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赤ちゃんが靴を嫌がる!すぐ脱ぐ原因や好きになる方法6つ

赤ちゃんが靴を嫌がる!すぐ脱ぐ原因や好きになる方法6つ

赤ちゃんが靴を嫌がる場合は、まず靴を大好きにさせてから赤ちゃんを外遊びに連れ出しましょう。赤ちゃんが靴を嫌がる原因や靴嫌いにさせないためのファーストシューズデビュー前のポイント、嫌がる子に試したい靴を好きになる対処法まで詳しく解説します。

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赤ちゃんはなぜすぐ靴を嫌がるの?ママが知っておくべく6つの原因

赤ちゃんのためにと張り切ってファーストシューズを選んだものの、靴を履くのを嫌がる赤ちゃんにギャン泣きされて、落ち込んでしまうパパやママは多いもの。

靴を履かせると固まって動かない、靴を見るだけで逃げるなど嫌がり方はさまざまですが、赤ちゃんが靴を嫌がる場合によくある原因としては次の6つが挙げられます。

赤ちゃんだから靴の違和感がイヤ!足を引っ張られている感覚がする

靴が嫌で脱ぎたがる赤ちゃんの足元

赤ちゃんが靴を嫌がる原因としてまず考えられるのは、靴の感触に不慣れなことからくる不安です。赤ちゃんの手の平や足裏の皮膚は大人よりも柔らかく薄いため、大人の想像以上に触感がダイレクトに伝わるのです。

赤ちゃんにファーストシューズを履かせる時期やタイミングはいつからかきちんと調べたり考えたりしたのに嫌がられる場合は、靴の圧迫感から足の指が自由に動かしにくくなり、引っ張られているような感じがするため怖くて泣き出している可能性もあります。

靴が重すぎて足を上げにくい!歩行が不安定になり転びそうで怖い

大人にとって赤ちゃんの靴は些細な重さですが、筋肉が乏しい赤ちゃんにとって靴は重く、足を持ち上げにくいと感じて嫌がっている可能性があります。

歩き始めの時期が一人一人で違うように、赤ちゃんなりに靴を履いて歩きだすタイミングはさまざま。足が重いと裸足とは勝手が違い、転びそうで怖いのです。

靴底が硬くて歩きにくい!前方への蹴り出しが上手くできない

赤ちゃんが靴下は嫌がることなく履くのに靴は嫌がるという場合、靴底の硬さが気になっている可能性があります。

靴の硬さの好みは個人差が大きく、大人でも靴底の硬さが好みに合わないと前へけり出しにくくて、歩きにくくなってしまうもの。赤ちゃんは感覚が非常に敏感なので、自分の好みに合わないものには拒否感を強く示す傾向があります。

靴のサイズが合わなくて足が痛い!お下がりの靴は特に要注意

足の形は一人一人違うので、そもそも靴の形やサイズが赤ちゃんに合わないことが嫌がる原因の可能性もあります。

赤ちゃんが初めて靴を履くときに違和感があるのは当然ですが、サイズがきつくて足が痛いのでは目も当てられません。

靴底は歩き方によって次第に変形していきますが、メルカリなどのリサイクルショップで買ったファーストシューズやお下がりの場合は、すでに靴底が削れて変形しているため、サイズがあっていても赤ちゃんが痛みを感じることがあります。お下がりは履かせる前に靴底をチェックしましょう。

なぜ靴を履く必要があるのか分からない!ママに履かされる待ち時間が嫌

赤ちゃんは自分で足を丸めて靴に差し入れることができないため、ママが靴を履かせてあげる必要がありますが、このとき足が動かないように押さえつけられるのを嫌がる子もいます。

赤ちゃんはじっとしているのが苦手ですが、中には好奇心旺盛で興味のある方にすぐ行きたがり、待つことがかなり苦痛な子もいます。

大きくなれば待つ必要性がわかるようになりますが、靴を履き始める時期の赤ちゃんには靴を履くまで待つ必要性は分かりませんので、最初のうちは靴を履かされる待ち時間を嫌がることがあります。

まだ外ではひとり歩きをしたくない!ママの抱っこやベビーカーの方が安心

靴を履いてベビーカーに載った赤ちゃんの足元

赤ちゃんのファーストシューズはいつから履かせるものなのでしょう?一般的には1歳前後ですが、体だけでなく心の成長にも個人差は大きいため、月齢によっては赤ちゃんが靴ではなく外で独り歩きすること自体を不安で嫌がることもあります。

外で歩くことが不安でほとんどファーストシューズを使わず、お散歩は抱っこかベビーカーばかりだったという赤ちゃんも少なくありません。

靴を嫌がる赤ちゃんにしない!靴デビュー前のファーストシューズ対策

靴を嫌がる赤ちゃんにさせないためには、最初のファーストシューズの与え方が大事です。抵抗なく靴を赤ちゃんに受け入れてもらえる、次のような工夫をして備えましょう。

ファーストシューズ選びは慎重に!試し履きには時間をかける

赤ちゃんに靴を試し履きさせる両親

ファーストシューズ選びを慎重に行い、赤ちゃんによい靴を選んでも実際に履かせてみると嫌がることがあります。赤ちゃんがまだ外で一人歩きをしたくない場合は、ママに甘えて抱っこをせがむでしょう。

ファーストシューズ選びには「試し履き」が必須。どんなによいファーストシューズを選んでも、必ずお店で試し履きをさせ、その場に立たせてしばらく様子を見るのがおすすめです。気にせず歩いてくれるようであれば、高いシューズを無駄にせずに済むでしょう。

また試し履きで嫌がらなかったファーストシューズは、購入後に暫くベビーカーや抱っこで履き慣らしたり、そのまま暫く靴を履いて歩かせたりして、靴を履きながら楽しい思いをさせるとよいでしょう。

靴下から徐々にステップアップ!足の違和感に慣れさせる

赤ちゃんの足はデリケートなので硬い靴をいきなり履かせるより、最初は柔らかな靴下を履くことに慣れさせた方が嫌がることが少ないです。

ポイントは短時間でもできるだけ頻繁に靴下を履かせること。特に外出する時は黙って靴下を履かせるのではなく、「お外行くよ、靴下履こうね」と声をかけてください。

「外に行く=足に何かをつける」ということを赤ちゃんに覚えさせておくと、実際に靴を履いた時の違和感が少なくなり、嫌がらなくなります。

ファーストシューズは部屋の中に飾る!目で見て触れて好きにさせる

靴で赤ちゃんと遊ぶ母親

靴は玄関に置いておくのが一般的ですが、ファーストシューズを実際に履き出す前は部屋の目につくところに飾りましょう。頻繁に目にすることで、赤ちゃんに靴が身近なものであることを教え、嫌がる気持ちを拭い去りましょう。

「この靴は、〇〇ちゃんのだよ」と繰り返し見せ、興味を示したら自由に手に持たせることで、靴が自分のものであることを覚えさせると抵抗感を軽減できます。

靴でお人形・ぬいぐるみ遊びに誘う!靴の役割を知るきっかけに

靴は足に履くものであるということを覚えてもらうために、赤ちゃんのお気に入りの人形やぬいぐるみに靴を履かせて、トコトコを歩かせるなど遊びに誘うのも良い方法です。

遊びの要素を取り入れることで、赤ちゃんが靴の役割を楽しく学ぶことができます。赤ちゃんが自分の靴をお人形にとられたと感じ、取り上げて自分の足に持っていったら、靴を履くきっかけにもなります。

リズムにあわせて履く練習をする!ママが靴を履かせる練習にも

靴についているマジックテープのバリバリッという音を嫌がる赤ちゃんもいますので、赤ちゃんが抵抗感なくファーストシューズを履くことができたら、着脱の練習も楽しく教えましょう。

明るく声を出し、「イニ・チイ・サン!ペリッ!」で素早く履かせ、「イチ・ニイ・サン!スポッ!」とリズムをつけて脱がして、笑いを誘うのがポイントです。

「靴を履く=面白い」と覚えさせて、赤ちゃんを着脱の動作に慣れさせるだけでなく、ママが靴を履かせる練習にもなります。

靴を履けたら褒める!大げさぐらいがちょうどよい

赤ちゃんが嫌がることなく上手に靴を履けたら、たくさん褒めてあげましょう。「やってみたい!」という赤ちゃんのチャレンジ精神や、「楽しい、大好き!」というやる気を誘うのには褒めるのが一番です。

「上手に吐けたね!」「やったね、スゴイね!」「靴履くと、かわいいね!」など、拍手をしながら少し大げさなくらいに誉めそやすのが、赤ちゃんを靴大好きにさせるポイントです。

赤ちゃんに効果があった!嫌がる時に試したい靴を好きになる6つの方法

パパやママが下準備をしても、ファーストシューズを嫌がる赤ちゃんもいます。そんな赤ちゃんに実際に先輩ママ達が試してみて、靴嫌いから好きになった6つの対処法をご紹介していきましょう。

靴下タイプのソックスシューズで外出時に靴を履くことに慣らす

赤ちゃんの足とソックスシューズ

嫌がる場合はいきなり硬い靴底の靴を履かせるのではなく、まず靴下感覚で履けるソックスシューズを最初に与えて、慣れさせていきましょう。

ファーストシューズのママ達のおすすめブランドには、かわいいソックスシューズでお馴染み「ベビーフィート」もあります

ソックスシューズの中には見た目が可愛い商品も多く、外出着とのコーディネートもバッチリ。周りからかわいいと褒めてもらえるので、赤ちゃんも靴を履くことを好きになりやすいです。

室内で靴を履いて遊ばせる!慣れた環境なら安心できる

ファーストシューズを履いた時に嫌がる場合は、安心できる室内で靴を履かせて、立つ練習からはじめてみてください。

靴を履いた時の感覚に慣れていないと、赤ちゃんは思うように足を動かすことができずに怖がってしまいますし、ましてや初めての場所で歩くのは不安なもの。

リラックスできる場所で信頼できるパパやママの手を支えに靴を履く練習をしておけば、赤ちゃんも自信が持てます。

他の子が靴を履いているのを見せる!赤ちゃんの真似したがりを利用

赤ちゃんが靴を嫌がるときは公園などの子供が多い場所に連れ出して、実際に靴を履いて遊んでいるお友達を見せるのも良い方法です。

「〇〇ちゃんも、靴を履いているよ」「靴を履くと、自由に遊べるよ」と誘うと、赤ちゃんに靴を履くことへの興味が芽生えます。赤ちゃんがなんでも真似をしたがるところをうまく利用して、ゆっくりとすすめてみてください。

靴のサイズや素材が赤ちゃんに合っているかをもう一度見直す

念入りに試し履きして選んだファーストシューズでも、購入してからしばらくたっていると赤ちゃんの足の成長に追いつかずにきつくなってしまうので、赤ちゃんが嫌がる場合はもう一度サイズを見直しましょう。

赤ちゃんの体の成長は早いだけでなく、歩くことでどんどん足の裏が硬くなり、幅広に変化していきます。季節によっては通気性や保温性も嫌がる原因になりますので、靴下も含めて素材も見直してみてください。

お気に入りのデザインを選ぶ!鈴をつけるのもおすすめ

大人は素材の柔らかさや機能だけにこだわってファーストシューズを選びますが、赤ちゃんは目を引くもののほうが受け入れやすいです。カラフルなデザインや大好きなキャラクターのついた靴があれば、そういったものを与えてみるのもよいでしょう。

ファーストシューズは歩くだけでなく、靴を履くことに慣れさせる役割も担っているので、赤ちゃんが履きたいというものを選んだほうが失敗は少なくなります。

昔ながらの歩くたびに「ピッ、ピッ」と音を出すサンダルも、履きやすさと楽しさで赤ちゃんは大好き。サンダルには不安感があるママは靴に小さい鈴を取り付けるのもおすすめです。

一旦靴を遠ざけてみる!誘ってじらす戦法で克服する

いろいろ試してみても赤ちゃんがどうしても嫌がる場合は、思い切って靴を履かせる練習をやめてみるのも良い方法です。

ママもストレスから解放されますし、今まで目にしていたものが遠ざかることで、赤ちゃんの興味を逆に引き立てる効果が期待できます。

靴を手が届かないけど目につく高い場所などに置いて、1週間程度インターバルをあけましょう。再び靴を赤ちゃんの手の届く範囲において、人形などを使って遊びに誘い、反応を見ながら根気よく靴を履かす練習を進めてください。

赤ちゃんが室内での靴の練習を嫌がったら?「お散歩=靴」と覚えさせて慣らす

芝生の上をソックスシューズで歩く赤ちゃんの足元

赤ちゃんが靴を嫌がる場合は室内で練習するのが一つの方法ですが、室内で靴を履いてばかりでは赤ちゃんが靴を履くメリットを実感できません。室内でも靴を嫌がる場合は、思い切って「靴を履く=外に出られて楽しい」と覚えさせてみるのもよい方法です。

お散歩好きの赤ちゃんはとても多いので、赤ちゃんが靴を嫌がる場合もママは気にせず、外出する際にできるだけ靴を履かせるというルールを徹底してみましょう。

「これからお散歩くから靴を履こうね」と声をかけてから靴を履かせ、そのまますぐにベビーカーに乗せてお散歩にでかけるのです。歩かせる必要はありません。お散歩が楽しければ次第に気分が紛れて靴を嫌がらなくなり、そのうち「お散歩に行く時は、靴を履くもの」と覚えてくれます。

赤ちゃんが外で靴を脱ぎたがったら?「靴を履かないと痛い」を教えるチャンスと捉える

靴を履いて外に出られるようになった赤ちゃん。ところが地面に下ろしたとたんに、靴を脱いで靴下で歩き出そうとしたら?困ってしまうママもいるでしょう。けれどそれはそれでOK。外を靴下や裸足で歩くのは痛い、靴を履いたほうが安全だと、赤ちゃんに実感させるチャンスだと捉えましょう。

このとき大声を出したり慌てたりすると「靴があるから、ママに怒られた!」と赤ちゃんが誤解し、靴嫌いが悪化する恐れがあります。汚れはちょっと目をつぶって、砂場など安全な場所を思い切って裸足で歩かせてみましょう。そのうち靴を履かせても嫌がらなくなります。

ただし周りにガラスや金属、尖った石などが無いか、安全確認はしっかりとしてください。道路やお店は危険性が高くて周りの目もあるので、安全な公園や庭で試すことをおすすめします。

赤ちゃんが自分で靴を履きたがって困る!「仕上げはママ」を徹底させて

ママが苦労して履かせた靴を嫌がって勝手に脱ぎ、自分で履こうとする赤ちゃんもいます。これは赤ちゃんが靴の必要性を認めて大好きになっている証拠ですから、赤ちゃんの好きなようにさせて良いのですが、「なんとなく履けた」靴で歩かせるのは危険です。

赤ちゃんが歯磨きを自分でしたがるときの対処と同じで、赤ちゃんの気がすむように自分で靴を履かせてもかまいませんが、「仕上げはママ」と声をかけて教えましょう。

足が靴にしっかり入っているか、マジックテープが確実に止まっているかを必ずパパやママがチェックし、安全に靴を履かせてください。

「靴を嫌がる赤ちゃんは泣く」とは限らない!固まる子の気持ちも汲もう

赤ちゃんがギャン泣きする場合は靴を嫌がっていると分かりやすいのですが、びっくりしたように動かなくなってしまったり、何も言わずに唇をかみしめて震えていたりする「固まった」状態も、赤ちゃんが靴を嫌がっている証拠。

赤ちゃんが気持ちを表現する手段は個人差が大きく、激しい主張をしない子もいます。抵抗しないから大丈夫と見逃すのではなく、赤ちゃんの気持ちを汲み取って、寄り添ってあげたほうが早く靴嫌いを克服できますよ。

この記事を書いたライター
羽根田るみこ

羽根田るみこ

第一子から15年間保育園に通い続け、まだまだ記録更新中です!