電気代はも~っと節約できる!見落としがちな基本の節電方法とは?
電気代を節約したい多くの家庭で見落とされてがちな基本中の基本となる方法を含め、効果的な電気代節約術をご紹介します。
部屋を明るく照らし、食べ物を温め、掃除や洗濯などの家事をサポートしてくれる電気は、毎日使うものだからこそ、積もり積もって大きな出費につながっています。
ところが支払った電気代に見合う電気を使っていない家庭も多く、ちょっとした工事などの機会に電気屋さんから指摘され、「生活は何も変わらないのに、電気代を大幅に節約できた!」なんてことがあるんです。
正しい家計診断が電気代節約の第一歩
けれど電気代だけでなく食費を節約する場合にも同様なことが言えますが、今回ご紹介したい電気を賢く使って得をする「家計見直し電気代節約術」は、家計を把握することから始まります。
我が家は何に、どのくらいの電気を使用しているのか?どんな時に電力が消費されているのか?そういった家計の特徴や無駄な消費の原因を読み解くことで、電気を賢く使うことを考えるのです。
基本的な電気料金の計算方法とは?
電気料金 = 基本料金+(電気料金単価 × 使用料)+(燃料費調整単価 × 使用料)+(再生可能エネルギー発電促進賦課金単価 × 使用料)- 口座振替割引額
引用先:TEPCO|電気料金の計算方法
電気料金は「基本料金」と「電気使用量」が節約のポイントです。電気料金の請求書は使った電気の量や単価などが記載された情報の宝庫。
前月との比較もできますので、「先月より電気代がかかっているな?」と思ったら、電気を多く使うような生活の変化がなかったか検証をしてみましょう。
一度見直せば楽して節電できる!5つの家計見直し電気代節約術
電気代を節約するためには徹底的に電気代を洗い出し、何に無駄遣いをしているか原因を把握し、どうすればその無駄をやめられるかを考え、具体的に行動に移すことが大切です。
1 電気料金の契約を見直しましょう
電気使用量を見直したら、次に見直したいのが電気料金を構成する基本料金です。
北海道、東北、東京、北陸、中部、九州にお住いの方は、契約しているアンペア数を実際に家庭で必要とするアンペア数に最適化することで、大きく電気代を節約できます。
ただし、料金が安くなるからといって低いアンペア数で契約した場合、容量をオーバーした分の電力量料金は逆に高くなりますので、注意してください。
アンペア制の基本料金制を採用している電力会社では、契約アンペア数で基本の電気料金を設定しています。
つまり、実際に必要としている量よりも多いアンペア数で契約をしていれば、それを見直して契約を変えるだけで、かなりの基本料金が節約できるのです。
東京電力の契約アンペアと基本料金を比べてみると、契約アンペア数によって料金に大きな違いがあることがよくわかります。
電気料金の契約変更は?
各電気会社に電話してみましょう!後日工事に来てくれますよ☆
2 割引プランや料金メニューを検討しよう
電気代に含まれる基本料金や単価は各電力会社によって異なりますが、ほぼ各電力会社にある電気代節約の大きな味方になる割引プランや料金メニュー。
夜間割引や土日、店舗や事務所、電気給湯器の家庭へ料金プランなどもありますので、ご家庭のライフスタイルに合った料金メニューの導入を検討してみましょう。
特に共働き世帯におすすめなのが夜間割引。日中の電気料金は割高になりますが、夜は21時頃から翌朝5時頃までに使った電気料金を割引してくれるお得な契約。
オール電化の家庭だけでなく、食器洗浄機や洗濯機、衣類の乾燥器などを深夜にタイマーセットして使うだけで、昼間家電を使うよりもはるかに安く抑えることができるのです。
エコキュートも使い方次第によって電気代を抑えることができるので、新築時やリフォーム時には初期投資はかかりますが検討してみてはいかがでしょうか。
各電力会社のホームページでは夜間割引の試算を提供していますので、一度試してみるとわかりやすいでしょう。
他にもまだある、電力各社のお得な料金プラン
- 土日お得プラン
- 半日お得プラン
- 朝得・夜得プラン
- 電気給湯器を利用している方向けのプラン
- 電気を多く使う店や事務所で向けプラン
- はぴeタイム
- ピークシフト電灯
- エルフVプラン
3 家電製品の消費電力を見直しましょう
電気料金に含まれる<電気使用量とは、各家庭でさまざまな家電製品を動かした電力そのものです。
それぞれの家電製品にかかる電気料金を把握して、無駄に電気を使っていないかチェックしましょう。各家電製品の消費電力は購入した時の取り扱い説明書に記載されています<ので、参考にしてみてください。
最近は家電製品自体に電力消費量の表示機能がついている商品や、家電製品とコンセントの途中にモニターをはさんで、使った電気料金を数字で示してくれる便利な計測器も市販されていますので、活用するといいですね。
4 電気消費量の多い理由を見直しましょう
どの家電がどれだけの電気を消費するのかが分かったら、家電製品が大きな電力を消費するのは、どんな時かを把握しましょう。家電製品は使い方一つで消費電力に大きな差がでます。
家電製品の1ヶ月電気料金の計算法
消費電力(㎾)×一日の稼働時間(h)×1ヶ月の使用日数×電気単価(円/㎾h)
これを理解することで、無駄な電力消費を抑えて家電製品を使いこなす習慣が身に付き、上手に電気代の節約ができるようになるのです。
洗濯機や掃除機などは動作も稼働音もハデなので、たくさん電気を使っているように感じてしまいますが、それは間違い。
電気ポットやアイロンなどは地味な家電製品のクセに、急激に物を温めるために瞬間的に大きな電力を使います。突然ブレーカーが落ちて、ビックリすることも。
家電製製品の消費電力を抑える使い方
- エアコンは設定温度を1℃変えて扇風機と併用
消費電力をかなり抑えられますが、フィルターが汚れているお電気消費量が増えますので、こまめに掃除をしましょう。 - テレビは画面の「明るさ」や「濃度」の設定を変える
輝度は明るければ明るい程、音量は大きければ大きい程電力消費量が増えますので、ほどほどの輝度や音量に調整しましょう。 - 冷蔵庫のドアの無駄な開閉をやめる
ドアを開閉する度に電力を消費します。また庫内に物を詰めすぎると電力消費量が増えますので、食材の詰め込みすぎに注意して、冬場は設定温度を弱にしましょう。 - 電子レンジは庫内の汚れを掃除する
冷蔵庫内の汚れをそのままにしておくと電気消費量が増えますので、こまめな掃除を心がけましょう。 - 掃除機のスイッチの無駄な切り替えをやめる
スイッチをオンにする際に電気消費量が大きくなりますので無駄なオンオフは控え、フィルターや紙パックにゴミが詰まっていると消費電力が大きくなりますので、こまめに掃除しましょう。 - 洗濯機や乾燥機は洗濯物の量を80%に抑える
洗濯物の量が多すぎると無駄な電気代を消費しますので、洗濯機も腹八分目にしましょう。またフィルターが汚れていると電気消費量が増えますので、こまめに掃除をしましょう。
5 待機電力の無駄を見直しましょう
家電製品は、電源をOFFにしていても、コンセントに接続されていると電力を消費します。この消費された電力を待機電力と言います。一説によると、待機電力は家庭全体の使用電力の6~7%を占めているといわれています。
待機電力の無駄を節約するために、冬のヒーター、夏のエアコンなどの冷暖房器具のように、長期間使わない家電はコンセントからプラグを抜きましょう。
またコンセント部が痛まないようにスイッチ付きテーブルタップを活用し、家電製品の待機電力をこまめに節約しましょう。
最近の電気製品は省エネ化が進み、待機電力はかなり抑えられている商品も登場しているのですが、個々の電力は小さいものの、長期間の通電は相当量の無駄になるのは言うまでもありません。
最近の家電製品には待機電力を全く消費しないものもありますし、コンセントを抜くことで時計やタイマーなどの設定がリセットされてしまう製品もありますので、家電製品を購入した時には、説明書を確認する習慣をつけてください。
待機電力が大きい家電製品
早寝・早起きは三文の得どころではない!電気代の節約効果大
電気料金が節約できるお得なナイトタイムを活用するために、家族全員が早寝早起きを習慣にすれば、節約だけでなく家族そろって規則正しい、健康的な生活習慣が自然と身に付きます。
毎日の積み重ねが大きな効果を生む節約!電気代の効果的な節約方法は他にも数多くありますが、長く継続して続けるためのポイントは一人で張り切らないこと。
つけっぱなしの電気を探して消したり、待機電力を切るのは子供のお手伝いに。電気代の節約も、ぜひ家族全員で協力てやりましょう。1人で頑張らず家族ぐるみの節約で、大幅に電気代を減らしてください。