お食い初めの鯛の調理法に関する記事

お食い初めの鯛の購入方法/焼き方/飾りなどポイント7つ

お食い初めの鯛の購入方法/焼き方/飾りなどポイント7つ

お食い初めの鯛はどこで買う?便利な購入方法や祝い鯛のいろはとマナーをレクチャーします!余った鯛を使ったレシピもご紹介!

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【お食い初めの鯛】意味・購入方法・焼き方などを丸ごと解説!

赤ちゃん誕生100日目を祝って行うお食い初めは、「一生、食べ物に困らないように」というママやパパ、親戚一同の願いを込めて食べる真似をさせる儀式ですが、初めて準備をするママは戸惑ってしまいますよね。中でも主役級の存在感を示す「尾頭付きの鯛(タイ)」は、丸焼きにするため、「あまりにも立派なものを買って魚焼きグリルに入らない!」なんてことも…。

こちらでは、お食い初めに欠かせない鯛がなぜおめでたいのか、選び方や購入方法、焼き方、飾り方やマナー、残った時の鯛の調理法まで、しっかりレクチャーしていきます!

鯛がめでたいのはなぜ?お食い初めで用意する意味

鯛は昔からお祝いごとに重宝されている魚ですよね。でも「他の魚じゃダメなの?」とも思いますよね。語呂は確かに「めでたい(鯛)」のですが、実は鯛がおめでたい料理として欠かせないと考えられているのには、他にも理由があったのです。

体の色

赤色の鯛

外見は鮮やかな紅色、身は白の鯛は、紅白で縁起が良い魚とされ、昔から神に奉る魚として献上されてきました。そのため現在でも、お祝いの時には鯛が好まれるのです。

寿命が長い

魚は短命なものが多い中で、鯛は40年以上長生きするものもいます。そのため鯛にあやかり、健やかな成長と長寿を願う意味が込められています。

美味しさと栄養価の高さ

美味しさと栄養価が他の魚よりも優れていて、頭の先からしっぽまで捨てるところがなく丸ごと全部食べられることからも好まれ、神様への御供え物としても縁起の良い魚と考えられ愛されてきました。七福神の恵比寿様が釣っている魚でもありますし、食べたら福がきそうですよね。

高級な魚

鯛と言えば高級魚ですが、昔は今とは比べものにならないほど遠い存在の高価な魚でした。日ごろから手軽に一匹丸ごと買えるような代物ではなく、お祝いのときにしか食べられませんでした。中には、お祝いの度に借りて終わったら返す人もいたそうですよ。そんな高級魚を尾頭付きで用意して、子供の幸せを願おうという親心の象徴なのですね。

鯛の大きさや選び方のポイントは?

一言で「鯛」と言っても、実は大きさや価格がピンからキリまでありますので、お食い初め用で準備する時には迷ってしまうでしょう。お食い初めように鯛を用意する際の大きさや選び方のポイントを知っておきましょう。

立派な尾頭付き!でも手頃なサイズ

お頭つき鯛

神様へ献上する魚は、切身ではなく魚本来の尾頭付きの姿であることが、縁起が良いと言われています。頭から尾まで付いていることで、「一つの物事を最初から最後まで全うする」という意味も込められているそうです。ただし、あまり大物の鯛を準備しても自宅のグリルやトースターで調理できないようでは困ってしまいますよね。

「バーベキューの網で釣ってきた大物の鯛を焼いた!」なんてご家庭もあるようですが、普通は無理ですよね。ご自宅の調理器具のサイズを考慮して購入しましょう。

できれば天然物の鯛を選びましょう

一般的にお食い初めの鯛は天然物の鯛が良いとされています。天然物と養殖物の違いは、美味しさと色と形にあります。
天然物は広い海を泳いでいる分、身が締まっていて美味しいと言われています。天然物と養殖物を見分けるポイントは、尾ひれの形と体の色です

味や形にあまりこだわりがないご家庭では、養殖の鯛を選ぶことも少なくありません。鯛そのものが縁起の良いものですので、「天然物でなければいけない!」と、無理をする必要はないでしょう。

天然or養殖 鯛を見分けるポイント

  • 天然物の特徴

体の色ははっきりとしたピングで、尾ひれがピンッと尖ったVの字の形をしている

  • 養殖物の特徴

体の色は黒っぽくくすみ、尾ひれの角に丸みがあり鋭くない

お食い初め用の鯛を購入する時の注意点は?

並んだ鮮魚

尾頭付きの鯛はお店に行けば、いつでも売っているとは限りません。スーパーや魚屋さんでも、尾頭付きの鯛はあまり見かけませんよね。鯛を購入するときは、余裕を見て事前に問合せや予約をしておくといいでしょう。大きさや、天然物か養殖物かなども確認しながら注文するといいですね。又、食べやすいように下処理もお願いすると便利ですよ

お店によっては「お食い初めに使う」と伝えると、焼いてくれるところもあるようです
例えば、イオンでは別料金ですが焼いてくれますし、そのまま祝い膳に使えるような器に入れてもらえるそうです。

今、便利なのはネット通販です。鯛だけでなく、お食い初めの祝い膳に必要な料理や、歯固め石をセットで届けてくれるところがあります。もし、お食い初めの日に赤ちゃんの具合が悪くなっても、冷凍保存が可能で便利なものもありますよ。ネット通販も、ギリギリではなく余裕を見て注文しましょうね。

気になる鯛のお値段

時価なので季節や大きさ、天然か養殖かで変わります。天然物だと小さいものでも2000円~、大きいものだと2万円以上のものもあるそうです。養殖物はもっと安価で購入できますよ♪

鯛の調理法は?尾頭付き以外はNG?

祝い膳の鯛

お食い初めの鯛は、尾頭付きの姿で塩焼きをすることが多いですね。でも、その土地の風習などで、鯛を使わないところもありますので、調理法も様々のようです。中には「塩焼きではなく、煮付けにした」「どうしても尾頭付きが購入できず鯛の刺身になってしまった」という方も…。

必ずしも“尾頭付きでないといけない”というものはありません。ただ、献上の意味や子供の一生に一度のお食い初めという昔ながらの儀式のやり方を大切にしたいという方は、やはり尾頭付きを選ぶようです。

尾頭付きの鯛の焼き方は?

祝い膳の主役ですし、焼き方は失敗できませんよね。大きな鯛を上手に焼くにはちょっとしたコツが必要です。

  • 下処理後、鯛は頭を左に、尾を右の位置で裏側に切り込みを入れます。
  • 鯛に塩をすりこみます。ヒレに塩をたっぷりすりこむことで焦げを防げます
  • 鯛が踊っているような姿で焼きあげると縁起がいいです。そのために串を刺して形を作ります。鯛がSになるように、尾の付け根からくねらせるように串を刺していきます。
  • オーブンの場合は、200度で30分様子を見ながら焼いていきます。グリルコンロの場合は、表から強火で焼きますが、焦げないように遠火で。表は焦げ目が多いと見栄えが良くないので、裏側をよく焼いて火を通しましょう。

祝い鯛の向きや飾りつけのマナーは?

お食い初めなどで用意する祝い鯛は、調理の際の向きに日本食ならではのマナーがあります。祝い鯛がより素敵になりますので、飾りつけや器などにも心配りをしましょう。

鯛の向き

皿に載せられた鯛

祝い鯛を皿にのせるときは、頭を左にして尾を右にすると良いといわれています。これは、文字を書く時の左から右に書く原則からきているともいわれています。

盛り付ける食器

鯛は祝い膳の主役なので、大きな器に盛りましょう。

おすすめの食器

  • 大皿
  • 木製や漆塗りのお盆
  • 竹ザルや竹編みカゴ

敷き紙や敷き葉、飾り

鯛は食器に直接のせずに、敷き紙を敷きましょう
お食い初めでは紅白紙を使うと縁起が良く見えますね
もし、紅白紙が見つからなかったら、天ぷら敷紙や千代紙などでもいいでしょう。
敷き紙を敷き、鯛に見合う葉を添えるだけでお祝い感が増しますよ。

敷き紙の折り方

敷き紙の角を少しずらして半分に折りますが、裏面を上にして左下を上に折ります!慶事と弔事では折る方向が違うので注意しましょう

敷き紙の代わりに敷き葉を使ってもいいでしょう。敷き葉は料理の見栄えを良くしますし、美味しそうに見せる効果があります。敷き葉に決まりはありませんので、季節に咲く植物の葉を取り入れるのもおすすめです。

 

おすすめの敷き葉

  • 松の葉、裏白…長寿の象徴
  • 南天…「難を転じる」にかけている
  • 笹…殺菌効果
  • 菊…邪気を払う
  • 千両・万両…お正月の縁起物

鯛が残ってしまったら?

大きな鯛だと、食べきれず残ってしまうこともあるでしょう。食べかけとはいえ違う料理にリメイクして、改めて楽しみましょう

  • 身をほぐして、醤油や好みの味付けでごはんと一緒に混ぜて鯛飯にする
  • 身をほぐしてすりつぶした鯛を砂糖、酢、塩で合わせておく。そぼろのごとくフライパンで炒めて鯛そぼろの完成
  • 身をほぐしてすりつぶした鯛にしょうが、塩、小麦粉少々を混ぜてペースト状にして団子にする。すまし汁やお味噌汁に入れて鯛団子汁の完成
この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪

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