赤ちゃんの指差しの意味は?に関する記事

赤ちゃんの指差しはいつから?種類や意味と遊びながら引き出す練習方法

赤ちゃんの指差しはいつから?種類や意味と遊びながら引き出す練習方法

「興味」「要求」「共感」「応答」と成長とともに変わる赤ちゃんの指差しの意味を徹底解説!物の名前を教えるベストタイミングや、絵本を使った関わり方、先輩ママの体験談を交えながら、親子のコミュニケーションのヒントをお届けします。

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赤ちゃんの指差しはいつから?まずは知っておきたい基礎知識

「あっ、あー!」と、お散歩中にワンちゃんを見つけて、小さな人差し指をピンと伸ばして教えてくれる赤ちゃん。そんな愛らしい「指差し」の仕草に、思わず顔がほころんでしまうママやパパも多いのではないでしょうか。
まだ言葉を話すことができない赤ちゃんは、この指差しを使って、周りの人に自分の気持ちや発見した色々なことを一生懸命伝えようとしています。

赤ちゃんの指差しにどんな意味があるのかをママやパパがよく理解していると、赤ちゃんとのコミュニケーションがよりスムーズになり、毎日の関わりがもっと楽しくなります。

今回は、赤ちゃんの指差しについて、月齢ごとの意味や指差しの種類、おうちで楽しく指差しを引き出すための工夫などをご紹介します。また、「なかなか指差ししないけれど大丈夫?」といったよくある疑問にもお答えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

赤ちゃんの指差しにはどんな意味があるの?発達の目安のひとつ

ハイハイする赤ちゃん

まだ話せない赤ちゃんの大切なコミュニケーション手段

「あー!」と窓の外を指差す赤ちゃんに、「本当だ、車が通ったね!」と笑顔で応えるシーン。赤ちゃんの指差しは、まだ言葉を話せない赤ちゃんが、周りの人とコミュニケーションをとるための大切な手段のひとつです。赤ちゃんの指差しにママやパパが反応して言葉で答えてあげることにより、まるで会話のようなやり取りが成立します。

発達心理の観点から見ると、指差しは「自分が見ているものを、相手にも見てほしい」という気持ちの表れであり、自分と相手が同じ対象に注目する「共同注意(きょうどうちゅうい)」という、人と関わる力の芽生えを示す行動だと考えられています。一本の指から、赤ちゃんの豊かな心の成長が伝わってきますね。

赤ちゃんが何かを指差したら、忙しくても少し手を止めて、「〇〇があったね」「気づいたんだね、すごいね」と、その発見に共感する言葉を返してあげましょう。

健診でも確認される発達の目安のひとつ

「指差しはしますか?」と、1歳半健診の問診票に書かれた項目を見て、「そういえばうちの子はどうかな?」とふと考えるシーン。指差しは赤ちゃんの発達を見るうえでの目安のひとつとされており、母子健康手帳の記録欄や、こども家庭庁・自治体が行う乳幼児健診の確認項目として記載されていることも多くあります。

ただし、これはあくまで成長を見守るための「目安」のひとつです。指差しの有無だけで発達のすべてが決まるわけではなく、表情やしぐさ、音への反応など、さまざまな様子を総合的に見ていくものだと、おおらかに捉えておくことが大切です。

健診は、専門家である保健師さんや医師に普段の様子を相談できる貴重な機会です。気になることがあれば、その時のためにメモを残しておくと、当日スムーズに相談できますよ。

赤ちゃんが指差しをいつからできる?生後9〜10ヶ月頃が目安

始まる時期には個人差がある(あくまで目安)

「お友達の子はもう指差ししてるのに、うちの子はまだ…」と、つい他の子と比べて焦ってしまうシーン。赤ちゃんが指差しを始める月齢には大きな個人差があります。一般的には生後9〜10ヶ月頃に指差しを始める赤ちゃんが多いと言われていますが、これは一般的な目安であり、個々の発達のペースによって異なります。

ハイハイや歩き始め、言葉の発達などと同じように、指差しも「絶対にこの時期までにできなければならない」というものではありません。早い子もいればゆっくりな子もいて、それぞれがその子のペースで成長しています。

先輩ママの体験談でも、「1歳近くまで全然しなかったのに、ある日突然たくさん指差しするようになった」という声はとても多く聞かれます。焦らず、その子なりの成長のペースを温かく見守ってあげましょう。

中指や手差しなど、指差しの仕方もいろいろ

「あれ?人差し指じゃなくて、手のひら全体で『あっち』って示してる」と、我が子ならではのユニークな指差しスタイルに気づくシーン。指差しの仕方も、赤ちゃんによって本当にさまざまです。

人差し指ではなく中指でちょこんと指す赤ちゃんや、手をパーに開いたまま指し示す「手差し」をする赤ちゃんなど、バリエーションは豊かです。きれいな人差し指の形でなくても、「あっちを見て」「これがほしい」という気持ちが伝わってきていれば、それは立派な指差しのスタートです。

指の形を厳しくチェックするのではなく、「何を伝えたいのかな?」という赤ちゃんの気持ちにフォーカスして、その意思表示をたっぷり受け止めてあげてください。

月齢で変化する赤ちゃんの指差し4つの種類

赤ちゃんが指差しを始める頃と、成長して言葉が出始める頃とでは、指差しの内容や意味合いも大きく変化していきます
指差しの内容が月齢によってどう変わっていくのかを知っておくと、赤ちゃんの気持ちを汲み取りやすくなり、コミュニケーションをより円滑に行うことができますよ。

1. 生後10ヶ月頃から始まる「興味の指差し」

親の指を指差す赤ちゃん

「あっあー!」と、目の前を通り過ぎる大きなバスを指差して、目をキラキラさせるシーン。生後10ヶ月前後の赤ちゃんは、自分のお気に入りのものや、興味を惹かれた対象を指差しするようになります。

これは指差しの最初の段階で、「あれ、なんだろう?」「面白いものがある!」という好奇心がそのまま指先に表れたものです。発達の観点では、身の回りの世界に積極的にアンテナを張れるようになった、心の成長の証だと言えます。

赤ちゃんが何かに興味を示して指差したら、「バスだね、大きいね」とその対象の名前を添えて反応し、「気づいてえらいね」という気持ちを伝えてあげましょう。

2. 1歳前後から始まる「要求の指差し」

「あれ取って!」とばかりに、棚の上のお気に入りのぬいぐるみを必死に指差してアピールするシーン。「これをとって欲しい」「あれが食べたい」など、自分の要求を相手に伝えるための指差しは、1歳前後の赤ちゃんによく見られる行動です。

これは「指差しをすれば、相手が自分の願いを叶えてくれる」と理解できるようになった証拠で、相手を動かすコミュニケーションへとステップアップしたことを意味します。自分の意思をはっきり持ち始めた、頼もしい成長段階です。

要求の指差しが出てきたら、すぐに叶えるだけでなく、「これがほしいのね、どうぞ」と一度言葉にして気持ちを代弁してあげると、赤ちゃんは「伝わった」という満足感を得られます。

3. 1歳頃から始まる「共感の指差し」

玩具を見つめる赤ちゃん

大好きなワンちゃんを指差しながら、振り返ってママの顔をじっと見つめ、「ね、可愛いでしょ?」と同意を求めてくるシーン。1歳ごろになると、自分の興味があるものを指差し、ママや周りの人の顔を見て、一緒に共感してくれることを確認するようになります。

「自分が感じた嬉しさや面白さを、大好きな人と分かち合いたい」という気持ちの表れで、心の発達の中でもとても大切なステップです。指差しと相手の顔を交互に見る仕草は、深い愛着関係が育まれている証でもあります。

赤ちゃんが指差して顔を見てきたら、「〇〇だね~、可愛いね」と笑顔でしっかり反応してあげましょう。気持ちが共有できた喜びが、次のコミュニケーションへの意欲につながります。

4. 1歳半ごろから始まる「理解と応答の指差し」

「ワンワンはどれかな?」とママが聞くと、絵本の中の犬をちゃんと指差して「これ!」と得意げに答えるシーン。1歳半ごろには、「どっちがいい?」「〇〇はどれ?」といった質問に対して、指差しで答えるようになります。

これは相手の言葉を理解したうえで、それに応答する高度なコミュニケーションです。対象が目の前になくてもその方向を指差したり、自分では見えない自分の体の一部を指差したりすることもあります。この時期には単語が出始める赤ちゃんもいるので、言葉と指差しの両方を使って一生懸命教えてくれることも増えてきます。

「お鼻はどこ?」「ブーブーはどれ?」など、クイズのように質問を投げかけて、赤ちゃんが指差しで答えられたら一緒に大喜びする遊びを取り入れてみてください。

赤ちゃんの指差しと言葉の関係|物の名前を教えるベストタイミング

赤ちゃんをだっこする母親

「これは『りんご』だよ」と、赤ちゃんが指差した果物の名前を、ゆっくり優しく教えてあげるシーン。赤ちゃんが指差しを始めたら、それは色々なものの名前を赤ちゃんに教えてあげる絶好のタイミングだと考えてよいでしょう。

赤ちゃんは自分が興味を持ったものを指差すので、その「知りたい!」という気持ちが高まっている瞬間に「〇〇だよ」と名前を教えてあげると、とてもスムーズに吸収していきます。まだ言葉を発しない赤ちゃんでも、大人の言葉はしっかりと耳から理解しています。やり取りを繰り返すうちに、そのうち指差しをしながら自分でものの名前を言ってくれるようになりますよ。

言語発達の観点では、赤ちゃんの興味(指差し)と大人の言葉がけ(名前を教える)が一致した時に、言葉が最も効果的に育まれるとされています。一方的に教え込むのではなく、赤ちゃんの興味に寄り添うのがポイントです。

1歳前後は色々なものに興味を抱く月齢なので、お散歩に出た際は、お花や動物を指差して名前を教え、赤ちゃんの発語を促してあげるとよいでしょう。

遊びながら引き出す!赤ちゃんの指差しの練習方法

発達の目安のひとつとされている指差しをなかなかしないと、ママとしては心配になってしまいますよね。そんな時は、赤ちゃんとの毎日の関わり合いの中で、指差しを自然に引き出す工夫を上手に取り入れてみましょう。
大切なのは「練習しなきゃ!」と意気込まないこと。あくまで赤ちゃんとの楽しい触れ合いの一つとして、おおらかな気持ちで取り組んでみてくださいね。

1. 「どっちがいい?」と赤ちゃんに選ばせる

赤ちゃんが玩具で遊んでいる

「ボールとくるま、どっちで遊ぶ?」と、2つのおもちゃを並べて赤ちゃんに問いかけるシーン。1歳前後になると、赤ちゃんの好みや意思がハッキリしてくるので、選択肢を示して選ばせる遊びがおすすめです。

赤ちゃんの好きなオモチャとそうでないオモチャ、好きな食べ物とそうでない食べ物などを目の前に並べて、「どっちがいい?」と質問して選ばせてみましょう。選ばせる時は、赤ちゃんのご機嫌が良いタイミングを見計らい、テレビを消すなど、目の前のものに集中できる静かな環境を作ってあげるのがコツです。

初めは、大人が「こっち?」と赤ちゃんの目を見ながら一つずつ指差しのお手本を見せてあげると、興味がある方に指がきた時に、にっこり笑ったり頷いたりして意思表示してくれることがあります。これを何回か繰り返すうちに、自分から指差しできるようになりますよ。

2. 指差ししながら絵本を読む

「ぞうさん、どこかな?あ、いたいた!」と、赤ちゃんの小さな手を優しく取って、一緒に絵本のページを指差すシーン。絵本の絵を指差ししながら読んであげる方法は、指差しを引き出す王道のアプローチです。

選ぶ絵本は、赤ちゃんが日頃から親しんでいる動物や食べ物などが、大きくわかりやすく描かれているものがおすすめです。特に、1ページにひとつの絵が大きく描かれているシンプルな作品だと、赤ちゃんも対象を認識しやすくなります。指差しをする時は、ものの名前をゆっくりと発音して聞かせ、赤ちゃんの手をとって指差しの形を作り、優しく促してあげてくださいね。

まるさんかくぞう(文溪堂/著者:及川賢治・竹内繭子)

まるさんかくぞう

1ページに大きな絵が描かれた、指差し練習にはもってこいの「まるさんかくぞう」。ハッキリとした色彩で月齢の低い赤ちゃんも認識しやすい「まる」「さんかく」「ぞう」の絵で、ママと赤ちゃんが一緒に楽しく指差し遊びができますよ。リズミカルな言葉の繰り返しも、赤ちゃんの耳に心地よく響きます。

がたん ごとん がたん ごとん(文溪堂/著者:安西水丸)

がたん ごとん がたん ごとん

「がたん ごとん がたん ごとん」は、乗り物大好きな赤ちゃんにおすすめの絵本。作中に登場するのはりんごや哺乳瓶など、赤ちゃんになじみ深いものが多く、「良い反応が返ってくる」という高評価の口コミが多数寄せられている人気作品です。繰り返しのフレーズで、読み聞かせのリズムも楽しめます。

3. お散歩中に外の世界を指差しで紹介する

「見て見て、お花が咲いてるよ。きれいだね」と、ベビーカーを止めて道端の草花を指差してあげるシーン。おうちの中だけでなく、お散歩の時間も指差しを引き出す絶好のチャンスです。

外の世界は、ワンちゃん、車、お花、鳥など、赤ちゃんの好奇心を刺激する「初めまして」がいっぱい。ママやパパが「あっ、ワンワンだ」と指差しながら興味深そうに紹介してあげることで、赤ちゃんも「あれは何だろう?」と外界への関心をぐんぐん広げていきます。

季節や自然の変化に触れることは、赤ちゃんの五感を豊かに育む食育・知育の観点からもとても有意義です。言葉が出る前の今だからこそ、たくさんの本物を見せてあげましょう。

お散歩の時は急がず、赤ちゃんが何かをじっと見ていたら立ち止まって、「気になるね、あれは〇〇だよ」と指差しを添えて紹介してあげてください。

4. 親自身がたくさん指差しのお手本を見せる

「あっ、飛行機!」と、ママが空を指差して見上げると、赤ちゃんもつられて同じ方向を見上げるシーン。実は、赤ちゃんの指差しを引き出す一番のお手本は、身近な大人の振る舞いです。

赤ちゃんは、大好きなママやパパの行動をよく見て真似することで、たくさんのことを学んでいきます。日常の中で大人が自然に楽しそうに指差しをしている姿を見せることが、「指差しって楽しいコミュニケーションなんだ」と赤ちゃんが感じる何よりのきっかけになります。

無理に手を取って教え込むよりも、まずは親自身が「あれ何かな?」「ワンワンいたね!」と、生活の中で楽しそうに指差しをするお手本をたくさん見せてあげましょう。

指差しの時期に合わせて、おうちの安全対策も始めよう

「指差ししたものに自分で近づきたくて、ハイハイやつかまり立ちで移動するようになった」と、赤ちゃんの行動範囲がぐんと広がったことに気づくシーン。指差しが始まる生後9ヶ月〜1歳半頃は、興味の対象に自分から近づこうとする活発な時期と重なります。

赤ちゃんが「あれ何だろう」と興味を持って動き回るのは、心も体も順調に成長している嬉しい証拠です。この成長を安心して見守るために、こども家庭庁や消費者庁も家庭での環境整備を呼びかけており、赤ちゃんの行動範囲が広がるこの時期は、おうちの環境を見直す良いタイミングと言えます。

具体的には、階段にベビーゲートを設置する、コンセントにカバーをつける、口に入ってしまう小さなものを床や手の届く場所に置かない、といった環境づくりがおすすめです。「危ないからダメ!」と興味を制限するよりも、安心して探索できる環境を整えてあげる方が、赤ちゃんの好奇心をのびのびと育めます。

赤ちゃんの目線の高さまでしゃがんで部屋を見回し、手が届く範囲に危ないものがないか、家族みんなでチェックする時間を作ってみましょう。

赤ちゃんの指差しに関するよくある質問(FAQ)

Q1. 指差しは練習させた方がいいですか?

「練習させなきゃ」と神経質になる必要はありません。指差しは、赤ちゃんが周りの世界に興味を持ち、それを誰かと共有したいという気持ちが育ってくると、自然に表れてくる行動です。大切なのは、絵本を読んだりお散歩をしたりといった日々の関わりの中で、赤ちゃんの興味に大人が笑顔で反応してあげること。楽しいコミュニケーションの積み重ねが、結果的に指差しを引き出すことにつながります。

Q2. 人差し指ではなく手のひらで指す「手差し」でも大丈夫?

はい、大丈夫です。指差しを始めたばかりの頃は、手をパーに開いたまま指し示す「手差し」になる赤ちゃんも多くいます。中指で指す子もいて、その形は本当にさまざまです。大切なのは指の形そのものよりも、「あれを見て」「これがほしい」という気持ちを伝えようとしているかどうかです。気持ちが伝わってきていれば、立派なコミュニケーションのスタートですので、温かく見守ってあげましょう。

Q3. 指差ししながら何か言葉も話しています。これは何ですか?

「あっあー」「うー」など、指差しと一緒に声を出すのは、とても良い発達のサインです。これは「言葉でも伝えたい」という気持ちの表れで、やがてその声が「ワンワン」「ブーブー」といった意味のある単語へと育っていきます。赤ちゃんが声を出しながら指差したら、「ワンワンだね」と正しい名前を返してあげると、言葉のお手本になり、発語を促すことにつながりますよ。

Q4. 指差しに反応してあげる時のコツはありますか?

赤ちゃんが指差した「対象」と「気持ち」の両方に応えてあげるのがコツです。例えば犬を指差したら、「ワンワンだね(対象)」「可愛いね、見つけてえらいね(気持ち)」と声をかけます。こうすることで、赤ちゃんは「伝わった」という満足感を得られ、「もっと伝えたい」という意欲がわいてきます。家事の手を少し止めて、赤ちゃんと同じものを見て、笑顔で共感してあげることが何よりのごほうびになります。

指差しを引き出す関わり方|NG対応と望ましい対応の比較表

赤ちゃんの指差しを引き出したい時、親の関わり方が大きなポイントになります。ここでは、つい焦ってやってしまいがちなNG対応と、赤ちゃんの意欲を引き出す望ましい対応を比較表でまとめました。

シチュエーション NGな対応・声かけ 望ましい対応・声かけ
なかなか指差しをしない時 「ほら、指差ししてみなさい!」と無理やり指の形を作らせ続ける 絵本やお散歩を楽しみながら、大人が指差しのお手本を笑顔で見せる
赤ちゃんが何かを指差した時 家事や스마ホに夢中で「あとでね」と反応しない 少し手を止めて「〇〇だね!」と同じものを見て共感する
他の子と比べて焦る時 「〇〇ちゃんはできるのに」と他の子と比べて不安をぶつける 「この子のペースがあるよね」とおおらかに成長を見守る
指差しで要求してきた時 無言でただ要求を叶える、または無視する 「これがほしいのね、どうぞ」と気持ちを言葉にして代弁する

「指差ししない…」心配な時のチェックリストと相談先

「うちの子、なかなか指差ししないけれど大丈夫かな」と気になるママへ。指差しはあくまで発達の目安のひとつであり、しないからといってすぐに発達の遅れと判断できるものではありません。とはいえ、心配な気持ちを一人で抱え込む必要はありません。以下のポイントを確認しつつ、気になる時は専門家に相談しましょう。

  • 指差しはなくても、ママやパパと視線が合い、あやすと笑うなどの反応はあるか
  • 名前を呼んだり音がしたりした時に、そちらの方を振り向く様子はあるか
  • 「ちょうだい」「ばいばい」など、簡単なやり取りや身振りでのコミュニケーションがあるか
  • お気に入りのおもちゃや人に、興味を示す様子があるか
  • 普段は指差しをするのに、たまたま健診の場でしないだけ、という状況ではないか

なかなか指差しをしないまま成長する赤ちゃんもいて、それもその子のひとつの個性です。それでもどうしても心配な場合は、一人で悩まず、かかりつけの小児科に相談したり、1歳半健診など定期健診の際に質問したりして、専門家の意見を仰ぎましょう。保健師さんや医師は、指差しの有無だけでなく、他のさまざまな発育の様子も含めて総合的に見てくれます。

なお、1歳半健診で指差しが確認できなかった場合、経過を見守る「要観察」となることもありますが、これは決して心配させるためのものではなく、丁寧に成長を見守るための仕組みです。普段は指差しをしているのに、健診の場で緊張したり機嫌が悪かったりしてできないケースも珍しくありませんので、その旨を正直に伝えて相談してみてください。

子育て4コマ漫画:赤ちゃんの可愛い指差し!その意味とは?

赤ちゃんの指差しについての永岡さくら(saku)さんの子育て4コマ漫画

赤ちゃんの可愛い指差しは、後になって「あの言葉は、あの時の指差しで覚えたんだな」と思わせてくれることもあり、乳児の記憶力や吸収力のすごさを感じるママやパパも多いでしょう。

けれど、永岡さくら(saku)さんの子育て4コマ漫画のように、赤ちゃんは容赦なく色々なものを指差してくるので、指される対象によっては大人がちょっと恥ずかしくなってしまうことも。取り込んだ洗濯物を指差されて思わず赤面した、なんていうエピソードも子育てあるあるですね。

指差しが始まる時期は、赤ちゃんが興味を持ったものへ自分から近づこうとする活発な時期でもあります。その成長を安心して見守れるよう、おうちの安全対策にも少しずつ取り組んでいきましょう。

まとめ:指差しは赤ちゃんからの愛らしいメッセージ。おおらかに見守ろう

赤ちゃんが小さな指でちょこんと何かを指し示す「指差し」は、ただ可愛いだけでなく、「これを見て」「これがほしい」「一緒に楽しいね」という、言葉を話せない赤ちゃんからの精一杯の愛らしいメッセージです。
生後9〜10ヶ月頃から始まり、「興味」「要求」「共感」「応答」へと、成長とともにその意味を豊かに変えていく指差しは、赤ちゃんの心の発達を映し出す鏡のような存在です。

指差しを引き出すために大切なのは、「練習させなきゃ」と焦ることではなく、絵本やお散歩を通して、赤ちゃんの「楽しい」「知りたい」という気持ちに笑顔で寄り添ってあげることです。物の名前を教えたり、一緒に同じものを見て共感したりする毎日の積み重ねが、指差しを、そしてその先の言葉を育んでいきます。

もし、なかなか指差しをしなくて心配な時も、どうか一人で抱え込まないでください。指差しはあくまで発達の目安のひとつであり、始まる時期には大きな個人差があります。気になることがあれば、かかりつけの小児科や1歳半健診などで専門家に相談すれば、的確なアドバイスをもらえて安心できます。

他の子と比べて焦るのではなく、その子だけのペースを信じて、赤ちゃんからの可愛い指差しメッセージを存分に楽しんでくださいね。一本の指から広がる親子のコミュニケーションが、かけがえのない宝物の時間になりますように。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪