子供の靴のサイズの選び方に関する記事

『子供靴のサイズは子供に聞かない!正しい測り方や選び方』

子供靴のサイズは、平均的なサイズや子供の足の正しいサイズ、ちょっとしたコツを知っておくとスムーズに選べますよ。

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子供靴のサイズは子供に聞かないで!正しい足の測り方や選び方

子供の靴を選ぶ時に「大きい?」「小さい?」などと、サイズが合うか子供に聞いて選んでいませんか?子供靴のサイズが合っていることは、子供の成長や健康にとても大切なことですが、フィットしない靴を履くことで、成長や内臓への悪影響も…。

そこで今回は、正しい子供靴の選び方、サイズの測り方、年齢別のサイズ選びのポイントを解説します。子供の大切な足や健康を守るためにも、子供にあった靴を履かせてあげてくださいね。

子供靴のサイズは子供に聞かないで!

「靴がキツイって言わなかったから、ずっと同じ靴を履かせていた」「知らない間に足が大きくなっていた」なんていうことは、子育て中よく聞く話です。また、靴を買いに行く時に「どう?大きい?小さい?足痛くない?」と、子供を質問攻めにして靴を選ぶママやパパも…。

ところが、これらは全てパパやママが子供の足に関してあまり詳しく知らないからやってしまいがちなNG!
子供の足の骨は柔らかいので、余程小さくならない限り「キツイ」とは言いません。自ら「キツイ」と言って来た時には、既に巻き爪になっていることもあります。また、子供靴のサイズが大きすぎて外反母趾になってしまう子供もいます。

さらに、靴選びの際に子供に聞いて買ったのに、帰ってから履かせると「痛い」「ブカブカ」と言うこともよくあります。そうなると、交換に行かなければなりませんよね。ですから、子供の靴のサイズは定期的にチェックし、購入の際には子供の判断に任せるのではなく、親が必ずサイズを確認してくださいね。

子供靴のサイズは足を測ってから選ぼう

子供に間違ったサイズの靴を履かせるデメリットは、他にもたくさんあるのです!こちらではそのデメリットと共に、足のサイズを測ってから靴を選ぶ必要性についても解説します。特に、下のお子さんはお下がりを履く子が多いのですが、十分に注意してあげて下さいね。

合わないサイズの子供靴を履かせるデメリット

子供の成長は早いので、洋服であれば多少大きめサイズを選ぶママもいますよね。同様に靴も多少大きめを選びたくなるかもしれませんが、子供のために正しいサイズの靴を履かせてあげましょう。

  • 子供の足が正常に成長しない
  • 膝や腰の病気になる
  • 歩きにくく行動範囲が狭まる
  • 正しくない歩き方になる
  • 内臓の働きに悪影響を与える
  • 足が遅くなる

足を測ってから子供靴を選ぶ必要性

靴はメーカーによって大きさが少しずつ違いますよね。メーカーによって幅広だったり甲高だったりと色々なタイプの靴がありますが、それは子供靴も同じ!デザインと靴のサイズだけで選ぶと、甲の高さや足の幅が合わずに失敗してしまうことがあります。ですから子供の靴を選ぶ際は、子供の足のサイズをきちんと測ってから、メーカーや商品を選ぶことが大切です。

また、子供の足のサイズを測る際には、「足の長さ=足長」だけでなく、「足の甲の周りの長さ=足囲」も測る必要があります。子供によって細い足の子や甲高の子など足の形にも色々な特徴がありますので、お下がりもあまりおすすめはできません。

子供靴のサイズを変えるタイミング

子供の足の軟骨がしっかりとした骨になるのは、17~18歳頃。それまでは、まだまだ柔らかい軟骨ですので、まめに足のサイズを計測し、足に合った靴に買い替えてあげましょう。

<足のサイズ計測の目安>

  • 3歳まで…3~4ヶ月に1回
  • 3歳以上…6ヶ月に1回

子供の足のサイズの正しい測り方

それではさっそく、子供の足のサイズを正しく測る方法についてみていきましょう。幼児期は交換スパンが短いため、自宅での測り方を知っておくと楽ですよ。

足長(ちょうそく)の測り方

足長とは、足のかかとから一番長い足指の先端までの長さです。左右で違う子供もいますので、測定する時には必ず両足とも測定してください。一度測り方を覚えると次からは簡単にできますよ。

自宅で出来る!足長の測り方

材料:コピー用紙、定規、三角定規、鉛筆

  1. コピー用紙の下から5cmのところに、用紙の底辺と平行に線を引く
  2. 1のコピー用紙の中央に、垂直に線をひく
  3. 子供をまっすぐに立たせ、足のかかとの一番出っ張っている部分をコピー用紙にひいた線の交点に合わせる
  4. 人差し指を中央の縦線に合わせる
  5. 三角定規の直角から伸びる辺を、中央の縦線に合せ、三角定規を足に向かってずらす
  6. 一番長い足指に触れたら、中央の縦線に鉛筆で線を引く
  7. かかとをつけていた交点と6までの長さが足長です

国内シューズメーカーのHPから計測シートをダウンロードすることもできますので、プリントアウトすると手軽に測定できますよ。

どうしても自宅で正しく測る自信がない場合には、足の計測をしてくれるシューフィッターがいる靴屋さんも沢山ありますので、お願いして測ってもらうとよいでしょう。自宅では、嫌がってじっと立っていない子供でも、靴屋さんで測るとお利口にきちんと立ってくれる子供も多いですよ。

足囲(そくい)の測り方

足囲とは、親指の付け根と小指の付け根にある出っ張りをクルッとメジャーで1周して測る足の厚みです。同じ足の長さでも足囲の長さが違うと、靴のサイズやワイズが異なってきます。メジャーがあれば簡単に測れるので、足長を測るときに一緒に計測しておきましょう。

子供の足を測るので安全のために、メジャーは柔らかい材質のものを使用してくださいね。自宅に適当なメジャーが無い場合は、紐で同じように長さを計測してから紐の長さを定規で測るとよいでしょう。

足囲の正しい測定方法

材料:メジャー(無い場合は、紐と定規)

  • メジャーを15cm出し、裏側を上にして床にまっすぐおく
  • 足の小指と親指の付け根の一番張り出した部分がメジャーの上に乗るように、子供にメジャーを踏ませる
  • メジャーの端を伸ばしてクルッと一周し、足囲のサイズを測る

子供の靴のサイズを選ぶ年齢別のポイント

子供靴のサイズを選びは、年齢によってポイントが異なります。その時期の発達段階に合せた靴を選んであげましょうね。

1~2歳

歩き始めたばかりのこの時期の子供の足は、骨が柔らかいので成長を妨げない靴を履かせてあげる必要があります。また、1~2歳の頃はヨチヨチ歩きからトコトコ歩きに歩き方が変わる時期ですので、子供は何度もつまずきながら歩き方を覚えていきます。よく転ぶ場合、ママは心配になってしまうと思いますので、歩きやすい靴を選んであげるとよいでしょう。

また、2歳頃になると上手に歩けるようになりつまずきは少なくなってきますが、運動量が増えるので通気性や吸湿性も大切にして靴選びをするとよいでしょう。

<1~2歳の靴選びのポイント>

  • 足の甲を固定するベルトタイプ
  • 柔らかく足になじみやすい素材
  • 足首まで守ってくれるタイプ
  • つまずきを予防するため靴先が緩やかにカーブして上がっている
  • 靴の後ろは骨の発達を守ってくれる固い素材
  • つま先は7~10mm程度の余裕があり、親指を反り返せる

2~3歳

活発に運動するようになるこの時期の足は、「土踏まず」がまだできあがっていません。そのため、足裏全体を地面につけて歩いています。また、自分で靴を履こうという意欲が見られる時期でもありますので、履いたり脱いだりしやすい子供靴を選んであげましょう。

子供が自分で靴を履くと左右逆に履くことも多いです。変な歩き方になると困りますので、きちんと履きなおさせなくてはなりませんが、イヤイヤ期ですので癇癪をおこすこともあります。そのような場合は、外側や中敷きに絵がかいてある子供靴を選び、「かわいいウサギさんができるように履こうね」などと、声をかけてあげるとよいでしょう。

<2~3歳の靴選びのポイント>

  • 履き脱ぎがしやすく、甲の部分はゴムやバンドでフィット感のあるもの
  • つま先は7~10mm程度の余裕を持たせる
  • 靴の後ろは骨の発達を守ってくれる固い素材のもの
  • 靴底は滑りにくく、足に負担がかからないゴム製
  • 靴の後ろは骨の発達を守ってくれる固い素材のもの
  • ヒール部分は足を衝撃からまもるクッション素材になっているもの

3歳以上

3歳頃から徐々に「土踏まず」が形成されはじめます。土踏まずは歩くときの衝撃を和らげるクッションのような役割をしますが、足の指をきちんと使って歩いたり走ったりできると、しっかりとした土踏まずができますので、曲げやすい素材の靴を履かせてあげましょう。

また、4歳になると骨も次第に硬くなり、運動能力もどんどん向上していきます。年齢があがるにつれて外遊びが激しくなるので靴の汚れや痛みも激しくなります。洗いやすく傷みにくい素材の靴を選んでおくことも大切ですね。

<3歳以上の靴選びのポイント>

  • つま先に適度な余裕を持たせる
  • 甲の部分はズレにくいバンドや紐製
  • 丈夫な靴底
  • 靴の後ろ部分は激しい運動にも耐える丈夫な構造のもの
  • 底が曲がりやすく踏み込みしやすいもの
  • 通気性のよい素材(抗菌加工ならさらに良い)

平均は何歳で何cm?目安となる子供靴のサイズ表

子供の靴って、アッという間にサイズアウトしてしまいます。子供の足は1年でよそ1cmずつ大きくなっています。ただし、足の成長スピードにも個人差がありますので、お子さんの足がなかなか大きくならないからと言って心配する必要はありませんよ。

また、子供の靴のサイズは足囲や足幅によって異なり、メーカーによっても少しずつ違いますので、必ず子供に履かせてから購入しましょう。試し履きする際も必ず両足とも立って履かせ、少し歩かせてフィット感を確かめてくださいね。

<子供の年齢と靴のサイズの目安>

子供の年齢 靴のサイズ
1歳~1歳半 11~13c
1歳半~2歳 12~14cm
2歳~3歳 13~15cm
3歳~4歳 14~16cm
4歳~5歳 15~17cm
5歳~6歳 16~18cm

海外製は国によってサイズが違うので注意

最近は、インターネットで可愛い外国製の子供靴が沢山販売されていますよね。子供のために可愛い靴を履かせてあげたいというママやパパは多いのですが、サイズ表記がUK・ヨーロッパサイズ・アメリカサイズなど色々あって、それぞれが違うサイズ。

例えば、アメリカ製の「4」は日本製11.0cmと同じサイズで、イギリス製の「4」は日本製の12.5cm。うっかり違うサイズを買ってもわかりにくく、結局履けずに無駄にしてしまう人が多いことを知っておきましょう。

また、子供靴を試着せずに買うのはとても危険ですし、海外製は日本人の足の特徴にあっていません。そのため、子供の足の成長を阻害する恐れがあることへの注意も必要です。

子供靴のサイズが大きい時は中敷きで調整していいの?

「子供靴のサイズが大きかったら、中敷きを購入して調整すれば大丈夫じゃない?」と思うママは意外と多いのですがが、子供向けの靴はそのままの状態で足のかかとの形にあうように作られていますので、中敷きを入れてしまうと、せっかくかかとにフィットしている靴が台無しになってしまいます。

子供靴がかかとにフィットしていないと、歩きにくく靴擦れなどの原因になってしまいますので、中敷きでのサイズ調節はやめましょうね。

この記事を書いたライター

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪