エアコンと扇風機の併用で節電に関する記事

『エアコンと扇風機の併用で涼しい&電気代をもっと節約術9』

サーキュレーターを足の短い扇風機と思っていませんか?新しく購入するときは特徴をおさえて、ご家庭に合ったものにしましょう。

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エアコンと扇風機の併用で電気代を節約して涼しく過ごそう!

夏がやってくると家の中はムンムン暑くなりますね。エアコンを使って涼しく過ごしたいけれど、電気代を考えると気が重くなってしまうというアナタ!エアコンと扇風機(またはサーキュレーター)の併用をしていますか?

こちらでは、暑い夏をお得に涼しく過ごすためのエアコンと扇風機の併用の仕方と、夏を涼しく過ごすポイントをご紹介します。

【エアコン+扇風機】電気代はお得?

電気代節約にエアコンと扇風機(またはサーキュレーター)を併用すると良い、とよく聞きますが、実際にどのくらい電気代を得できるのでしょう。東京電力で試験的に比較したデータをご紹介します。

設定温度を下げることで電気代も下がる

扇風機やサーキュレーターは、消費電力が少なく電気代は安いです。一方、エアコンは設定温度をたった1℃下げただけでも消費電力をかなりカットできるため、扇風機と併用しても電気代はかなり下がります。また、扇風機によってエアコンから出た冷気を循環するため体感温度は涼しくなります

エアコン(26℃)の消費電力を100とすると…

  • エアコン(27℃)+扇風機

   消費電力は91

  • エアコン(28℃)+扇風機

   消費電力は78

契約している電力会社の料金設定やお使いのエアコンの消費電力により、電気代は異なります。エアコンの設定温度や部屋の広さでも消費電力は違ってきます。また、カーテンをしているか、PCなど発熱する機器を使っているかでも違ってきます。

けれど、設定温度を1℃変えるだけでおよそ10%の消費電力が節約できますので、エアコン使用状況によっては、月々数千円節約できるご家庭もあるでしょう。

【エアコン+扇風機】電気代を抑えて涼しく過ごす3つのポイント

扇風機を併用しても、設定温度を上げたら暑いのでは?と心配するかたに、節約しつつ、快適に過ごすためのポイントを3つご紹介します。

帰宅したら熱気抜き

外出先から帰ってきたら部屋がムッと暑いですよね。そんな時は、冷房を入れる前に扇風機やサーキュレーターを利用して、家の中の空気を入れ替えましょう。そうすることでマイナス圧になり、ドアから涼しい外気が入ってきます。

  • 窓やドアを開ける
  • 窓に向かって扇風機やサーキュレーターを使い、中の空気を追い出します

エアコンの風向きで調節

暑くて仕方がないときは、エアコンの風が自分に直接当たるように設定しましょう。冷風が直接当たることで、体感温度を下げることができます。ただし、あまり長時間だと体に負担がかかりますので、汗が引いたらやめましょう。最近では人感センサーがついて、暑い時は人に冷風を当て、寒い時は人に冷風が当たらないようにできるエアコンも発売されています。

自分に風を直接当てるほど暑くなければ、扇風機やサーキュレーターに風邪が当たるように設定し、冷気を循環できるようにしましょう。

扇風機は上向きに

冷たい空気は下に行きますので、扇風機やサーキュレーターは上向きにしましょう。また、そうすることで、冷たい風が室内を循環するようになります。部屋の空気を循環させることで部屋全体の温度を下げることができます。

扇風機とサーキュレーターってどう違うの?

扇風機とサーキュレーターはそれぞれの目的が違います。扇風機は風を人に当てて涼むことが目的ですが、サーキュレーターは室内の空気の循環が目的の装置です。

風の種類

扇風機は人に優しく空気を循環するにはパワーが弱い放射線(らせん)状の風です。
逆にサーキュレーターは、人には強すぎるストレートの風ですが、パワーも強く洗濯物もよく乾き、空気をしっかり循環できますので、エアコンとの併用には向いています。

音や消費電力

扇風機は音も穏やかで、就寝時も心地よく眠れます。
サーキュレーターは音がうるさいので就寝時には不向きですが、消費電力は扇風機に比べて少ないものが多いです。

メンテナンス

扇風機は人の使い勝手を重視しているため、分解してホコリを掃除することが楽にできます。そのためアレルギーのある方のご家庭に向いています。
一方、サーキュレーターは物にもよりますが、分解できないものがあります。そのため掃除ができず溜まったホコリを風と一緒にばらまいてしまうことがあり、購入時には注意が必要です。

エアコンの電気代を節約する方法6つ

暑い夏を乗り切るためにはエアコンも必要です。少しでも電気代が節約できる方法をまとめてみました。

つけ始めは一気に冷やす

電気代を考えると、短時間で一気に冷やす方がお得です!弱や微風だと、部屋が冷えるまでにも時間がかかり、その分電力も使ってしまうのです。
エアコンのつけ始めは「低温+強風」で一気に冷やし、室温が28℃に下がったら、エアコンを設定変更しましょう。

室内温度は適温で

冷えすぎに注意してこまめに設定温度を調節しましょう。「冷房の設定温度は28度以上」は節電効果が高いと推奨されていますが、実際に28度では暑いこともありますので、扇風機やサーキュレーターを併用しましょう。

風量は自動運転がお得

風量設定は、弱にしておくよりも自動運転にする方がお得なんです。自動運転にしておくと、設定温度になると風量を下げたり止めたりするので、節約につながります。

また、暑いからと温度を1度下げるよりも、風量を強くした方が、風が当たることで体感温度が下がるし、電気代もカットできます。

こまめにつけたり消したりしない

節電と言ってエアコンをこまめに切る人がいますが、実はNG!エアコンは、稼働時に大量の電力を消費しますので、こまめに電源を切ったり入れたりすると、その度に稼働時の電力がかかり、かえって電力を消費してしまうのです。部屋が快適になったらエアコンを切るのではなく、温度調節をしましょう。

室外機の設置場所でも違いが

実はエアコンの室外機の場所でも電気代に影響があります。室外機は中の熱を外に出しますが、室外機自体が熱くなっていると電力を使いますので次のポイントに気を付けて効率よくしましょう。

  • 直接日光のあたらないところ 
  • 風通しの良いところ
  • 周りに物を置かない

室外機に日よけをしようと思ってよしずなどで囲ったりカバーをかけたりするのはNG!吹き出し口がふさがれ、余計に電力を使ってしまいます。吹き出し口の前には何も置かないようにしましょう

フィルターを掃除する

フィルターに汚れがつまっていると通気が悪くなり、電力を使ってしまいます。掃除をすることで冷房では約4%の節電になります。ホコリだらけのフィルターだと衛生面も気になりますよね。フィルターの掃除は2週間に1回を目安に、掃除機でホコリを吸ったり、汚れがひどい場合は中性洗剤で洗ったりしましょう。

ドライと冷房はどっちがお得?

ドライ(除湿)は湿度を下げ、冷房は温度を下げます。除湿には2つのタイプがあり、「弱冷房除湿」と「再熱除湿」に分けられます。弱冷房は弱い冷房と同じような機能で、再熱除湿は温度を下げずに除湿する機能です。
お使いのエアコンの種類にもよりますが、節電効果があるのは弱冷房除湿になります。

この記事を書いたライター

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。