赤ちゃんがママがいないと泣くに関する記事

赤ちゃんがママじゃないと泣くのはなぜ?愛着形成と後追いの心理を発達段階から解説

赤ちゃんがママじゃないと泣くのはなぜ?愛着形成と後追いの心理を発達段階から解説

ママの姿が見えないと泣き止まない赤ちゃんの心理を、生後6ヶ月からはじまる愛着形成のサインとして読み解きます。月齢別・シチュエーション別の乗り切り方、パパ見知りへの対応、家族全員で支える具体的なコツまでをまとめました。

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赤ちゃんがママじゃないと泣くのはなぜ?愛着形成と後追いの心理を発達段階から解説

「ママが洗面所に立っただけで泣き始める」「トイレのドアの前で泣き叫ばれて家事が進まない」と、毎日くたくたになっているママは少なくありません。けれども、ママがいないと泣く行動は、赤ちゃんの中で安心の土台がつくられている最中だからこそあらわれる、ごく自然な発達のサインです。

子育ての現場では、月齢が上がるほどに「あれ、今までより激しく泣くようになった」と感じる時期があります。これは、赤ちゃんが特定の人を見分け、安心の拠りどころを定めている証拠でもあります。ママじゃないと泣くのは「困った行動」ではなく、心が育っているしるしだと知るだけで、向き合う気持ちはずいぶん軽くなります。

ここでは、発達心理学でいう「愛着(アタッチメント)」の考え方をベースに、なぜ赤ちゃんがママを求めて泣くのか、その状態がいつまで続くのか、家族でどう乗り越えていけばよいかを丁寧に整理します。先輩ママのリアルなエピソードや、月齢ごとの対応のコツも交えながら、今日からの関わり方のヒントをまとめました。

ママがいないと泣き止まない原因は「愛着形成」のサイン

泣いている赤ちゃん

ママの姿が見えないと泣き止まない最大の理由は、ママとの間で愛着(アタッチメント)と呼ばれる心の絆が育っていく途中だからです。愛着形成とは、赤ちゃんが特定の養育者を「困ったときに必ず助けてくれる人」として記憶し、その人をよりどころに世界を広げていく発達のプロセスを指します。

生まれたばかりの赤ちゃんは、誰に対しても笑いかけ、泣いてお世話を求めます。これは「とにかく自分を守ってくれる誰かを見つけたい」という、生き抜くための本能的な行動です。やがて生後半年ごろになると、赤ちゃんの認知が一段階進み、いつもお世話をしてくれる、あの匂いと声の人がはっきり分かるようになります。

発達の観点から見ると、この時期の赤ちゃんは、安心できる人とそれ以外の人を区別する力が育ち始める段階にあります。だからこそ、ママの姿が消えると「自分の安心が消えた」と感じ、必死に呼び戻そうとして泣くのです。先輩ママの声では「6ヶ月の誕生日を境にスイッチが入った」と話す方が多く、この変化はまさに愛着形成が動き出した合図といえます。

特に、ママがいないと泣く赤ちゃんには、次のような3つの愛着行動が代表的にあらわれます。今日から「あ、これは発信行動だ」「これは定位行動だ」と名前をつけて眺めるだけでも、対応のヒントが見えてきます。

泣くことでママの気を引く(発信行動)

泣いたり声を上げたりしてママを呼ぶのは「発信行動」と呼ばれる愛着行動です。自分で動けない赤ちゃんにとって、泣くことは「ここにいるよ、来てほしい」と伝える、いちばん強力なコミュニケーション手段になっています。

たとえば、ベビーベッドに寝かせてキッチンに立った瞬間「ふえぇ……ふぇぇぇん!」と声が大きくなる場面はよくあります。これは「視界からママが消えた→不安→呼び戻そう」というスイッチが入った状態です。発達心理の観点では、この一連の流れこそ、赤ちゃんが他者へ働きかける最初のやりとりであり、コミュニケーションの芽そのものだといえます。

明日からとれるアクションは、姿が見えなくても「ここにいるよ、すぐ戻るね」と声をかけ続けること。先輩ママの間では、家事をしながら鼻歌や独り言を増やすと、泣く時間が短くなったという声もよく聞かれます。

ママの居場所を目で追う(定位行動)

赤ちゃんの顔

ママの動きを目で追ったり、声がする方向を見つめたりするのは「定位行動」と呼ばれる愛着行動です。赤ちゃんは、常にママの居場所を確認することで安心感を補給しています。

育児経験者の間では、リビングで遊んでいる赤ちゃんが「ふと顔を上げてママを探す」しぐさを、定期的なレーダー確認に例える方も多くいます。発達面から見ると、これは「離れていてもママは存在し続ける」という対象の永続性を学んでいる途中の姿でもあります。子:「ママ、いる?」 ママ:「いるよー」というワンセットの掛け合いだけで、赤ちゃんは大きな安心を得ます。

今日からできるアクションは、家事中に背中越しでも「見えてるよ」「ここにいるよ」と短い言葉で返してあげること。視線の代わりに声を渡すだけで、定位行動はぐっと落ち着きます。

ママに近づこうとする(接近行動と分離不安)

ママにしがみつく、足にまとわりつく、寝返り・ずりばいで近づいてくるといった行動は「接近行動」と呼ばれる愛着行動です。自分で移動できるようになった頃から目立ち始めます。

この時期、ママと離れることへの強い不安は「分離不安」と呼ばれ、泣き方が一段階パワーアップしたように感じるママも多いです。心理学・保育の知見では、分離不安は「離れても必ず戻ってくる」という確信がまだ育ちきっていないために起こる、自然な発達段階の一つだと整理されています。NG対応として「泣くから」と無言でこっそり消える方法を選ぶと、戻ってきたときの安心感が育ちにくく、かえって不安が強くなりがちです。

望ましいアクションは、たとえ泣かれても「いってきます」「ただいま」を毎回しっかり言葉で伝えること。短い別れと再会を積み重ねるほど、赤ちゃんの中で「離れても大丈夫」という記憶が増えていきます。

赤ちゃんが「ママじゃないとダメ」になる発達心理の背景

赤ちゃんが「ママじゃないとダメ」になるのは、ママとの愛着関係がしっかり築けている証です。赤ちゃんはママのことを「自分の不安を受け止めてくれる、いちばん信頼できる人」として認識しているからこそ、特別な反応を示します。

ママと安定した愛着関係を結べている赤ちゃんは、ママがいなくなると泣き、戻ってくると喜んで抱きつくという、ごく素直な反応を見せます。これは「離れて寂しい」「戻ってきて嬉しい」という感情のメリハリが、きちんと外に出ている状態です。子育ての現場では、この素直さこそが「健やかな心の発達」のあらわれだと受け止められています。

逆説的な視点ですが、「うちの子はママじゃないとダメで大変……」と悩むこと自体が、すでに豊かな愛着関係が育っている裏返しでもあります。発達心理学の知見では、乳幼児期に安定した愛着が育つことは、その後の情緒の安定や友達関係の築きやすさにもつながると考えられています。

明日からできるアクションは、泣かれた瞬間に「ごめんね」より「ちゃんと選んでくれてありがとう」と心の中で言い換えてみること。受け止め方を一段階変えるだけで、毎日の関わりがずっと楽になります。

知っておきたい「パパ見知り」の正体と乗り越え方

パパに抱っこされ泣いている赤ちゃん

赤ちゃんがママには笑顔を見せるのに、パパに抱かれると泣いてしまう現象は「パパ見知り」と呼ばれます。人見知りと同じく、生後6ヶ月ごろから現れることが多く、ママじゃないとダメな時期と重なります。

赤ちゃんと触れ合いたいのに泣かれてしまい、自信をなくしてしまうパパも少なくありません。NG対応は「泣かれるから」と関わりを減らしてしまうこと。逆に距離が遠のき、ますます泣かれる悪循環に入ってしまいます。先輩ママの間でも「パパが引いてしまうと、ママの負担が一気に増える」という声がよく聞かれます。

望ましいアクションは、パパがお風呂・寝る前の絵本・休日の散歩など定番の担当を一つ持つこと。応答的な関わりが積み重なるほど、赤ちゃんの中で「パパも安心できる人」として登録されていきます。家族視点で見ると、パパ見知りは「家族の関わり方をアップデートするタイミング」だととらえると前向きに乗り越えやすくなります。

ママがいないと泣くのはいつから?いつまで続く?

赤ちゃんが特定の人を強く求めて泣くようになるのは生後6ヶ月ごろからが目安です。ちょうど人見知りが始まる時期と重なり、「ママじゃないとダメ」「知らない人に泣く」が同時にやってきます。

個人差はありますが、人見知りは早い子で1歳、ゆっくりな子でも2歳前後で落ち着くのが一般的です。ママに対する分離不安も、1歳前後がピークで、2歳ごろから「自分でやりたい」気持ちが強くなる、いわゆるイヤイヤ期に入る頃には自然と和らいでいきます。

子育ての現場では、「2歳の誕生日あたりから、お風呂はパパとがいいと言うようになった」「保育園に通い始めて1ヶ月で泣かずにバイバイできた」といった声もよく聞かれます。これは、赤ちゃんの中で「ママは離れてもちゃんと迎えに来る」という記憶が安定し、安心の輪が広がってきたサインです。

少し寂しさを感じる時期でもありますが、明日からのアクションとしておすすめなのは、泣かれていた今の様子を動画や写真で残しておくこと。あとから見返すと「あんなに必要としてくれていたんだな」と、子育ての宝物のような時間に変わっていきます。

月齢・年齢別に見る ママと離れたくない赤ちゃんへの関わり方

同じ「ママがいないと泣く」でも、月齢によって背景にある気持ちと有効な関わり方は変わります。発達段階を踏まえた目安を整理しておきましょう。

0〜6ヶ月:安心の土台をたっぷり貯金する時期

この時期は、泣いたら抱っこ、笑ったら笑い返すといった応答的な関わりを繰り返すこと自体が、愛着形成そのものになります。「泣かせると自立しない」というのは古い言い伝えで、心理学・保育の知見ではむしろ逆。望ましい対応は、短くてもよいので毎回反応を返してあげることです。明日からのアクションは、おむつ替えや授乳のたびに名前を呼んで目を合わせる、を意識的に増やしてみましょう。

7〜11ヶ月:人見知り・後追いが始まる時期

ずりばい・ハイハイで自分から動けるようになるこの時期は、定位行動と接近行動が一気に活発になります。先輩ママの間では、「キッチンに立つだけで全力ハイハイで追ってくる」「お風呂のドアの前で泣き叫ぶ」が定番です。望ましい対応は、安全確保をしたうえであえて視界に入る場所で家事をすること。アクションとしては、ベビーサークルを家事動線に沿って置く、リビングのテーブルを台所側に向ける、などの環境調整が効きます。

1〜2歳:分離不安のピーク〜落ち着きへ

1歳前後が分離不安のピークで、保育園の登園しぶりや夜中のママ呼びがピークになりがちです。発達の観点では、「離れても戻ってくる」という見通しを覚えていく大事な練習期間。NG対応は黙ってこっそり姿を消すことで、望ましいのは短い別れと確かな再会を繰り返すこと。「時計の長い針が6になったら戻るね」など、目に見える基準を渡すと安心しやすくなります。

2〜3歳:自立心が芽生え、対象が広がる時期

イヤイヤ期と重なり、急に「自分でやる!」「パパがいい!」と主張するようになります。これは愛着が消えたわけではなく、安心の輪を持ったまま外の世界へ踏み出している段階です。望ましい対応は、自分でできた経験を一緒に喜ぶこと。アクションとしては、毎晩寝る前の3分間だけ「今日できたこと」を3つ言い合う習慣を作ると、自立と甘えのバランスが取りやすくなります。

シチュエーション別!後追いを乗り切る具体的アイデア

おもちゃで遊んでいる赤ちゃん

後追いは「ママと片時も離れたくない」という強い愛着のあらわれです。無理にやめさせる必要はありませんが、毎日の生活を回すための場面別の工夫を持っておくと、ぐっと楽になります。

家事中:見える場所で「実況中継」する

キッチンに立つときは、ベビーサークルやハイチェアをカウンター越しに置き、「今お野菜切ってるよ」「お湯わいたね」と声で存在を渡すのが有効です。子育ての現場では、これだけで泣き声が半分になったという声もよく聞かれます。アクションとしては、夕食づくりの間に流す「実況中継プレイリスト」のように、声かけのストックをいくつか決めておくと続けやすくなります。

トイレ・お風呂:「短い別れ」の練習タイム

トイレやお風呂は、後追いいちばんの難関です。ドア越しに「ママいるよー」と返事を続ける、思い切ってベビーチェアやバウンサーを脱衣所に置く、など物理的な距離を縮める工夫が効きます。先輩ママの間では「トイレのドアを少し開けて歌を歌い続けた」「お風呂用の防水スピーカーで自分の声を録音して流した」といったアイデアも語られています。望ましい対応のキーワードは「短い別れと必ずの再会」を毎日積み重ねることです。

外出先・スーパー:気が散る仕掛けを先回りで用意

外出先は、ママの抱っこからベビーカーへ移すタイミングで泣きやすい場面です。お気に入りの小さなおもちゃ、家から持ってきた絵本、いつも飲んでいる水筒など、家のにおいのするアイテムを一つカバンに忍ばせておくと安心材料になります。アクションとしては、スーパーに入る前に「お買い物ミッション」をひとつ渡すのもおすすめ。「黄色いバナナを見つけたら教えてね」など、子どもの注意をママから外の世界へやさしく逃がすことができます。

寝かしつけ・夜のママ呼び:再会の儀式をつくる

夜中にママの不在を感じて泣くケースでは、「夜の儀式」をルーティン化するのが効果的です。絵本を1冊→子守唄を1曲→おでこをトントン、のように、毎晩同じ順番を踏むだけで赤ちゃんは安心しやすくなります。発達の観点では、繰り返しのリズムは「次に何が来るか分かる安心」をつくる土台です。アクションとしては、寝る前の3ステップを家族で共有し、パパや祖父母が代わってもなぞれるようにメモしておくとよいでしょう。

NG対応と望ましい対応を比べてみる

ママがいないと泣く時期にやりがちなのが、よかれと思った対応が逆効果になってしまうケースです。先輩ママの間でよく語られる「やりがちな対応」と「望ましい対応」を比べてみました。

やりがちなNG対応赤ちゃんの受け取り方望ましい対応
泣くから黙ってこっそり姿を消す突然消えた、また消えるかも、と不安が強まる「いってきます」「すぐ戻るね」と毎回声をかける
「もう知らない!」と置いて部屋を出る見捨てられたと感じ、追いかけ方が激しくなる「ここで待ってね、3分で戻るよ」と見通しを伝える
泣き止ませようとスマホ動画を長時間見せる気は紛れるが、安心の補給にはなりにくい抱っこと目線を合わせた短い会話で気持ちを返す
「いつまで泣くの」と強い口調で叱る不安が増し、さらにしがみつきが強くなる「びっくりしたね」と気持ちに名前をつけて返す
パパに任せて完全に部屋を出るママが消えたパニックでパパへの印象も悪化最初はママも同じ空間にいて、徐々に距離を取る
ぐずるからとお出かけや人との交流を全部やめる新しい人や場所に慣れる機会が減ってしまう短時間・少人数から、慣れの練習を少しずつ積む

すべてを完璧にやる必要はありません。子育ての現場では、「半分くらいできていれば十分」と先輩ママから声をかけられることもよくあります。明日からは、この表のうち気になった1行だけを意識してみるところから始めてみてください。

家族みんなで支える愛着形成 パパ・祖父母との連携

ママじゃないと泣く時期は、ママ一人で抱え込みがちです。けれど、発達心理の観点では、安心できる大人が複数いることは、赤ちゃんの世界を広げるうえでとても大切だと考えられています。

パパへの頼み方の具体例としては、「全部任せる」ではなく「お風呂だけ担当してほしい」「日曜の朝の30分を任せたい」と、役割を小さく区切って渡すのがおすすめです。先輩ママの間では「家事の一覧表を作って一緒に丸をつけた」「夜のおむつ替えだけは絶対パパ、と決めた」など、見える化の工夫がよく語られます。

祖父母世代との橋渡しでは、「抱き癖がつく」「泣かせて鍛えろ」など昔ながらの価値観とぶつかる場面もあります。NG対応は真っ向から否定して関係を切ってしまうこと。望ましい対応は、「最近は、抱っこで安心を貯めると将来の自立につながると言われているみたい」と、新しい知見を借りた言い回しで伝える方法です。きょうだいがいる場合は、上の子に「赤ちゃんが泣いていたら、隣に座って絵本を見せてくれる?」と小さな役割をお願いするのも効果的。家族みんなが赤ちゃんの安心基地のメンバーになっていくイメージで関わると、ママの肩の力もすっと抜けます。

よくある誤解と本当のところ

「ママじゃないと泣く=甘やかしすぎ」という誤解は、いまだに根強く残っています。先輩ママの間でも、「実家に帰るたびにそう言われて落ち込む」という声が後を絶ちません。ここで、子育てにまつわるよくある誤解を整理しておきます。

  • 誤解1:抱っこしすぎると抱き癖がついて自立しない 抱っこは安心の貯金です。十分に満たされた赤ちゃんほど、自分から外の世界に踏み出していくと考えられています。
  • 誤解2:パパ見知りはパパが嫌いだから パパが嫌いなわけではなく、「ママが特別」という関係が育ったあらわれです。応答的な関わりを続ければ、必ず変化していきます。
  • 誤解3:後追いはわがまま 後追いは「安心の人を確かめたい」という発達上のニーズです。わがままとは別物として受け止めることで、ママの心も少し軽くなります。
  • 誤解4:泣かせ続けて慣れさせれば早く治る 泣きを無視し続けると、かえって不安が強まる傾向があるとされています。短い別れと再会の積み重ねの方が、結果的に早く落ち着いていきます。
  • 誤解5:ママじゃないと泣くのはママのせい ママが何かを間違えているのではなく、赤ちゃんの発達段階としてごく自然なこと。むしろ愛着がしっかり育っているサインです。

先輩ママの後追い体験談

これから始まる後追いがどんなものか想像がつかないというママは、ここで紹介する先輩ママの体験談をぜひ参考にしてみてください。状況・対応・結果・学びの4つに分けて読むと、自分の家庭に取り入れやすいアイデアが見つかります。

りょーたママ
32歳

ハイハイで激しく後追い!

息子がハイハイをマスターした生後半年ごろ、自由に動けるようになったのをいいことに、私が行く先々をどこまでも追いかけてきました。

キッチンや階段の上り口など危ない場所には柵をしましたが、柵の前でこの世の終わりみたいに泣かれて、それがかえってストレスに……。家事は息子の昼寝中にまとめてやるしかありませんでした。

大変でしたが「後追いは今だけのこと」と自分に言い聞かせ、移動するときはおんぶや抱っこで乗り切りました。学んだのは、家事を完璧にこなすより「今日の安心を貯める」優先順位を上げると気持ちが楽になるということ。

今では、私のことをあんなに追いかけてくれる異性は、もう二度と現れないだろうと懐かしく思います(笑)。

うっちー
29歳

トイレまで後追いするのは勘弁して!

笑顔の赤ちゃん

10ヶ月で伝い歩きができるようになった娘は、壁をつたいながら私の後を追いかけてくるようになりました。

まだしっかり歩けない分、追いかけてくる途中で足を滑らせないかとハラハラ。足にしがみつかれると身動きが取れず、一番困ったのはトイレに行きたいときでした。

対策と呼べるかは分かりませんが、私の場合は開き直って、抱っこで一緒にトイレに入っていました。結果として「ママは絶対戻ってくる」と娘が確信したのか、1歳を過ぎた頃には他の遊びに興味の対象が移り、私はまったく相手にされなくなりました。

学んだのは、無理に離そうとせず、いったん全部受け止めた方が結局早く落ち着くということ。それはそれで寂しかったです(涙)。

FAQ ママがいないと泣く赤ちゃんに関するよくある疑問

子育ての現場や先輩ママの集まりでよく出る質問を、Q&A形式でまとめました。

Q1. ママがいないと泣くのはいつから始まる?

多くの赤ちゃんは生後6ヶ月前後から、特定の養育者を強く意識するようになり、ママがいないと泣く行動が目立ち始めます。それまで誰に抱っこされても平気だった子が、急に「ママじゃないとダメ」になることも珍しくありません。これは認知の発達が進み、いつもお世話をしてくれる人を「特別な存在」として記憶できるようになったサインです。発達には個人差があるため、5ヶ月から始まる子もいれば、8〜9ヶ月でようやく出てくる子もいます。

Q2. ママがいないと泣くのはいつまで続く?

個人差はありますが、人見知り・後追いは早い子で1歳、ゆっくりな子でも2歳前後で落ち着いていくのが目安です。分離不安は1歳前後がピークで、2歳のイヤイヤ期を境に「自分でやりたい」気持ちが強くなり、自然に和らいでいきます。先輩ママの間では「保育園に通い始めて1〜3ヶ月で笑顔でバイバイできるようになった」という声もよく聞かれます。「いつかは必ず終わる時期」と知っているだけで、毎日の見え方が変わります。

Q3. ママが少しでも離れると泣くのは甘えすぎ?

甘えすぎではなく、愛着形成が順調に進んでいるしるしと考えられます。乳幼児期の発達では、安心できる人にしっかり甘え、安心の貯金を貯めた子ほど、その後に外の世界を冒険できると言われています。「甘やかしてはいけない」と無理に突き放すと、かえって不安が強くなることがあります。望ましいのは、甘えてきたときにはしっかり受け止めつつ、短い別れと再会を繰り返して「離れても大丈夫」という経験を少しずつ積むこと。甘えと自立はセットと覚えておくと心が軽くなります。

Q4. パパや祖父母に預けるとずっと泣いてしまう。預けても大丈夫?

泣いてしまうからといって、預けること自体が悪いわけではありません。むしろ、ママ以外の安心できる大人と関わる時間は、赤ちゃんの世界を広げる大切な経験です。最初は短時間からスタートし、ママが一緒に過ごす場面で「パパも安心できる人」と紹介していくと、徐々に泣かずに過ごせる時間が増えていきます。先輩ママの間では「最初の30分は泣くけれど、ママが帰ってくる頃にはケロッと遊んでいた」というケースが多く語られています。預ける前に「必ず迎えに来るね」と毎回伝えることが、安心の積み立てになります。

Q5. ママじゃないと寝てくれないのはいつまで?工夫はある?

寝かしつけがママ限定になりやすいのは、1〜2歳ごろまでがピークです。工夫としては、寝る前の流れをルーティン化し、パパや祖父母でもなぞれる「家族共通の寝る前の儀式」をつくること。たとえば「歯みがき→絵本1冊→子守唄→おでこトントン」のように順番を固定すると、ママ以外の人でも入りやすくなります。最初の数回は泣いても、儀式の途中で安心スイッチが入りやすくなり、徐々にママ以外でも眠れるようになっていきます。焦らず、まずは寝かしつけのうちの1ステップだけパパに渡すところから始めてみましょう。

まとめ ママじゃないと泣く時期は「心が育っている」サイン

赤ちゃんが「ママじゃないとダメ」と泣くのは、ママとの間にしっかりとした愛着が育っている証です。発信行動・定位行動・接近行動という3つの愛着行動を理解しておくと、目の前の涙が「困った行動」ではなく「心の成長のサイン」に見えてきます。

大変な時期ではありますが、人見知り・後追い・分離不安は、早い子で1歳、ゆっくりな子でも2歳前後で自然と落ち着いていくのが一般的です。月齢ごとの関わり方やシチュエーション別のアイデア、家族との連携を上手に組み合わせて、無理なく毎日を乗り越えていきましょう。

子育ての現場では「あんなに泣かれて大変だったのに、振り返ればあっという間だった」と多くの先輩ママが口をそろえます。今日からは、泣かれたときに「ちゃんと選んでくれているんだな」と心の中で言い換えるところから始めてみてください。ママ自身の安心が増えるほど、赤ちゃんの安心も自然と深まっていきます。家族みんなで小さな役割を分け合いながら、いまだけの濃密な時期を、肩の力を抜いて過ごしていきましょう。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪