ベビー服を手作りしたい!先輩ママの赤ちゃん服手作り体験談8
赤ちゃんのためにママが手作りしたベビー服は、愛情がたっぷりこもった世界に一つだけの特別なものです。妊娠中から、赤ちゃんのためにお洋服を手作りしているというママは多いのではないでしょうか。
でも、反対に「毎日、何かと忙しい」「裁縫が苦手」などの理由から、何となく作らずじまいで今に至るというママも多いはずです。
そこで、ここではベビー服を手作りする手順と、実際にベビー服を作った先輩ママの体験談をご紹介します。ベビー服を作る際にどんなことが大変だったのか、また、作って良かったことなどが体験談を読むと分かります。
ベビー服を手作りする際の手順とは?
赤ちゃんの服を手作りするなんて難しそう…と思われがちですが、工程は意外と簡単です。また、ベビー服はサイズが小さいことから、早いママなら2時間ほどで仕上がるものもあります。
ここでは、ベビー服作りの工程を簡単にご紹介します。
1ベビー服のデザインを決める
ベビー服を作ると決めたら、まずはどんなデザインにするかを考えましょう。ベビー服の手作り本を見たり、ネットで検索したりして、どんなベビー服がいいのか考えます。
また、お手持ちのベビー服でお気に入りのデザインのものがあれば、別の生地でそのまま作るという方法もあります。
2生地やボタンなどを選ぶ
何を作るのかが決まったら、次は生地やボタンを選びます。生地は、赤ちゃんに着せる季節に合わせて使い分ける必要があります。特に、赤ちゃんのお肌はとてもデリケートなので、綿100%の生地がおすすめです。
その際は、次のような刺激の少ない、吸湿性・通気性に優れた生地を選びましょう。
- スムース(厚手で伸縮性に優れるニット生地。秋冬の肌着におすすめ)
- フライス(薄手で伸縮性に優れるニット生地。オールシーズンの肌着におすすめ)
- ダブルガーゼ(二重構造でふっくら。吸湿性・通気性に優れる)
- フランネル(保温性のある起毛生地。秋冬の洋服におすすめ)
- パイル(タオル地)(吸水性が高い。おくるみやよだれかけにおすすめ)
- ワッフル(凹凸があり肌に密着しすぎない)
また、襟なしのベビー服は、襟ぐりをバイアステープでパイピング処理をしておくと安心です。
3型紙を用意する
ベビー服の型紙を手に入れる場合、ハンドメイド本に付いてくる原寸大の型紙を使うのが最も手軽な方法です。また、インターネットから実物大の型紙をダウンロードし、分割して印刷する方法もあるので、実際に検索してみるといいでしょう。
その他に、お手持ちの既製服から型紙を起こす方法がありますが、裁縫には自信がない…というママは、実物大の型紙を入手するのが手っ取り早い方法だといえます。
4生地を裁つ
型紙の準備ができたら、次は裁断をします。生地に型紙を待ち針で留め、縫い代の寸法を測りながらチャコやチョークペンで印を付け、そのしるしに沿ってハサミで生地を裁ちます。
断ち終わったら、生地の縫い目部分に印付けを行います。チャコやチョークペンのほか、チャコペーパー、ヘラ、しつけ糸など、生地の材質に合ったやり方を選ぶといいでしょう。
5縫い合わせる
縫い合わせる際は、生地がずれないように待ち針などでしっかり留めておきましょう。ミシンで縫うのが一般的ですが、自宅にミシンがないという場合は、ミシンよりも時間がかかりますが手縫いでも可能です。
赤ちゃんの肌着を作る際は、縫い代が肌に当たらないように「縫い代を外側に出す」縫い方がおすすめです。一般的なベビー服を手縫いする際は、縫い目が細かすぎないのがふんわりと仕上げるコツです。また、縫い代が肌に直接触れないように、折り伏せ縫いや袋縫いなど、縫い代を包む縫い方を選びましょう。
先輩ママ8人に聞いた!ベビー服を手作りして良かったことは?
赤ちゃんのためにベビー服を手作りしたいけれど、何を作ったらいいの?とお悩みのママは、先輩ママの作品を参考にしてみてはいかがでしょう。
肌着や甚平などの普段着から、ちょっとオシャレなドレスまで、手作りのベビー服を作った先輩ママの体験談を読めば、今すぐにでも作りたくなるはずです。
男の子でも女の子でも着られるベビー服を手作りました
手ぬぐいで作った赤ちゃんの短肌着
妊娠を機に仕事を休み、家にいる事が多くなったので、体調の良い時はベビー用品を手作りするようになりました。
素人同然の私は、まずは小さなおもちゃから作り始め、段々作るおもちゃもなくなり、ついに洋服作りにチャレンジしようと思いました!
でも、洋服なんて今まで作った事もなく、素材も何を使えば良いかも分からなかったので、まずはスマホで情報収集から始めました。
手ぬぐい1枚で短肌着が作れるという記事を発見。ちょうど家には使わない手ぬぐいが何枚かあったので、これは良いと思い、早速作業を開始しました。
ところが、本返し縫いやら中表に合わせるやら、よく分からない洋裁用語だらけ。まずはそこからか…と思いながら、用語を調べながら、やっとの思いで完成かと思いきや…。
「仕上げにバイアステープで首元を処理しましょう」と書いてあるのです。バイアステープとは何なのかさっぱり分からない私は、さらに調査し、手芸店に買いに行きました。
そして、やっとの思いで短肌着が完成!つなぎ目の所が少し分厚くなってしまい、もう少し綺麗に繋ぎ合せれば良かったなと思いました。
でも、家にある手ぬぐい1枚でできて、こんな私でも作れるなんて!と少し感動して、作って良かったなと思いました。生まれてくる子どもに着させるのが今から楽しみです!
ゆず柄のとっても可愛い甚平!
もともと服を作ることが好きで、子どもが出来たら手作りの服を着せたいと思っていました。
上の子を妊娠中、仕事を辞めてから時間を持て余していたので、簡単に作れ、長く着られそうな甚平を作ることにしました。
ロンパースの甚平にするか悩んだのですが、1歳を過ぎても着ることが出来るように上下が離れているタイプを作成しました。
ところが、パンツの方が難しく、予想以上に苦労しました。紐を短めにしてしまったので、もう少し長めに作れば良かったと思います。
生地は、男の子でも女の子でも着られるような柄を選び、アーティストの「ゆず」が大好きなので、仕上げに背中に柚子のアップリケを付けました。後ろ姿がお気に入りです。
子どもが2人いますが、2人ともこの甚平をたくさん着せました。世界に一枚しかない手作り甚平なので、愛情たっぷり。「可愛い甚平だね」と声をかけてもらえます。
男の子向けのベビー服を手作りしました
寒い冬にはベストが重宝します
生後6か月の息子は今初めての冬を迎えています。ベビー服は、ほぼおさがりやもらい物で十分間に合っているのですが、お出掛けするときの上着がありませんでした。
ベビー用のコートなどを買っても良かったのですが、長くは着られないし、自宅に生地がたくさんあったので手作りしようと思いました。
ベストなら袖がない分、比較的簡単に作れるかなと思ったのですが、意外に袖口の丸みが難しかったです。
また、首をしっかりカバーするために、襟のところにマジックテープを付けてみましたが、ちょうどマジックテープが首に当たってしまい付けないほうが良かったと思いました。
表地と裏地を違う生地にすることで、見た目も内側も可愛くでき上がっています。ポケットにはよく使うガーゼを入れることが出来るので付けて良かったです。
ベストの丈を少し長めに作ったので、既製品より少しは長く使えますし、細かいところも子どもの体に合わせて作ることが出来たので、手作りして良かったです。
かぼちゃパンツのつもりがダボダボに…
子どもが生まれて、愛情を込めて何か記念に作ってあげたいという思いから、ベビー服を作ることにしました。初めての洋服作りで、何から手をつけていいかわからず戸惑いました。
インターネットで調べて、まずは型紙作り。縫いやすいストレッチの入っていないスタンダードな生地を選び、生地に写していきました。
それから、生地と生地を縫い合わせたのですが、ここで苦戦しました。
また、ウエスト部分真ん中にボタンをつけましたが、ボタンはホワイトかグレー系にすれば落ち着いた印象があるのにと思いました。
たまたま、お兄ちゃんの幼稚園の制服のズボンと似ているので、お揃いで一緒に履かせるのが今から楽しみです。
世界で1つのサルエルオーバーオール
子どもが1歳を迎えた記念に、家族でお揃いのお洋服を着て記念撮影がしたかったので、ベビー服を探していたのですが、なかなか見つからず…
色だけに絞って探しても、コレというものが見つからなかったので、いっそのことお気に入りを作ってしまおう!と思ったのが、作ったきっかけでした。
縫製の知識技術を学んだこともあり、ある程度はできるのですが、肝心の赤ちゃん用のパターン原型が見つかりませんでした。
型紙がおこせなかったので、既存の手持ち服からパターンを取り、型紙にする作業が一番苦戦しました。
デザイン、サイズ共に満足のものができあがりましたが、強いて言えば素材をもう少しストレッチ性のあるものにしてあげればよかったかなと思いました。
それでも、市販ではなかなかないサルエルパンツのオーバーオールができたので、とてもよかったと思います。
今回は撮影用に前身頃に何も付けないデザインにし、形の可愛さを強調しました。
手作りということで愛着もわきますし、材料費のみなので費用も抑えられ、それでいて納得のものができたので、手作りをして良かったなと思っています。
女の子向けのベビー服を手作りしました
作ったぞー!という達成感がありました
現在10歳の上の子が、1歳になった辺りから生活のリズムが整うようになり、午後に1~2時間お昼寝をするようになったので、せっかく出来た自分時間に何かしたいと思いました。
お部屋でできるのは、読書や手芸やお菓子作りなどですが、特に手芸は昔から苦手で、子どもに不器用なお母さんと思われないためにも克服してみようと考えました。
ただ、ミシンは持っていなかったので編み物をすることにしました。棒編みは以前マフラーを編んだ以来でしたが、編み方が簡単なので編み始めると楽しかったです。
女の子にピンクを着せるのがあまり好きではなかったので、色は紺を選び、飾りボタンを可愛いものにしてみました。
編み慣れていないので、袖を身頃に縫い付ける際大きさが合わなくて、それを何とかくっつけるのが大変で、縫い目が目立たない毛糸にして良かったと思いました。
でも、出来てみると可愛い飾りボタンはあまり目立たず、もう少し女の子っぽい色にすれば良かったと後悔しました。
それに、サイズのことまで気が回らず、とても大きかったのです。子どもはまだ小さかったので、文句も言わず着せられていましたけど…。
編み物は自分で全部作りきった達成感があるので楽しくなって、あれから10年近く経ちますが、今もたまに子どもに編んでいます。
とってもキュートなドット柄ワンピ
ベビー服はカラフルなものが多いので、モノトーンが好きな私にはなかなか好みの服に出会えませんでした。
友達から出産祝いで頂いたワンピースが着せやすく、作りやすそうなデザインだったので、このワンピースから型紙を取って作れば早いのではないかと思い、作ってみました。
既製品のワンピースから型紙を取り、自分の好みの布使って作ったので、とても満足のいく作品ができました。ポイントとして袖部分にレースを使い、上品な感じに仕上げました。
ベビー服にはなかなかないデザインのワンピースができたので、ママ友にもかわいいと褒められてうれしかったです。
また、ワンピースを買うよりも安く仕上がったので、コストパフォーマンスについても満足しています。
ママとお揃いのワンピース
ベビー服を手作りしたきっかけは、元々ハンドメイドが好きで、子どもが出来たら絶対にお洋服を作ろうと思っていたからです。
また、1歳のお誕生日の記念撮影をプロにお願いしていたので、その時に着るものを作ってあげたいと思い、このワンピースを作ることにしました。
このワンピース作る上で最も苦労したのが、スカートのギャザーです。実は一回目はうまくいかなくて、布の裁断からやり直すことに…。
出来上がってから、柄の布の部分は糸の色を変えるべきだと気付いた点もやり直したきっかけの一つです。
私もこの柄でワンピースを作ったので、一緒に着るとリンクコーデになるところが気に入っています。
世界に一着しかないものを作ってあげられる喜びは、製作過程の難しさや手間とは比べ物にならないくらいです。
大手ベビー服メーカーのものだと、どうしても周りとかぶってしまうので、手作りだとその辺りを気にしなくていいのは親としては嬉しいものです。
また、最近流行りの親子リンクコーデも、手作りだとより特別感が出ていいと思います。




