授乳ケープを手作りしてみた先輩ママのこだわりポイントとは
手作りのベビー用品の中でも、授乳ケープは作り方が比較的簡単に作ることができるので、手芸が苦手なママにおすすめ。自分の好みに合った生地を選んだり、体型に合った大きさにしたり、可愛いワンポイントを付けたりと、手作りの授乳ケープはハンドメイド好きのママ達が作ってみたいベビーグッズの一つです。
今回ご紹介する体験談では、生地選びのポイントのほか、作ってみて「ああすれば良かった…」と後悔した点や、手作り授乳ケープの良さについて語っていただきました。夏生まれの赤ちゃんと冬生まれの赤ちゃんでは、選ぶ素材が異なることから、きっと参考になるはずです。さて、先輩ママ達はどんなところにこだわって、赤ちゃんのために授乳ケープを作ったのか。まずは、授乳ケープとはどのような物なのか、デザインについてみていきましょう。
授乳ケープの主な3つのデザイン
授乳ケープといっても、大まかに分けると前だけを隠すエプロンタイプ、体全体を覆うストールタイプ、服の上から被るポンチョタイプの3つがあります。次にご紹介するように、それぞれに手作りする際のこだわりポイントが異なるため、好みに応じてどうようなデザインにするか選ぶとよいでしょう。
1エプロンタイプ
エプロンのように、長方形の生地に肩ヒモがついたデザインです。肩ヒモ部分をゴムにするなどの工夫をすると、首に通しやすくなるほか、顔の前にくる部分にワイヤーや芯を入れることで、赤ちゃんの顔を見ながら授乳することができます。今回の体験談の中では、ほとんどのママがこのエプロンタイプを選んでいました。
2ストールタイプ
手作りストールの中で、一番簡単に作ることができるのがストールタイプです。やや大きめの長方形の生地の縁を縫って、前を留めるためのスナップボタンなどを付けるだけ。授乳ストール以外にも、ひざ掛けやおくるもとしても使えます。
3ポンチョタイプ
ハンドメイド初心者さんには、やや難易度が高いのがポンチョタイプです。正方形の生地の真ん中部分を、楕円形にカットして、周囲をバイアスでくるんで縫っていきます。他のタイプに比べて隙間ができにくいので、安心して授乳することができます。
先輩ママの授乳ケープ手作り体験談6選
白のガーゼにリバテイのバイアスがポイントです
長男の出産後は外出する機会も多くなく、自宅で授乳して出かけたり、車中で授乳したりと、授乳ケープを使用して授乳することはないだろうと、購入せずに過ごしました。しかし、2人目の妊娠をし、外に出たがる長男を連れての外出は増えるだろうし、授乳ケープならそこまで難易度は高くないだろうと思い、時間のある産休中に作成することにしました。
お腹の子は女の子であることがわかっていたため、ピンク色の肌に当たってもいいガーゼ生地にしました。また、リバティ好きなため、リバティ柄のバイアステープを使用して、一味違うものにしました。しかし、残念なことにガーゼ生地は厚みがあるので、携帯するにはかなりかさばるものになってしまいました。
まだ使用してはいませんが、大好きな柄と満足できる素材を使用したため、見ていて気持ちがあがるし、使う日が来るのが今から楽しみです。
ネイビー好きなママの普段着に合わせたチェック柄
私が授乳ケープを手作りしたきっかけは、公園でケープを使って授乳しているお母さんを見たからです。ケープがあれば、どこでもサッと取り出して授乳できるという、すごく便利なものがあるなと思いました。生地は、自分が使うものなので、普段着に近い色や模様を選びました。ネイビーが好きで、チェック柄で目立ち過ぎないものを選びました。また、綿100パーセントで、洗いやすく乾きやすいうえ、赤ちゃんの肌にも優しいです。
私の首をかける所には、平たいゴムを二つ入れているため、伸びるので掛けやすいのですが、作ってから紐が取り外せるようにすれば良かったなと後悔しました。その方がもっと使い勝手が良かったです。作った頃はバテンレースにハマっていたので、ワンポイントとして縫い付けたところが気に入っています。
また、子育て支援センターで授乳ケープを使っていた際、手作りだと言うと他のママ達に作り方を聞かれたりし、とても話が広がりました。それから、同じ趣味のお母さんとお友達になれて良かったです。
手作りの授乳ケープで授乳タイムをより楽しく
妊娠8カ月で仕事を退職し、出産に向けていろいろ手作りをしたいと思ったのがきっかけで授乳ケープを作りました。たまたま店頭で授乳ケープを見た際に、これなら簡単に作れるかなぁと、型紙もないまま見よう見まねで作り始めました。真夏が出産予定日の女の子だったので、生地は涼しげな花柄のサッカー生地にしました。
母からアドバイスをもらい、授乳中の子どもの顔を覗きやすいように、首元に接着芯を入れ込んで、少し丸みが出るように作りましたが、使い始めるとあまりその効果が感じられませんでした。その点についてもう少し工夫してみればよかったと思います。やはり我が子のために、世界で一つだけのものを作ることができるのは、母親としてこの上ない喜びです。自己満足の世界だと思いますが、愛おしい授乳タイムがより愛おしく感じられます。
手ごろな値段でリバーシブルの授乳ケープが完成!
二人目を出産後、上の子の公園遊びなどで外出する機会が多く、二人目はまだ小さいころから外で授乳する機会がたくさんあるだろうと思い、授乳ケープの必要性を感じていました。しかし、お店やネットや見かける授乳ケープはけっこうな値段がするので、自分で作ってみることにしました。生地は、リバーシブルで両面ともかわいい、自分が気に入った生地にしました。デザインも工夫して自分が納得のいくものにしたので、授乳のたびに気分が良くなりました。
好きな生地を選んだのですが、少々分厚く、夏の授乳の際に親子ともに暑い思いをしてしまったのが反省点です。ネットを探せば様々な授乳ケープがあったのですが、それでも自分が気に入ったものがなかなか見つからなかったので、生地から選びミシンを使って縫い上げた授乳ケープは、お気に入りの育児グッズの一つになりました。そんなお気に入りのケープを使った授乳時間は、親子ともにとても幸せな時間になりました。
節約を兼ねた授乳ケープ作りはいいことばっかり!
授乳ケープを作ったきっかけは、自分の好きなコーディネートに合うデザインで、見た目のバランスが取りやすい授乳ケープがなかなか見つからなかったからです。また、ハンドメイドは作っている途中から楽しくてテンションが上がるし、完成すると達成感を得られて、母親としての自分に自信を持つことができました。
生地選びのポイントは好きな柄で、薄くない綿麻にしました。工夫した点は、隅っこに可愛いタグを付けたり、首もとの調整紐を通す部分にアンティーク調のレトロな可愛い金具を使用したところです。後悔した点としては冬に作成したため、透けないように厚めの生地を選んでしまったこと。夏は中が暑くなって、熱がこもらないか今から心配です。授乳ケープを作って一番良かった点は、子育ての大変なことが楽しみに変わること、自分の技術向上につながり自信が持てること、さらに節約になるし、発想が豊かになり何でもチャレンジしてみたいというやる気にも繋がること等、いろいろとあります。
洗濯しやすい生地を選んだせいで…
授乳ケープを作ったきっかけは、裁縫が好きで、授乳ケープは簡単に作れるのではと思ったことです。生地選びのポイントとしては清潔を保つために、洗濯がしやすい生地を選びました。授乳中に赤ちゃんの顔が見られるように首まわりは大きめにして、授乳ケープの取り外しが簡単に出来き、授乳中にケープが外れる事がないようにボタンにしたのが工夫したポイントです。
ところが、前だけが隠れるようなデザインにしましたが、外で授乳をする際、風が吹いてケープがめくれてしまうのではないかと不安になる事があり、背中まで覆うくらい大きめに作れば良かったと思いました。手作りの授乳ケープの良い点は、お手頃な費用で作ることができるほか、自分の好きなデザインや柄で選べる事です。ママの手作りの暖かみもありますよね。