お遊戯会のトラブルに注意!先輩ママ直伝のママ友との付き合い方
幼稚園や保育園のお遊戯会といえば、可愛い我が子の晴れ姿が見られる数少ない機会です。バッチリ映像に収めようと朝から張り切っているパパやママは多いのではないでしょうか。ところがそんな晴れの舞台の裏側で、さまざまなトラブルが起こることも。子供を溺愛するママ友やモンスターペアレントなどがトラブルを引き起こすこともあるようです。
一体どんなトラブルが起こっているのか、実際にトラブルに遭遇した経験があるという先輩ママに聞いてみました。ここでは、ほんの些細なトラブルから、お遊戯会全体を揺るがすようなトラブルまでをご紹介。お遊戯会は未経験というママは何が起こっても驚かないように、ここで紹介する体験談を参考に今から予習をしておくことをおすすめします。
モンペとママ友が酷い…本当にあった「お遊戯会トラブル」
自分勝手な保育園ママには要注意!
お遊戯会でうちの子はダンスを披露しました。衣装等は先生が準備してくれたので、家族皆で見に行きました。会場に着くと真っ先に目に飛び込んできたのが、ステージから一番近い場所にシートを敷いて場所取りをしていたママ。びっくりしたのは、そのママがただシートだけを敷いたままで、自分の子供が出演しない時はほとんど席を外していたことです。近くで見たがっていた他のママ達にとても迷惑がられていました。
しかもそのママは、自分の子供が出てくると立ち上がって大声で声援を送っていたので、その光景を見てかなり引いてしまいました。気がついた園長先生に座って見るように言われて、ようやくそのママは落ち着いて座って見ていましたが、子供の出番が終わるとまたすぐに姿が見えなくなっていました。こういう保育園ママには挨拶だけはしっかりしますが、トラブルを起こしたくないので、普段からあまり親しいお付きあいはしないようにしています。
ルールを守らない夫婦にモヤモヤが晴れず
幼稚園でのお遊戯会での話です。園児たちは、劇を親たちの前で発表するという形になっていました。親はステージの前で座って観るのですが、その幼稚園では朝早くから毎年場所取りのための行列ができるのです。当日は混雑をさけるために、バスの運転手さんが何組かずつに区切って入場させていました。そして、ちょうど私の前で区切られた時、すぐ後ろにいた夫婦が隙を見て、ルールを破ってそのまま走って会場に入っていったのです。
順番を抜かされて、あまりにも常識のない親の行動に腹が立ちました。あっという間のできごとだったのと、知らないママだったということもあり、後から嫌みの一言も言えずじまいで、何年もたった今でも思い出すとモヤモヤします。ママ友の中ではすぐに噂が広まるので、あまりにも常識はずれな行動は慎んだ方がいいと思います。
子供にだって気遣いが必要です
息子が幼稚園の年少だった時のことですが、運動会でお遊戯の発表がありました。親子のお遊戯をすることになり、事前にお面作りをするために、参観も兼ねてお母さんたちが集まりました。お母さんたちはそれぞれが子供の隣に座り、思い思いにお面を作り始めたのですが、ある女の子が1人で机の端にぽつんと座っていたのです。
彼女のお母さんはパートで仕事をしているらしく、幼稚園の行事には全く参加しません。いつもは代わりにおばあちゃんが来ていたのですが、その時はなぜか一人。先生は気付いているはずなのに声かけもせず、少し周りのお母さんたちがざわつきました。結局、隣にいたお母さんがその子の分も手伝って2人分のお面作りをしました。黙って絵を描いている姿がかわいそうで、未だに忘れられません。
お遊戯の当日、その子のお母さんは何食わぬ顔で他のお母さんが作ってくれたお面をつけて、お遊戯に参加していました。手伝ってくれたお母さんに、お礼の一言もなかったそうです。その後のお付き合いが全くなかったことは、言うまでもないです。どのお母さんも子供のために、一生懸命時間を作って参加しています。だからこそのお互い様なので、一方的におんぶに抱っこではお付き合いが続きませんよね。普段から母親同士の関係は、フィフティフィフティになるように気をつけています。
園長先生の対応でその場の空気が一変
子供が通っていた幼稚園では毎年、年少は「おおきなカブ」のお話をやることになっているので、衣装作りもなく親は楽です。1学年30人のこぢんまりしたその園は、障害のある子も積極的に受け入れているのが特徴でした。足の悪い子、自閉症の子など様々な子がいて、健常児は障害のある子を助けている姿がよく見受けられ、そういうところがとてもアットホームな園でした。
しかし、子供が年少のときの発表会で、自閉症の子がもうどうにもならないほど舞台上で暴れてしまったのです。紙の衣装をビリビリに破いたり、抱っこしようとする先生を噛みついたりして、もうお遊戯会どころではなくなってしまいました。よく園に出向く母親はそういう光景にも慣れていますが、お遊戯会にビデオを構えてやってきた父親たちはビックリ!「あ~あ」「台無しだな」という声も聞こえ、暴れてしまった子の母親は頭を下げまくり気の毒な光景でした。
劇はストーリーもなにもないまま終わって不穏な雰囲気が漂う中、園長先生が保護者たちに向かって「お遊戯は見せるため成功するためにやっているのではありません。良いこともそうでないことも子どもたちが経験を積むためのもの。みんなよく頑張りました」と言いました。その場の雰囲気は一変し、文句を言っていた父親たちも黙りました。
そんなことがあってママたちの結束が強まり、よりよい雰囲気の学年になった気がします。ママたちの付き合いについて悩みも、結局は園次第だなと実感しました。
非常識なママの行動に誰も注意できず
子供の幼稚園の年少でのお遊戯会での出来事です。クリスマスが近かったため、子供たちは可愛らしいサンタの衣装を着て、クリスマスソングを歌うことになっていました。その会場で、あるクラスメイトママの常識外れの行動に驚きました。
当日は席取りが原則禁止で、先生からもそう伝えられていたのですが、そんなことおかまいなしに彼女一人で6人分の席を押さえていたのです。どうやら彼女と同じママ友グループの他のママたちのために席取りをしていたのです。それを見た他のママは呆れてひそひそ話していましたが、彼女は悪びれることもなく涼しい顔をして座っていました。
事を荒げたくなかったので、結局誰も注意をせずに見て見ぬふりをしていました。ママ友とは幼稚園を卒園するまでずっと付き合っていかなければならないので、こういう時でも下手に関係を悪くしたくないのが本音です。
お遊戯会は見るだけじゃなくお手伝いも必要
娘が通っていた幼稚園の話です。毎年お遊戯会があり、子供の成長をみるのは親として楽しみでした。しかし、幼稚園のお遊戯会は見るだけではなく、沢山の手伝いがあります。当日はもちろんの事、事前の衣装の準備もありました。3年保育だったので、園の配慮もあり年中さんの母親が中心となりお手伝いをします。しかし、中には3年間何の手伝いもしない方もいるのです。
お遊戯会は休日に行われますが、リハーサルや準備等は平日の昼間。もちろん無償の手伝いですし、仕事されている方は参加が難しいと思います。そのため、不満に思う方も多く、個人を名指しした影口もよく聞こえました。お遊戯会に関わらず、手伝いに来ない方への陰口は卒園まで続くのです。
私も不公平感はありましたが、陰口を一緒に言う気にはなれず嫌な気持ちのまま聞いているだけでした。私だって誰に何を言われているかわかりませんからね。ママ友達は友達ではないと割り切って、必要最低限の付き合いをすれば良いと思います。
こんな近くにモンペがいたなんて!
上の息子のお遊戯会に初めて参加した時の話です。息子達のクラスは「3匹の子豚」の劇をやることになっていました。親は各動物の簡単な衣装を作成しなくてはならず、私もネットなどで動物の写真を参考にしながら頑張って作成しました。毎日練習をしていたことを知っていたので、1人1人が頑張って演じている事に感心しながら見ていました。
お遊戯会も中盤に差し掛かり、みんな真剣に見入っている時に事件は起きたのです。前々からモンスターペアレンツじゃないかと噂させれていたママが突然、「○○ちゃんが見えないじゃないの!!あなた、どきなさい!!」と言い出したのです。その場は凍りつき、子供達も何が起きたか不安そうな表情になっていました。
結局、何となく微妙な雰囲気で劇が終わりました。先生からは謝られるし、子供もよく分からないまま終わってしまい、その後お遊戯会については話題にすらしなくなりました。ママ友とは基本的に付かず離れずな距離を取るように付き合っていますが、こういった変わったママもいるんだなと改めて思いました。
合奏の楽器にまで口を出す強引なママ
幼稚園のお遊戯会で子供達が合奏を披露しました。衣装や練習等、全て幼稚園の先生が準備してくれるので、ママ達は当日見に行くだけでした。そして、その合奏の担当楽器を決める際に少々揉めたのです。基本的には子供がやりたい楽器を選ぶのですが、親がやらせたい楽器が違うと子供の希望を無視して、先生に変更するよう要望するママが何人かいました。
大太鼓やシンバル等、担当が一人の楽器をやらせたいようで、鈴やカスタネット等、大勢でやる楽器はやらせたくないらしいのです。先生が、子供がとてもやりたがっているというような話をして説得して、結局ママが折れていましたが、いつまでも根に持って先生の文句を言っていました。幼稚園のママ友とは、なるべく他のママの悪口を言わないように付き合っています。いつどこで漏れるかわからないので、注意しています。
自分の事しか考えられない人
クリスマス会で子供たちが歌を歌いました。ママ達は見るだけの参加です。会場は保育園のリズム室というやや狭い部屋だったので、子供達と大人達が入るとぎゅうぎゅう詰め状態でした。いちおう座布団が敷いてあるのですが、全員分の数は足りません。あるママは初めてのお遊戯会でとても張り切っていたのでしょう。朝早くから保育園の前に並び、一番前の一番いい席を陣取りました。
そこまでは良いのですが、そのママは自分と旦那の席のほか、自分の両親、それから旦那の両親の計6人分の席を場所取りしたのです。祖母と祖父は後から来るらしく、その間ずっと席は空いたまま。自分の事しか考えておらず、本当に呆れました。そこにいる親たち全員が楽しみにしていたのに、そんな場所の取り方をされて本当に腹がたちました。この事に関しては誰も文句を言う人がおらず、何の解決にもなりませんでした。
同じ地域に住んでいると、子供は保育園、小学校、高校とずっと付き合って行かなければならないので、どんなに嫌なことがあってもにこやかに過ごす。トラブルを起こさないことが必要だと思います。一度トラブルを起こしてしまうと、長い間嫌な気持ちのまま過ごさなくてはならないですからね。
周囲の噂話に流されないことが大切です
お遊戯会はミュージカル風の劇をします。子供が大きくなるにつれてちゃんとストーリーがあり、はっきり話すセリフもあるので子供は頑張っています。私は、その中で保護者の出し物である歌の発表の係りをまとめるように頼まれ、子供が年長だったのもあり快く引き受けることにしました。
一緒に担当した方がサバサバしている気持ちいい人だったのもあり、特に問題もなく、楽しく練習できた印象でした。小さいお子さんや妊婦さんもいる中、出来るだけ無理しないように配慮できましたし、みんなで楽しく終わりました。ですが、その後で何ともいえない違和感を覚えたのです。とある方に「あのまとめ役って、自分からしたいって言ったんですって?」と言われたのです。とても驚き衝撃でした。どうやら一緒に担当した人が、私のことをそんな風に言っていたらしいのです。その時は、何をどう言われているのかぞっとしました。
その人とはその後のお付き合いもなく、私が放置したので大きなトラブルにはなりませんでしたが、気分を害したのは事実です。とにかく陰で何を言われているのか怖いです。自分の本音は信じられる人にだけ話すのが一番です。特に、噂話などは厳禁です。
ベストショットにこだわりすぎて周りが見えないママ
息子のお遊戯会の演目は歌でした。この日のために、おうちでも一生懸命練習していて、私たち親はすごく楽しみにしていたんです。うちは始めてのお遊戯会だったので、お遊戯会の当日カメラ持参で行き、前のほうに席をとって撮影する気も満々でした。他のママパパたちも、自分の子供の雄姿をカメラに納めながら、にこやかに見ていました。いよいよわたしの子供の演目が始まりカメラを構えていたところ、カメラを持ったママがステージと保護者席の間のスペースをあちこち移動し始めたのです。
自分の子供を撮りたい気持ちは分かりますが、あまりにも後ろの保護者席を無視していて、本当に呆れました。先生方に注意されていましたが、本人はすごく不満顔。せっかくの子供の雄姿を、無粋な行為で邪魔されたこっちが不満です。そのママは同じクラスの子供の保護者でしたので、わたしもお話はしたことがあります。何かを注意しても響かないような方なので、距離を取るようにしています。一番大切なのは子供が元気で過ごすことなので、普段からママ同士の付き合いは当たり障りのない程度に留めるようにしています。
要注意人物を見極めることでトラブル回避
幼稚園の年長さんのお遊戯会で「赤ずきんちゃん」をやりました。準備の段階で、私は足りない衣装を作成し、練習と本番では子供たちに衣装を着せるお手伝いをしました。その練習の際に、他のお母さんから幼稚園に何かと難癖をつけるお母さんの話を聞きました。
今回の劇についても、そのお母さんの子供がもともとオオカミの役だったのに、子供がオオカミなんて怖くていやだと言っていると幼稚園に抗議。結局、猟師の役と交代したそうです。最初に猟師役だった子のお母さんも、難癖をつけるお母さんのことを分かっていたようで、すんなり役を変えてくれて丸く収まったようです。
私は子供が幼稚園に入園してすぐに、この難癖をつけるお母さんを要注意人物としてマークしていたので、騒動に巻き込まれることはありませんでした。ママ友との付き合いは、早めに要注意人物を見極めることに限ると実感しました。
複数人で1役を演じても結局揉めます
お遊戯会で「ねむりひめ」をやりました。幼稚園で先生や子どもたちが衣装や小道具を作っていたので、親はみるだけの形で参加しました。劇の中では、王様・お姫様・糸をつむぐお婆さまなどの役が出てきますが、けんかにならないように、王様やお姫様は数人で交代して役を担当しました。ところが、同じ役でも場面によってはせりふが少なく、同じ役をした子どものママ同士で「前半の役の方がよかった」とか「どうやって役の順番決めたの?」など役の決め方について揉めはじめたのです。
たまたまその場にいた女の子が「じゃんけんで決めたけど、せりふが恥ずかしくて言えないお友達は、前と後ろで交代したよ」と分かりやすく説明してくれたので、先生とのトラブルにはなりませんでしたが、セリフが言えない子は家に帰ってから、「なんでセリフが言えないの」と怒られたらしいです。
私は、自分の子どもの性格をわかっているので、他人に突っかかることはありませんでした。それに、上手に役をしているお子さんのママに「上手だったね」と伝えても、本人は納得してないこともあるので、褒めるのは自分の子どもだけに。ママ友には余計な干渉をしないことが一番です。
そんなに自分の子だけ目立たせたいの?
アイドルグループの音楽に合わせて、先生が振付をした踊りをクラスの女子で踊りました。衣装は幼稚園からの貸し出しのワンピースでしたが、一度家に持ち帰り、裾が長い子は膝くらいまで上げてから幼稚園に預けるようにとのことでした。我が子は特に直すこともなかったので、そのまま提出してお遊戯会を迎えたのですが、クラスのとある3人組だけ、親たちが勝手に衣装におそろいのフリルや大きいリボンをたくさんつけて、衣装を変えてしまったのです。
ステージではその3人がかなり目立っていたので、その後ほかのお母さん達の反感を買い、お迎えの時など険悪な状況になりました。衣装を皆と同じように直させなかった幼稚園に、苦情を言った人もいたようで、来年以降は連絡のお便りに「衣装には手を加えないように」と記載するとのことでした。我が子が可愛いのは皆同じですが、親が無理に目立たせすぎるのは子供達の関係に悪影響を与えると思うので、親があまり子供の幼稚園生活に入れ込み過ぎないようにした方が良いと思いました。
可愛い役の争奪戦に
子どもの幼稚園のお遊戯会では、いろいろな動物が登場する劇をしました。うちの息子はクマの役でしたから、茶系の服を自分で用意したのみですが、お母さん達の中には子どもの服を手作りする人もいました。特に、うさぎ役がやりたい女の子が多くて揉めたようです。
他の動物に移ってくれる子もいましたが、結局は他の動物よりもうさぎ役が異常に多くなりました。うさぎの衣装はピンクのスカートなので、かなりアイドル性があり可愛い役。お母さん達は張り切ってフワフワのスカートや、チュチュなどを手作りして子どもに着せていました。子ども同士の譲り合いでトラブルは解決したけど、娘にうさぎ役をやらせたかったお母さんは悔しかったようで、うさぎ以外の役でも目立つ衣装を着せていました。
私はこういうトラブルには巻き込まれたくないので、なるべく親子ともに目立ちすぎないようにしています。ママ友とも、なるべく園の中でしか付き合っていません。