【最新版】育児の常識は変化している!昔の常識と現代の違い・安全のための新情報
医学や育児研究の進歩により、昔ながらの「育児の常識」とされてきたことの中には、実は赤ちゃんの健康や安全に関わるリスクを含む育児方法があることが明らかになっています。
そのため、現代のパパやママはもちろん、昔子育てをした祖父母世代や先輩ママも「今どきの育児の常識」や最新の安全情報を知っておくことが、大切なお子さんの安全を守る上で非常に重要です。特に、昔の常識と現代の常識が異なっている点について、正しい知識で情報共有することが求められています。
こちらでは、今の育児の常識、祖父母世代と違う昔の育児の常識との具体的な変化、今どきのパパママが親になって驚いた常識の変化体験談、そして育児の常識を親が知らない危険性についてご紹介しています。ご自身が常識と思っていた情報が最新のものか、ぜひチェックリストで確認してみましょう。
昔と違う!今どきの育児の常識20のチェックリスト
昔と今では、厚生労働省や消費者庁からの注意喚起、小児科医の指導内容が大きく変わり、育児の常識も様変わりしました。現代の育児では、科学的根拠(EBM: Evidence-Based Medicine)に基づいた安全で適切な方法が重視されています。
例えば「体にいい」と昔は言われたハチミツですが、現代ではハチミツを1歳未満の赤ちゃんに与えると、ボツリヌス菌による乳児ボツリヌス症になり、命を落とす危険性があることが公的機関からも強く注意喚起されています。このように、命に関わるような重要な点においても、昔と今では育児の常識には大きな違いがあるのです。
数ある変化の中から、特に重要な20項目をご紹介します。あなたはいくつ知っているか、さっそくチェックしてみましょう。
知っている育児の常識数は20個中0個です
今どきの育児では、子供の個人差や発達段階を尊重するのが常識です。厚生労働省の調査でも、離乳食の開始時期は生後4ヶ月から開始した割合が減少し、生後5~6ヶ月頃から赤ちゃんの様子を見て始めるのが主流になっています。
医学的な観点からも、離乳食の開始時期が早すぎると食物アレルギーのリスクが高くなる可能性が指摘されており、赤ちゃんの体の成長スピードを尊重することの重要性が示されています。入浴後の白湯についても、昔と違い今は無理に与えず、母乳やミルクで水分補給すればよいと言われています。
トイレトレーニングなども同様に、「早い方が良い」と思われていた昔の育児と違い、今の育児は「子どもの心身の準備が整ってから始めるのが良い」という考え方が主流です。これは、子どもの自己肯定感や主体性を育む上でも大切だと考えられています。
他にも赤ちゃんへの激しい高い高いや揺さぶりといった遊びによる乳幼児揺さぶられ症候群(Shaken Baby Syndrome/SBS)、また厚着やうつぶせ寝などによる乳幼児突然死症候群(SIDS)の恐れなどは、現代の育児における重要な安全対策の常識ですが、祖父母世代にはあまり知られていない場合もあります。
また、現代は昔と違って核家族化が進んでいるため、母親が育児ノイローゼや産後うつになり、虐待に繋がりやすい密室育児の深刻さが社会問題となっています。そのため昔のように「3歳までは母親の元で育てるべき」という3歳児神話にこだわり無理をする必要はなく、保育園などに預け、母親が心身ともに健康でいられる環境を選ぶことが、結果的に子どもの健やかな成長にとっても良いと考えられています。夫婦での育児分担や地域社会のサポートを活用することが、現代の育児の常識です。
祖父母・先輩ママとの常識の違いを理解する:なぜ変化したのか?
昭和生まれの祖父母世代だけでなく、平成初期に子育てをした先輩ママとも、育児の常識は変化しています。「十年一昔」というように、およそ10年前の常識が、現代では非常識になっていることもあるのです。この背景には、医学の進歩と社会構造の変化があります。
昭和の常識と現代の「虐待」認識の変化と体罰の禁止
「親の厳しいしつけがあったからこそ、今役立っている」という考えを持つ方もいるかもしれませんが、平成12年から施行された「児童虐待の防止等に関する法律」では、子どもの身体に外傷ができる暴力や、心に傷を与える言動といった子どもが耐え難い苦痛と感じる行為について、しつけではなく虐待として法律で定められています。
さらに、令和2年4月には児童福祉法の改正により、親権者による体罰が禁止されました。これは、しつけと称しても、身体的苦痛や精神的な苦痛を与える行為は子どもの健全な発達を阻害するという認識に基づく、大きな時代の変化です。
他にも、昭和時代に広く読まれた「スポック博士の育児書」で言われていた「抱き癖がつくから抱っこしない」「夜の授乳は1~2ヶ月でやめる」などは、現代では子どもの愛着形成のために要求に応えることが育児の基本とされています。抱っこは愛情表現であり、安心感を与える重要なスキンシップと考えられています。
特に牛乳については、飲みすぎると食事の量が減ったり、鉄欠乏性貧血(牛乳貧血)を起こしたりすることがあるため、今では適量を守ることが育児の常識です。スポック博士の育児書自体も後に、時代の変化と科学的知見に合わせて改訂されています。
また食事についても現代は「食育」の時代です。平成17年より食育基本法が実施され、必要以上の量を食べさせたり、完食を強要したりする食の無理強いは、子どもの偏食や、食に対するトラウマ(会食恐怖症など)を招くと言われています。子ども自身が食べる楽しさを感じ、適切な量を学ぶことが重要です。
このように、祖父母世代の育児をそのままあてにして頼り過ぎると、思わぬトラブルを招いてしまうこともあるため、最新情報に基づいた対話が必要です。
平成19年(2007年)から変わった!離乳食ガイドラインの変化
大きな子供を持つ先輩ママの頃とも、子育ての常識は変わっています。最も大きな変化の一つが、平成19年(2007年)から厚生労働省の離乳食ガイドラインが改訂になったことです。それ以前は生後2~3ヶ月から始めるのが常識だった果汁や離乳食準備も、今では離乳食開始後が育児の常識になりました。
改訂前のガイドラインと比べ、今のガイドラインでは離乳食開始や終了を子どものペースに合わせてゆっくり進められるようになっています。昔は生後5~6ヶ月が初期でしたが、今は生後5~6ヶ月頃から開始できるように幅を持たせ、離乳食初期の量の目安も「○g」といった具体的な数値ではなくなりました。これは、子どもの発達を最優先する考え方に基づいています。
断乳についても、昔は満1歳とされていましたが、今は欲しがる間はあげてもOKとされています。離乳食完了期も昔は12ヶ月~15ヶ月まででしたが、今は12ヶ月~18ヶ月頃までと幅をもたせており、完了を急ぐ必要はないという考えが浸透しています。
今どきのパパママが驚いた!育児の常識体験談
任意の予防接種は必ず受ける、叱りすぎは要注意
私は24歳で、妻と一緒に3歳の娘と0歳の男の子を育児しています。今の時代の育児の常識と感じることは、まず赤ちゃんの予防接種は任意でも受ける人が多いことです。昔は任意というと受けない人がかなりいたそうですが、今は何があるかわからないので任意接種も積極的に受けるのが一般的です。
二つ目は、昔とは違い赤ちゃんに大切なミルクの種類が沢山あることです。アレルギーを持つ子のためだけにあるミルクもあるので、その子に合ったミルクをあげるのが現代の常識です。
三つ目はあまり叱らないことです。これに関しては全く怒らないのは無理がありますが、今の子はあまり叱りすぎると軽いチック症になったりしてしまうという情報を見ました。生まれてから二カ月頃の育児で知りました。これらの常識はネットなどで知ることができました。
昔と違い、状況判断をしっかりして対処することが求められます。赤ちゃんと一緒にパパやママは成長していくものなので、焦らずに自分達のペースで一歩ずつ成長していけばいいのではないかと思います。
今どきのママが驚いた!育児の常識
抱き癖はつかない、虫歯菌の感染に注意
2人の子供をもつ母親です。妊娠中に地域の出産準備の話や産院で聞いた情報に驚きました。一つに、抱き癖がつくから抱かないというのは誤りだということ。
二つに、1歳までに断乳するべきというのは古い情報だということ。どちらも愛情をかけている証なので、抱っこする、いっぱい母乳をあげるのが現代の育児の常識だと思います。この二つは、昔は良くないこととされていましたが、今では育児の常識です。
三つに、大人が口をつけた食べ物や箸などで赤ちゃんに食べさせるのはいけません。なぜなら、大人の虫歯菌が唾液によって赤ちゃんに感染するからです。食べ物に限らず、可愛いからといって口にキスをするのも同じことです。
最初は分からないことばかりですし、昔の考えを押しつけられることもあるかもしれないけれど、地域の子育てセンターや産院で聞いたり、先輩ママを頼ったりすることも大切だと思います。
抱き癖はつかない、医学的根拠の重要性
子どもが2人いる女性です。抱っこをたくさんしても抱き癖はつかない、母乳にはママの免疫がある、生後数カ月で果汁はあげないなど、今の育児の常識はたくさんあります。
育児雑誌やプレママ講座で知りました。昔の育児方法が、医学的・科学的に根拠を示され、改善されてきた結果だと思います。親から昔の育児を語られる場面もありますが、育ててもらったことに感謝しつつも、現代の育児を共に語り、共に子どもと向き合う機会に繋げていくことが大切だと思います。
虫歯菌は大人からうつる!専門家の意見が効果的
一児の娘を持つ母です。第一子ということで、出産前に育児書でいっぱい勉強しました。「足の裏は体温調節をするので靴下は履かせない方がいい」「ベビーパウダーは吸い込むと体に悪いので使用しない方がよい」など、親に聞いていたことと違うことが沢山!中でも「虫歯菌は大人からうつる」ということを夫婦で話し合い気を付けました。
今では医学的に証明されているので確かな情報です。父からは、昔は父が噛み砕いたものをあげていたと聞いて早速父に言いました。しかし信じてもらえず、何度も説明しました。それでも信じられない父は、歯医者に聞いたそうです。そこで「その情報はあっています」と言われ、初めて信じてもらえました。
そこからはご飯をあげるのも違うお箸で上げ、フーフー冷ますことも絶対しなくなりました。昔と違い、医学的にもしっかり分かってきたことは沢山あります。子どものために譲れないことは、専門家(医師や歯科医師など)の意見を祖父母に聞いてもらうのは情報共有として効果的だと感じました。
口移しはしない、子供ファーストの指針
私は30歳の女性で、双子の一歳の男の子がいます。私が育児の常識と教えられたのが、1、口移しで食べ物をあげない 2、抱っこは好きなだけしてよい 3、母乳は好きなだけ、好きな時期まで飲ませてよいです。
祖母の話を聞いていて、大きく違うのが口移しで物を与えていたということです。今では考えられませんが、硬くないか、熱くないかなどを確かめる愛情表現の一つでもありました。それを今する人はあまりいないと思いますが、大人の口をつけた容器を使おうとされたことがあり、急いでとめたことがあります。やはり大人の唾液には虫歯菌(ミュータンス菌など)があるので、子どもが虫歯になりやすいとネットや両親から、子供が生まれた時(一年前)に聞いたからです。
情報がありふれていますが、科学的根拠に基づき、子どもに良いという事は積極的にして、危険な事はしない、簡単な事ですがこれを指針に子供ファーストでいればよいのではないかと考えます。ですが、育児の常識が必ずしもどの家庭にもあてはまるわけではないので、子どもの個性と家族、何よりもお母さんが元気でいる事が1番だと私は思います。
カトラリーを分ける虫歯予防策
2人の女の子の母です。独身の頃、1歳の子どもがいる友だちの家に遊びに行くと、食事の時に親と子どものカトラリー(スプーンやフォークなど)を神経質なほど使い分けていました。理由を聞くと、ミュータンス菌が移って子どもが虫歯にならないように気をつけているとのことでした。大人の口から子どもの口へミュータンス菌が移らないように気をつけることで、虫歯になるリスクはかなり減らせるそうです。
数年後、自分が親になった時、この話を思い出して我が家でも実践しました。子どもの健診の際にも歯科衛生士さんから同じような話があり、今はカトラリーを分けることは育児の常識になっているのかと感じました。
ただ、実家に帰った時に、親は自分の箸で子どもに食べ物をあげようとするので、親にも訳を話して気をつけてもらいました。義実家でも同じようなことがあり、話しにくかったのですが、子どものために頑張って説明しました。
虫歯の予防に関しては、他にも歯が生え始めた時から歯医者さんの定期健診に通ったり、自宅でもフッ素を塗ったりなど、自分が子どもの頃には周りで聞いたこともなかったようなことを実践しています。おかげで3歳と7歳の娘たちは虫歯ゼロです。簡単にできることなので是非みんなに知ってもらいたいです。
抱き癖なんてつきません!スキンシップの重要性
30代後半の二児の母です。育児を通して時代の流れを感じることがいくつかありました。抱き癖がつくから抱っこはほどほどにして泣かせておくことも大事、お風呂上がりには白湯やお茶の方が良い、お尻が荒れたらパウダーを使用する…など、おばあちゃん世代の常識は今となってはもう古いですよね。
助産師さんや雑誌に掲載されているアドバイスによると、赤ちゃんの要求を満たすことが大切で、泣いたら抱っこをしてあげるのが今の育児の常識なんです。確かにスキンシップは大切ですからね。スキンシップを図ることによって赤ちゃんの心も成長していくわけです。これからママやパパになられる方はたくさんスキンシップを図ってあげてくださいね。
食物アレルギー、予防接種、歯の健康に注意
私は二人の子供を育てる母親です。現代の育児の常識を3つ挙げるなら、食物アレルギーに注意すること、予防接種をきちんと受けること、歯の健康を保つことです。
これらの大切さは普段から読む新聞であったり、ネットニュースであったり、市町村の健診で知ったりしました。かかりつけの小児科医の先生が、「予防接種が多いけれど、蚊による感染も増えていますから必須です」と言うのを聞いて、常識なのだなと思いました。
祖父母が子育てを手伝ってくれた時に、早くから卵などを離乳食にして与えようとしたりすると、とてもハラハラしました。そこで、「市の健診で、卵はまだ与えずに様子を見るように言われています」などと、公的な指導を根拠に現代の子育ての常識をやんわりと伝えていました。かなり気をつかいました。
また、虫歯になることにも無頓着だったりして、私の知らない所でソフトクリームを食べさせたりしていて、乳歯が虫歯になってしまったこともありました。これから赤ちゃんを迎えるパパママに言いたいのは、現代の育児の常識を理解していない祖父母や周囲の人に、いかに安全な情報をわかってもらうか、ということです。昔の常識を馬鹿にしたりせずに、科学的根拠に基づいた今の常識を伝えることが大事かと思います。
子供のことは怒鳴らず諭す
2歳の男の子を育児中のママです。育児をする中で感じた最近の常識は、子どもは怒鳴らない、諭して言い聞かせる、否定的なことは言わない、ということです。育児本にも書いてありましたが、公園などでたまに怒鳴っているママは、周りから白い目で見られています。
私が子供の頃は怒鳴られてしてはいけない事を学んだので、諭すだけでしつけが出来るのか不安ですが、一応世間に合わせて怒鳴らないようにしています。ただ、これから子供の成長を見て、必要に応じてしつけ方は変えていこうかとも思っています。これから育児をするママとパパは、周りを参考にしながらも、お子さんに合わせた子育てを模索してゆくのがいいと思います。
抱っこで愛情を注ぐ、水分補給は麦茶やお水で
私は二児の母親です。現代の育児の常識は、子どもはたくさん抱っこをして愛情を注ぐこと。喉が渇いたら果汁ジュースではなくて、ノンカフェインの麦茶かお水をあげること。おっぱいは欲しがる時に、飲みたいだけ飲ませることです。
このことは妊娠後期~生後3ヶ月ぐらいの間に、育児雑誌やパパママ教室で知りました。このことが常識だと思ったのは、私の母や義母が言っていたことと違ったからです。言っていたのは抱き癖がつくから、赤ちゃんが泣いてもあまり抱っこしてはいけない。お風呂上がりは果汁ジュースを飲ませる、おっぱいは時間を決めてあげるなどを言われました。
昔の育児の常識は、今の常識とは違ってきているので、「今は違うらしいよ!」とはっきりと言いました。色んな身内に「これは○○」だからと育児に口出しされるかもしれませんが、気にせずに、今の一番新しい情報、知識、常識をきちんと勉強していきましょう。
育児の常識を知らないことの危険性と情報共有の重要性:祖父母への伝え方
2017年春には、知らずに1歳未満の赤ちゃんにハチミツを与えたことによる乳児ボツリヌス症の死亡事故が発生し、世間のパパママ、祖父母に大きな衝撃を与えました。
この事故は、最新の安全情報が共有されていないことの危険性を示しています。「育児の常識を知らない」ということは、可愛い我が子の命を脅かす恐れがある危険なことだと認識しておく必要があります。特に乳児突然死症候群(SIDS)や乳幼児揺さぶられ症候群といった重大な事故につながる情報は、軽視できません。
お子さんの命を守るためには、ママとパパはもちろん、子供を預かってくれる祖父母や先輩ママにも、厚生労働省や消費者庁などの公的機関からの最新情報を根拠として、安全に関わる情報を共有しておくことが大切です。
子育てにおけるプレッシャーを感じるママやパパもいるでしょうが、親が今の育児の常識を知っておくことは、事故防止や虐待の予防にもなる大切なことです。まずは夫婦で育児の常識について話し合うことが大切です。また、育児に関する情報は、インターネットやSNSに溢れていますが、必ず信頼できる情報源(公的機関、小児科医、専門書など)から情報を得るよう心がけてください。
また保育士などの専門家以外に子供を預ける際、口頭での情報共有が困難であれば、知っておいて欲しい育児の常識について、子どもが好きなものや泣いても機嫌がよくなるコツなどと共に箇条書きでメモ書きにして渡すなどの工夫をしましょう。特にハチミツやうつぶせ寝など、命に関わる情報は必ず伝えるようにしてください。
良かれと思って行われる古い知識に基づく行動が、現代では子どもの健康や安全を脅かすことになるかもしれません。お子さんの安全を守れるのは、最新の育児の常識と科学的根拠を知っている親だけだと心得ておきましょう。祖父母との関係性においても、子どもの安全を最優先に考え、理解と協力を求めていきましょう。




