セスキ炭酸ソーダ掃除活用術に関する記事

セスキ炭酸ソーダ掃除法|場所別簡単お掃除テクニック

セスキ炭酸ソーダ掃除法|場所別簡単お掃除テクニック

セスキ炭酸ソーダをお掃除に活用すれば家中ピカピカにできちゃうってホント?初めて使う人に向けて基礎知識と掃除法を伝授!

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環境にやさしいセスキ炭酸ソーダ!効果的な掃除方法と注意点

主婦向けのテレビ番組などで取り上げられることの多いセスキ炭酸ソーダは、環境や人にやさしく、様々な掃除に使えると話題になっています。かつてナチュラルクリーニングで人気を博した重曹よりもアルカリ度が高く洗浄力が強いことから、ナチュラル志向の方々の間で人気が急上昇しています。
まだ使ったことがない方も、この機会にセスキ炭酸ソーダを使った掃除方法にチャレンジしてみませんか?ここではセスキ炭酸ソーダを使った掃除法を中心に、暮らしに役立つ情報をお伝えします。

セスキ炭酸ソーダの基礎知識

セスキ炭酸ソーダが掃除に便利だと聞いたことがあっても、具体的にどんなものなのか知らない方もいるかと思います。掃除に使う前にセスキ炭酸ソーダの基礎知識をチェックしておきましょう。セスキ炭酸ソーダについてよくある疑問にお答えします。

セスキ炭酸ソーダはどんな汚れに効果があるの?

セスキ炭酸ソーダ水を片手に掃除をする女性

セスキ炭酸ソーダ(主成分:セスキ炭酸ナトリウム)はアルカリ性の性質を持っています。そのため、酸性の汚れを中和して落とすのに効果的です。具体的には、キッチン周りの油汚れ、ドアノブやスイッチなどの手垢(皮脂汚れ)、そして衣類の血液汚れタンパク質汚れに強い力を発揮します。

家庭内の汚れのうち、台所の油汚れや手垢、衣類の皮脂などは酸性です。反対の性質を持つアルカリ性のセスキ炭酸ソーダを使うと、これらの汚れを中和・乳化させて分解し、よく落ちるようになります。また、消臭効果もあるため、台所回りや生ごみなどの嫌な臭い対策にもオススメです。これ一つあれば、様々な場所のエコ掃除に活用できます。

セスキ炭酸ソーダと重曹との違いは?

キッチンコンロの油汚れにも強いセスキ炭酸ソーダ水

セスキ炭酸ソーダと重曹(炭酸水素ナトリウム)はどちらもアルカリ性ですが、性質には違いがあります。両方の主な特徴を比べてみました。

  • セスキ炭酸ソーダは水に非常によく溶けるため、スプレーにして広範囲の拭き掃除に向いています。
  • 重曹は水に溶けにくく、研磨作用があるため、クレンザー代わりに使うのに適しています。
  • セスキ炭酸ソーダは重曹よりアルカリ度(pH値)が強いため、より頑固な油汚れによく効きます。
  • 重曹の方がアルカリ度が低くマイルドなため、手荒れしにくく、素材を傷つけにくいという利点があります。

水に溶けやすいセスキ炭酸ソーダは、エコ洗剤初心者にも使いやすい洗剤です。住居用洗剤よりもアルカリ度は低い(弱アルカリ性)ので手に優しく、短い時間の使用なら手袋なしでも使えることが多いですが、手荒れが気になる方は使用をおすすめします。

このように性質の違いがあるので、汚れや用途に応じて使い分けると良いでしょう。

セスキ炭酸ソーダはどう使ったらいいの?

フローリンの水垢を落とすときにも便利なセスキ炭酸ソーダ水

掃除に使う場合は水に溶かして水溶液として使います。一般的な使用量の目安は、水500mlに対して小さじ1/2~1杯程度です。かなり少ない量ですが、十分に洗浄効果を発揮します。入れすぎるとヌルヌルして逆効果になってしまうため、濃度には注意してください。

効果的な使い方

40度程度のお湯に溶かすのもおすすめです。アルカリ性の洗浄剤は温度が高いほど汚れ落ちが良くなるという性質があるためです。

セスキ炭酸ソーダを使えない場所は?

セスキ炭酸ソーダ水を使用してはいけない場所を示す女性

様々な場所に使えるセスキ炭酸ソーダですが、使用できない場所や素材があります。アルカリ性の性質が強いため、以下の場所への使用は避けてください。

  • 天然素材(畳、い草、無垢の木材、白木など):アルカリ性に触れると変色したりシミになったりする可能性があります。
  • アルミ製品:アルカリ性により化学反応を起こし、黒く変色する可能性があります。
  • ワックスがけされた床(フローリングなど):アルカリ性がワックスを溶かし、ワックスが剥がれる可能性があります。
  • 漆器、貴金属、宝石類:素材を傷めたり変色させたりする可能性があります。

これらの場所には使わないでください。また、使っていいか心配な場合は、必ず目立たない場所で試してから使うようにしましょう。

【場所別】セスキ炭酸ソーダを使った掃除方法

ソーダ水の効果が発揮できる油汚れの酷いキッチン

セスキ炭酸ソーダが油汚れや皮脂汚れに強いとお伝えした通り、キッチン回りや部屋の手垢汚れなどに効果を発揮します。場所ごとの使用方法を具体的にご紹介しますので参考になさってください。

キッチン回りのお掃除

<ガスコンロ・レンジフードの油汚れ>

  1. セスキ炭酸ソーダ水溶液を汚れに直接スプレーし、しばらく放置します(5〜10分程度)。
  2. 放置後、ふきんやスポンジで汚れをこすり落とします。
  3. 仕上げに、薬品や汚れが残らないよう、濡れたふきんで綺麗になるまで水拭きをします。

<電子レンジや冷蔵庫の取っ手>

  1. セスキ炭酸ソーダ水溶液に浸して固く絞った雑巾で、汚れた部分を拭きます。
  2. その後、水で濡らして固く絞ったふきんでよく拭き取ります。

<換気扇>

  1. セスキ炭酸ソーダ水溶液に浸して固く絞った雑巾で、換気扇回りや換気扇フィルターの表面を拭きます。
  2. しばらく置いてから再度雑巾で拭き取ります。
  3. 仕上げに、汚れやセスキ炭酸ソーダの成分が残らないよう、念入りに水拭きをします。

換気扇フィルターのつけ置き方法

換気扇フィルターのしつこい油汚れには、つけ置きが効果的です。ごみ袋の中に40度程度のお湯セスキ炭酸ソーダ(お湯1Lに対し大さじ1〜2杯程度)を入れよく溶かします。フィルターを1時間ほどつけ置きし、ブラシで洗い流すと油汚れもスッキリ落ちます。ゴム手袋を着用して作業してください。

お風呂周りのお掃除

お風呂の皮脂汚れ(湯垢)は酸性なので、セスキ炭酸ソーダが効果的です。ただし、水垢(アルカリ性)にはクエン酸(酸性)が効果的です。

<浴槽や床、壁>

  1. 皮脂汚れが気になるところにセスキ炭酸ソーダ水溶液をスプレーします。
  2. 汚れをスポンジなどでこすり落とします。
  3. シャワーで洗い流すか、雑巾でよく拭き取ります。

お部屋の掃除

<手垢が目立つドアノブや電気スイッチ>

  1. セスキ炭酸ソーダ水溶液に浸して固く絞った雑巾で、手垢が気になるところを拭きます。
  2. 濡らした雑巾で、洗剤成分が残らないようによく拭き取ります。

<壁の手垢>

  1. 手垢の気になる部分に直接水溶液をスプレーします。
  2. 雑巾やスポンジ、古歯ブラシなどで軽くこすります。
  3. 濡らした雑巾で、洗剤成分が残らないようによく拭き取ります。

日々の掃除から大掃除までセスキ炭酸ソーダを活用しましょう!

様々な場所の掃除に使えるセスキ炭酸ソーダは、日々の「ちょこっと掃除」から大掃除の時まで便利に使えます。水溶液にしてスプレーボトルに入れておけば、約2カ月程度は保存が可能ですので、どんどん使ってみてください。今日から環境にも人にもやさしいエコ掃除を始めましょう!

この記事を書いたライター
木村さくら

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。

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