新生児期の赤ちゃんには帽子が必要だから、退院する前に用意しておこう!
新生児室の赤ちゃんが帽子をつけている光景を、プレママはおそらくどこかで見たことがあるかと思います。小さなその頭にかぶさっている、とても可愛らしい帽子を、産まれてきた私の子どもにも用意してあげよと思ってしまいますよね。
新生児の赤ちゃんには、帽子が何かとお役立ちます。退院する前の準備品として、お気に入りの帽子をパパとも相談しながら用意しておきましょう。「でも、どうして生まれてすぐの赤ちゃんに帽子が必要なの?」その理由や、赤ちゃんがとびきり可愛く見えるオススメの帽子も紹介しますよ
新生児期の赤ちゃんに帽子が必要な理由
「帽子なんて、新生児期を過ぎた、気兼ねなくお出かけが出来るようになってからでもいいのでは‥?」確かに、おしゃれアイテムとしては、それでいいかもしれません。でも、新生児の赤ちゃんには、「守る」意味での帽子が必要となることをご存じでしたか?
新生児期の赤ちゃんの頭はやわらかい
生まれたての赤ちゃんを抱いてみると分かりますが、体はまだふにゃふにゃ。安定感がなく、抱っこするにもとても神経を使うほどですよね。そんな赤ちゃんの頭も当然ふにゃふにゃ。万が一どこかにぶつけてしまうようなことがあっても、大切な頭を守れるように、帽子をかぶせておくと安心です。
出産時には赤ちゃんにとって一番大きな体の部分である頭が、狭い産道をスムーズに通り抜けやすいように、頭蓋骨はふさぎってはおりません。ふさぎきってはいない頭蓋骨の領域で最も大きいものが「大泉門」と呼ばれる部分です。
大泉門の下は、筋肉などの組織には守られてはいますが、それらが骨のようにしっかり守ってくれているわけではありません。頭蓋骨の奥には脳があって、脳は体の各器官に信号を送る重要な部分です。
新生児期の大泉門は、頭部の中でもその面積が広い分だけ特に注意が必要となります。でも帽子をかぶっておけば、もしも、ぶつけてしまうような事があってもダメージは少なくて済みますよね。
体温調節がまだ苦手なので脳を熱から守るため
秋~冬は、赤ちゃんの防寒に気を遣います。洋服を重ね着させたり、暖房器具を使って部屋を暖めたりと、まだ外の世界に慣れていない赤ちゃんには、ママが過ごしやすいように調整してあげましょう。
身体は衣服で保温することができますが、頭はどうでしょうか?
本来髪の毛がそういった役目を果たしますが、生まれたての赤ちゃんは、多少の個人差はあれども、髪の毛はうっすら。まだ防寒の役割を果たせるほどの髪の毛は多くはありません。そこで帽子の出番です。新生児用の帽子は、肌触りが良く、生地も薄手に作られており、お部屋の中でも使うことができます。ふわふわの素材のものを選べば、きっと赤ちゃんもニッコリですね。
肌がデリケート、日焼けを防ぐため
春~夏の時期は、反対に日焼けに気を遣います。とはいえ新生児の赤ちゃんって、ほとんど外出しませんよね。
外の世界に出てきたばかりの新生児赤ちゃんは、生後1ヶ月は基本的に家の中で過ごします。ひと月屋内で過ごしながら、外の世界の気温や環境に身体を順応させていくのです。また、外の世界の菌やウィルスから守る意味でも、抵抗力が特に弱い新生児期は、外出を控えなければなりません。
新生児期はほとんどの時間を屋内で過ごすとはいえ、退院の時、産院によっては2週間健診、そして、1ヶ月健診、お宮参り…と、お外に出るシーンは、意外と何度もあります。外出をする日に備えて、新生児用の帽子を用意しておけば、日焼け対策もバッチリです。2人目以降のお子さんで、上のお子さんの送り迎えなどで外出せざるを得ない赤ちゃんは、帽子必須ですね。
新生児用の帽子といっても、サイズアウトするまでは使えますので、一つ持っていて損はありません。生後1ヶ月以降、日々の買い物やお出かけの帽子として重宝しますよ。
新生児期の頭のサイズはどのくらい?
厚生労働省が公表している乳幼児身体発達曲線のグラフによると新生児期の男子の頭囲は31~39cm、新生児期の女子の頭囲は30.5~38.5cmくらいと多少の個人差はありますが、
たいていの赤ちゃんが、新生児用の帽子でジャストサイズです。
赤ちゃん用の帽子は、多くが38cmから展開されていますが、伸縮性のある素材でできていたり、ゴムが入っていたりすれば、多少大きめのサイズでも大丈夫です。(注1,2)
0歳の赤ちゃんの頭囲の成長は著しいので、おそらく数カ月でサイズアウトしてしまいますが、ワンシーズン使えればリーズナブルです。生まれるシーズンにあった新生児の帽子を用意しておきましょう。
帽子を選ぶ際のポイント
新生児用帽子を選ぶポイントは2つ。新陳代謝が活発で汗っかきの赤ちゃんに合わせて洗いやすい商品であること、そして、環境の変化に弱い赤ちゃんの頭をしっかりと守ってくれて帽子を選んであげましょう!
洗いやすい素材のものを選ぶ
新生児期の赤ちゃんは新陳代謝が非常に活発ですので、汗っかきです。汗をかいてもよい素材、洗濯機で簡単に洗える素材のものがぴったりですね。
夏には通気性のよいもの、冬には保温効果の高いものを選ぶ
新生児用の帽子は、おおよそ2つに分かれます。一つは、一年中を通していつでも使えるもの。もう一つが、季節にあった素材のものです。
春や秋生まれの赤ちゃんは、年中素材のものが適しますが、暑さ寒さが厳しい時期に生まれる赤ちゃんには、その季節に合った素材のものを選んであげましょう。
夏生まれの赤ちゃんには、汗を吸収しやすいものや、通気性のよい麦わら帽などを事前に用意してあげたり、冬生まれの赤ちゃんには、防寒も兼ねた帽子が適します。
通販でも買える新生児の赤ちゃんにおススメしたい人気の帽子
新生児赤ちゃんから使える、可愛らしい帽子をご紹介しましょう。何かと動きづらいプレママのために、通販でも購入することのできるラインナップを揃えました!
コットンエンジェルとんがり帽子
mismile
デザインの最大の特徴であるとんがりが、赤ちゃんの可愛らしさを、より引き立てる帽子です。この商品は赤ちゃん帽子カテゴリで常に上位にあります。厚めのコットン100%で、肌触りも良く、気軽に洗えるのも良いですね。着用した赤ちゃんは、まるでおとぎ話の主人公のよう。お昼寝中の寝相アートのおともにもぴったりです。首の紐は赤ちゃんによっては嫌がる子もいますので、その点だけ注意をしましょう!
クインニットキャップ
ブルーベリーヒル
カリフォルニア生まれのベビー帽子のブランド、ブルーベリーヒル。左右についている大きなぼんぼんについ目がいってしまいますよね。まだ、頑丈ではない新生児の頭をしっかりと包みこんでくれる素材です。保温効果が高くて、秋冬の防寒用も兼ねられますし、寒い時期にお出かけにも積極的に使いたくなるアイテムです!
http://www.virinamaternity.com
マリンボーダー新生児帽子
ボンシュシュ
新生児用帽子の形そのままで、おしゃれなマリン模様の入った春夏用の帽子です。スムース綿100%で心地よく頭にフィットします。こう言った定番ものは、一つあれば室内でも屋外でも重宝しますよ。男の子でも女の子でも使えるデザインで、洋服とのコーディネートもしやすいし、通気性のよい素材のため室内でも着用がしやすく新生児期は頭部保護にも最適で、外出先では日焼け対策用にもピッタリですよ♪
お花コサージュリボン柄ベロア新生児帽子
スウィートガール
ぬくもり感のある無地のカラーに、お花のコサージュが付いた、女の子らしい新生児帽子です。赤ちゃんの頃は、男女の区別ってなかなかつきにくいですから、こんな可愛い帽子で女の子アピールをしちゃいましょう。シンプルだけど華やかなので、お宮参りの帽子としても難なく使えそうですね。生地自体は暖かいベロア素材なので、春先や秋口など中途半端な気温の時期に重宝しますよ‼
新生児用ビーニー ゴースト
ハンスパンプキン
独特のシルエットに注目度が高まる新生児用の帽子です。どことなくユーモアがあるキャラクターが沢山描かれていて、かぶった姿はまるで童話に出てくる小さな小人さんですよね。厳しい基準をクリアしたコットンを使用しており、赤ちゃんの肌に触れる製品としては安全です。サイズアウトの目安は約3ヶ月。他にも幾つか色柄違いがラインナップされて居り、中にはお揃いのロンパースがある商品も。出産祝いに、お友達におねだりしておくのもありですね。
くまみみボアくまさんフェイス帽子
ボンシュシュ
くまさんのかぶりものを被っているような、かわいらしいお帽子です。ボア生地なので、冬場の寒さが厳しい時に活躍するでしょう。ドット柄やチェック柄が赤ちゃんには映えるデザインとなっており、お出かけの時にかぶっていけば、すぐに人気者になれること間違いなしです。1歳くらいまで使えるので、来年も使えてちょっとお得。双子ちゃんや年子ちゃんは、お揃いでかぶればよりかわいさ倍増でしょう。物が持てる5ヶ月くらいからは、喉元の紐に注意。
マルチ ディノ 帽子
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ちっちゃな怪獣になれる赤ちゃん用の帽子ですので、寝相アートにも挑戦してみたくなるアイテムですよね。デザインが珍しいのは、それはそのはず、イギリスの人気ブランドが作っているからです。素材はアクリル入りですが、肌に当たる裏地の部分は全てコットン100%なので肌触りは○。こちらの商品も、どちらかといえば秋冬商品となっています。編み物の目が詰まっているので、作りも丈夫です!
妊娠期間中に型紙を用意し、作り方を学んだりして手作りをしてみてはいかがですか?
マタニティ期の醍醐味と言えば、赤ちゃん用品をあれこれ考えることではないでしょうか?もし、ママが手芸の得意な方だったら、手作りの帽子を作ってみませんか?
マタニティ期は、何かと生活に制限がかかってストレスがたまりがちですよね。運動もなかなかできないし、疲れやすいし、お酒も飲めないし…と思っているプレママもいらっしゃいますよね。
赤ちゃん用品の手作りは、そんな方にピッタリです。手先のことに集中できますし、完成すれば達成感が味わえますよ。
赤ちゃん帽子なら、手縫いで十分ですし、そんなに難易度は高くありません。
デザインのアイディアや型紙を見たい人は、こちらのページでチューリップハットや、こちらではキャスケット帽を作る時に参考にしたり、型紙をダウンロードしたりもできます。また、本の型紙と作り方を真似してみたりでも、赤ちゃん用の毛糸で手編みニット帽子も作れます。
インスタなどで可愛い帽子のアイデアをもらうのも楽しいですね!
いつか赤ちゃんが成長した時、妊娠中にママが作ってくれたと知れば、きっと喜んでくれることでしょう。
お子さんの笑顔のために「メイドインママ」の素敵な帽子を作ってみましょう!
参考文献