保育園から幼稚園に途中で入園した先輩ママの体験談
保育園から幼稚園に転園する理由は、引っ越しやママの退職・第二子の妊娠・小学校の入学準備など、さまざまな家庭の事情があるようです。「ちゃんと幼稚園に馴染めるの?」「保育園との違いに戸惑ったりしない?」など、不安に感じることは多いはず。
そこで、保育園から幼稚園に転園した経験のある先輩ママに、幼稚園に転園した理由や子供への伝え方のほか、転園のメリット・デメリットなどについて聞いてみました。
保育園に通っている時は、できなかった習い事に通えたり、ママとの時間が増えたりと、子供にとっては良いことが多いようです。ただし、幼稚園の方が、ママ友の付き合い方が難しそう…。
これから、転園を考えているというママは、ここで紹介する体験談をぜひお役立てください。
転園による子供への影響!幼稚園の良いところ・悪いところ
子供はやっぱり強い!
引越しをすることになり、新しい家から通っている保育園が遠いので、近くにある幼稚園に転園しました。
やっと保育園に慣れてきたところだったので、転園を嫌がるだろうなと思い、かなり前の段階から「引越しするから新しい幼稚園に行くからね」「新しいところで、またいっぱいお友達作ろうね」「楽しみだねー」と、新しい幼稚園に期待が持てるように話しておきました。
実際、幼稚園に通いだすと、まず入園式でかたまってしましました。その後、1週間位はみんなに馴染めなかったけど、先生のサポートもあり徐々に慣れていき、楽しく通園してくれるようになりました。
幼稚園は早くて11時半、遅くて3時には帰ってきます。預かり保育もありますが、通常の保育時間がもう少し長ければと思いますね。
スムーズに転園できました
小学校から近い場所にある幼稚園のほうが、同じ小学校に行くお友達が多いため、それまで通っていた保育園から幼稚園に転園しました。
子供には、特に詳しく説明しませんでした。というのも、どちらかというと神経質な性格の子なので、転園のことを話すとかえって不安にさせると感じたからです。
転園後、はじめは少しお友達も環境も違うので、慣れていない様子はありましたが、先生たちに優しく対応してもらい、子供も意外とすんなりと先生やお友達に慣れたので安心しました。
幼稚園に転園して、特に不便に感じたことはありません。むしろ、勉強面に関して保育園よりも力を入れてくれていて助かりました。
ひらがなの読み書きや数字の数え方など、繰り返し教えてくれていたので、小学校に入学してからも授業にすぐに慣れたので良かったと思っています。
最初はさみしそうでしたが…
主人の転勤により仕事を辞めたので、子どもは幼稚園に入ることになりました。子どもには、「引っ越しするから、変わらないといけないんだよ」とそのままを伝えました。
新しい幼稚園には制服があり、バス通園になるのでテンションが上がったようでしたが、バスに乗って幼稚園に着いてから、時々ひとり静かに涙を流すことがあったようです。私はそのことを全く知らず、個人面談で先生とお話しした時に初めて知りました。
それでも、夏休みを過ぎたころにはお友達の話が聞けるようになり、楽しく過ごしているようでした。
転園してから幼稚園の関係の習い事を始めたのですが、それが本人にはとても良い習い事だったようで、今ではそれに喜んで習いに通い、小学校に入っても続けたいとも話しています。
子どもにとって幼稚園に入ったことにより、楽しいと思える習い事に出会えたことがとても良かったのではないかと思います。
しかし、保育園と違って夏休みは預けられないし、幼稚園で使う用具を作ったり準備したりしなくていけないことには、とても不便になったなと感じました。保育園ではほぼ園で用意していただけていたので。
子どもは慣れるのが早いです
保育園は入学予定の小学校から少し離れていて学区外でした。小学校入学に向けて、親子共々、学区内にお友達を作りたかったので、年中の時に幼稚園に転園しました。
子どもには、将来を考えての転園であることを説明し、楽しいことがたくさんできる所だと印象づけておきました。親子共々人見知りな方なので、転園する際は、新しい幼稚園に馴染めるかどうか不安でした。
最初の数日間は緊張もあり、登園を嫌がることもありましたが、気が合うお友達ができると、毎日楽しく登園できるようになりました。
保育園とは違い、学習面でのサポートや、小学校入学の準備などで参考になったことが多かったので、転園して良かったと思います。
やはり、幼稚園は保育園と違って保育時間が短いですが、わりと細々した事まで先生方がやってくださる幼稚園でしたし、延長保育制度など利用してなんとかなりました。
幼稚園も大好きになりました。保育園だけでなく幼稚園の利用も!
下の子に手がかかり始めたのと、義理父の入院などが色々重なり、仕事を辞めた事をきっかけに保育園から幼稚園に転園しました。
子供には「幼稚園に変わると、早くお迎えに行けるようになるよ」と説明しました。担任の先生や主任の先生も気にかけてくださったようで、子供はすぐに幼稚園に馴染めたようです。
転園して良かった事は、迎えに早く行けて子供と過ごす時間が増えたことです。上の子はいつも我慢させていることが多かったので、共に過ごす時間が増えて、気持ちが安定しているのが分かります。
幼稚園でも延長保育があり、遅くまで預かってくれるので義理父のお世話の時などには助かっています。
ただ、終了間際になると保育園に比べてお友達がいなくなる率が高く、うち子がいつも最後で先生と二人きりだったのが、保育園と比べると少し可哀想かなとしまいました。
子供は順応性があります
2歳の時からパートに出るために認可外保育園に入れていたのですが、値段が高かったことと、子どもにはある程度教育を受けさせたかったので、幼稚園で転園させることにしました。
子どもには「幼稚園というところがあって、そこでは制服を着て、今よりもっとたくさんお友達が出来るよ」と説明しました。また、保育園は少人数のところだったので、今より大きい建物でたくさん遊べることも話しました。
転園してからは、幼稚園の人の多さに少しびっくりしていたようですが、すぐにお友達と遊んで、園庭を駆け回って楽しく過ごしていたようです。大人が思ったよりも、子どもは慣れるのが早いんだなと思いました。
保育園に比べて不便な事は、お弁当の日があることです。「キャラ弁はダメ」「ゼリーはダメ」とか細かい規定もありますし、仕事前に作るのが正直めんどくさいです。でも、子供は喜んでいるみたいなので、まあいいかなと思っています。
子どもと関わる時間が増えました。
2人目を妊娠して仕事を辞め、専業主婦として家にいることになったので、保育園から幼稚園に転園しました。
時期的には、子どもが3歳の時の年度替わりの4月に転園したので、4歳から新しい幼稚園になりました。「帰ってくる時間は今までより早くなるよ」と伝えたところ、遅くまで預かり保育をしていた子供は、とても喜んでいました。
3歳という年齢もあり、友達とのかかわりがそこまで確立されておらず、すんなり園になじみました。クラス替えのある幼稚園だったので、4月からは新しいクラスということもあり、すぐにたくさんのお友達と楽しそうに過ごしています。
転園して降園時間がお昼になったことで、子供とゆっくりかかわることができるようになりました。仕事の時は帰宅後にバタバタとしていましたが、今では早め行動ができうれしいです。
保育園に比べて不便なことは、ママ友関係が濃いこと。グループができあがっており、親切ではあるものの、誘いを断ると「なぜ?」という目をされ、さっぱりとしたあいさつ程度の付き合いでは、何となく孤立してしまう気がしました。
私はランチや何時間も輪になって話すことが苦手なので、あまり打ち解けることもなかったことで、何か言われていそうな気がして気になるところでした。
心配したけどケロッとしていた!
姑が「絶対に幼稚園に入れた方がいい」と強引に勧めてきて、やむなく幼稚園に転園しました。「友達がもっと増えるね」と言って、だましだまし無理やり息子を転園させたのです。
最初は、「大丈夫なのかな」「のけ者にされないかな」と心配ばかりでしたが、私の心配とは裏腹に息子はあっという間に幼稚園で友達を作って、初日から輪の中に入ってしまいました。我が子ながら凄いなぁと思います。
幼稚園の生活にもすぐに慣れて、ケロッとしている息子にほっと一安心しました。転園して良かったのは、本人が勉強を楽しいと思っていることですね。早くから勉強に興味を持ってくれるのは、親としても将来が楽しみです。
ただ幼稚園に通い出して、あまり長いこと預かってくれないので、早く迎えにいかないといけなくなったことは大変です。
すぐに泣かなくなりました
保育所から幼稚園に転園して、最初に違いを感じたのが発表会です。幼稚園での舞台を使った発表会では、保育所の3才児と幼稚園の3才児を比べて驚きました。
保育所では、泣いてしまって発表できないでいる子がいるのに比べ、幼稚園児は全員がしっかり演技をしていました。幼稚園は教育の場所ですので、園児たちがしっかり教育されていると実感しました。
幼稚園は、親が参加する機会が多いので、親子で友達ができました。また、小学校に上がった時に友達が多くいたので、入学直後の不安は少し和らいだかなと思います。
小学校へのステップアップのための転園
娘が年長さんになったタイミングで幼稚園に転園しました。
転園した理由は、娘の通う予定の公立小学校に入る子供のほとんどが、近くの幼稚園出身であることや、幼稚園と小学校で合同の行事があることなどから、小学校生活を円滑に始められる下準備の意味で転園でした。
娘にはありのままに説明しましたし、娘も新しい環境に入ることを快く受け入れてくれました。
娘は社交的で活発な性格ですので、すぐにお友達もできましたし、楽しい様子でした。保育園ではお昼寝の時間があって、それが赤ちゃんのようだと思っていたようで、幼稚園生になったことで、少し自分がお姉さんになった気分もあったようです。
転園して良かったことは、私も娘も幼稚園の人間関係を通じて、沢山の同じ小学校に通うママ友やお友達ができたことです。現在、娘は小学校に上がりましたが、現在の人間関係が築けているのも、幼稚園へ思い切って転園したからといっても過言ではありません。
保育園に比べて、幼稚園は保育時間は短いことだけが不便に感じましたが、娘のことを思えばそれも苦にならない程度のものだったと思います。
子供との時間を持てるようになりました
約10年間、同じ職場で働きながら息子を出産し、産休・育休後に職場復帰しましたが、息子が4歳の頃2人目の妊娠が発覚。両親、義両親ともに育児のサポートをお願いできる状況ではないため、良い機会だということで退職することにしました。
息子は1歳の頃から保育園に通っていたのですが、退職してしまえばもちろん退園せざるを得ません。
息子には転園する1ヶ月前から、新しい幼稚園の制服を見せたり、園にある本を家でも読んで聞かせたりしたほか、「保育園も楽しかったけど、幼稚園はもっともっと楽しい場所」「ママもはやくお迎えにいけるよ!」と少しずつ幼稚園について理解させました。
転園当日から約1週間は、泣いて登園を嫌がったり、いつも以上にワガママになったりと大変でした。
幼稚園に入園して良かった点は、息子が帰ってから少しでも一緒にいられるようになり、話をしっかり聞いあげられる余裕ができたことです。
逆に不便な点は、先生とのコミュニケーションです。保育園では自己主張をどれだけできるかが大切だったので、自分から率先して先生に話をしていたのですが、幼稚園は人数が多いため、なかなか先生に自分の思いを伝えることが難しくなってしまったことです。
でも、息子は幼稚園でもすんなり馴染むことができたので、安心して通園させることができました。
幼稚園内でそのまま習い事ができるのが嬉しい
主人の転勤で年少、年中と通った保育園を転園することになりました。引越し先では保育園が不便な場所にあるため、年長さんからは幼稚園を選びました。
2年間でできたたくさんのお友達と離れ離れになることはとてもつらいようで、夜になると娘はよく泣いていました。
ところが、転園先の幼稚園の子ども達はとてもフレンドリーで、なかなかクラスに馴染めない娘の世話をあれこれと焼いてくれました。やや人見知りする娘ですが、2週間もすると仲の良い友達が何人もでき、夜泣くこともなくなりました。
その幼稚園では、保育時間が終わると園内での習い事が盛んです。友達が習っていることもあり、娘はバレエとリトミックを習い始めました。
習い事の日は幼稚園閉園後に、その教室へ移動すれば良いため、保護者のお迎え時間は習い事が終わる時間になります。習い事への送迎の手間が省けるのは、大変ありがたいです。
引っ越すまでは仕事を持っていた私も現在は専業主婦で、娘の帰宅も幼稚園のため早くなり、親子の時間がゆっくり持てることは嬉しいです。
ただ保育園とは違い、給食ではなくお弁当持参の毎日。早起きして、慣れないキャラ弁作りに励んでいます。給食の注文ができると便利だと思います。
教育体制がしっかりして安心です
年中さんになって色々なことに興味をもった息子は、英語やリトミック、体操などをやってみたいと言い出しました。幼稚園に通っている甥っ子から、園での生活についての話を聞いたからなのでしょう。
息子がいた保育園は遊び中心で、英語やリトミックはおろか平仮名さえ教えてもらえそうにありませんでした。保育園が終わった後、習い事を入れる費用や手間を考えると、教育体制が整った幼稚園に入れた方がいいと考えて、転園させました。
息子には、「英語やリトミックを教えてくれる幼稚園に行こう」と言うと、喜んで賛成してくれました。
転勤族の多い土地で、転園してくる子も珍しくなかったため、園ではお友達がすぐに出来ました。息子も念願だった英語やリトミックを受けられてとても嬉しそうでした。
ただ保育園とは違い、朝の受け入れ時間が少し遅いのが少し不便でした。
工作大好きな娘は幼稚園が大好きに
私がずっと仕事を続けていたので保育園に預けていたのですが、寂しさからか子供が精神的に不安定に。これを機に会社を辞め、子供を保育園から幼稚園に転園させることにしました。
全く保育園とはカリキュラムが違いますし、求められることも違ったようなので、最初は落ち着かなかったようです。
特に集団行動が大変だったみたいです。でも、女子だったおかげかすぐに生活にも慣れ、2ヶ月もしないうちに、「今の幼稚園のほうが楽しい!」と言うようになりました。
好きな工作ができるのと、乱暴な男の子が少ないのが娘にとっては良かったみたいです。
不便なのは、保育園に比べてお迎えの時間が早いことでしょうか。夏休みも長いですし。それ以外は不満はありません。
保育園と幼稚園の違い
夫の転勤に伴う引っ越しで、私が仕事を辞めざるを得なくなったために、年中に上がる際に引っ越し先で幼稚園に入園しました。
引っ越すことや、保育園をやめることは子どもに伝えていましたが、いまいち状況が飲み込めていないようでした。保育時間が短くなったことなどはあまり気にならないようで、周りの子の様子を見ながら、平然と幼稚園バスに乗って行きました。
ただ幼稚園では、工作等で使うお道具類をまた一式用意しなければなりませんでした。粘土ケースやハサミなど、そのまま使えるものはそのまま持たせたのですが、一人だけ違うものを持っている事をクラスの子にからかわれてしまいました。
泣かされてしまってかわいそうだったので、結局全て買い替えることになりました。
良かった点として、昼過ぎには幼稚園が終わるので、子どもの時間に余裕ができて、それまで行けずにいた習い事をさせてやる事ができるようになりました。
ただ、保育園に比べて保護者で行う活動が多く、しょっちゅう幼稚園に行かねばならず、転園してから保護者どうしのトラブルも経験しました。