毒親の特徴!当てはまったら要注意に関する記事

『毒親はあなたかも!?10の特徴と早急に取るべき対策4つ』

毒親と自覚する毒親はナシ!10の特徴をチェックして、当てはまっていたらあなたも無意識に子供に毒を与えているかも!?

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子供を苦しめる毒親によくある特徴10&回避する4つの方法

「モンスターペアレント」に「ボスママ」など、育児中の親を揶揄する言葉がいくつかありますが、皆さんは「毒親」という言葉をご存知ですか?これはその名の通り、子供に毒を与えるような、子供の健やかな成長を妨げてしまう親の行動を戒める言葉です。

一見、子供の虐待を思わせる言葉なのですが、子供が毒親と感じる事例を調べてみると、意外と些細な言動を毒親と感じていることが多く、自分に当てはめてドキッとしてしまう人も多いようです。

近年では母に苦しむ多くの娘が大人になっても苦しみを引きずり、社会生活にも影響を及ぼしていることがマスコミなどでも取り上げられ、大きな反響を呼んでいます。もしかしたら自分も当てはまってしまうかもしれない、意外と身近な毒親の特徴と、毒親にならないためのポイントについてご紹介します。

当てはまったら要注意!毒親10の特徴

大人になってしまうと忘れがちなのですが、小さな子供にとって、親は世界の全てです。親が子供に向ける感情や何気ない言葉、些細な行動は、子供の心や体の成長に大きな影響を与えるからこそ、どんな行動が子供の心を傷付けるのか知っておきたいものですよね。

子供を自分の所有物として扱う

毎日お世話をする子供はとっても可愛くて、愛おしくて仕方がないと思う気持ちは親ならだれでも抱く思いです。
でも、愛するあまりに自分の手から手放せなくなってしまい、自分のもとに縛り付けようとしてはいませんか?

「親の言うことに従っていれば幸せになれる」「守ってあげられるのは親だけ」と、子供に自分の意見や好みを押し付けることは、裏を返せば子供の意志を無視する行為。子供から自由な意思や自己肯定感を奪ってしまいかねません。

子供をコントロールしようとする

子供は生まれ落ちた瞬間から、一人で人生を切り開いていく一個の人間です。親の役割は子供が人生を歩むための杖として、独り立ちをするまでの間の支えとなってあげることなのです。ところが親子のつながりにしがみつくあまり、子供に自分の思い通りの人生を歩ませようとしていませんか?

「親の言うことを聞いていればいい」「ホラ、言わんこっちゃない!」などの言葉を聞かされ続けた子供は、自分自身で人生を切り開く力を養うことができなくなってしまいます。

子供を否定してしまう

“子供には平穏で幸せな人生を歩んでほしい”という思いは、親ならだれでも持つものですが、自分の理想とする人生を歩ませようと、子供自身の性格や心の内を否定する言葉を投げつけてはいませんか?

「ダメな子ね」「どうしてちゃんとできないの?」これらは子供を指導しているように聞こえなくもありませんが、もし自分が誰かから言われたら、自分を否定されるとってもつらい言葉ですよね。

大好きな親に否定をされて育った子供は、自分に自信が持てず自分の存在を否定してしまいがちです。自分を愛せなくなることで、周りとのコミュニケーションがとりづらくなる傾向もありますので、何気ない一言にも注意をしてあげて下さいね。

子供に注意するのではなく脅してしまう

子供に小さな頃から常識やマナーを身に着けさせることは、確かに親の義務の一つです。ですが、小さな子供に物を言い聞かせることはとても根気のいる仕事。なかなか思いが伝わらないことにじれったくなって「お耳ついているの!?」と強く言ってしまったり、「そんな子は誰にも好かれないよ」なんて余計な言葉まで投げつけたりしていませんか?

人間の規範意識は、強要や罪悪感の押し付けで育てることはできません。ルールやマナーを押し付けられただけで、表面上は分かった素振りを見せるけれど、実はその意味を理解できていない子供がそのまま大きくなると、社会性を身に着けることが難しくなってしまうかもしれませんよ。

他の子供と比べて評価をしてしまう

子供の成長のために、ある程度の競争心を持たせることは大事ですが、子供それぞれの成長の違いで、競争心などの自我の芽生えには大きな開きがあります。「お姉ちゃんはできたのに、どうしてあなたはできないの?」や「あなたもお友達みたいに頑張らないと」と親としては励ましで言った言葉も、子供によっては「じゃあ、頑張ろう!」と捉えず、「僕はできない」というネガティブな先入観だけを植え付けてしまいかねません。

無駄に競争心をあおられて植え付けられた先入観は、なかなか取り外すことが難しく、子供は本来できることでも苦手意識を持って取り組むことができなくなる可能性があるのです。

子供のミスを責め続けてしまう

大人が自然にできることでも、身体能力が未発達で、経験の少ない子供にはできないことは数多くあります。
親としてもそんなことは当然わかっているのですが、子供に失敗されると後始末を大人がしなくてはいけないので、ついつい注意もきつくなってしまいがちですね。
「なんでこんなことするの」「どうしていつも面倒をかけるの」としつこく責められることは、いつまでたっても許してもらうことができないと、不安を子供に押し付けてしまいます。不安を常に抱え続けていると何かにつけて人の顔色をうかがって、自分自身の意思を押し殺してしまいがちですので、注意をしてあげてくださいね。

家族や子供の友達の悪口を言ってしまう

子供は家族を中心に、成長するにつれどんどん世界を広げていきます。世界と自分をつなげるものは、親であったり兄弟であったり、一緒に遊ぶお友達だったりして、小さな子供なりに大事な人間関係を広げていくわけですね。

そんな時に親がちょっとお姑さんとうまくいかなくて、「おばあちゃんってイヤな人」と言ってしまったり、仲のいいお友達のことを「あんな子と遊んじゃダメ」と否定してしまったりすると、子供は自分の作った交友関係に自身が持てず、人間関係を作ることに苦手意識を持ってしまいます。

周りの人と良い関係を気づくことができないと、孤独な人生を歩む可能性が高くなってしまいますので、不用意な言動には十分な注意が必要です。

子供をいつまでも幼児のように扱う

子供はいつまでたっても、自分よりも大きく成長をしても可愛いものですが、いつまでも小さな子供のように扱ってはいませんか?

「それくらいやってあげるから」「私から楽しみを奪わないで」となんでも手を出してしまうと、子供自身の自立心は養うことができませんし、子供が成長に見合ってやろうとしていることを妨害すると、強い不満を抱え込み、はけ口を求めて精神的に不安定になってしまいます。

子供に自分の感情を押し付けてしまう

育児は常に喜びと苦労の連続です。大人であってもちょっとしたことに傷ついてしまったり、不安になってイライラしてしまったりしても仕方がないことなのですが、むやみやたらに子供に自分の感情を押し付けてしまってはいませんか?

「もう、あっち行って!」と、急に突き放したり無視したりなど、大好きなママやパパから理不尽な感情を押し付けられると、表面上は平気な顔をしていても内心とてもショックを受けます。大きなストレスを子供の心に押し付けてしまうことになりますので、自分自身の感情のコントロールに努めて、ママやパパも上手なストレス解消方法を身に着けましょうね。

10子供に自分の期待や希望を押し付ける

「良い学校に入るためにもっと勉強しなさい」とか、「プロ野球の選手になるためにパパも協力するから」という言葉は、よく聞かれる親の何気ない一言です。でも、子供に自分の進路を決めさせず、子供に押し付けた過剰な期待に応えることを強要してしまえば、子供は自分自身の人生を選び取るチャンスを失ってしまいます。

こういった言葉は、子供が転んで痛い思いをしないように、親が差し伸べる手と考える人も少なくありませんが、子供の側からすると子供のいく末を遮る邪魔な手になる可能性もあるのです。

毒親かも…と思ったら!早急に取るべき4つの対策

子供の人生に毒をまいてしまいかねない「毒親」、いかがでしたか?「ええっ、これもいけなかったの?」なんて、改めて自分の育児を見直してしまう人も多いのではないでしょうか。本当に些細な一言や、子供のために良かれと思ってした行動が、子供の将来に大きな影を落としてしまうというのは皮肉なことですが、だれもが毒親になってしまう危険があるからこそ、親である自分の生き方を見つめなおしてみませんか?

自分自身の人生を謳歌しましょう

子供を育てていると、幸せでいつまでもこの生活が続いてほしいと願ってしまうものですが、子供の幸せな歩みを止めないためにも、いずれは子離れをしなくてはいけないことを理解しておきましょう。

子供に依存しない、入れ込み過ぎないためには、子供の都合ばかりにあわせた子供中心の生活では駄目です。
子供と離れて自分自身の趣味や楽しみを見つけるなど、自分自身の時間を少しずつ増やしていくように心がけましょう。

子供の人格を尊重しましょう

子供が小さな頃は親に従順なので勘違いをしてしまいがちですが、子供は親とは別個の感情や意志をもった独立した人間です。お気に入りの人形やおもちゃと違って、言うとおりにならないのは当たり前のことなのです。むきになって子供をコントロールしようとするのではなく、子供の意見を大事にして、お互いに良い関係を維持できるよう努力をしましょう。

子供が自我を持って親の手を放すと、親は置いて行かれるような気分で不安になってしまいがちですが、一番大事な幼い頃を一緒に過ごした家族の絆が消えるわけではありません。子供と一緒に育んだ親子としてのつながりに、もっと自信を持てるといいですね。

コミュニケーションをとりましょう

小さなころからお世話をしていると、子供が意思のある人間であると認識することが難しくなるほど、子供との距離感が近づき過ぎ、子供の心が見えなくなってしまう親は少なくありません。また逆に、子供だからと自分とは違う個性を尊重せず、バカにして距離をとり相手にしない親もいます。子供との距離感をもう一度見つめ直し、子供と向き合い理解をする姿勢大切にしましょう。

会話はなんといっても一番のコミュニケーション手段ですね。最近はネット環境やゲームなどで、親子が一緒にいても会話がないなんてことも多いのですが、ぜひ積極的に親子の会話の場を持つよう心がけましょう。

子供が親の手元にいるのは、せいぜい18年といったところです。子供が手元から離れても淋しくないように、子供との良い思い出をたくさん残せるといいですね。

子供と一緒に親子で豊かな感情を育てましょう

子供に自分の感情をむやみやたらに押し付けるのは良いことではありませんが、嬉しい、楽しいといったプラスの感情も、悲しい、悔しいといったマイナスの感情も、子供は一番身近な親から学んで体得をしていきます。きちんとコントロールをしてさえいれば、子供の前で必要以上に感情を抑える必要はありません

子供に親が一番多く与えてあげられるのは愛情で、たくさんの愛情を受け取った子供は自分自身の力で人生を切り開く力に恵まれます。どうぞ子供と一緒に泣いて笑って、一緒に過ごせる時間でたくさんの愛情を交換してくださいね。

毒親だっていいじゃない!自分を見つめなおせれば

一番危険な毒親は、自分の言動が子供に害を与えるかもしれないということを全く自覚しない親、またそれを改善する勇気を持たない親です。

育児に正解はありませんが、一番子供の幸せを願ってあげることのできる親が、子供の人生に毒をまくのはいけませんよね。育児は大変ではありますが、間違えに気づいたらやり直すことができるところも育児の醍醐味です。ぜひ、子供と一緒に成長するつもりで、自分の生活を見直してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いたライター

羽根田るみこ

第一子から15年間保育園に通い続け、まだまだ記録更新中です!