参りに行くのが羨ましく、今は写真スタジオなどで男の子の3歳も盛り上げてくださっているので、やってみて楽しかったし、可愛い写真も残せたしで大満足でした。
息子はスーツを着ました
七五三のお参りは、息子が5歳の時に、夫と私と息子の三人で神社に行きました。地元で有名な神社を選んだので、とても多くの人で賑わっていました。
息子はスーツを着ました。羽織袴も考えましたが、男の子は動きやすい方がよさそうだったので、スーツに決めました。夫と私も、もちろん、スーツです。
写真撮影は、その年の夏頃に、写真館で前写しをしました。お気に入りの羽織袴と、スーツを着て、恥ずかしそうにポーズをとっていました。普段、写真を撮られるのを嫌がる息子が、とても張り切っていました。
七五三の当日は、自分たちで交代で撮ったり、神社の方が家族写真を撮影してくれました。七五三のお参りを終えた後、レストランへ移動して、家族で楽しく美味しいお料理をいただきました。
両家そろってお祝いをしました
行事ごとはいつも、両家のおじいちゃん、おばあちゃんと一緒なので、家族総出でお参りに行きました。その神社は、私たちが生まれた時も、お宮参りなどでお世話になっていた場所です。
長男の時は、朝から義理母に袴を着せてもらい張り切って行きましたが、神社に着く頃には崩れて車の中で直した記憶があります。長女と次女の時はスタジオで着付けをしてもらってから、お参りに行きました。
お参りが終わってから、子ども達と両家のおじいちゃん、おばあちゃんと写真を撮ったり、スタジオでは着物とドレスの写真を撮りました。その日の夜にお祝いで、両家そろってお食事会をして楽しみました。七五三は1日仕事で大変ですが、とてもいい思い出です。子ども達、特に女の子は特別嬉しそうでした。
体験談15人から見えた5つの共通点
15人のお話を並べてみると、うまく進めている家庭に共通する工夫が見えてきます。
1プロの撮影は、参拝より前に済ませている方が多い
これが最も多く出てきた工夫です。プロに撮影を頼んだ14人のうち、8人が参拝より前に撮影を済ませていました。参拝当日に撮った方は4人で、2人は時期がはっきり書かれていません。
理由も一致しています。「当日はバタバタしそうだったので」(はらぺこさん)、「お参り当日だとバタバタして大変だと思ったので」(ゆみみさん)。時期も、半月前(はぴはぴさん)、その年の夏頃(ちょこさん)と、かなり早めに済ませている方もいます。
別日にすると、こういう利点があります。
- 当日は参拝と食事だけになり、子どもが疲れにくい
- 撮影のときに機嫌が悪くても、日を改められる
- 衣装を2種類着るなど、撮影に時間をかけられる
- 混雑する時期を避けて予約できる
ちょこさんの「前写し」という言い方のように、参拝前に撮っておく形が定着しているようです。
2食事の前に衣装を着替えている
もうひとつはっきり出ているのが、食事に行く前に着替えるという段取りです。
「食事に行く前に着替えてから行きました」(みゆみさん)、「スーツや着物は着替えて、自宅でゆっくりとお祝いをしました」(はらぺこさん)、「一度家に帰って着替えを済ませてから外で食事をして」(ひなままさん)、「汚さないうちに袴を返却し、着替えてから」(アッキさん)。
レンタルの衣装だと汚したくないという事情もありますし、着物のままでは食べにくいという事情もあります。着替える場所と時間を予定に入れておくと、当日慌てません。
一方で、あーちゃんさんは「着物姿のまま1日過ごしました」と書かれています。夜に親戚が集まるので、そのまま見てもらったのでしょう。着替えるかどうかも、その日の予定次第ということです。
3神社選びの理由は「つながり」か「近さ」
15人が神社を選んだ理由は、大きく2つに分かれました。
これまでのつながりで選んだ方:お宮参りでお世話になった神社(はぴはぴさん、ナオミさん)、妊娠中に戌の日でお参りした神社(みゆみさん)、自分が子どもの頃に七五三をした神社(ミサリンさん、あーちゃんさん)、地元でお祝いごとのお参りをする神社(Yuyuさん)。
近さや移動のしやすさで選んだ方:徒歩で行ける一番近い神社(ゆみみさん)、移動が大変だと思って自宅から近い神社(みるみるさん)、実家の近くの神社(ひなままさん)。
どちらの理由も出てきているので、「有名だから選ぶ」以外の選び方が十分にあるとわかります。ほっそさんは「あまり大きな神社ではありませんが、その土地で子どもが生まれて、育ってきてお世話になっているという意味で、選びました」と書かれています。規模で選ばなくてもよいのです。
4祖父母の参加は、両家そろわなくても成立している
祖父母が参拝や食事、夜のお祝いのどこかに参加した12人のうち、両家から参加したのは4人、片方の家だけが7人、どちらの家か書かれていない方が1人でした。
全員がそろわなかった理由も書かれています。「祖父は仕事で来られませんでした」(はらぺこさん)、「旦那のお父様とお母様は地方に住んでおり、残念ながら参加することはできませんでした」(みるみるさん)。
そして、参加できなかった側との関わりも続いています。みるみるさんは後日お祝いの図書カードをいただき、Yuyuさんは「夕方に主人の両親がホールケーキを持って来てくれて」とあります。当日に参加していなくても、お祝いに加わる形はいろいろあるということです。
5食事は「子どもの好きなもの」が選ばれている
食事の内容を見ると、豪華さより子どもの好みで選ばれていることがわかります。
「出前のお寿司とケーキ」(はらぺこさん)、「息子はお寿司が大好きなので、お寿司を食べに行きました。回転寿司でしたが、喜んでいたのでよかったです」(ほっそさん)、「実家でみんなで息子の大好きなお寿司を取って」(はぴはぴさん)。
一方で、レストランやホテルの個室を選んだ方もいます。「少しリッチなレストラン」(ゆみみさん)、「いつもは行かないようなちょっと豪華なランチ」(Yuyuさん)、「ホテルのレストランの個室」(レイさん)。
どちらでも構いません。ただ、回転寿司で喜んでいたという話が残っているのは、参考になるところです。
15人の体験談を、お祝いの型で分けてみる
15人のお話は、撮影の時期、写真の撮り方、祖父母の参加の仕方で、いくつかの型に分けられます。一人が複数の型にまたがることもあります。型によって、向いている家庭と、つまずきやすい場面が違うため、自分の家庭の条件に近い型から、注意点を先に読むと、準備の見通しが立ちやすくなります。撮影を先に済ませると、当日は参拝と食事に集中できる反面、撮影の日と参拝の日が離れます。当日に一度で済ませる形は、手間が一回で済む反面、子どもの疲れが一日に集中します。どちらが良いということではなく、何を軽くしたいかで選ぶと、納得感が高まります。
| 型 | 当てはまる体験談 | 向いている家庭 | つまずきと対策 |
|---|---|---|---|
| 撮影を先に済ませる型 | はらぺこさん、みゆみさん、ゆみみさん、Yuyuさん、はぴはぴさん、ひなままさん、マリママさん、ちょこさん(8人) | 子どもが小さい。きょうだいがいる。当日は参拝と食事に絞りたい | 撮影の予約は早めに取る。当日用の家族写真も、境内で少し撮っておく |
| 当日にまとめる型 | ミサリンさん、レイさん、みるみるさん、アッキさん(4人) | 遠方の祖父母が来る日に、一度で済ませたい。移動の回数を減らしたい | 長い一日になるため、休む時間を入れる。みるみるさんのように、神社と写真館が近いと動きやすい |
| 自分たちでも撮る型 | みゆみさん、ほっそさん、はぴはぴさん、ひなままさん、マリママさん、ちょこさん、ナオミさん、あーちゃんさん(8人) | 費用を抑えたい。自然な表情を残したい | 家族全員が写る写真が少なくなりやすい。交代で撮るか、神社の方に頼む |
| 家族だけで完結する型 | ゆみみさん、アッキさん、ちょこさん(祖父母の参加が書かれていない3人) | 祖父母が遠方。子どもが小さく、大人数だと落ち着かない | 後日、写真や千歳飴を分けて、祖父母にもお祝いに加わってもらう |
- NG例:「前に撮ったから、当日は写真はいらないよね」と、当日の記念をなくしてしまう
- OK例:「前撮りは済んでいるけど、神社でも家族の写真を数枚だけ撮ろう」と、当日の分を少し足す
- NG例:「全部当日にまとめれば、一回で終わるよ」と、子どもの疲れを見込まずに決める
- OK例:「当日にまとめる分、撮影の合間に車で休む時間を入れておこう」と、休憩を予定に組み込む
つまずきやすいのは、型を決めたあとに、親戚から「当日に撮らないのは寂しい」と言われて、気持ちが揺らぐことです。型を決めた理由、たとえば「子どもの負担を減らしたい」を一言添えて伝えると、受け入れてもらいやすくなります。
当日の流れと、つまずきやすい場面
体験談から見えたつまずきやすい場面を、時間の流れに沿って整理します。
| 場面 | つまずきやすいこと | 先にできる対策 |
|---|---|---|
| 朝の準備 | 着付けやヘアセットに思ったより時間がかかる | 美容院やスタジオに頼む場合は予約時間を早めに。自宅で着せる場合は一度練習しておく |
| 移動中 | 袴や着物が崩れる。車のチャイルドシートで着崩れる | 着付けのピンや腰紐を予備で持つ。移動先で着付けをする選択も |
| 神社の受付 | 初穂料の金額や包み方がわからず慌てる | 予約時に金額を確認。のし袋は前日に用意 |
| 待ち時間 | 混雑で長く待つ。子どもが飽きる | 午前の早い時間に。飲み物と小さなおもちゃを持つ |
| ご祈祷中 | 付き添いの大人が座れない。子どもが動いてしまう | 誰が隣に座るか先に決めておく。人数制限を事前に確認 |
| 撮影 | 疲れて表情が出ない | 撮影は別の日にする。当日は家族写真だけにする |
| 食事 | 着物のままだと食べにくい。汚したくない | 着替える場所と時間を予定に入れる |
この表で最も効くのは、午前の早い時間に参拝して、撮影は別日にするという2点です。この2つを押さえておくと、後半の場面のつまずきがほとんど起きなくなります。
下に小さいお子さんがいる場合
きょうだいがいると、段取りが変わります。ひなままさんは「まだ下の子が小さく授乳中だったので、お参りが終わったあとは一度家に帰って着替えを済ませてから外で食事をして」と書かれています。
下のお子さんがいる場合に見ておきたい点です。
- 授乳やおむつ替えができる場所があるか
- ご祈祷の間、下のお子さんを誰が見るか
- 移動を1回減らせないか(参拝と食事の場所を近くにする)
- 下のお子さんの服装は「少しおしゃれ」程度で十分
ひなままさんも「下の子も少しだけお洒落をしましたが、メインは上の子なので」と書かれています。主役をはっきりさせておくと、準備が絞れます。
当日の時間配分の例と持ち物
当日の流れは、「着付けにかかる時間」と「受付からご祈祷までの待ち時間」の二つで大きく変わります。着付けは、家で着せる場合は早めに終わりますが、美容院やスタジオに頼む場合は予約時間に合わせて動くことになります。ご祈祷は15分から20分ほどですが、混雑する時期は複数の家族でまとめて受け、30分ほどかかる神社もあります。この二つの時間を先に見積もり、そこから逆算して、移動と食事の時間をはめていくと、無理のない予定になります。子どもは、お腹が空いたり眠くなったりすると、急に機嫌が崩れやすいため、食事やお昼寝の時間とぶつからないように組むことも大切です。次は、午前の早い時間に参拝し、撮影を別の日にした場合の例です。
- 8時ごろ:自宅または美容院で着付けとヘアセット
- 9時30分ごろ:神社に到着し、受付で初穂料を渡す
- 10時ごろ:ご祈祷の時間に合わせて拝殿へ
- 10時45分ごろ:境内で家族写真を撮る
- 11時30分ごろ:着替えて、食事の場所へ移動する
- 12時ごろ:食事とお祝い
- 14時ごろ:帰宅して、子どもを休ませる
持ち物は、前日の夜に玄関へまとめておくと慌てません。のし袋とふくさ、ハンカチ、飲み物、静かに食べられるおやつ、小さなおもちゃ、着替えと履きなれた靴、着付けの予備のピンや腰紐、タオル、脱いだ服を入れるビニール袋が目安です。
- NG例:「少し遅れても、何とかなるでしょ」と、受付時間に余裕を見込まない
- OK例:「受付の1時間前には着くように、着付けは早い時間で予約しよう」と、逆算して時間を決める
- NG例:「おやつは食べさせないで。着物が汚れるから」と、子どもに我慢を強いる
- OK例:「首にタオルを掛けて、こぼれにくいおにぎりを一つだけ食べようね」と、汚れにくい形で食べさせる
つまずきやすいのは、着付けが予定より延びて、受付時間に間に合うか不安になる場面です。そんなときは、慌てて着物を直そうとせず、先に神社へ電話をして、到着が遅れることを伝えます。事情を話せば、順番や時間の相談に乗ってもらえる場合があります。
七五三についてよくある質問
Q1.お祝いは誰が主催して、誰が費用を出すものですか
主催は基本的に親です。費用については家庭ごとの取り決めが大きく違い、親がすべて負担する形、祖父母が衣装や撮影を負担する形、食事だけ祖父母が持つ形などがあります。どれが正しいというものではありません。祖父母から申し出があればありがたく受け、なければ親が持つ形で十分です。誘うときに「食事はこちらで用意します」と一言添えておくと、当日に譲り合いになりません。
Q2.神社でお参りだけして帰るのは失礼になりませんか
お参りだけでも問題ありません。ご祈祷は必須ではなく、拝殿の前で手を合わせるだけでも子どもの成長を報告する形になります。混雑を避けたい場合、お子さんが小さい場合、費用を抑えたい場合など、選ぶ理由はいろいろあります。とくに3歳のお子さんは、お参りだけのほうが機嫌よく終われることもあります。
Q3.11月15日でないといけませんか
その日にこだわらなくて構いません。10月から11月にかけての都合のよい日に参拝する家庭が多くなっています。混雑を避けたい場合は、11月15日前後の週末を外す、あるいは10月中に済ませるという選択もあります。神社によって受付の時期が決まっていることがあるので、問い合わせて確認しておきましょう。
Q4.3歳の男の子も七五三をするものですか
本来は5歳が男の子の節目とされていますが、3歳でお祝いする家庭もあります。体験談のアッキさんは、5歳の本番のリハーサルという位置づけで3歳の写真を残されています。しなくてもよく、してもよい、という扱いで構いません。
Q5.和装でないと恰好がつきませんか
洋装でも構いません。体験談でも、ワンピースやスーツで参拝された方が複数いらっしゃいます。「活発な子供だったので汚しては困ると思い」(Yuyuさん)、「男の子は動きやすい方がよさそうだったので」(ちょこさん)という理由で選ばれています。参拝は洋装、写真は和装という組み合わせもよく使われている形です。
Q6.写真をプロに頼まないのは、あとで後悔しますか
自分たちで撮って満足されている方もいます。ほっそさんは「スタジオなどでは撮らず、写真は自分たちで撮りました。それで十分満足でした。親の私たちが撮ることで、息子も自然な笑顔で写真に写っています」と書かれています。プロの写真には残る良さがあり、家族の写真には自然さがあります。どちらを選んでも構いません。
七五三は、家庭ごとの形で整えれば十分
15人のお話を並べてみて、はっきりしたことがあります。同じ形の七五三はひとつもありませんでした。両家8人で参拝した方、家族4人だけの方、着物の方、スーツの方、ホテルの個室の方、回転寿司の方。それぞれが、その家庭の事情に合わせて決めています。
迷ったときに立ち返れる点を挙げておきます。
- やることは参拝、写真、食事の3つ。全部やらなくてもよい
- 撮影は別の日に。当日の負担が大きく変わる
- お参りだけでも構わない。ご祈祷は必須ではない
- 祖父母を誘うかは家庭の事情で決める。両家そろわなくても成立する
- 着替える時間を予定に入れる。食事の前が目安
- 主役が機嫌よく終われることを優先する
お子さんが大きくなったときに残るのは、段取りが完璧だったかどうかではなく、写真と、その日に家族で過ごした時間です。ミサリンさんが「もう二人とも高学年になってしまいましたが、とてもいい思い出になっています」と振り返っているように、形を整えることより、その日を楽しめたかどうかがあとに残るのだろうと思います。



