スタイはいつから使うもの?生後4~5ヶ月から着用する赤ちゃんが多い
赤ちゃんのスタイはいつから使うものなのでしょう?一般的には生後4~5ヶ月頃が日常的に必要になる一つの目安だと言われています。
生後4~5ヶ月になると早い子は歯が生え始め、外出する機会も増える時期。赤ちゃんが口をブーブーならしてツバを泡立てたり飛ばしたりする姿がみられるようになり、必然的にスタイが必要だと思うママが多いのです。
スタイは赤ちゃんのヨダレが増えたら使う!量が急激に増える時期は生後5~6ヶ月
スタイは「よだれかけ」とも呼ばれるように、赤ちゃんのよだれで服を汚さないためのものですので、家庭内ではヨダレが増えるまで無理に使う必要はありません。
首が座る前の抱っこやネンネの時間が長い時期の赤ちゃんには、スタイをつけずに口の端に出てくる泡のようなヨダレをガーゼで拭いてあげるだけで十分です。
最近は可愛いデザインのスタイが多いので外出時におしゃれ目的で使うママも多いのですが、ヨダレが増えるまでは赤ちゃんだからといって必ず使わなければならない物ではありません。
ヨダレの量や出始める時期は赤ちゃんによって個人差がありますが、一般的には生後2~3ヶ月頃から出始め、生後5~6ヶ月になると量が急激に増えます。ヨダレの増量は食べ物を消化する能力が整ってきたという離乳食をいつから始めるかを見極める大切なサインでもありますし、歯も生え始める現れの一つでもあります。
生まれたばかりの赤ちゃんはヨダレの量が少ないので、スタイがいつから必要になるかなんて想像もつかないかもしれませんが、赤ちゃんのよだれは個人差があるものの時期が来ると驚くほど増えます。
ところがこの時期の赤ちゃんは口周りの筋肉の発達が未熟です。そのためツバを飲み込むことが苦手なので、口元からダラダラとヨダレを垂らしてしまうのです。
離乳食が始まり中期に入る生後7ヶ月頃になると、赤ちゃんの歯や歯茎はさらにムズムズしてくるので歯がためを与えるのがおすすめですが、おもちゃ以外にも手あたり次第何でも噛むようになる子もいますし、消化する能力はさらに高まりヨダレの量も増えます。
そもそもスタイの役割とは?服や口周りの清潔さを保つアイテム
スタイの役割と聞くと「ヨダレで服が汚れるのを防ぐこと」と思うママさんが多いでしょう。もちろんスタイはよだれや吐き戻しのミルクで洋服が汚れるのを防ぎ、こまめに着替えなくても清潔さを立つのに役立つアイテム。
けれどスタイのもう一つの役割も重要。スタイって実は赤ちゃんの口周りをササっと清潔にするためのベビー用品でもあります。
赤ちゃんの口周りに着いたヨダレを放置すると、よだれかぶれを起こしてしまうことがありますが、スタイが首からぶら下がっていればいつでもどこでもササっと口周りを拭いて手早く清潔にしてあげられてとっても便利です。
ヨダレを拭くだけならガーゼやタオルでも大丈夫ですが、よだれの多い赤ちゃんはいくら拭いても気付くとヨダレが垂れていることも珍しくありません。赤ちゃんのスタイは服が汚れるのを防ぎつつ、気付いた時にさっと口を拭ける便利なアイテムなのです。
マザーズバッグの中身にスタイやガーゼハンカチを入れるママはとても多いのですが、マルチクリップは作り方がとっても簡単なのでスタイが不足した時に役立つプラスアイテムとしておすすめ。
ママのガーゼハンカチを手作りのマルチクリップに挟んで赤ちゃんの首にかければ、その場で簡単にスタイにすることができます。
「スタイ」「よだれかけ」「ビブ」って何が違うの?全て同じものです!
ネット通販などでスタイを探しているとビブって言葉が目に入ってきませんか?ビブとは、よだれかけの英語での読み方で、実はスタイは和製英語です。
読み方が違っても、よだれかけであることは変わりません。スタイは商品名の一部に使われていて、それが一般的に広まり、現在のようによだれかけのことをスタイと呼ぶようになったようです。
ミルクの吐き戻し対策にはスタイの代用品としてガーゼを使うのもおすすめ
スタイを新生児など低月齢の赤ちゃんのミルクの吐き戻しに使っているママさんもいるでしょう。もちろんスタイでもいいのですが、首回りだけをカバーする小さめのスタイを使うくらいならガーゼの方がおすすめです。
ガーゼを半分に折って長方形にし、短い辺の先端を赤ちゃんの洋服の首元に差し込めば、長めのスタイ代わりになるので吐き戻しをキャッチしやすく、ガーゼは乾きが早いので洗濯も楽です。
ゲップの際はママやパパの肩にタオルをかけて、その上に赤ちゃんのアゴをのせてさすれば、吐き戻してもタオルでキャッチできるので着替えずに済む回数が増えます。
寝ている時のスタイ着用は6ヶ月健診の顔布テストまでやめよう
スタイといえば赤ちゃんの定番アイテムですので出産祝いでもらうことも多く、妊娠中にも可愛くてつい買いためてしまったけれど、いつまでも出番が来なくていつから使い始めるのか気になっているママもいるでしょうが、早すぎる着用は危険の元となりかねません。
スタイが必要となるヨダレが出始める時期は生後2~3ヶ月からが多いのですが、この月齢はまだねんねの時期で顔にかかったスタイを自力でどけることができません。
そのため寝ている赤ちゃんにスタイをつけっぱなしにすると、赤ちゃんが手足をバタバタさせた拍子にスタイが鼻や口にかかり鼻や口をふさいでしまう恐れがあって危険です。
生後6ヶ月健診又は7ヶ月健診では「顔布テスト」と呼ばれる顔に布をかけて赤ちゃんが自力で取り払えるかのテストが行われますが、中にはパスできない赤ちゃんもいますので、寝ている赤ちゃんのスタイ着用はやめましょう。
スタイはいつまで使う物?1歳ごろに卒業する子供が多いけど長い子は2歳まで
離乳食が進んで口周りの筋肉が発達してくる生後8~9ヶ月頃になると、赤ちゃんもヨダレを上手に飲み込めるようになるため、ダラダラと垂れっぱなしにすることが減ります。
そのため垂らすヨダレの減少に伴い、1歳になる頃にはスタイを卒業する赤ちゃんが多いです。ただし、ヨダレの量や出る時期の個人差は大きいため、2歳を過ぎてもよだれが多くてスタイを手放せない子もいます。
また一度ヨダレが落ち着いたのに新しい歯が生える時期になりヨダレの量が増えたため、スタイを復活させたというママもいます。
スタイはベビーカーなどのようにいつまでしか使えない物と決まっている物ではありませんので、首回りが窮屈になるまでは卒業の時期にこだわらず必要性で判断しましょう。
可愛いスタイがあったのに全く使わなかったというママもいる!
よだれが増え始める時期はもちろんですが、赤ちゃんのヨダレの量も個人差が大きく、「赤ちゃんの頃からほとんどよだれが出なかった」「服が濡れるほどの量ではなかったので、スタイは使わずにガーゼハンカチだけで乗り切った」というママも珍しくありません。
よだれがよく出る赤ちゃんにはスタイがあると便利ですが、必ずしもどの赤ちゃんにも絶対にスタイが必要というわけではないのです。
ただし赤ちゃんのスタイはヨダレ対策としての使用だけでなく、首に離乳食やお茶などが伝い落ちないようにエプロンとスタイの二重使いをするママもいます。
スタイを使いたいけれどヨダレを垂らす量が少ない赤ちゃんの場合は、外出時のファッションアイテムや離乳食の汚れ対策として使用するのがおすすめです。
あまり使うことがなくても手作りならいい思い出になる!
手芸が好きなママの中には、赤ちゃんのために手作りスタイを作った人も少なくありません。それほど使わないかもしれませんが、1枚作っておけば将来写真からママの愛情が伝わり、子供も喜んでくれるでしょう。
スタイの手作りはそれほど難しくありませんし、サイズが小さいので手縫いでも作れますので、妊娠中や赤ちゃんが寝た後の趣味を探しているママはトライしてみてもよいでしょう。
スタイをいつからいつまで使った?先輩ママの体験談では必要枚数にも個人差あり
ヨダレが多い赤ちゃんのママは10枚以上ストックがあっても足りずに買い足したそうですが、ヨダレが少ない赤ちゃんのママは可愛いよだれかけだったのに使わずサイズアウト。
スタイをいつからいつまで使うか、必要枚数はどれくらいかなどは、先輩ママの体験談を見ても個人差に左右されることがよくわかります。
A10枚以上は使っていました。
上の娘が赤ちゃんの頃からよだれがだらだらとよく出る子で、そのままにしておくと服の前側がべたべたになるほどなったので、スタイが手放せませんでした。
1日に使う枚数も1枚ではなくて、数時間でスタイがびちゃびちゃになって服まで湿ってしまうので、取替えが必要で一日3~5枚は使っていました。
毎日洗濯しても足りないので、10枚以上はストックがあったと思います。洗いすぎてマジックテープが利かなくなって何度も買い足していたので、15枚以上は買っていたかも?
だんだんよだれの量は減って、一日に使う枚数は減っていきましたが、とにかくよだれの多い子で2歳頃までスタイをつけていました。
上の娘がそんな様子だったので下の子が生まれた時も大目にスタイを用意していたのですが、下の子はほとんどよだれが出ない子で、結局、数枚は新品のまま…。姉妹の違いにびっくりです。
A自分で買ったのは0枚、もらい物で3枚
私が見ていた出産準備品リストの中になかったこと、必要なものは産後に買い足そうと思っていたことから、自分ではスタイは買いませんでした。
出産祝いで服や靴下と一緒にブランドもののおしゃれなスタイを頂いて使える日を楽しみにしていたのですが、なかなか出番は来ず…。
うちの子はヨダレが少ないタイプだったようで、母乳を吐くこともほとんどありませんでした。
歯の生え始めに、少しだけ口からよだれが出ることがありましたが、それも一週間くらいでおさまりガーゼで十分でした。
せっかく可愛いスタイを頂いたので服とセットでコーディネートしたかったのですが、出番を待っているうちに服がサイズアウトしてしまいました。
Aスタイは6枚で足りました。
出産祝いで1枚頂き、5枚セットになったよだれかけを出産前に購入していました。
息子は3ヶ月頃からよだれが多く出るようになったので、外出する時や服を汚したくない時につけていました。
離乳食が始まってからが特に大活躍で、離乳食用のエプロンは大きくて首の隙間に離乳食がこぼれることが多かったので、結局スタイで代用することが多かったです。
9ヶ月ぐらいの頃だったか、自分でスタイをとるようになってしまい、外で落とすことがあったのでスタイをつけるのをやめました。
その頃にはヨダレもだいぶ落ち着いていたのでよかったのですが、結構使用期間は短かったので、うちは6枚で洗いまわしてちょうどよかったです。
A上の子はまったく使わなかったのに…
上の子はスタイが全然必要ない子で、一応頂き物のスタイが1枚あったんですが、赤ちゃんの頃から歯が生えそろう頃まで一度もスタイを使ったことはありませんでした。
だからスタイを買うっていう発想がなかったんですけど、下の子がヨダレがすごい子で、4ヶ月くらいの時に急いでスタイを買いに走りました!
2枚買い足しても全然足りなくて、結局7~8枚くらい持っていたかな?服が濡れちゃうのでたくさん必要だったんです。
歯が生え揃うのが早い子で、5ヶ月頃には上下の前歯が4本生えていたし、1歳の頃にはほとんど生え揃っていたので、それも関係しているのかもしれないです。
結局1歳半過ぎまでよだれが多くてスタイが手放せなかったのですが、体は大きいのに赤ちゃんみたいで、服装に似合わないし大変でしたね。
スタイがいつまでも必要な子供には口を開けっ放しにする習慣がないかチェック
よだれは成長とともに自然と落ち着いていくものですが、中には2歳ごろになっても口を開けっ放しで、鼻ではなく口での呼吸が定着しているためよだれが出続けている子供もいます。
親が「口を閉じて」と何度も繰り返し注意しても口を閉じることができず、寝ている時も起きている時も口を開けている場合は、鼻で呼吸がしにくかったり、口を閉じると痛みがあったりと何かしら体の調子が悪くて口を閉じられないのかもしれません。
いつまでもヨダレを垂らす量が多くスタイを使い続けている場合は、一度小児科や耳鼻科を受診して相談してみましょう。
子育て4コマ漫画:スタイはいつから必要?赤ちゃんによってこんなに違った!
赤ちゃんのスタイはとっても可愛いので、永岡さくら(saku)さんの子育て4コマ漫画のようにいつからどれくらい使うか分からない時期からついつい買い込みがち。
プレゼントでも頂くことが多いのですが、スタイが何枚も必要なほどよだれで汚すかどうかは赤ちゃんによって個人差が大きく、スタイの使用時期や必要枚数は、赤ちゃんによってバラバラです。
スタイは出産前に購入しなくても赤ちゃんが生まれて必要になってから買い揃えるので十分間に合います。スタイをいつから使うか悩んでいるうちはもらい物だけで済ませ、買い足しは「足りない!」と思ってからがおすすめです。
またガーゼハンカチの作り方を知っておけばスタイに作り替えることもできますし、幼稚園に入ってからも大助かりです。