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赤ちゃんの水族館デビューはいつから?脳への効果や注意点

赤ちゃんの水族館デビューはいつから?脳への効果や注意点

赤ちゃんを水族館に連れて行きたいけれど何ヶ月からがいいのかわからない、効果や見え方、感染症へのリスクなどが気になるママに、乳児を水族館に連れて行く効果やリスク、おすすめのデビュー時期、注意点などをご紹介します。

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何ヶ月からがおすすめ?赤ちゃんの水族館デビューの効果や前準備

水槽を眺める赤ちゃん

赤ちゃんの水族館デビューをしたいけど、いつからOKなのか悩んでしまうパパやママもいるでしょう。

雨風や直射日光の心配がなく、館内温度は一定に保たれ、水槽があるため湿度も高めの施設ですので、屋外の動物園などより赤ちゃんにとって過ごしやすいのですが、「あまり小さいと記憶に残らないから、連れて行っても意味がないのでは?」という声も聞かれます。

そこで今回は、赤ちゃんを水族館に連れて行く効果リスク、赤ちゃんの水族館デビューは何ヶ月からがおすすめか、水族館に赤ちゃんを連れて行く際の注意点、乳幼児におすすめの水族館情報などについてご紹介していきます。

赤ちゃんを水族館に連れて行く効果

水族館のイルカショー

日本国内の水族館はその多くが水槽に入っている魚を展示しているだけではなく、飼育員によるガイドやふれあいコーナー、イルカやアシカなどのショー、水族館に住む魚類や両性類をつくるワークショップなどがあり、子供や大人にとっての学び&エンターテイメント施設となっています。

けれど赤ちゃんはイベントに参加して楽しめるほど脳や体が発達していませんので、イベントに参加して楽しませたい場合は1~2歳になってから連れて行くのがおすすめです。

水族館に連れて行っても意味がない?

赤ちゃんの頃の記憶は基本的に忘れてしまいますが、動き回る水中の生き物は脳を刺激し、赤ちゃんの脳の発達に大きく貢献してくれます。赤ちゃんがこれほど豊富な種類の生物を、ガラスを隔てただけの至近距離で観察して刺激を受けられる施設は、水族館をおいて他にないと言っても過言ではありません!

そのうえ水族館には赤、オレンジ、黄色、青などのカラフルな魚やキラキラと光沢がある魚、白と黒の水玉模様やしま模様のコントラストが美しい魚など、赤ちゃんがよく反応する色彩の生物が豊富。ですから赤ちゃんが喜んで反応しやすく、よい情操教育の場となるのです。

赤ちゃんを水族館に連れて行くリスク

暗い通路から水槽を眺める幼児

効果を知るとすぐにでも赤ちゃんを水族館に連れて行きたくなるのですが、残念ながらメリットばかりではなくリスクもあります。

転倒事故

水族館の館内は自然環境に近づけるため、照明を工夫して展示しています。そのため薄暗い場所が多く、段差に気づかないで起こる転倒事故の危険性が高くなります。

階段やエスカレーターを上り下りしなければならない水族館の場合は、さらに注意が必要です。

細菌やウイルスへの感染

水族館は屋内に多くの人が集まる施設。そのため赤ちゃんが細菌やウイルスに空気感染するリスクは屋外より高いのです。

ママからもらった赤ちゃんの免疫は、生後3~4ヶ月になるとかなり減少します。母乳にはママの免疫物質が含まれているため母乳育児の場合は多少強化できますが、赤ちゃんは6歳頃まで大人と同程度の免疫を作ることはできません。(注1)

そのため感染リスクが高いだけでなく、感染すると大人に比べて重症化しやすいことも心得ておきましょう。

赤ちゃんの水族館デビューはいつから?

様々な色の色鉛筆

赤ちゃんへの水族館の効果や感染リスク、発達の様子を総合的に考えると、水族館デビューはお座りができるようになった生後6~7ヶ月以降をおすすめします。

生後3ヶ月までは光の刺激や顔のないものにほとんど反応しませんので、ママとのアイコンタクトや顔のあるおもちゃを見せて遊んであげるのが発育には最も効果的です。生後6ヶ月を過ぎるとお座りやつかまり立ち、伝い歩きをし始めますので、視野が広がってより水族館の生物を楽しみやすくなります。(注2)

ただし見えるとはいえ、少し遠い場所にいる魚はピンボケ状態。

ピンボケ状態の水槽の中の魚

赤ちゃんの視力をPL法と呼ばれる方法で調べると、新生児で0.02~0.03、生後6ヶ月で0.04~0.08、1歳で0.1~0.2ですので、メガネが必要なレベルです。(注3)

生後6ヶ月になると5m先の物を見ようとする力がついてきますし、水族館の生き物の動きを目で追いかける追視もできるようになっています。(注2)

水族館には赤ちゃんが反応しやすいカラフルな生物も多く、至近距離の水槽に展示されたクラゲや魚、空気の泡の動きなどを楽しむことができ、個人差はあるものの月齢が上がるほど凝視したり目で追ったりして喜んでくれます。

赤ちゃん連れで行く水族館への注意や準備

赤ちゃんと水族館に出かかる際は、感染症にかかりにくいタイミングを選びましょう。

またパパやママのストレスや情緒不安定は、赤ちゃんに少なからず影響を及ぼします。そのため当日はパパとママが余裕をもって楽しめるように、事前準備をすることが大切です。次の7つのポイントに注意しましょう。

感染症の流行期を避ける

薬と聴診器とマスクの画像

水族館は屋内に多くの人が集まる場所ですので、インフルエンザなどの重症化しやすい感染症の流行期は避けることをおすすめします。

また水族館は天候や季節に左右されない施設ではありますが、移動時間の赤ちゃんのストレスや体調を考えて、できるだけ天候がよく過ごしやすい時期を選ぶようにしましょう。

できれば午前中の早い時間に行く

午後になると館内の空気も汚れますし、赤ちゃんも疲れてきます。そのため感染症にかかるリスクが高まります。できるだけ午前中の赤ちゃんがいつもお散歩に出ている元気な時間帯に、水族館を楽しめるように連れて行ってあげましょう。

また夏休みやGWなどの混雑する長期休みの時期を避け、比較的混雑しない平日を選んで連れて行くのがおすすめです。

できるだけ予防接種をしておく

赤ちゃんを水族館や動物園など様々な場所に連れて行ってあげたいママは、できるだけ早めに予防接種を済ませましょう。ロタウイルスなど任意接種のワクチンも、できるだけ接種しておくことをおすすめします。

また赤ちゃんが疲れていると感じたら、できるだけ早めに引き上げましょう。「せっかくだし、もったいない」と長居してしまうと、赤ちゃんが感染症をもらってきたり、体調を崩したりして後が大変になります。

授乳やおむつ替えスペースを事前確認

水族館に限らず、赤ちゃんとのお出かけの際は授乳室やおむつ替えスペースの事前確認が必須です。

オムツ専用ダストボックスがあると大変助かりますが、万が一ない場合はビニール袋に入れて持ち歩くことになります。そのため屋内施設ですので周囲への臭い漏れが気になり、ママやパパが落ち着いて楽しめないことも。

できればおむつ専用消臭袋やうんちの臭いに効く消臭スプレーを持っていくことをおすすめします。

ベビーカーが使えるかチェック

ベビーカーの無料貸し出しをしている施設もあるので、持参したくない人は事前確認をしておくと便利です。

ただし数に限りがありますし、使い慣れないベビーカーでママや赤ちゃんがストレスを感じることもあるので、ベビーカーの持参が可能な施設には持参する方がよいでしょう。

冷房対策をする

水族館に出掛ける際は夏場でも赤ちゃんの着替えを準備するとともに、ブランケットかバスタオル、羽織ものを1枚持参するとよいでしょう。

夏場は屋外と冷房の効いた館内の温度差が激しく、体温調節の苦手な赤ちゃんの体には負担が大きいです。施設によっては冷房がガンガンかかっていたり、赤ちゃんに冷気が直接当たったりすることも。そんな時、手軽に体温調節ができるブランケットやバスタオル、織物があると安心です。

抱っこ紐を持参する

つかまり立ちや伝い歩きができる赤ちゃんでも、抱っこしてあげると水槽内がより見やすくなります

また生後6ヶ月を過ぎた赤ちゃんは、初めての場所やうるさい場所に不快感を抱いて場所見知りをし、ぐずったり突然大泣きしたりすることもありますが、抱っこ紐でパパやママと密着すれば安心することができます。

館内注意事項やイベントの事前確認

赤ちゃん連れのおでかけでは、授乳室以外の館内情報を事前に確認しておくことが大切です。当日もらったパンフレットを見ながらもたもた注意事項やイベントの確認をしていると、赤ちゃんがどんどん疲れてしまいます。待つのが苦手な幼児連れのお出掛けであればなおさらです。

また赤ちゃんを水族館デビューさせるとなれば、当然写真やビデオを撮影したいところですが、水族館によってはフラッシュ撮影及びビデオライト等の長時間点灯を禁止している施設があります。そのためうっかり子供の目の前でマナー違反をしてしまいかねません。

乳幼児におすすめの水族館

イルカショー

全国には数多くの水族館がありますが、コンビニで買える水族館もありますので、並ばないという点では赤ちゃんや幼児連れにはとってもおすすめです。

当日券購入の場合は割引がきく水族館もありますので、ぜひ利用してよりリーズナブルで快適なお出掛けを楽しみましょう。

サンシャイン水族館

「サンシャイン水族館」公式サイトのキャプチャ

TEL: 03-3989-3466

住所: 東京都豊島区東池袋3-1
サンシャインシティ ワールドインポートマートビル・屋上

2017年7月にリニューアルオープンしたサンシャイン水族館。水族館内にはベビーカー置き場や授乳室があり、係員に伝えればミルク用のお湯をもらうこともできます。女性用トイレにはベビーベッド、男女トイレのどちらにもベビーキープがありますので、赤ちゃん連れでも安心です。
またアルパB1案内所(クアアイナ前)、広小路案内所B1及び1Fでは、無料ベビーカーの貸し出しも行っています。ただし数に限りがあり、事前予約はできません。
セゾンカードかUCカードを提示すれば、カードの持ち主+1名が割引となります。(注4)

http://www.sunshinecity.co.jp/

NIFREL(ニフレル)

「NIFREL(ニフレル)」公式サイトのキャプチャ

TEL: 0570-022060

住所: 大阪府吹田市千里万博公園2-1 EXPOCITY内ニフレル

2015年にオープンしたばかりの水族館&動物園&美術館が揃った複合施設です。水族館内ではベビーカーが使えて階の移動にはエレベーターが使えますし、館内禁煙ですので赤ちゃんに受動喫煙をさせずにすみ安心です。
また1Fと2Fには授乳室がありますので、おむつ替えベッドも完備されています。
チケットはコンビニではもちろん、webでも購入できます。

https://www.nifrel.jp/

乳児には水族館と動物園のどっちがいい?

赤ちゃんの発達の状態から考えると、水族館の方が生き物を見やすいためおすすめですが、感染リスクを考えると動物園は屋外ですので空気感染率はほぼゼロと言えます。(注5)

ただしウイルスや細菌への感染は空気からだけでなく接触によっても起こりますし、何より施設に到着する前の公共交通機関を利用している間は密室にいることになります。そのためいずれにせよ赤ちゃんを水族館や動物園などに連れて行くには感染へのリスクがつきまとってしまいます。

ですからまずは動物園に連れて行く際のリスクや注意点についてチェックし、その後で当日パパとママが余裕をもって楽しめる方を選ぶのがおすすめです。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪