モンスターペアレントへの対応に関する記事

『【モンスターペアレント対応】学校/園のモンペ診断/対策』

モンスターペアレントの対応の仕方とは?園や学校のクラスのママやPTA役員ママがモンペだったらどうやって付き合っていく?

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モンスターペアレント4つの対応&学校や園のママ友モンペ診断

モンスターペアレントとは、ご存知の方も多いように学校や幼稚園・保育園、病院等へ理不尽かつ身勝手な要求をする親のことです。お子さんが入園、入学後あるいは新学期などで新しいママと知り合うと、中にはモンスターペアレントが紛れていることもあります。

そんなとき対応を間違えてしまうと、モンペの刃があなたやお子さんに向いてしまうこともあります。こちらでは学校や幼稚園・保育園、ご近所、学童など身近に潜むモンスターペアレントと上手なお付き合いをする4つの方法と、モンスターペアレントかもしれないママを見抜くモンスターペアレント診断をご紹介します。

モンスターペアレント診断!ママ友はモンペ?

それでは早速ですが、あなたの近くのママ友やあなた、ご主人や同居している姑などのモンスターペアレント度を診断してみましょう。

下記の10の質問を読み、ママ友が該当する数を数えてください。

  1. 運動会は危険だからなくなって欲しいと思っている
  2. 給食費は払う必要がないと思っている
  3. 時間帯を考えず、学校や園、担任に電話やメールをする
  4. 仲の良い子とは同じクラスに、苦手な子とは違うクラスにして欲しいと担任に言う
  5. 子供の前なのに先生をあだ名で呼ぶ
  6. 学校での掃除時間は必要ないと思っている
  7. 子供同士の些細なケンカにも、すぐ口を出してしまう
  8. 自分の子供の問題行動の原因を、先生や友達のせいにする
  9. 給食エプロンや体操服は学校で洗濯してほしい
  10. 学校からの子供のお迎えや面談などの呼び出しに応じない

以上でママ友診断は終了です。YESの数はいくつでしたか?
これらの質問事項は、常識や社会性のある親には見られない行動です。一つでも当てはまった場合は、何かしら集団生活を行う上での考え方に問題がある可能性があります。

あなたが当てはまてしまったら…

親がモンスターペアレントである場合、子供がモンスターチルドレンになってしまう可能性が出てきます!「情けは人のためならず」と言いますが、自分の考えや行いが自分への災いとなって帰ってくる前に、相手の立場に立って考える習慣を身につけましょう

<YESの数で分かるモンスターレベル>

  • 1~2個…ちょっと口うるさいクレーマレベルと考えてよいでしょう
  • 3個…当てはまってしまった場合は、モンスター予備軍です!感化されないように注意しましょう
  • 4~5個…ミニモンスターです!十分な警戒が必要ですよ
  • 6~7個…立派なモンスターペアレントです!早急になんらかの対応をすべきです
  • 8個以上…ジャイアントモンスターとなっています!周囲からも相手にされていないのでは?

モンスターペアレントへの4つの対応

もしも、子供のクラスのママ友や近所のママ友、PTA役員などがモンスターペアレントだとわかったら、「付き合わなければいいや」と言うわけにもいかない人も多いでしょう。そんなときは、上手な距離の取り方をすることが非常に大切です。こちらではお互いに不快な思いをしない上手なお付き合いのポイントを4つご紹介します。

うまくスルーする

同じ園や小学校、近所に住んでいる場合などは、これからも付き合いが続きます。モンペを冷たくあしらっていると思わせず、けれどもあなたが一定の距離を保とうとしていると感じてもらえるように垣根を作りましょう。

そのためには、相手がモンペ発言をしてきても「へーそうなんだ」「そんなことがあったんだね」と、自分の意見は言わず、うまくスルーして聞き流す対応が効果的です。相手は、自分のモンペ発言に同意させようとしてくるかもしれませんが、決して同意も否定もせず、上手にはぐらかし、「用事があるから」と席を外してしまうなどの対応をしましょう。

同調はしない!がベスト

モンスターペアレントとの意見に適当に同調するのは危険です!狭いママ友の社会の中では、話が回りまわって「あの人もそう言っていた」となるものです。いつの間にかあなたがモンペ認定されてしまいかねません

なるべく関わらない

冷たくしたり無視したりするのは、かえってトラブルの元となりかねませんが、かといって必要以上に仲良くする必要はありません。なるべく関わらないことが一番です。

絶対に関わらないというのは無理でも、忙しいという理由を付けたりして、少しずつ距離をおいて関わらないようにしていきましょう。いきなり避けたり、露骨に無視をしたりすることはやめましょう

逆らわない

クレーマーやモンスターペアレントと呼ばれる人の行動は、自分勝手で自己愛が強い「自己愛性人格障害」という人格障害が原因であると考える専門家も少なくありません。近年モンスターペアレントが増加し続けていますが、自己愛性人格障害の患者数も増加傾向にあるそうです。

自己愛性人格障害の原因は、気質や性格だけではなく、脳内の伝達物質の過不足なども考えられますので、理屈だけで問題を解決しようとすると、かえって泥沼にはまり込み厄介なことになりかねません。自分の意見がすべて正しいと思っていることが多いので、へたに逆らったり、意見したりすると関係がこじれたり、場合によっては仕返しをされることもあります。

「このままではあのママ友も子供も幸せになれない!」と相手のためを思い、仏こころを出して間違いを諭しても、相手は脳の働きにより正常な判断が困難である可能性もあるため、逆に逆恨みされる危険性があることを覚えておきましょう。

先入観を捨てる

「あの人ってモンペらしいわよ」と別のママ友から噂話を聞いた場合、鵜呑みにせず先入観を捨てて付き合うことも大切です。モンペと噂された原因は、単にコミュニケーション不足、行き違いや勘違いであった、ということもありえます。

むしろ、あなたにそのママ友をモンペだと言ったママが、実はモンスターペアレントであったということも考えられますので、ママ友とのお付き合いを考える時は、相手の人格を自分で確認をするようにしましょう。冷静になることが大切です。

モンスターペアレントの矛先が自分に!?5つの対応

モンスターペアレントの矛先は、幼稚園や保育園・学校の先生だけに向くとは限りません。ほとんどが、かわいい我が子のためにしていることですので、その攻撃先があなたに向かうことも十分あり得ます。そんなときはどのような対応をするべきなのでしょう。

ひとりで悩まない

頼れるママ友に話して、味方になってもらいましょう。大人数になれば矛先も向きにくくなります。何かあった時に相談することで、一緒に対応策を考えてもらうこともできますね。

記録を付ける

言われたことや、されたことなどをメモや日記などに残し、記録しておきましょう。可能であれば、音声なども録音できると、いざというときに証拠として使えます。第三者に相談するときにも、記録があれば冷静な目で判断してもらうことができますね。

様子をよく見る

アナタを攻撃するモンスターペアレントのママ友も、好きで攻撃してきているわけではないのかもしれません。相手がどういう気持ちで言っているのか、どうしてほしいのかをこちらが先に汲み取ることで、相手の頑なな気持ちがやわらぐかもしれません。

実は普段モンスターペアレントとまではいかないレベルの人でも、子供のことで一時的に頭に血が上っているのかもしれません。また、あなたが原因ではなく、モンスター化したママ友自身が個人的に悩みを抱えているのかもしれません。相手の様子をよく観察することで、適切な対処を行いやすくなりますよ。

割り切る

子供同士の関係は続いても、親は親、と割り切った考えも必要です。子供同士仲が良いから親も仲良くしなければならないという関係は、子供が大きくなり小学校に入学すると、そこまで必要でなくなります。無理に付き合わなくても、最低限で接していきましょう。

気にしない

もしモンスターペアレントが、子供のクラスの保護者などにあなたの悪口を色々吹き込んでいたとしても、他のお母さんや先生方は「あのママ、モンスターペアレントに嫌がらせされてお気の毒…」とわかっていることが多いです。また、他にも「同じような目にあった!」という人はいるでしょう。

こちらに非がなく、言いがかりをつけられたのであれば放っておき、ドーンと構えておことで、そのうち自然に力になってくれる人が出てくることもありますよ。

先生も苦労しています…園や学校への8つの対応法

モンスターペアレントという言葉ができたのはここ10数年くらい。年々増加傾向であるとされ、モンスターペアレントに苦労している幼稚園や保育園、学校、病院、塾、学童の先生も増えています。モンスターペアレントは、忙しい先生方にあり得ない要求や信じられない言動を多々投げつけ、相手の立場を考えないため、うつ病や退職に追い込まれた先生方も少なくありません。

この様な教育現場の実態を背景に、先生方の中にも先入観が芽生えているのでしょう。中には、学校へ意見する保護者全てをモンスターペアレントと勘違いする先生もいますそんな先生と話しをするとき、ママやパパがほんの少し歩み寄って伝え方を工夫することで、モンペ認定を回避することができます。幼稚園や保育園、学校の先生へどのような対応をとるべきか、言い方やポイントをご紹介します。

学校でのトラブルは先生を介して話し合う

学校内でトラブルがあった時に親同士で解決をすることはやめましょう。親同士でやり取りをすることで、学校へ怒りの矛先が向かってしまい、見当違いのことになってしまうケースもあります。

親が子供のトラブル全てに口を出すのではなく、学校のことはある程度担任に任せ、子供が口下手で上手く話せないがとても悩んでいる時などは、相手の保護者ではなく担任に伝え、保護者と学校双方で協力して子供を育てていきたいという意思表示を行うことで、先生との信頼関係を築きやすくなります

双方の話しを聞くまでジャッジしない

学校で起きたことは親にはわかりません。わからないままに自分の子供の話しを鵜呑みにし、親同士のトラブルに発展することも多々あります。

子供を信じたいのは親心です。けれど、その信頼が正しい行いをした時のみ与えられるのでは、子供は自分の失敗や汚い面を受け入れられず自己肯定感は育まれません。子供は自分を守るために、時には嘘をつくものです。トラブルがあった時には是非お子さんのために、学校での様子、周囲の子の証言などを先生に確認してあげて下さい。嘘をついていることに親が気づいてあげることで、お子さんが救われることもあるのです。

「なんでこんなことしたの!なんで嘘をつくの!」と子供を責めるのではなく、「今回は失敗したけど、いい勉強になるね。実はお母さんも子供の頃…」と、自分の失敗談などを語り失敗しても見捨てずに受け止める親の対応は、子供への勇気づけになります。また、相手の子供が嘘をついた場合も同様ですね。子供達が健全に成長していくためには、子供特有の弱い心を大人が責めるのではなく理解して、きちんと話しを聞くことが大切です。

冷静に話しをする

クレーマーやモンスターペアレントに多いのが、怒りに任せてその時関係のない不満まで全てぶちまけるパターンです。感情的になってガーッと相手をまくしたてても、物事はうまく伝わりません。相手も委縮してしまいますし、すぐにモンペ認定されてしまいます。

子供のトラブルで先生に話しをする必要があるときは、事前に話すポイントをまとめてお、冷静に話すようにしましょう。

疑問文で話す

学校や園で話し合いをする場合は、話し方や聞き方もポイントになります。意見するばかりで、聞く姿勢がない人はコミュニケーション能力が低いモンペと思われてしまいます。また、一方的に自分の主張ばかりすると、「あなたが全て正しいのですね…」と相手は呆れかえるだけです。

「私は○○だと思います!」で終わるのではなく「○○ですが、先生はどうお考えですか?/どう思われますか?」と相手に疑問文で尋ねてみましょう。物事を「こうだ」と断定して話すより、聞く姿勢を見せられるため、相手との話し合いもスムーズに進みます。

学校でのトラブルは全て先生の責任と勘違いしない

学校や園で起こったことは、そちらで責任を!となる保護者の方も少なくありません。確かに、日中子供達の様子を見ているのも、子供達に影響力があるのも先生です。特に思春期になると親の発言には耳を傾けない子供が急増します。けれど、基本的な躾などは家庭での教育、親の責任です

モンスターチルドレンを育てるのは…

学校に子供の学校生活に関わる全てのことを押し付けて、文句ばかりを言う無責任で他力本願な姿はまさにモンスターペアレントであり、そんな親の背を見て真似て育つ子供も無責任で他力本願なモンスターチルドレンになってしまうかもしれません

子供のトラブルは誰の問題でしょう?自力で解決することが困難だからと親は先回りしがちですが、それをいつまでも続けてあげられませんよね。大きくなって突然「もう大きいんだから自分でしなさい」と突き放されても、子供は混乱してしまいます。なぜなら、それまで周囲の子供達が辛くても自力で解決するように頑張ってきたのに、自分は親が代わりに障害を取り除いてしまったために、その経験値が低いからです。

園や学校などの集団生活は障害を自力で乗り越えるトレーニングの場所、いざとなったら相談できる「先生」という存在がいる守られた環境です。一方、大人の社会は正しいことや努力が必ずしも評価されるわけではない理不尽で、相談するにもお金を払わなければならないほどシビアな世界ですよね。

ですからどうかパパやママも子供の問題を先生の責任にせず、家庭と学校で協力して教育する姿勢をみせてください。「あれは先生が悪い」と責めるのではなく、社会の理不尽さと戦っている先生方の気持ちを汲む優しさを子供に見せてあげて下さい。社会の荒波に打ち勝つ強い子に育てるためには、そうした親の背中がとても大きな教育になるでしょう。

意見とクレームの境界線に気を付ける

学校にとって全てのことがクレームとなるわけではありません。学校をより良く改善するための提案なることがありますので、意見することは悪いことではありません。ただし、言い方は非常に大切です。感情的に担任の悪口を言うなど、文句はやめましょう。学校に言う前に一呼吸をおいて、この意見クレームになってないかな?と言い方や内容を確認しましょう。

相談しに行くという姿勢で

誰でも上から目線であれこれ言われるのは腹が立ちますよね。敵対心をむき出しにされると、同じような気持ちになるものです。学校や園に言いたいことがあるからと、思いを伝えるのは大切ですが、「ひとこと言ってやる」とか「話をつけてやる」などという敵対意識は持たず、相談しに行くという姿勢で臨みましょう。先方の態度も変わってきます。

事前に連絡をする

学校へ行く場合は「乗り込む」のではなく、事前に連絡を入れましょう。「いつもお世話になっています。○○のことで相談があるのですが…」とアポを取ることで印象はよくなります。また、電話で話す場合も、「お忙しいところすみません」と切り出すことによって丁寧な印象になります。

この記事を書いたライター

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪