【新生児の肌着】必要な枚数・種類・素材の選び方と水通しの方法まとめ
デリケートな肌の新生児が、肌に直接触れる「肌着」。育児経験がない方にとっては目立たないアイテムかもしれませんが、新生児を育てるうえでとても大切な役割を担っています。着心地のよい素材を選んだり、着せる前にひと手間かけたりすることで、赤ちゃんが一日を気持ちよく過ごしやすくなります。
いざ肌着を選ぼうとすると、短肌着や長肌着、コンビ肌着といった形の違いや、フライス、天竺などの聞き慣れない素材があり、「何を着せたら良いのだろう?」と悩んでしまいますよね。こちらでは、必要な肌着の種類と枚数、水通しの方法、着せ方、その他肌着に関するQ&Aをご紹介します。しっかりと知って無駄買いを防ぎ、赤ちゃんが心地よく過ごせるように準備してあげましょう。
新生児用肌着の選び方
生まれたばかりの赤ちゃんは身長約50センチメートルほど。体は小さくてもとても汗をかきやすく、体温の調節もまだ得意ではありません。そんな新生児に着せる肌着には、汗や皮脂による汚れ、そして外気の暑さ・寒さから赤ちゃんをやさしく包むという大切な役割があるのです。
新生児期の赤ちゃんは、ママのお腹の中にいたころのように足をM字に曲げ、まだ活発に体を動かすことはできません。この頃の赤ちゃんの肌着は、寝ていても着せやすい、着物型がほとんどです。
新生児期の赤ちゃんは、一ヵ月ごとにぐんぐん大きくなっていきますから、新生児用肌着も10cm刻みで売られています。赤ちゃんのサイズや発達、季節にあわせて、肌ざわりのやさしい柔らかい素材のものを選んであげましょう。
揃えておきたい基本の新生児用肌着
- 短肌着
寝ている赤ちゃんにも着せやすい着物型の肌着で、赤ちゃんのお腹あたりまでの裾丈です。赤ちゃんの肌着は、短肌着+長肌着またはコンビ肌着の重ね着が基本です。袖は短い物と長い物がありますので、季節で使い分けましょう。
- 長肌着
足の先まで覆う着物型の肌着です。足元は包んでいるだけなので新生児特有のM字足でも着せやすいですが、股にスナップがないため、足の動きが活発になるとはだけやすいという特徴があります。
- コンビ肌着
長肌着の裾を二股にわけ、スナップボタンでとめる肌着です。M字足に無理をかけず足元がはだけないので、赤ちゃんの足の動きが活発になってきても安心です。
新生児短肌着
プリスティン
価格:1,400 円 + 税
オーガニックコットン100%の新生児にも優しい短肌着です。縫い目やタグはもちろん外側についていますし、中の紐も柔らかくごわつかないので、重ね着にもスマートに対応できます。
[50~60cm]長下着2枚組 無地 ホワイト
アカチャンホンポ
価格:1,314 円 + 税
短肌着に重ねて着る長肌着は、スナップがないので頻繁におむつ替えが必要な新生児期に活躍するアイテムです。こちらの商品は安心のMADE IN JAPANで、オールシーズン使えるフライス素材です。内ひもの色が違うので間違える心配がありません。
ピュアベール天使のはぐ フライスコンビ肌着
ミキハウス
価格:2,000円 + 税
お値段は高めですが、ミキハウスの「ピュアベール」加工が施された商品で、清潔さに配慮したいママ・パパに人気があります。長く大切に使いたい方にもおすすめです。
準備する肌着種類と枚数
生まれたばかりの赤ちゃんは、寝ているばかりとはいっても汗っかきで、一日に何度もお着替えが必要になります。また、ミルクの吐きこぼしやおむつ替えの失敗もあり、肌着を交換する機会も多いのです。後で足りなくなってあわてないよう、必要枚数を揃えておきましょう。
赤ちゃんが新生児のころはママもゆっくり休みたい時期ですので、洗濯に余裕をもてるように、少し多めに用意をしておくことをおすすめします。
新生児用肌着の必要枚数
- 短肌着を5~7着
- 長肌着とコンビ肌着をあわせて5~7着
季節別・肌着の組み合わせの目安
肌着は季節や室温によって、組み合わせや枚数を調整するのがコツです。あくまで目安として、赤ちゃんの様子や室温を見ながら整えてあげましょう。汗をかいていないか、背中を触って確認するのもおすすめです。
| 季節 | 組み合わせの目安 | ワンポイント |
|---|---|---|
| 春・秋 | 短肌着+長肌着(またはコンビ肌着) | 朝晩の冷えに合わせて重ね方を調整 |
| 夏 | 短肌着1枚、または薄手のコンビ肌着1枚 | 汗をかいたらこまめに着替えを |
| 冬 | 短肌着+コンビ肌着+ウェア | 着せすぎに注意し、室温に合わせて調整 |
「水通し」の方法について
最近「肌着は赤ちゃんに着せる前に一度水通しをしましょう」という記載が多くみられます。「水通し?」と首をかしげるママやおばあちゃん世代は多いのではないでしょうか。
「水通し」とは、文字どおり赤ちゃんの肌着を着せる前に一度水洗いしておくことです。おもな目的は、生地を柔らかくして肌ざわりよく着られるようにすることと、おろしたての生地でも汗や水分をしっかり吸うようにすること。さらに、製造・保管の過程でついたホコリや糊(のり)を落として生地をなじませる意味もあります。ひと手間かけておくと、最初の一枚から気持ちよく着せてあげられますよ。
臨月に入ったころの天気の良い日を選んで、赤ちゃんの肌着を水通ししておきましょう。小さな肌着を洗ってみると、ママになる実感がわく方も多いですよ。
水通しの手順
- 手洗いなら洗面器にぬるま湯を張って肌着を浸し、軽く押し洗いします。洗濯機なら大人の物と分けて、普通に洗いましょう。洗剤は必要ありません。
- 手でギュッと絞るか、洗濯機で脱水します。
- 外で日に当てて、しっかり乾かします。
- 水通しした肌着は、大人の服と分けて赤ちゃん専用のチェストか、袋にいれて保管をしておきましょう。
肌着の着せ方ワンポイント
初めての抱っこを経験するとわかりますが、生まれたばかりの赤ちゃんはフニャフニャです。首も座っていなくて、「どうやって服を着せるの!?」と焦ってしまうママも多いのですが、コツをおさえて、上手に赤ちゃんに肌着を着せられるようになりましょう。ポイントは、着せる服を全部重ねてセットしておくことです。
裸のままだと赤ちゃんが不安に感じることもあるので、できるだけ手早くお着替えさせてあげましょう。また、お着替えのときは、黙って着替えさせるのではなく、「ハ~イ!お手て仲良し♪」などと赤ちゃんに優しく話しかけながら、笑顔を見せるようにしましょう。数ヶ月後には、ママの笑顔にそっくりなよい笑顔を返してくれるようになりますよ。
肌着の上手な着せ方
- まず着せる服を決めたら、肌着と組み合わせて一度全部の袖を通して、重ねた状態でセットして広げておきましょう。
- その上に赤ちゃんを移動させて、袖口からママが手を入れて赤ちゃんの手を握ったら、そっと引っ張ってあげれば、簡単に赤ちゃんの手が袖を抜けます。
- 赤ちゃんの両手が袖を抜けたら、後は順番に前をとめていけばOKです。
新生児用の肌着準備Q&A
サイズが小さくごく短期間しか使えない割に、意外と値の張る新生児用の肌着。こだわればいくらでも上質な商品がありますのでプレゼント用としては素敵ですが、ママが用意する普段使いの肌着は、購入前に新生児の肌着についてよく理解してから選ぶことが大切です。
Q1新生児の肌着は日本製がいいの?
A.
赤ちゃん服売り場や通販では、さまざまな国で作られた新生児用肌着が並んでいますね。製造国によって値段に違いはありますが、日本製にこだわる必要はありません。色や柄といったママの好みよりも、赤ちゃんの肌ざわりのよい素材の物、赤ちゃんのサイズに合ったものを選んであげるようにしましょう。
ただし、生産国によっては表示や基準が異なることもあります。気になる場合は、赤ちゃんに着せる前にしっかりと水通しをしておくと安心して使えますよ。
Q2手作りした方が良い?
A.
ママになると誰もがやってみたくなるのが、手作りですね。手間はかかりますが、手作りにチャレンジするのも楽しいでしょう。ただし、赤ちゃんが直接肌につける肌着は、縫い代を外にして、できるだけ肌あたりがやさしくなるようにするのが原則です。赤ちゃんが腕を動かしやすいように、袖付けを平面縫製にするなどの工夫をしてくださいね。
オンリーワンの赤ちゃんに、オンリーワンの肌着をプレゼントするのは素敵なことですが、妊娠中のプレママにとっては、無理は禁物です!裁縫は目も神経も使いますので、あまり根を詰めすぎず、休みながら手作りを楽しんでくださいね。
Q3新生児用はいつまで着せて良いの?
A.
新生児用の肌着は小さくて愛らしいので、いつまでも着ていてほしいと思うのですが、赤ちゃんの成長はあっという間です。50cmサイズの肌着は、生後3か月になればまず着られません。肌着はその時必要な数だけ揃えて、赤ちゃんの成長にあわせてどんどんサイズアップしていくのがおすすめです。
サイズアップの目安は、前あわせの紐があわせにくくなる頃でしょう。サイズが合っていないと手足を十分に動かしにくく、赤ちゃんの動きを妨げてしまうこともありますので、「まだイケる?」と小さいサイズを無理に着せようとするのはやめましょうね。
Q4どの素材が良い?
A.
赤ちゃん用の肌着は、柔らかく吸汗性のよい綿素材が基本です。同じ綿を使ったものでも、生地の織り方や編み方によって厚みや手触り、伸縮性が違いますので、赤ちゃんの過ごす季節にあわせて生地を選んでいくといいでしょう。
おすすめの素材は、薄手のフライス素材です。重ね着などの調整もしやすいですし、ごわつかず、汗の吸いもいいですよ。
肌ざわりのやさしさを重視したいときは、より低刺激とされるオーガニックコットンもおすすめです。少しお値段は高めですが、素材にこだわりたいときや、肌あたりが気になるときに活用してみてくださいね。
新生児用肌着に使われる生地の素材
- ガーゼ
新生児肌着の定番素材で、織り目が大きく通気性が良いです。吸湿性・吸水性に優れ、一年中大活躍します。
- 天竺
通気性に優れた素材で、薄手でサラッとしているので、夏に重宝します。
- フライス
伸縮性に優れた肌着の定番素材で、肌ざわりも良く、薄手のものは一年中大活躍します。
- スムース
両面ゴム編みで保温性に優れた素材で、柔らかな肌ざわりが魅力です。やや厚手で肌寒い日に重宝します。
- パイル
タオル地の素材です。保温性・吸湿性に優れていますが、洗濯方法によってはごわつくので注意が必要です。
Q5肌着の洗濯やお手入れは?
A.
赤ちゃんの肌着は、大人のものと分けて洗うのが基本です。汚れが気になるときは早めに洗い、乾かすときは形を整えて干すと型崩れしにくくなります。柔軟剤はお好みで、使わなくても問題ありません。ごわつきが気になってきたら、買い替えのサインです。
Q6肌着とベビーウェアはどう違うの?
A.
肌着は直接肌に着るインナーで、ツーウェイオールやカバーオールなどのベビーウェアはその上に着る外側の服です。役割が違うので、季節や室温に合わせて組み合わせて使いましょう。新生児期は肌着だけで過ごし、外出や来客時にウェアを重ねる、という使い方も便利です。
まとめ:良い肌着を選ぶ目を養いましょう
新生児用の肌着は、用意をするだけでも楽しいものですね。肌着にかぎらず、赤ちゃん用の衣服は赤ちゃんの着心地のよいもの、サイズや成長にあったものを選ぶのが基本です。特に肌着は頻繁に洗濯をしますので、丈夫なものを選ぶのがおすすめです。
手に取った肌着が肌にやさしい素材か、縫製が赤ちゃんに負担をかけないか、よく見て選んであげることが大切です。そうやって一生懸命選んだ肌着も、1~2ヵ月で使えなくなって、ガッカリするやら、うれしいやら…それも新生児期の楽しみの一つです。皆さんもぜひ赤ちゃんの成長を楽しみながら、肌着の準備をしましょうね。






