小学生が漢字を覚える方法に関する記事

『小学生の漢字練習方法20選!苦手な漢字を楽しく覚えるコツ』

小学生になると漢字のお勉強が始まります。漢字の練習は大変なので苦手意識を持っている子どもさんも多いのでは。がむしゃらに書くのではなく、楽しみながら漢字を覚える方法がたくさんありますよ。自分のお子さんにあった勉強法を見つけてみてくださいね。

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小学生の漢字の覚え方!苦手な漢字を楽しく練習するコツ

幼稚園や保育園と小学校の大きな違いは授業が始まること。初めてのお勉強にドキドキしている子どもや、「うちの子は大丈夫かな」と心配な親もいることでしょう。様々な教科がありますが、「漢字」はこれから日本で生きていく上で最も重要と言っても過言ではないですよね。

毎日ドリルや漢字帳にたくさん漢字を書いているのになぜかテストの点数が悪い…。勉強法を変えてみたり、楽しみながら覚えようとしてみたり、親も一緒にお勉強したり、漢字を覚える方法はたくさんあります。苦手な漢字を覚える方法を20通りご紹介しますので、それぞれのお子さんに合った覚え方を見つけてみてくださいね。

漢字が苦手になるのは高学年

小学校低学年まではヘンとつくりが分かれていなかったり、画数が少ない漢字を習うことが多いので、比較的苦手意識なく覚えることができます。しかし、高学年になるにつれて習う漢字の量も増え、画数が増えたり構成が難解になってくることで、漢字が苦手になる子どもが多いようです。

高学年になって漢字に苦手意識をもってしまう前に、低学年の頃から漢字の練習を楽しみながらやることを習慣づけておきましょう。

まず書けない漢字をチェックしよう

覚えている漢字をひたすら書いても手の運動にしかなりません。まずは、子どもがどの漢字を書けないのかチェックすることが大切です。

チェック方法は、小学校低学年で習う漢字の読みをさせてみます。漢字は一年生の頃からの積み重ねなので、高学年で突然漢字が苦手になったと思っていても、実は低学年で習ったものから理解できていなかったというケースも多いです。読むことができなかった漢字をチェックし、今の学年までチェックをしていきます。

2~3回漢字を読ませてみると、だんだん苦手な漢字がはっきりしてきますよ。このように親が子どもの苦手を把握することが必要です。

苦手な漢字は何度も書く

「何度も書く」というのは王道の勉強法ですよね。書いても無駄だと考える人もいますが、覚えていない漢字をピックアップして何度も書き、手に覚えさせましょう。何時間も連続で書かせていたり、お腹がすいているときや眠いときにやらせても効果は期待できません。

子どもは集中力があまり持続しないので、途中でイヤになって飽きてしまうこともあります。しかし、そこで怒って無理矢理やらせるのではなく、最初から時間や目標を決めて少しずつ継続していくことが重要です。親も一緒に見てあげたり、子どもが勉強を嫌いにならないように工夫しましょう。

苦手な漢字の覚え方20選

苦手な漢字ってなかなか覚えられないものですよね。大人でも「わかるわかる」なんて人がいるのでは。子どもは頭がやわらかいのですから、漢字を分解したり、歌をつくったり、工夫次第で楽しみながら勉強ができます。苦手な漢字の覚え方を20通りご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.マンガを読む

活字を読むのが苦手なお子さんの場合、マンガを読んで楽しみながら覚えるという方法です。勉強の妨げにならないように、ある程度漢字が書いてあるマンガを選んで読むとよいでしょう。歴史のマンガだと社会の勉強にもなって一石二鳥ですね。

2.いや、読書をする

マンガで楽しみながらではなく、がっつり活字に慣れるためにも読書派という人もいます。本人が興味を持てる本を選んで一緒に読んだり、「これ読める?」など声かけをしながら読書をするのもいいかもしれません。文章力にも役立ちます。

3.短い文章を作る

「昼」という漢字を覚えたい場合、「お昼ごはんはカレーでした。」「お昼やすみにサッカーをしました。」など、その漢字が入った短い文章を考えて書くと楽しみながら身につけることができます。文章力もつきますので一石二鳥です。

4.日記をつける

子どもがその日に習ってきた漢字を「今日はこれ習ったよー!」と話してくることはありませんか。知識が増えることが嬉しい子どもは、その日に習った漢字の話をしたり書いたりしたがります。習った漢字をすぐ日記に書くことで脳にインプットされますし、文字に触れる習慣がつくのでおすすめです。

5.部屋に書けない漢字の表を貼る

子供部屋やトイレ、お風呂など、普段の生活スペースに漢字の表を貼ることで、漢字を目にする機会が増えます。嫌でも見えてしまうので無意識に覚えてしまうこともありますし、どの漢字を書けないのか親も把握できるので、教えることもできますよね。

6.親がお手本を書いてあげる

漢字ドリルのような教材に頼るのもいいですが、親がお手本を書いてあげることもできます。高校受験のとき、先生が作ったパソコンの文字のプリントより、自分の書いた手書きの文字のほうが覚えやすかったりしませんでしたか?子どもも、もしかしたら教材の文字よりも親の手書きの文字のほうが興味をもって取り組んでくれるかもしれません。教材費もかからないのでおすすめです。

7.書き順を教える

漢字が書けない子どもは、書き順がめちゃくちゃということが多々あるようです。左から右、上から下、という基本的なルールを覚えさせ、たまの例外をきちんと教えることで書き順はマスターできるでしょう。

8.漢字の意味を教える

漢字を形のまま暗記するだけでは、小学生高学年になるにつれて難しい漢字が出てきたときにつまずいてしまうことがあります。丸暗記ではなく、漢字の意味を教えることで理解が深まります。

9.ヘンやつくりの成り立ちを教える

ヘンやつくりを逆に書いてしまうという子どもは多いと思います。気持ちはとてもわかりますよね。そもそもヘンやつくりの成り立ちを理解していれば、ヘンが左でつくりが右、冠や垂が上、ということも覚えられるはずです。すぐに覚えるのは難しいと思うので、少しずつ根気強く教えてあげましょう。

10.漢字をばらばらに分解して覚える

漢字って、カタカナや他の簡単な漢字で成り立っているようなものもありますよね。複雑な漢字を覚えたいときは、漢字をばらばらに分解してみると、案外簡単なものでできているものです。漢字を分解したら、出てきたカタカナを呪文のように唱えて覚えることもできます。

11.熟語を一緒に覚える

漢字一文字の読み書きだけを訓練しても、初めて見る熟語でテストに出たときに答えられないということもあります。「議」という漢字を覚えたい場合、「議長」「議会」「会議」「議員」など思いつく熟語を並べて一緒に覚えることで、「議」の他の使い方を覚えることができますし、「長」「会」「員」のようなもう一つの漢字を定着させることもできます。

12.たまに親がミニテストする

漢字ドリルや漢字帳を毎日やっている子どもが、なぜかテストで点数がとれない…。と思ったら、ミニテストをしてみましょう。子どもがどういう漢字を覚えていないのか親が把握することで、一緒に勉強したり教えることができます。厳しく叱ったり一日何時間もするのではなく、ゆっくりでいいので毎日少しずつ丁寧に教えてあげてください。

13.音読しながら書く

耳と手、目と耳、目と手など、同時に動かすことは脳にいいと聞いたことがありませんか。漢字を書いてただ手を動かすだけでなく、音読しながら書くことで耳と手を同時に使うことになり、効率がアップします。

14.音読は歌にすると楽しい

「ただ音読するだけでは楽しくない」と子どもが音読を嫌がるようであれば、歌にして音読してみましょう。メロディーにのせることで楽しみながら勉強をすることができますし、脳にもとてもよいです。もしかすると、作曲をする力もぐんぐん伸びるかも知れませんね。

15.わからない漢字は漢和辞典で調べる

漢和辞典は部首や画数、読み、筆順、例文など、漢字についての情報が詰まっています。自分の意思で辞典を開くことで、漢字に興味を持ち、理解しながら覚えることができます。辞典で調べることが習慣になると、漢字を覚えるスピードがグンとアップするはずです。

16.漢字カルタで覚える

漢字は象形文字です。漢字のもともとの形を見て、だから今のこの漢字になっているのだと理解することで、簡単に覚えることができます。漢字カルタには象形文字と今の漢字が一緒になっていたり、部首や音からできている漢字を覚えるためのものもあります。おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に、カルタで楽しみながら漢字を覚えるのもいいですよね。

17.電車やバスの中吊り広告を読む

自分の子どもの年齢を考慮して、読めそうな漢字や書けそうな漢字があると「あれ何と読むんだっけ?」と聞いてみたり、一緒に電車の広告を読むことで漢字に触れる機会が増えます。楽しい会話が増えることで、親子のコミュニケーションも深まりますね。

18.市販の練習ドリルで練習

漢字を覚えるにはひたすら書くのみ、という意見もあります。手が覚えるなんて言葉もあるように、覚えられない漢字はドリルで徹底的に潰しましょう。「一日10回書く」など目標を決めてやるとよいでしょう。

19.漢字検定にチャレンジ

ある程度漢字が定着してきたら、漢字検定にチャレンジしてみましょう。理解していたつもりだったけれど覚えることができていなかった漢字や、雑に書いたせいで間違いとみなされてしまったり、反省して次に生かせるところを見つけられるいい機会です。目標を立てて勉強すること自体がとてもいいことなので、ぜひ挑戦してみてください。

20.覚えたらご褒美をあげる

覚えられない子どもを叱りつけるよりも、覚えることができた子どもを褒めてあげましょう。覚えられない漢字が10個あっても、毎日練習することで1個覚えられたのだったら大収穫です。

過剰なご褒美はよくありませんが、「この前のテストで間違えたところを一週間で3個ずつ覚えよう」など目標を決めて、達成できたらお菓子を買ってあげるなど、適度なご褒美をあげて取り組むことで、やる気を持続させることができます。

この記事を書いたライター

木下みずき

ウォーキング始めました!運動と食事で5kg減を目指すダイエッターです!