【最新】お食い初めを簡単・豪華にする方法4選と献立の基本を徹底解説
お食い初めとは、赤ちゃんが生後100日目（百日祝いとも言われます）を目安に、一生食べ物に困らないようにという願いを込めて、お祝い膳を用意し、食べさせるマネをする日本の伝統的な儀式です。
とても素敵な行事ですが、生後100日頃は赤ちゃんの授乳や睡眠のリズムが定まらず、ママにとってはまだまだお世話が大変な時期です。そんな忙しい時期に、豪華なお祝い膳を一から準備するのは、大きな負担になりかねません。
しかし、大切な我が子の成長を願うお食い初めはぜひ行いたいものです。今回は、多忙なママの負担を軽減しつつ、豪華なお食い初めを実現できる簡単な準備方法と、儀式の基本となる献立の意味についてご紹介します。
お食い初めの基本！献立（一汁三菜）とその意味
お食い初めのお祝い膳は、「一汁三菜」を基本とし、それぞれに赤ちゃんが健やかに育つことを願う縁起の良い意味が込められています。献立とそれぞれの意味を理解しておくと、準備に対する思い入れが深まるでしょう。
お食い初め膳の定番献立と意味
- 焼き魚（祝い鯛の尾頭付き）：
「めでたい」に通じる鯛は、お祝いの席に欠かせません。長寿と繁栄の願いが込められています。尾頭付き（おかしらつき）は、初めから終わりまで全うするという「首尾一貫」の意味も持ちます。 - 主食（お赤飯）：
赤色には古来より魔除けや邪気を祓う力があるとされています。紅白でおめでたい色であり、健康を願う意味が込められています。（地域によっては白米や栗ご飯の場合もあります） - 汁物（蛤のお吸い物）：
蛤は二枚貝がぴったりと合うことから、将来、良縁に恵まれ、良い伴侶と結ばれますようにという願いが込められています。また、「吸う」力が強くなるようにという意味もあります。 - 煮物（筑前煮など）：
人参と大根で「紅白」を表現したり、里芋は子芋がたくさんつくことから「子宝に恵まれますように」、昆布は「よろこぶ」にかけて、一家発展の縁起物として用いられます。 - 香の物（紅白なますなど）：
季節の野菜を漬けた漬物や、紅白なます（多幸にかけてタコの酢の物も）など、縁起の良いものが用いられます。 - 歯固めの石：
「歯固めの儀式」に用いる石です。石のように丈夫で健康な歯が生えてくるように、という願いを込めて用意されます。お宮参りの神社でいただくのが一般的です。
1最も手軽！お食い初めセットの通販を利用する
自宅でお食い初めを簡単に、かつ本格的に行いたい方に最もおすすめなのが、調理済みの「お食い初め料理セット」の通販（お取り寄せ）です。買い出しや調理といった大変な準備をせずに、自宅で待っているだけで儀式に必要な一汁三菜の料理が一通り届きます。
尾頭付きの鯛の塩焼きやお赤飯、煮物、お吸い物など、本格的なお祝い膳が並ぶため、忙しい中でも立派で豪華な儀式が実現できます。最近では、キャラクターとのコラボセットや、お祝い膳の食器が付いたセットなど、バリエーションが豊富な点も魅力です。
通販セット利用のメリット・デメリット
- メリット：調理の手間が一切かからない。自宅で好きな時間に儀式ができる。全国どこからでも注文可能。本格的な献立が揃う。
- デメリット：消費期限（賞味期限）があるため、お祝いの日程に合わせて商品到着日を調整する必要がある。価格帯が手作りよりも高くなる。
【最新】お食い初め料理セットの傾向
現在、人気のお食い初めセット通販では、「盛り付け済み」で解凍や湯煎をするだけで食べられる手軽なタイプが主流です。価格帯は、料理のみで5,000円〜1万円程度、お食い初め用の食器がセットになったものでは1万円〜1万5千円程度が一般的です。
また、使い捨ての豪華な膳で提供されるものが多く、後片付けの手間も少ないため、産後の体調が優れない時期にも安心して利用できるのが大きな利点です。
2非日常空間で特別なお祝い！ホテルのお食い初めプラン
「自宅では準備や後片付けをしたくない」「特別感のある場所で記念に残るお祝いをしたい」という方には、ホテルや旅館が提供するお食い初めプランがおすすめです。主要都市のホテル内の日本料理レストランでは、専用のプランが数多く用意されています。
多くの場合、個室の利用（個室料がプランに含まれる場合もあります）や、お食い初め膳の用意、写真撮影のサービスなどが含まれており、至れり尽くせりのサービスが受けられます。少々予算は高くなりますが、祖父母などを招いて盛大にお祝いしたい場合に最適な選択肢です。
ホテルのお食い初めプランの例
目黒雅叙園やホテルニューオータニ、ホテル椿山荘東京など、老舗のホテルでは「お食い初めプラン」や「慶事プラン」が用意されています。これらのプランは、お祝い膳だけでなく、大人向けの会席料理やコースとセットになっていることが多く、家族全員で豪華な食事を楽しめます。
プランには、お箸や歯固めの石が含まれるほか、授乳室やおむつ替えスペースなどの設備が充実しており、赤ちゃん連れでも安心して利用できる環境が整っているのが大きな魅力です。
3コスパと安心感を両立！和食レストラン・仕出しを利用する
ホテルほど高額にはせず、手軽に外食で済ませたい場合は、会席料理店や和食レストランのお食い初めプランが利用しやすいです。こちらも個室を用意してくれるところが多く、周囲を気にせず儀式を行えます。
和食レストラン・仕出しの選択肢
しゃぶしゃぶ・日本料理の木曽路や、豆腐料理の梅の花、地域に根ざした会席料理店など、全国チェーンから地域密着型の店舗まで、お食い初めに対応しているお店は多いです。これらの店舗では、子ども用のお膳や個室の利用（要予約）が可能で、ベビーカーの持ち込みにも柔軟に対応してくれる場合が多いです。
また、仕出し（ケータリング）を利用して、自宅や実家にお祝い膳を配達してもらう方法も人気です。これにより、自宅の慣れた環境で、本格的なお祝い膳を準備・後片付けの手間なく楽しめます。仕出し弁当は、ホテルや和食店が提供していることもありますので、自宅近くの店舗に確認してみましょう。
普段なかなか外食できないママも、この機会にリフレッシュできるかもしれません。利用の際は、お食い初め膳の予約が必須なことが多いため、早めに店舗に相談することをおすすめします。
4家族みんなで分担！手作り＆市販品活用で準備する
「伝統的な行事だから、できる限り手作りしたい」「費用を抑えたい」という場合は、家族や祖父母の協力を得て、手作りと市販品を組み合わせる方法がおすすめです。赤ちゃんのお世話が大変なママが一から全てを作る必要はありません。
手作りを簡単にするためのポイント
お食い初めの献立は、お赤飯や鯛、煮物など、品数が多く準備が大変です。献立の準備をおばあちゃんやおじいちゃんにお任せするのも一つの方法です。かわいい孫のためなら、喜んで腕をふるってくれる可能性は高いでしょう。ママとパパも簡単な盛り付けや買い出しを手伝うなど、みんなで協力して作り上げることで、より記憶に残る素敵なお祝いになります。
市販品で代用・手作りを簡単にするヒント
- 鯛の尾頭付き：魚屋さんで予約・塩焼きまで依頼するか、スーパーで焼いたものを購入し、飾り付けだけを行う。
- お赤飯：レトルトパックのお赤飯や、炊飯器で簡単に作れる「お赤飯の素」を活用する。
- 煮物：スーパーのお惣菜を活用したり、飾り切りはせず、人参や大根をクッキー型で抜くなど簡単な工夫にとどめる。
- お吸い物：市販のフリーズドライや、お吸い物の素を活用し、具材に蛤だけ手軽に用意する。
すべてを手作りすることにこだわらず、市販品や便利な調理キットを賢く活用し、赤ちゃんのお世話とママ自身の体調を最優先に考えながら、無理のない範囲でお祝いの準備を進めてください。
