食洗機の電気代と節約術に関する記事

『食洗機の電気代は高い?水道代は?楽得するイージー節約術』

食洗機の電気代や水道代はリンナイとパナソニックどちらがお得なのでしょう?食洗器の電気代やメリットなどについて解説します。

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食洗機の電気代は高い?水道代は?手軽に得するイージー節約術

家事炊事の中でも大変なのは食事に使ったお皿などの後片付けですね。お掃除は一日1回で済むけれども、食器の片付けは毎食後、一日に3回以上!「ちょっとは楽がしたいな」と思うのは当然のこと。そう考えて食洗器の導入を検討中のあなたにとって、気になるのは電気代や水道代でしょう。

今回は、多くの主婦が「一度使ったら、二度と手放せない」と絶賛する家電、食洗器の電気代や水道代、リンナイ製とパナソニック製の電気代比較、節約術やその魅力などについてご紹介していきます。

食洗機の電気代は高い?1回いくら?

食洗器は電気で動く家電製品ですので、家族の人数やライフルタイルによっても違いはありますが、食事の後に食器を洗い上げるためには当然電気代がかかります。食洗器を毎食後に使っている家庭とそうでない家庭では、一体電気代にどれぐらいの差があるのでしょうか?

メーカーや機種によって消費電力の違いはありますが、一般的に卓上タイプでもビルトインタイプでも5~6人用のファミリー向け食洗器を一回動かすときにかかる消費電力は780~800Wh、単身者や新婚カップルにおすすめのプチ食洗機は、560~600Wh程度です。

食洗機一回使用の電気代

  • 5~6人用の食洗器…21円前後
  • 2~3人用のプチ食洗機…16円前後

一日に3食分を食器洗浄機で洗っても100円かかりません。「意外とリーズナブル」とは思いますが、手で洗っていればこの電気代は0円ですから、一年間で365日×2食分の食洗器の電気代を考えると1万5千円程度となるため、「う~ん」と悩んでしまう人も少なくありませんよね。

けれど、冬の食器洗いをお湯で行っている人は、その分ガス代がかかっていますので一概に手洗いがお得とは言えません。

食洗機で節約できる水道代

食洗機を使うと電気代はかかりますが、その分手洗いに比べて節約できるのが水道代です。手で食器を洗う場合には、一定時間水道から水を流し続ける必要がありますが、食洗器の場合は狭い庫内で水を噴水のように出して水の力で汚れを落としていきますが、庫内の洗剤水を循環させて使いますし、食洗器用の洗剤は泡切れも良いので、驚くほど使用する水量が少なく、水道代を大幅に節約できるのです。

私達が5~6人分の食器1回を手洗いするのに使う水道料は約84Lで約21円、2~3人分であればその半分といわれていますが、食洗器を使えば水の量は5~6人用で約11L、2~3人用のプチ食洗機で9Lと、少ない水できれいに洗うことができます。

食洗機一回使用の水道代

  • 5~6人用の食洗器…3円前後
  • 2~3人用のプチ食洗機…2円前後

年間で考えると、食洗器の方が手洗いと比較して約1~2万円の水道代が節約できるのです!冬場は水が冷たいのでお湯を使って食器を洗う人が多いと思いますが、このお湯を沸かすガス代や洗剤にかかるコストも食器を洗うコストに含めると、一日2回の食器洗いを食洗器で行えば電気代を含めても年間で約25,000円の節約ができるのです!これは購入や工事でかかる費用があるのなら、ちょっと考えてみたいほど魅力的な話ですよね。

食洗機の電気代はどっちが得?リンナイとパナソニック

一般家庭では必要性が低いと言われていた時代もある食洗器ですが、ここ数年の清潔ブームから人気が高まって、今や電気屋さんに行くとさまざまなメーカーの食洗器が並んでいますよね。もし自分で食洗器を購入するのであれば、どうやって選べばいいのでしょうか?

まず考えないといけないのは、卓状型とビルトインのどちらかのタイプを選択するかです。どちらも設置場所が限られますが、ビルトインは基本的にキッチン全体の工事が必要になりますので新築向き。ただし最近はシステムキッチン以外でもシンク下に十分なスペースがあれば、取り付け可能な商品がリンナイより販売されていますのでそちらも要チェック。

また、どちらのタイプにしてもどのメーカーにしても、電気代などのコスト、エコ運転が可能か、使い方の便利さなどについても考える必要があります。

今回は食洗機メーカーの中でも店舗での取り扱いが多い、リンナイとパナソニックの最新型ビルトイン食洗器を比較してみます。

リンナイ

リンナイは元々ガス機器を中心とした商品を扱ってきたメーカーですが、2011年ごろからプラズマクラスター機能を搭載した食洗器の販売をはじめ、一躍国内大手食洗器メーカーにランクインしました。リンナイの食洗器はプラズマクラスターを使って庫内のカビの発生を抑え、食洗器特有のイヤな臭いを抑える点で人気がありますが、最近の特徴は銀イオンカートリッジを使った除菌効果です。

ただしリンナイはビルトインタイプの食洗器しか販売していないので、導入費用が掛かるのが難点。

その分フロントオープンタイプとスライドオープンタイプが選べ、フロントオープンタイプは大容量なため家族の人数が多いご家庭におすすめなんです。一方スライドオープンタイプは上から入れられるので、立ったままで作業がしやすいです。

リンナイのフロントオープン最新モデル8人用は、大容量なのに食器洗い1回にかかる電気代は23.3円、水道代や洗剤代を含めたランニングコスト41.0円に抑えています。

フロントオープン食洗器RSW-F402C-B

リンナイ

リンナイの最新型食洗機の中で最も大容量の食洗機。約8人分56点の家族の食器を一度に洗うことができます。家族が少ないご家庭でも30点の食器を手洗いするよりランニングコストが安いため、当初は下段にフライパンなどの調理器具、上段には食器を入れて使い、家族の人数が増えてもメーカーが示す標準使用期限10年まではよほどのことがない限り買い替える必要がないので安心。

リンナイ フロントオープン食洗器RSW-F402C-B

パナソニック

パナソニックは食洗器の国内シェアNO.1を誇る人気メーカーで、卓上型とビルトインの二つのタイプの食洗器をバリエーション豊かに発売しています。キッチンの雰囲気にあわせてさまざまなカラーがあり、デザイン性の豊かさでも主婦層から人気を集めています。

パナソニックの食洗器の人気の秘密は、主婦の使いやすさにこだわっているところで、卓上タイプの食洗器は設置スペースを極力減らして、調理スペースを広々と使えるようなデザインの工夫がされています。庫内のデザインにもさまざまな配慮がされていて、強い噴射によって小物が飛ばないように独特な形状のマルチピンが食器をしっかり固定して、洗浄水があたりやすいように配慮がされているなど使いやすいのです。

パナソニックは節水効果が高く、洗浄水の温度を低目にしている出小さい子供がいる家庭でも安心して使えますし、温度が低めなぶん電気代もお得。パナソニックの卓上タイプの最新モデルでは食器洗い1回にかかる電気代は20.8円、水道代と洗剤代を含めたランニングコストは26.7円に抑えていますので、家計の心配をせずに食洗器のある楽な生活を楽しむことができます。

食器洗い乾燥機 NP-TH1

パナソニック

パナソニック卓上モデルの最新型は、家族5人分40点の食器を一気に洗うことができます。手洗いに比べて高温高水圧で洗い上げるため高温除菌もでき、魚焼きグリルの油汚れもしっかりと洗えます!色はブラウン、ホワイト、べージュの3色をキッチンの雰囲気にあわせて選ぶことができます。

パナソニック 食器洗い乾燥機 NP-TH1

食洗機の電気代2つの節約術

食洗器は手荒に比べて水の使用量が圧倒的に少ないので、1回のランニングコストを考えれば手洗いよりお得にはなりますが、2016年4月に家庭用小売り電力の自由化が始まり、電気の重要さが分かってきたということもあって、より電気代を節約したいのが、家計を預かる主婦の本音ですよね。

食洗器で食器を洗う際に消費電力がかかるのは、

  • 洗浄水を加熱するとき
  • 洗い終わった食器を乾燥させるとき

この2つです。

この時の電力消費を極力抑える工夫をすることで、もっと電気代を減らして節約をしていきましょう。

洗浄後の乾燥はなるべく短時間にする

食洗器の魅力は、食器の洗浄から乾燥を機械で一気に行い、食器をそのまま保管できるという家事の手抜きを堂々と行えることにありますが、食器の乾燥時間が長ければ長いほど電気代がかさんでしまいます。乾燥なしにすると庫内の除菌ができないのでおすすめできませんですが、乾燥時間をできるだけ少なく設定することで、電気代を抑えることができます。

給湯接続にして、なるべく給湯器の温度を高めにする

食器洗い乾燥機は洗浄力をあげるために洗浄水を加熱し、洗浄時には40~50℃、すすぎの際には80℃以上の高温を使うのが一般的です。この洗浄水は食洗機内部の電気のヒーターで暖めるのですが、給湯システムから給油接続をしておいて、あらかじめ給湯器で温めた温度の高いお湯を洗浄水に使えれば、その分洗浄水の過熱をする必要がなくなり、電気代を抑えることができます。

食洗器って必要?どれぐらいの人が使っているの?

家庭用の食洗器は、1960年に現在のパナソニックが第一号となる家庭用食洗器の発売をはじめ、1990年代後半になってようやく人気が出始めました。家族全員が使った食器をセットするだけで、数10分から1時間程度で手間をかけずに勝手に洗ってくれるという、まさに魔法のようなアイテムです。

食洗器を使うメリット

一般家庭向けの食洗器は、システムキッチンにあらかじめ組み込んでおくビルトインタイプと、後付けでキッチンの片隅に置いて使う卓上タイプの2種類がありますが、卓上に置くとなると大きな場所をとられて調理に支障が出てしまったり、キッチンに組み込む場合は工事料などが高額になったりするなどの要因もあり普及は進んでおらず、2015年の全国消費実態調査では、一般家庭での食洗器の普及率は30%弱と、洗濯機のように人気の家電製ではありません。

それでも、「一旦使い始めるとやめられない」という熱烈な主婦ユーザーが多いのが食洗器の特徴で、次のようなメリットがあると評判です。

  • 家事の手間と時間を大幅に短縮できる
  • 食器拭きと片付けの手間がない
  • 手で洗うよりも水道の水を使わずに済み、水道代が節約できる
  • 食器を高温水で洗浄できるので、除菌も出来て衛生的
  • 手荒れや主婦湿疹から解放される
  • 片付けが楽になったぶん、もう一品料理を作れるようになって食卓が豊かになる
  • 洗い物をため込むことがなくなり、キッチンの美観が良くなる

けいこ
41歳

お姑さんのススメで

子供を育てながら2人のやんちゃな坊主を育てているママです。夫の両親は県外に住んでいるのでなかなか会えないのですが、結婚後に挨拶にいって台所に行くと、卓上式の最新型の食洗器があって、「これは働く女性の必需品よ。買ってあげないのは、夫の怠慢よ!」とお姑さんが夫に一言。

お姑さん仕えをした年代の人とは思えないほど進んだ考え方のお義母さんで、一気に仲良くなりました。私はその時に初めて食洗器を使ったのですが、便利さが気に入って、結婚から2年後に建てたマイホームには「絶対食洗器!」とビルトインタイプの食洗器を導入しました。それから5年経ちますが、お姑の言葉に従って、毎日重宝して使わせてもらっています。

食洗器を使うデメリット

家庭用食洗器の人気が出始めた1990年代後半は、0-157などの感染が多発した年代です。食に対する衛生問題が大きく取り扱われ始めたことで、高温水を使って除菌ができることと、バブルの崩壊から始まった不況の中での節約ブームもあって、食洗器は着実にシェアを伸ばしてきました。

しかし、まだまだ「家事に手抜きをするなんて…」という目があるのも事実で、次のようなデメリットから、「食洗器は家にあるけど使わない」という信念を貫いている女性も多いようです。

  • 特別な洗剤が必要なのが、面倒くさい
  • 漆器など、洗えない食器も多い
  • 食器が痛む
  • 食洗器の掃除やメンテナンスが面倒
  • 隅々まで完全にキレイになるわけじゃない
  • 家族の人数が少なく、手で洗っても大した時間はかからない

家事にとられている時間と手間も食洗器で節約しましょう

食器機の電気代はガス代や水道代、洗剤代を含めるとトータルでランニングコストが節約できることを分かっていただけたと思いますが、毎日の家事を担当する女性にとって一番のメリットは、家事にかかる手間と時間の短縮ができることです。ご飯の後片付けのことを考えてため息をつくのではなくて、ササッとセットをしてスイッチオンで、後は家族と一緒に同じテレビを見て笑えるのって、とても豊かで幸せなことではないでしょうか。

一般的に食器洗いにかかる家事労働の時間は食後20分必要といわれていますが、食洗器を使えば食器を食洗器に洗剤と共に入れてスイッチを入れるまでにわずか5分!食洗器を必要とするか否かはそれぞれのライフスタイルにもよりますが、メーカーと主婦が一緒になって作り上げてきた日本の優秀な食洗器は本当に便利です。

最近は単身者や新婚向けのプチ食洗機も発売されましたので、まだ使っていない方はぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いたライター

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。