【徹底比較】赤ちゃんの粉ミルクおすすめは?選び方と人気商品(新生児〜)の口コミを紹介
赤ちゃんの粉ミルクを選びにお店に行くと、非常に多くの種類が並んでいて、どれを選べば良いか迷ってしまうことはありませんか?毎日赤ちゃんが飲むものだからこそ、栄養面はもちろん、価格や使いやすさも大切ですが、何よりも赤ちゃんがごくごくと飲んでくれることが重要ですよね。
この記事では、「粉ミルクはどれがいい?」「フォローアップミルクはいつから切り替えるの?」といったママ・パパの疑問にお答えするため、人気の粉ミルクとフォローアップミルクを徹底比較します。また、実際に15人のママに聞いた「よく飲んだおすすめ商品」の口コミや、新生児期からのミルクの選び方、飲まない時の対処法まで詳しく解説いたします。
各メーカーが母乳研究に基づいて開発した商品の特徴を知り、赤ちゃんにぴったりのミルクを見つける参考にしてください。
Q粉ミルクのおすすめと選んだ理由、使い勝手について教えてください
Ameiji 明治ほほえみ(0ヶ月〜)&明治ステップ(9ヶ月頃〜)
初めての子どもが双子で、母乳だけでは間に合わなかったため、混合栄養で育てていました。入院中に病院で使われていたミルクがmeijiの「明治ほほえみ」でしたので、自宅でも同じミルクなら飲んでくれるだろうと迷わず選びました。実際によく飲んでくれましたが、一度買い置きがなくなり、いただきものであった和光堂の「はいはい」を試したところ、やはり微妙な味の違いがあるのか飲んでくれず、慌ててドラッグストアへ買いに走った経験があります。赤ちゃんの飲み慣れた味は大切だと実感しました。
また、「明治ほほえみ」「明治ステップ」の缶は、蓋をしたまま途中で折れて開くので、蓋を完全に取り外さなければならない他の商品に比べて扱いやすく、その開けやすいデザインも気に入っていました。
明治ほほえみ(800g)
meiji
価格:2,630 円 + 税
ABeanStalk「すこやかM1」
2人出産しましたが、どちらの病院でも扱っていた粉ミルクがBeanStalk「すこやかM1」でした。母からも病院で使っているものを使うほうが安心とアドバイスをもらい、「すこやかM1」以外のミルクは使用したことがありません。薬局では比較的に価格が高い商品だと感じました。
出産後の退院指導の際にビーンスタークの会社の方が説明にいらっしゃいましたが、「すこやかM1」は半世紀以上母乳の研究をしており、母乳に一番近い粉ミルクを目指して開発されているとのことでした。また、赤ちゃんに必要な栄養素であるDHA(ドコサヘキサエン酸)も配合されているという点も魅力でした。
途中から母乳だけで足りるようになったため、フォローアップミルクは使用しませんでしたが、「すこやかM1」は栄養面で信頼できるミルクだと思います。
A森永の「E赤ちゃん」
初めての出産時、入院中に病院から提供されたのが森永の「E赤ちゃん」でした。このミルクは、消化吸収のよいペプチドミルクを採用しており、ミルクアレルギーに配慮して開発されているという点で安心感がありました。子どもも嫌がらずに飲んでくれていたため、退院後もそのまま「E赤ちゃん」を使い続けました。
フォローアップミルクは、その流れで同じく森永の「チルミル」を購入しましたが、ほとんど飲まないうちに哺乳瓶を嫌がるようになり、あっさりと卒乳してしまったため、あまり使用できませんでした。粉ミルクからフォローアップミルクへの切り替えは、赤ちゃんの成長のタイミングによる部分も大きいと感じました。
E赤ちゃん(800g)
森永
価格:2,980 円 + 税
A和光堂の「はいはい」
最初は完全母乳でしたが、娘と離れられない状況を解消するため、粉ミルクを試すことにしました。娘は味に敏感なようで、他のメーカーのものは一口飲むと出してしまうことがありましたが、以前アカチャンホンポさんでいただいた、和光堂の「はいはい」の試供品を飲ませてみたところ、ごくごくと完食してくれました。
そのため、新生児の頃からずっと「はいはい」を使わせていただいています。「はいはい」は比較的リーズナブルな価格も魅力です。今では離乳食の風味付けのため少量入れてあげると、よりおいしそうに食べてくれるので重宝しています。
はいはい(300g)
和光堂
価格:830円+税
A雪印メグミルク「ぴゅあ」(0ヶ月〜)「たっち」(フォローアップミルク)
我が家は3歳の長男も、1歳の長女も、雪印メグミルクのミルクにお世話になりました。最初は、出産した産院で退院時にいただいた森永の「E赤ちゃん」を飲ませていましたが、自分で買いに行った時に価格の差に驚きました。雪印メグミルクのミルクは、比較的安価で手に入れやすいのが特徴です。
赤ちゃんによっては特定のミルクしか受け付けない子もいるようですが、いくつかのメーカーでサンプルを取り寄せて飲ませたところ、我が家の2人は問題なく飲んでくれました。子どもが小さいうちは次から次へとお金がかかりますので、少しでも出費を抑えられるのは助かります。フォローアップミルクの「たっち」は9ヶ月頃からの利用が推奨されていますが、離乳食が1日3回食になり、鉄分などが不足しがちな時期からの利用が良いでしょう。
ぴゅあ(820g)
雪印
価格:2,300 円 + 税
A1ヶ月から和光堂の「はいはい」9ヶ月から和光堂の「ぐんぐん」
私は、入院中からほとんど母乳が出ず、退院後はずっとミルクを利用していました。粉ミルクの消費が早かったため、経済的な負担はかなり大きかったです。和光堂のミルクは、他のメーカーのミルクよりだいぶお値段がお手ごろで、非常に助けられました。老舗のメーカーであるにもかかわらず価格が抑えられているのは、企業努力によるものだと聞いています。
成分の面でも、主要な栄養成分に関して他の有名メーカーと比較して遜色がないという点も決め手でした。うちの子どもは、乳児期には「はいはい」を、また離乳食で多くの栄養が摂れるようになってからはフォローアップミルクの「ぐんぐん」を飲んで育ちましたが、今でも健康そのものです。コスパと飲みの良さで「はいはい」「ぐんぐん」は本当におすすめできます。
ぐんぐん(300g)
和光堂
価格:720円+税
Aビーンスターク 「すこやかM1」
出産前は母乳が出るものと思っていましたが、産後すぐには出なかったため、産院で紹介されたビーンスタークの「すこやかM1」を使い始めました。他のミルクも試したことはありますが、キューブ型や詰め替えのものは割高に感じましたし、何より味が甘く感じたので、結局「すこやかM1」に戻りました。
離乳食の時期には、ミルク粥を作るなど調理にも使用しました。小児科の先生に相談したところ、卒乳までフォローアップミルクは使わなくても大丈夫とのアドバイスがあったため、うちの子は卒乳まで「すこやかM1」を使用しました。母乳研究に基づいた成分と飽きのこない味が良かったのだと思います。
すこやかM1(800g)
ビーンスターク(Bean Stalk)
価格:2,600 円 + 税
A森永「はぐくみ」
現在1歳になる息子がいます。離乳食が2回食になるまでは混合栄養でしたが、2回食を機に完全ミルクに切り替えました。出産した病院が森永の「E赤ちゃん」を使っていたので、退院後しばらくはそれを飲ませていましたが、コストが高いことと、家系的にもアレルギーの心配があまりなかったことから、生後1ヶ月からは「E赤ちゃん」よりも価格が安い「はぐくみ」に変えました。
同じ森永の製品だったためか、切り替えによる拒否反応もなく、しっかり飲んでくれました。この「はぐくみ」のおすすめポイントは2点あります。1つめは、母乳に近い成分を配合していることです。混合育児をしていたため、母乳拒否やミルク拒否を心配していましたが、どちらもしっかり飲んでくれました。2つめは、「エコらくパック」があることです。大缶より若干コストは上がりますが、ゴミ捨ても楽で、コンパクトなので実家への帰省時などの持ち運びにも便利で非常に重宝しました。環境にも配慮したこのパッケージは、忙しいママ・パパにとって大きなメリットです。
はぐくみ(810g)
森永
価格:2,600 円 + 税
A新生児からMeiji「明治ほほえみ」
出産直後は母乳の出があまり良くなかったことに加え、子どものミルクの量が多かったため、新生児から粉ミルクを使用していました。選んだ理由は、価格が手頃だったことと、病院で使用されていたミルクがこの明治の「ほほえみ」だったからです。
途中でミルクを変えることに抵抗があり、粉ミルクの使用が終わる生後7ヶ月頃まで「ほほえみ」を買い続けました。試供品で別のメーカーの粉ミルクをもらった際に飲ませてみたところ、度々残すことがあったため、やはり飲み慣れた「明治ほほえみ」が子どもの口に合っていたのだと感じました。病院採用実績は、やはり信頼できる判断基準の一つだと思います。
A和光堂「はいはい」
私の娘は現在9ヶ月ですが、現在は和光堂の「はいはい」を飲ませています。10ヶ月になったらフォローアップミルクの和光堂の「ぐんぐん」に切り替える予定です。新生児の時は、病院でおすすめされたmeiji「明治ほほえみ」のキューブタイプを使用していました。キューブタイプは、飲む量が少ない新生児期や、外出時には計量の手間がなく衛生的に使えるため非常に便利でした。
飲む量が増えた5ヶ月頃からは、コスパを考えて缶タイプに切り替えました。和光堂の「はいはい」は、成分は他の主要メーカーのものと遜色ないにもかかわらず、お値段が安いのが大きな魅力です。娘も「明治ほほえみ」を飲んでいた時は残すことがありましたが、「はいはい」に変えてからは残さずに飲み干してくれるようになりました。
Ameijiの「明治ほほえみ」
長女も次女も、出産した病院で使われていた「明治ほほえみ」を好んで飲んでくれました。一時期、サンプルでいただいた森永「E赤ちゃん」を与えた時期もあったのですが、飲みがよくなかったため、「明治ほほえみ」に変えたらものすごい勢いで飲んだので、やはりうちの子どもたちの口には合っていたようです。
「ほほえみ」には、キューブ型のタイプもあるので、外出時や夜間のミルク作りなど、量の把握を素早くしたい時にはキューブ型を使っていました。残ったミルクは、離乳食用のホワイトソースやミルクゼリーなどに使いましたが、大人が食べてもおいしかったです。キューブタイプは、計量ミスが少なく衛生的で、本当に便利だと感じています。
明治ほほえみ らくらくキューブ(432g)
meiji
価格:1,600 円 + 税
A3ヶ月からmeijiの「明治ほほえみ」
二人目の出産時に産院でサンプルとしてもらったのが「明治ほほえみ」のキューブタイプでした。一人目は完全母乳だったので粉ミルクは初体験でしたが、キューブタイプは量を計りやすく、持ち運びも便利でした。三人目の時にもらったサンプルはビーンスタークのスティックタイプでしたが、使い慣れた「明治ほほえみ」が良かったので、三人目も「明治ほほえみ」を使っていました。
仕事復帰で保育園に預ける際や、通常家で使うのは大缶タイプにしていました。キューブタイプは少し割高にはなりますが、何といっても計量の手間がなく、衛生的に使い切れて安心なので、夜間の授乳や外出時の必需品として重宝しました。
A産後から「明治ほほえみ」1歳からは「明治ステップ」
母乳推進の産院で出産しましたが、医師の判断で産後からミルクを併用することになりました。その際、入院していた産院ではmeijiの「明治ほほえみ」を使用していました。また、早々に仕事復帰したため、保育園に入園しましたが、そこでも「明治ほほえみ」を使っていたのがきっかけで、下の子もずっと「ほほえみ」を使用しています。
産院や保育園での採用は、単純に安全神話に乗っかっている気もしますが、やはりある程度の安全性への信頼度があるからこそ、これらの施設で採用されているのだと思っています。新生児期から安心して使える基準となる粉ミルクとして「ほほえみ」はおすすめです。1歳を過ぎてからのフォローアップミルクは「明治ステップ」に切り替えました。
明治ステップ(820g)
meiji
価格:2,120 円 + 税
A新生児「E赤ちゃん」5ヶ月「はぐくみ」9ヶ月「チルミル」
粉ミルクのおすすめメーカーは森永乳業です。理由は、産婦人科で使っていたので安心感があったことと、環境にも配慮したエコらくパックがあるからです。新生児期はアレルギーの心配があったため、ミルクのアレルゲン性に配慮したペプチドミルクである森永「E赤ちゃん」を使っていました。
離乳食が始まり、アレルギーの心配が減った生後5ヶ月頃からは、「E赤ちゃん」よりも価格が安い森永「はぐくみ」に切り替えました。そして、つかまり立ちが始まった9ヶ月からは、不足しがちな鉄分・カルシウムを補ってくれるフォローアップミルクの森永「チルミル」にしました。赤ちゃんの成長段階に応じてミルクの種類を変えることで、必要な栄養を効率的に補給できると感じました。
A0ヶ月から森永「はぐくみ」10ヶ月からは森永「チルミル」
母乳で育てたいという希望がありましたが、産後から母乳の出がよくなかったため、混合栄養で育てることになりました。ミルクを何にするか迷った際、出産した産婦人科が森永乳業の「はぐくみ」を使っていたので、信頼できるメーカーであることも決め手となり、これに決めました。
途中、試供品で色々な会社のミルクをもらって試してみましたが、慣れているせいか「はぐくみ」を一番美味しそうに良く飲みました。そのため、フォローアップミルクも森永乳業の「チルミル」にしましたが、これもよく飲んでくれました。森永のミルクは、ラクトフェリンなどの母乳に含まれる成分の研究成果を活かして作られている点も魅力的でした。
チルミル(820g)
森永
価格:2,100 円 + 税
知っておきたい!粉ミルクとフォローアップミルクの基礎知識と選び方
粉ミルクとフォローアップミルクは、見た目は似ていますが、役割と栄養成分が異なります。赤ちゃんにとって最適なものを選ぶために、違いを理解しておきましょう。
粉ミルク(0ヶ月〜)とは?母乳代替食品としての役割
一般的に「粉ミルク」と呼ばれるものは、乳児用調製粉乳のことを指します。これは、母乳の代替品として、厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」に基づき、乳児に必要なすべての栄養素をバランス良く含んでいることが特徴です。特に新生児や乳児期(生後0ヶ月から1歳未満)の栄養源として使用されます。多くのメーカーが、DHAやラクトフェリン、オリゴ糖など、母乳に近い成分を目指して研究・配合しています。
フォローアップミルク(9ヶ月頃〜)とは?補完食としての役割
フォローアップミルクは、離乳食が始まってからの栄養を補うためのものです。生後9ヶ月頃を目安に、離乳食が1日3回になり、固形食からの栄養摂取が増えてきた頃に検討されます。この時期の赤ちゃんは、離乳食だけでは不足しがちな鉄分やカルシウムを強化しているのが大きな特徴です。粉ミルクとは異なり、母乳の代替ではなく、離乳食を補完する食品という位置づけになります。
切り替え時期の目安は9ヶ月頃ですが、赤ちゃんの離乳食の進み具合や、医師・栄養士の指導に従って判断することが大切です。
粉ミルクの選び方:4つのポイント
ママたちの口コミにもあったように、粉ミルク選びにはいくつかの重要なポイントがあります。
- 赤ちゃんの「飲み」の良さ:これが最も重要です。味が好みでなければ飲んでくれないため、試供品などを活用して、赤ちゃんが嫌がらないかを確認しましょう。メーカーによって、甘さや風味が異なります。
- 栄養成分(開発コンセプト):DHA(脳や目の発育に重要とされる)、ラクトフェリン(森永)、オリゴ糖(ビフィズス菌を増やす)、ペプチド(森永E赤ちゃん)など、メーカー独自の母乳研究に基づく特徴があります。特に気にしたい成分があれば、それを重視して選びましょう。
- 価格と経済的な負担:完全ミルクや混合栄養でミルクの使用量が多い場合、コストパフォーマンスは重要です。和光堂や雪印メグミルクのように、比較的安価な設定のミルクも人気を集めています。
- ミルクの形状と使い勝手:
- 缶タイプ:大容量で最も安価ですが、計量スプーンが必要です。
- キューブ/スティックタイプ:個包装で計量の手間がなく、外出時や夜間授乳に便利です。ただし、缶タイプに比べて割高です。
- エコらくパック(森永):詰め替え用パックで、ゴミ捨てが楽で持ち運びやすいと人気があります。
「ミルクを飲まない」時のヒント
もし赤ちゃんがミルクを嫌がる場合は、以下の点を確認してみてください。
- 味が合わない可能性:他のメーカーのミルクの試供品を試してみる。
- 哺乳瓶が合わない可能性:乳首のサイズや形状を変えてみる。
- 温度が適温でない可能性:赤ちゃんが好む温度(人肌程度)になっているか確認する。
- 作る際のお湯の温度:メーカーが指定する温度で溶かさないと、栄養成分が損なわれたり、溶け残ったりして味が変わり、飲まなくなることがあります。
ミルクのことで心配なことがあれば、自己判断せずに、かかりつけの小児科医や助産師、または保健師にご相談ください。