幼稚園を転園のメリット・デメリットの体験談15
幼稚園を転園すると、子供が新しい環境に慣れることができるのか不安になりますよね。また、「転園手続きが面倒」「費用がかかる」など、悪いことばかりが目につくことも…。
でも、転園によって良いこともあるんです。ここでは、転園の経験がある15人の先輩ママたちの、転園のきっかけ、転園で大変だったことのほかに、転園して良かったことについての体験談をご紹介。
これから引っ越しの予定がある、転園を検討しているというママは、ぜひ参考にしてください。
「そんなことが…?」見て良かった幼稚園の転園体験談
別の市への転居は手続きが面倒
転園したきっかけは住んでいたアパートが古くて取り壊しになるタイミングと、近所付き合いで少しトラブルがあり、あまり関わりたくないと感じたことから、引っ越して新しく生活をしようと決めたことからです。
子どもは3年保育の2年目で、おうちを壊すことになったから新しいおうちを探すことになること、少し遠くの場所にあるから幼稚園に通えなくなるので、その場所にある新しい幼稚園に行くことを伝えると、わりとすんなり納得してくれました。
転園で大変だったことは、市が変わるので、新たに手続きが多かったこと、制服やカバンなどをそろえるために、お店を探して自分で手配したことです。
1年間のためにすべて新品をそろえるので、今の幼稚園のままで行けそうなもの以外でも結構出費はありました。
転園後、毎年クラス替えがある幼稚園だったので、すんなりお友達にとけ込め本当に助かっています。
以前の幼稚園よりママさん関係がさっぱりしていて、すぐに帰っても何も聞かれないし、約束を断っても理由を聞かれないことで、私も楽で良かったと思います。
三男の入園を機に次男を転園
3人の男の子のママです。長男は保育園を終了し、次男はお勉強系の幼稚園に入れて、そこそこお友達もできて、嫌がることもなく幼稚園に通っていました。
次男が年中の時、三男も同じ幼稚園に入園させようと考えたのですが、三男の性格がじっと座ることができない状態だったため、次男の通う幼稚園は合わないような気がしました。
3人いて手がかかるし、次男と三男を別の幼稚園に通わせる選択はなかったため、通える範囲にある三男に合いそうな「のびのび系幼稚園」に、思い切って次男を転園させることにしました。
子どもたちはバス通園が気に入り、すんなりと受け入れられたようです。
結果、おとなしめだった次男も「のびのび系幼稚園」が合っていたようで、大好きな虫をお友達と捕まえたり、サッカーをしたりと生き生きと遊ぶようになりました。
途中入園でお友達ができるかどうか不安でしたが、子どもはすぐに慣れるのを実感しました。
発達障害の子供に合った幼稚園が見つかって
住んでいる市は公立の幼稚園はほとんどなく、私立の幼稚園に通わせるのがご近所でも当たり前の所です。
3歳くらいで近くの幼稚園へ見学に行ったりして情報収集をして、子供の将来を考えてカリキュラムのしっかりとした、いわゆる「お受験型幼稚園」へ入園させました。
ところが、入園して1か月も経たないうちに、幼稚園でうちの子がみんなと同じように行動できないと言われました。
とにかくじっとしていられずに動き回って、みんなが座っていても一人教室を飛び出して行ったりするので、市の発達センターでみて頂いたところ、発達障害だとわかりました。
当然、毎日決められたカリキュラムをこなすお受験型幼稚園になじめるはずもなく、転園することになりました。そして、運よく発達障害のお子さんも積極的に受け入れてくださる園が見つかり転園しました。
子供はもともと前の園になじんでいなかったので、幼稚園が変わると言ってもあまり気にしていないようでした。
一番大変だったのは、購入した制服やユニフォームが無駄になり、また新たに買わなければいけなかったことです。かなりの出費になりました。
子供はというと、初めの頃は教室を飛び出していったりしていました。しかし、本人が納得いくまで外でつきあってくださる先生との出会いもあり、発達障害の子供の扱いに慣れた先生方に囲まれて、落ち着いて毎日を過ごせるようになり、転園して本当によかったと思っています。
転園後の激しかった行き渋り
長女は年少から幼稚園に通っていましたが、他市に家を新築中だったので、引っ越しで幼稚園が変わることは伝えていました。
幼稚園に入園した時もすんなり登園できていたし、お友達とも仲良く遊べていたので問題ないと思っていました。
しかし、新しい幼稚園に数日通ったくらいから雲行きが怪しくなってきました。自分でもここは違うぞと感じたのでしょう。朝になると決まって「行きたくない」の大泣きです。
そして、車で送迎していたので、自宅玄関から引っ張り出し車に乗せるまでも大泣きで、近所の人も何事かと出てくるほどの騒ぎになりました。
園に着いても車から出てこないので、担いで門をくぐり園長先生にバトンタッチ。こんな日々は数か月も続きました。
私もここまでして通わせる理由ってなんだろうと悩みましたが、日中の園での様子はいたって元気よく楽しそうということだったので、イライラしつつも根気強く送り続けました。
恒例の朝の騒ぎは、同じクラスのママたちにも目に留まり、同情というか…結果、距離が縮まることに。
毎日だった行き渋りが、次第に週明けや休み明けだけになっていき、回数が減っていきました。今は小学生ですが、当時の事は覚えていないようです。
今でも、引っ越し前のお友達とはたまに会うので、「二つの幼稚園に行ったから友達が沢山いて嬉しい」と言っています。
次男の幼稚園に長男を転園させました
長男が幼稚園を転園したきっかけは、次男の幼稚園への入園です。
兄弟で同じ幼稚園に通わせるつもりでしたが、次男の発達に滞りがあり、長男が当時通っていた幼稚園では対応してもらえず…。
別々の幼稚園に通わせることも考えましたが、長男は次男と一緒がいいと言ってくれたので転園しました。
ちょうどそのタイミングで家を建てる事になったので、長男には発達うんぬんは言わず、引越しするから先に引越し先の幼稚園に変わると伝えました。
一番大変だったことは、転園前のお友だちとの別れだったと思います。いつでも遊べると約束して安心させました。
転園後は、すぐに新しい幼稚園に馴染み、新しい友だちもできて楽しんでいました。
転園して良かったことは、幼稚園によって違うところがいろいろあって、一つの幼稚園だけで過ごすより、いい面を多く吸収できて勉強になったことです。
そして出会いも多いということになりますから、別れもありましたが、その分いい出会いもありました。
4年保育から2年保育への転園ですぐに打ち解けました
旦那の転勤で長崎県に3年間いました。そこで上の子供は幼稚園に行っていましたが、転勤が決まり、転園することになりました。
地元への転勤だったので、子供には「おばあちゃんたちのところに引っ越すよー」と伝えていました。幼稚園も変わることを伝えましたが、終わりに近づくにつれて、引っ越したくないと言うようになりました。
転勤が、3月中旬だったので、転園先の幼稚園に行って、書類などの提出や健康診断などがバタバタで大変でした。
前の幼稚園は4年保育で2歳から入れていたのですが、転園先は2年保育で、周りの子供達は初めての幼稚園だったので、子供同士もみんなドキドキで、一からの友達作りでした。
社宅に住んでいるので、社宅の子供同士仲良くなり、毎日楽しく通っています。
意外にかかった転園費用
夫の仕事の関係で引っ越すことになり、引越し先が同じ区内ではあったものの、転園を決めました。
それまでは、近くの認定こども園に徒歩で通っていたのですが、園バスがないため毎日登園させるのが難しくなり、園バスのある私立幼稚園に転園することにしました。
子供には分かりやすく「お引越しをして幼稚園が遠くなるから、違う幼稚園に行くことになったよ」と、何でもないことだと言う雰囲気で伝えました。
年中になりたてで少し寂しさはあったようですが、あまり嫌がることはなかったです。
転園で一番大変だったのは幼稚園グッズを揃える費用でした。新しい幼稚園がお寺関係だったので数珠などの初期費用がかかりました。
また、それまでの園は私服で、揃えていたものはスモッグと文房具が少しだったのですが、新しい幼稚園は制服だったので制服に体操服に登園リュック、お道具箱、上靴入れなど園指定で揃えるものが結構ありました。
それまでがのんびりとした園だったので、しっかりとしたカリキュラムのある私立幼稚園に変わってやっていけるのかと不安でしたが、子供は嫌がることもなくあっという間に順応して楽しそうに毎日登園しました。
先生方も転入生という事で目をかけてくれていたので、お友達の輪にもすんなり入れたようです。
最初は転園を悩みましたが、実際子供の高い順応性を見ることもできましたし、子供にも合っていた様なので、転園して良かったと思っています。
新しい環境に慣れようと頑張る息子
転勤族のため引っ越しすることが決まった時、息子は年中の時に転園することになりました。
「遠くに引っ越しするよ」「仲良しのお友達ともバイバイだよ」と伝えながら、新しい土地でも楽しい遊び場があることを伝えました。息子は寂しいとか嫌だとか一切言わないまま引っ越しをしました。
新しい幼稚園は、前の幼稚園と似た雰囲気のところを選びました。そのおかげか、すぐに幼稚園に慣れて、友達とも仲良く遊ぶことができました。
ただ、物事をはっきりと言ってくる強い男の子との遊びは時に、嫌な思いをするらしく、前の幼稚園では喧嘩になっていたような事でも、新しい幼稚園では笑ってごまかすような仕草をしていました。
新しい環境での自分の立場を理解して、息子なりに上手にやろうと考えていたのかと、少し切ない気持ちにもなりました。
想像以上に馴染めず不安でした
主人の転勤により、真ん中の娘は幼稚園の転園をしなくてはいけなくなりました。距離がある引越だったので、今の地域に来てから幼稚園を探したのが大変でした。
ある程度ネットで目星はつけていたのですが、面接に行けないと決められなかったので、少しでも早く幼稚園に通えるよう、引越して荷物が少し落ち着いたらすぐに電話をかけてみました。
そうしたら、たまたま一人空きができたという今の幼稚園に出会い、2日間で幼稚園が決まりました。
年少から年中に上がる境目での転園だったので、娘には年中さんに大きくなる時に「お引越しをするから幼稚園も変わるよ」と、そのまま伝えました。
伝えた時は兄妹もみな一緒だから大丈夫と元気でしたが、いざ転園してからは、しばらく教室で静かに泣いている時があったようです。私は全然気づいていませんでした。
転園した幼稚園では、前の幼稚園と違いバスでの通園・制服があるところでした。今の幼稚園に決まって、制服を着てバスに乗ってと、はしゃいで行ってきます~と言っていた娘が、人知れず泣いているなんて・・・。
でも、今は習い事を始めたのもきっかけとなり、お友達も増え、帰ってくる際にいろんなものを付けて帰ってくるようになりました。ある時はプリキュアごっこらしく、カラフルなビニールテープを三つ編みにしたりとか。
そんな遊びもでき、楽しい掛け声で整列やお返事が笑顔できるようになって、今は転園できてよかったと思っています。
小学校の入学がスムーズに
幼稚園の年長の時、社宅から一戸建てに引っ越しをしました。
私も卒園までは同じ幼稚園で過ごすと思っていましたが、急きょ住宅メーカーの都合で時期が早まり、入学前に引っ越した方が良いだろうということになりました。
子供には「まだお家建てていることは黙っててね」と言っていたのに、結局先生やお友達に「お家が出来てきた!」と話してしまい、バレてしまいました。
小さな幼稚園から人数が多い幼稚園に変わったので、最初は戸惑い気味で、教室の後ろに座って様子を見ている感じでした。
なかなか自分から遊ぼうと声をかけられず、輪に入っていけない様子でしたが、気の合う友達ができてやっと幼稚園楽しいと言ってくれました。
転園して良かったことは、同じ小学校に行くお友達が出来たこと、私も先輩のママさんに小学校準備のことを聞くことが出来たことです。
なかなか新しい環境に馴染めず
転勤による転園でした。三歳の子供なので、まだなんとなくしか理解出来てなかったようですが、「パパの仕事で皆で新しいお家に行くから、新しい幼稚園になるよ」と伝えました。
理解は出来ないものの何となく嫌な事とは認識したようで、「新しい保育園は嫌だ」とか「お友達もう会えなくなるのは嫌」だと半ベソをかいていました。
毎日ではありませんでしたが、一か月位の間にちょこちょこと「新しい保育園に行くんだよ」「楽しみだね」と言い聞かせると、新しい保育園早く行きたいと言い出す事もありました。
転園で一番大変だったのは、転園先を探す事と入園準備でした。
元々神経質で内弁慶な子なので、時々泣いたり、嫌だと言って逃げようとしたり、なかなか友達の輪に入れず馴染めてないようです。良かった事は以前よりは社交的になったような気がします。
案ずるなかれ
新居へ引越しをすることになり、年少から年中になる時を見計らい、冬休みに引越しをすることにしました。
子供には、新しいお家を作ったからそこに住もうね!と正直に話しました。
その前から、何度も新居へ足を運び、新しい生活は楽しいよと期待を持たせるようにしましたえ。
でも、せっかく仲良くなった友達と離れるのが寂しいだろうなと心配していましたか、まだ小さいせいか本人は平気でいました。
新しい幼稚園では雰囲気に慣れるまで、やはり楽しそうでなかったです。でも、1週間もすれば徐々に友達とも話し、遊ぶようになりました。親が思うよりもう子供は順応性が高いようです。
遠いけど送り迎えをすれば前の幼稚園に通えたのですが、やはり家から近く同じ小学校に通う友達ができた今の幼稚園に転園して良かったと思います。
そして、2つの幼稚園の方針や教育方法を知れて親も子供も良かったです。
先生の体罰が原因で転園
幼稚園を転園したきっかけは、子供が幼稚園に行きたがらなくなったことです。
理由を聞くと、先生の言うことを聞けなかったときに強く叩かれたとのことでした。先生にも話を聞くと、言ってわからなければ体で教えるという、とんでもないしつけの方針でした。
この幼稚園に行かせていたら、かわいそうという思いから、本人には「もっと楽しい幼稚園があるから、別の幼稚園に行こう」と伝えました。
転園で大変だったことは、新しい幼稚園を探すことです。とんな教育方針でどんな雰囲気の先生達がいるかを調べたり、実際に沢山見学に行ったりしたのは大変でした。
転園後は子供ものびのびと遊んでいます。転園してよかったのは、登園しぶりがなく、毎日楽しんで行っていることです。
偶然空きが見つかり転園できました
夫が転勤族ゆえに上の子供2回、下の子供1回の転園を経験しましたが、これは下の子供の時のエピソードです。
子供にはパパの仕事で引っ越すとストレートに伝えました。
幼稚園は大好きだったので、転園を伝えたらショックを受けるかな?と思ったのですが、本人は「次の幼稚園はどんな所?」と前向きだったので、安心しました。
転園で大変だったのは、次の幼稚園が中々決まらない事でした。転勤先が教育熱心な土地柄だったので、人気のある所は定員が一杯で困りました。
偶然、引っ越し先の一番近くの幼稚園に空きが出来たので入る事が出来ましたが、もし空かなかったら、幼稚園に入れたかわかりません。
転園後は、子供の性格が人見知りしないこともあり、すぐに馴れました。遊び中心ののびのび保育がうりの幼稚園だったので、自分の子供には合っていたようです。
転勤の場合だとある程度しょうがないですが、幼稚園はそれぞれに個性があるので、転園する前に一度子供と一緒に幼稚園に行って合っているか様子をみるといいでしょう。
合っていれば、幼稚園児は比較的すぐ馴れます。
幼稚園への不信感がきっかけ
前の幼稚園の園長先生が変わり、保育方針も変わってしまいました。
私の子供は元気が有り余っているタイプなのですが、この園長先生に「注意欠陥の検査をしてみたら」と言われ、検査をしましたが異常はありませんでした。
また、子供同士のいさかいで起きたケガなどを親に一切連絡してくれないなど、幼稚園や園長先生への不信感が募り、転園を決意しました。
子供もこういった要因で次第に幼稚園に行きたがらなくなっていたので、転園について伝えると喜んでいましたし、気持ちの切り替えもスムーズでした。
転園はやはり手続きなどが面倒で大変でしたが、いざ転園すると子供も以前より明るく毎日を楽しめるようになりました。
今の園は環境もよく、先生方もそれぞれの子供の個性を尊重して、のびのびと過ごさせてくれるので助かっています。