赤ちゃんの手形足形の取り方!上手く残せるコツやアート作品例
赤ちゃんの手形や足形を取っておくと、どれくらい成長したかが分かる良い記念になります。
ただし新生児など首が座る前の低月齢の赤ちゃんの場合は、お座りができるようになった赤ちゃんとやり方を少し変えた方が安全に上手く取れます。
またアート作品にすれば、インスタ映えするだけでなく、おじいちゃんやおばあちゃんへのプレゼントにも喜ばれます。ぜひ赤ちゃんの手形足形を可愛く取って、一生の思い出に残しましょう!
赤ちゃんの手形足形はいつ取るもの?
赤ちゃんの手形や足形は百日祝い、ハーフバースデーなどの節目に取るご家庭も多いのですが、初めての手形足形は一般的に「お七夜」に取ります。
赤ちゃんが生まれてから初めてのお祝いとなるお七夜。赤ちゃんの「命名式」で名前のお披露目をしてお祝いの料理を食べるほか、手形や足形を取ったり、家族で記念撮影したりしてお祝いします。
この時の手形取りが家族で行う初めての共同作業となる場合が多いため、後で振り返ると素敵な思い出の1つになります。ぜひ赤ちゃんに無理をさせない方法で、スムーズに取ってあげましょう。
赤ちゃんやママの体調があまり良くない場合は、生後7日目にこだわって無理をせずに日を改めて行いましょう。
道具はスタンプ?インクは安全?
赤ちゃんの手形や足形を取る道具として使用されているのは、主に次の6種類です。
- 朱肉
- スタンプ台
- 墨汁
- 粘土
- 絵具
- 手形専用インク
産院によっては入院中に朱肉やスタンプを使って手形足形を取ってくれることもあります。こちらの写真は、退院時に産院からプレゼントされた新生児の足形です。
出産直後の赤ちゃんに産院でもこうしてインクを使って足形を取っているのですから、基本的には新生児にインクを使用しても大丈夫です。
ただし、市販される全てのインクの安全性が確認されている訳ではありません。また墨汁、水で溶いた絵の具、手形用インクは液体のため、赤ちゃんが暴れて手に付けた液が飛び散り、目や口に入ってしまうと危険です!
赤ちゃんに使用する際は安全性の高いインクを選び、飛び散りや水加減に注意しましょう。
すぐに洗い流して!
手形や足形を取った後はすぐにインクを拭き取り、その後すぐに綺麗に洗い流して、赤ちゃんがインクを口に入れたり肌荒れを起こしたりしないように十分配慮しましょう。
新生児の手形足型を上手く取る3つのコツ
新生児など低月齢の赤ちゃんは手をグーにし、足はM字に曲げてバタバタすることが多く、起きている間はじっとしていませんので、手形を取るのは想像以上に大変な作業なんです。
そのためお座りやハイハイができるようになった赤ちゃんと同じ方法で行っても失敗することが多く、無理に行うと怪我をさせる恐れもあります。
次のような新生児に負担をかけない3つのコツを意識して行いましょう。
1手足を引っ張らず、道具を近づける
赤ちゃんの足はM字、手の平はグーが基本です。無理に引っ張ると、股関節脱臼などケガをさせてしまう恐れもあります。
赤ちゃんの手形や足形を取る際は抑えた手足を引っ張らず、必ず道具を近づけて形を取りましょう。
2手は自然にパーにさせる
新生児のグーになった手は、拳の外側から指の付け根あたりをさするとパーになります。
それでも上手くいかない場合は、手首を持って軽く前後にプラプラ振ると開きます。
3二人で素早く取る
新生児は自分の体を自分の意志で自由に動かすことができません。
スムーズに取れるように事前準備をしっかりと行い、パパとママなど二人で素早く取りましょう。
赤ちゃんの手形の簡単な取り方
こちらでご紹介する赤ちゃんの手形の取り方は、ハーフバースデーなど赤ちゃんが少し大きくなってから簡単にできるスタンプを使った手形の取り方です。
手を押し付けられるのを嫌がって泣くことがありますので、できるだけ赤ちゃんの機嫌が良い時に、できれば大人2人で協力して短時間で行いましょう。
低月齢の赤ちゃんの場合は?
手形の場合、スタンプ台ではなくスポンジで赤ちゃんの手の平にインクをつけ、机に紙を置かず、紙を赤ちゃんの手に近づけて取る方法がおすすめです。
スタンプを使う取り方に必要な道具
- スタンプ台
- 濡らしたタオルかウエットティッシュ
- 新聞紙(汚れ防止用)
- 台紙(コピー用紙や画用紙などでOK)
※失敗しても良いように多めに用意します
手形の取り方
事前準備として台紙とスタンプ台の下に新聞紙を敷き、赤ちゃんは汚れても良い服に着替えさせましょう。またインクが入るのを防ぐために、爪は予め短く切っておきます。
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赤ちゃんを抱っこして膝の上に座らせたら、手首を持ちましょう。もう1人がスタンプ台を持って素早く赤ちゃんの手のひらにインクをつけます。 -
机に置いた紙の上に赤ちゃんの手をゆっくり置きます。 -
手形が取れたらすぐにぬるま湯で濡らしたタオルで汚れをふき取り、その後しっかり手を洗いましょう。インクが乾いたら忘れずに日付と名前と月齢(年齢)を入れます。パパとママの手形も加えて手形アートにするのもおすすめです!
英語でおしゃれに!
子供の名前や月齢を入れる時は、英語で書くとよりおしゃれな感じになります。例えば3ヶ月なら「3 months old」、1歳の誕生日なら「1st Birthday」、3歳の誕生日なら「3rd Birthday」、4歳なら「4 years old」というように書いてみましょう!
赤ちゃんの足形の簡単な取り方
手形だけでなく、土踏まずのない赤ちゃんならではの足形にも挑戦しましょう。
もちろんスタンプでも取れますが、こちらでは絵の具を使った足形の取り方をご紹介します。足形を取る時も、できれば大人2人でサポートするとスムーズに作業できます。
絵の具を使う取り方に必要な道具
- 水彩絵の具
- スポンジ又は筆
- 豆腐の空き容器など絵の具を入れるもの
- 筆を洗うための水
- ウエットティッシュ
- 新聞紙(汚れ防止用)
- 台紙(画用紙のような厚手の紙)
水彩絵の具に少しだけ水を加えて塗りやすい硬さにしておきましょう。使いたい色をあらかじめ用意しておくとスムーズ進められます。指先につけて試し押ししてみると、ちょうど良い硬さ分かります。
足形の取り方
手形を取るとき同様、赤ちゃんの着替えと爪切りを済ませたら、新聞紙を敷いて台紙と絵の具が入った容器を用意します。
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赤ちゃんを抱っこして膝の上に座らせ、足首を持ちます。もう1人がスポンジか筆に絵の具をつけて赤ちゃんの足の裏に塗ります。絵の具をつけ過ぎないように注意してください。 -
月齢の低い赤ちゃんの足形の取り方は、紙を足に軽く押しつけます。つかまり立ちができる赤ちゃんの場合は、床に置いた紙の上に立たせるようにしながら、足を上から軽く押さえます。 -
足形が取れたらすぐにウエットティッシュで汚れをふき取り、その後しっかり足を洗いましょう。インクが乾いたら忘れずに日付と名前、月齢(年齢)を入れます。手形同様、ちょっとしたアレンジとして丸シールでライオンのたてがみを作り、顔と尻尾と小物を描き足してみてもよいでしょう!
インスタ映えする!手形足形アート作品
赤ちゃんの手形や足形はそのまま額に入れるシンプルな飾り方も良いのですが、少し手を加えてアート作品を作ってみても面白いです。
手形だけを使う、足形だけを使う、両方を組み合わせるなど、アイディア次第でインスタ映えするこんなアート作品を作ることができるんです。
赤ちゃんの手形1つを使ったアート作品
手形1つで一番簡単にできる作品は、ゾウとトリ。顔などの細かい部分をペンで少し描き足せばOKです。
木は茶色の折り紙やペンで幹を描いて、花や葉のシールを貼るだけで華やかになります!
フラミンゴとキリンは、首と頭の部分をペンで描くか、折り紙で作ってから顔や足などを描き足しましょう。キリンの模様は丸シールを使うと簡単です。
赤ちゃんの手形2つを使ったアート作品
2つの手形を使えば、カニやチョウ、妖精のハネなどが作れます。
カニを作る場合、手の下の方を重ね合わせて手形を取ります。カニのハサミの部分は折り紙、目は丸シールを使い、口はペンで描けば出来上がりです。
チョウと妖精は手を重ねず、少し離して手形を取ります。チョウは折り紙で顔と体の部分を作り、目や口、触角を描いて、マスキングテープやシールでハネの模様をつけたら出来上がり。妖精は折り紙で顔と服、足の部分を作り、目や口などを描き込み、マスキングテープやシールで服の模様をつけましょう。
赤ちゃんの手形を沢山使ったアート作品
沢山の赤ちゃんの手形を使えば、クリスマスツリーやヒマワリなども作れます。
クリスマスツリーは上からピラミッド型になるように手形を押していき、切り株の形にした折り紙をつけます。ツリーのオーナメントはシールを貼ってカラフルに!
ヒマワリは手形を円状に押して、葉と真ん中の丸い部分を折り紙で作って貼るだけです。色鉛筆で葉脈などを描いたり、マスキングテープで模様をつけたりアレンジすると、より可愛く仕上がります!
赤ちゃんの足形を使ったアート作品
足形も、色んなものに変身させましょう!指の部分だけ色を変えて取った足形に、白い丸シールに油性ペンで目を描いて貼り、口と眉毛を描けば子供の顔が完成。
ウサギはかかとの部分に目や口、耳などを描くだけ!耳は手描きでなく、折り紙で作っても可愛くなります。ウサギの他、耳や尻尾などの形を変えれば、ネズミやネコ、クマなど様々な動物を作ることができます。
左右の足形のかかとの部分を重ねるようにして斜めに押すだけで、ハートをモチーフにした作品があっという間に完成します。
手形と足形を使ったアート作品
手形と足形を組み合わせることで、こんなに面白い手形足形アート作品もできます。
トナカイとクリスマスツリーのような組み合わせは、季節感たっぷり!クリスマス飾りの1つとしてもおすすめです。
足形を顔に見立てると、可愛いマスコットも出来上がります。
大きな木も、手形と足形で作りましょう。大きめの台紙に先に折り紙で作った幹を貼ってから、手形・足形を押すと作りやすいです。折り紙やシールで作った葉とリンゴを最後に貼り付けましょう。
超お手軽!おすすめの手形・足形キット
赤ちゃんの手形キットは、道具と命名書がセットになったものやひと手間加えてアート作品に仕上げるものなど、色々な種類が市販されています。
記念としてシンプルなものを残したいのか、赤ちゃんの手形や足形を使ってアート作品作りにチャレンジしたいのか、用途に応じたキットを選ぶようにしましょう。
おたんじょうきろく 命名紙セット
パイロットインキ玩具
赤ちゃんの手形や足形を残すのは大変ですが、パイロットインキの命名紙セットはあて足をインクで汚さずに済むだけでなく、失敗したらやり直すことができる優れもの。
命名紙と写真、生まれた場所や時間などの大切な記録を一緒に残せるので、良い思い出となること間違いなし。お祖父ちゃんお祖母ちゃんへのプレゼントにしても喜ばれます。
MF手形足形ゾウブック型【手形足形キット /マイファースト】
Hallmark(ホールマーク)
保管に便利なブックタイプの手形足形キットです。
下絵はもちろん、絵の具やスポンジがセットになっているので、初めてでも簡単にできます。分かりやすい作り方の説明書付き。親子一緒に楽しみましょう!
てがたすたんぷセット ブルー
シヤチハタ
手形を取るのに便利な大型のスポンジ台とブルーインクのセットです。オレンジ、ピンク、グリーンのキットもあります。使用後はアルカリ性石鹸を使ってインクを洗い流しましょう。
特殊インキを採用しているので、紙だけでなく、Tシャツなどの布にも使えます。ST(化学的特性のインキ類に関する試験)基準に適合したインクで安全性にも配慮されています。
赤ちゃんが満1歳になるまでは、様々なイベントが目白押し。
手形足形アートももちろん面白いのですが、赤ちゃんのお祝い行事のたびに写真と一緒に手形や足形を取れば、体の急速な成長を一目で見比べられる記録が残せます。ぜひお七夜だけでなく一年を通して手形足形を取り、ご夫婦で赤ちゃんの子育てを楽しんでみてください。