赤ちゃんのワンピースを手作り!大人服をミシンなしで簡単リメイクする方法
赤ちゃんが生まれるとハンドメイドに挑戦したいと思うママも多いのではないでしょうか?特に女の子には、手作りのワンピースを着させてあげたいですよね。
今回は、ミシンも型紙も必要なしの超簡単な赤ちゃんワンピースの作り方をご紹介します。
服は買うばかり。外れたボタンを付けるくらいでほとんど裁縫はしない。針と糸くらいしかないけれど、余っている洋服で赤ちゃんのために手作りしてあげたいな…という初心者ママでも大丈夫!
着られない大人用の服をリメイクするから、材料費はほとんどかからず、ベビー服の節約にもなるという一石二鳥の方法ですよ。
赤ちゃんワンピースは最低限の道具で!古着を材料にすれば節約にも!
赤ちゃんのワンピースを手作りするとなると、型紙をトレーシングペーパーに写して、ミシンをセットして…と、面倒に感じてしまいますが、今回ご紹介する赤ちゃんワンピースに必要な道具は、ハサミと針と糸だけです。
もちろんミシンがあれば手早くきらいに仕上がりますが、ミシンが無くても気軽にチャレンジできます。
今回は、パパのワイシャツとママのシャツをリメイクする赤ちゃんワンピースをご紹介します。材料は、不要になった大人用の服を使いますので、1度作り方を覚えれば被服費の節約効果も期待できます。
赤ちゃんワンピースの作り方~手縫いでOK!型紙には新聞紙!?
赤ちゃんのワンピースの作り方を2種類紹介します。
また、既にご存知の方も多いとは思いますが、前身頃、後ろ身頃などの用語を図解で簡単に説明します。
字面でなんとなくわかりますが、前身頃とは襟、袖を除いた洋服の胴体部分です。後ろ身ごろとは、洋服の後ろ側の胴体部分です。
ワイシャツなどを赤ちゃんの洋服にリメイクする場合は、襟や袖をカットして、前身頃と後ろ身頃のみ再利用するのが一般的です。
パパのYシャツをリメイク!新聞紙で型紙を作るワンピース
最初にリメイクするのは、パパのワイシャツです。生地自体はそれほど痛んでいないのに、袖口や襟元が汚れて、やむなく処分することってありますよね。そんなパパのワイシャツを使って簡単に赤ちゃんワンピースを手作りしちゃいましょう。
前身頃のボタンも上手に使うと、赤ちゃんに着せやすい前開きのワンピースができます。シャツの前身頃をワンピースの後ろ身ごろにして、後ろ開きのワンピースにしても可愛いですね。地味な白シャツでも、ボタンの色を変えたり、襟元にフリルを付けたりすれば可愛くアレンジできます。
今回は型紙に新聞紙を使っていますが、型紙を無料でダウンロードできるホームページから、好きな型を選び、シャツに当てて作ってもきれいなワンピースを作れます。また、既にお気に入りのワンピースがあるなら、それを新聞紙の上にのせて、簡単な型紙を作ってもOKです。
パパのシャツで作ったワンピースは、洗っても皺になりにくく、夏用の子供服にぴったりです。自分のシャツを赤ちゃんが可愛らしく着こなしている姿を見れば、パパも大喜びです。
Yシャツワンピースの材料
- 針
- 手縫い糸
- チャコペン
- はさみ
- Yシャツ(古着)
- 新聞紙
- アイロン(アイロン台)
- ワイシャツの前身頃に胸ポケットが付いている場合は外しておきます。
- 新聞紙を適当な大きさにカットし、赤ちゃんの体にあてて調整しながら、丁度良い大きさに切り型紙を作ります。
- カットした新聞紙をワイシャツにあて、1.5cmほどの縫い代をとって印を付けます。--は出来上がり線、--がカットする線です。(自然に消えるチャコペンを使用しています。)
- 前身頃と後ろ身頃を合わせて、ーー印をつけた部分をハサミで切っていきます。
- 切るとこのようになります。
- 襟元を縫います。縫い代を内側に三つ折りにし、カーブさせながらアイロンをあてます。
- 並縫いで仕上げます。
- 襟元がうまくカーブさせられない時には、写真のように3~4か所カットすると綺麗に仕上がります。
- 前身頃の脇、後ろ身頃の脇も同じように三つ折りにし、アイロンをあて、腕が出る袖の部分だけを並縫いで仕上げておきます。
- 裾も同じように三つ折りにし、アイロンをあて、並縫いします。
- いよいよ前身頃と後身ごろを縫い合わせます。まずは肩の部分を縫います。前身頃と後身ごろの裏を表にして出来上がり線を合わせ、並縫いします。
- 同じように両脇も前身頃と後ろ身頃を縫い合わせます。
- 生地を裏返して完成です。写真は身長80センチの赤ちゃん用です。100円ショップでも購入できるワッペンなどを付けるとより可愛く仕上がります。
襟元や脇、裾にはバイアステープを使うのもおすすめです。バイアステープは、同じ布から作ることもできますが、市販のものを使えば簡単です。可愛い色やオシャレな柄のバイアステープを使えば、ワンピースの印象がガラリと変わります。
余った布を使ってフリルやポケットを付けても個性が出ますね。装飾をほどこせば、もともとワイシャツだったとは思えないような可愛らしい赤ちゃんワンピースの完成です!
Tシャツやタンクトップがワンピースに大変身
安く購入できるベビーTシャツを赤ちゃんワンピースにリメイク!ハギレや大人用の古着を使って簡単に手作りできます。長袖やタンクトップなど、袖の長さは季節に合わせて選んでください。
今回は、ベビーTシャツとママの古着を使ったワンピースの作り方をご紹介します。
作り方こそ簡単ではありますが、Tシャツとスカートの色使いに、ママのセンスが光るワンピースです。出来上がりを想像しながらハギレや古着を探すのも楽しいですよ。
夏用の半袖Tシャツやタンクトップの生地は伸びやすいため、スカートは軽い生地を選ぶのがポイントです。縮みやすいものは、一度洗濯してから作るようにしましょう。
Tシャツワンピースの材料
- 針
- 手縫い糸
- はさみ
- 子供用Tシャツやタンクトップなどの上着
- 古着や不要な布
- アイロン(アイロン台)
- Tシャツを適当な長さにカットします。だいたいで大丈夫ですが、ハイウエストの方が可愛らしく見えます。
- スカート部分をママのシャツから切ります。縦の長さは赤ちゃんの体に合わせ、好みの長さで構いません。ウエスト=Tシャツ裾幅×1.2倍、裾=ウエストの長さ+2cm×2が適当です。好みにより調整してください。スカートの裾はシャツの裾に合わせます。
- スカート部分を裏返し、両脇を縫い合わせます。
- 裏返したスカートをウエストが下になるように置きます。
- スカートの中にTシャツを入れるようにし、スカートのウエストとTシャツの裾を合わせます。
- Tシャツの裾とスカートのウエストを縫い合わせ、スカートを表に返せば完成です。(写真は80cmサイズのTシャツで作ったワンピース)
本格的な赤ちゃんワンピースを手作りしたいママへ
今回は、型紙不要でできる超簡単な赤ちゃんワンピースの手作り方法をご紹介しましたが、もう少し本格的なワンピースの手作りに挑戦したいというママにおすすめなのが、無料の型紙。最近では、型紙を無料でダウンロードできるホームページがあり、中には手ぬぐいやタオルでできるワンピースの作り方を紹介しているページもありますので、参考にしてみてください。
その他、図書館で赤ちゃん服の作り方を紹介している本を探してみるのもおすすめです。付属の型紙をトレーシングペーパーで写せば、型紙代をかけずに気軽にチャレンジできますよ。トレーシングペーパーは100円ショップでも購入できます。
耐久性や作業時間を考えると、やはりミシン縫いがおすすめ。サイズが大きくなると手で縫うのも大変になりますから、今回ご紹介した作り方はベビー服だけのものと考えておいた方がよいでしょう。
まずは手縫いからチャレンジして「楽しいな、もっと難しいものにチャレンジしてみたいな。」と思ったらミシンの購入を検討してみましょう。
ハンドメイドはママが手作りする過程を楽しむことが大切。楽しみながら愛情を込めて作った服は、赤ちゃんもきっと気に入るはずです。
今回のリメイクワンピースをステップアップとして、本格的な赤ちゃんワンピースやベビー服を手作りしてみてくださいね。