冬休みの過ごし方~子供の「ひま~」攻撃を回避し、楽しい思い出を作りたい!
小学校や幼稚園に通っているお子さんのいるご家庭では、冬休みをどのように過ごすのでしょうか?お子さんは待ちに待ったお休みですが、ママにとってはお子さんが毎日ずっと家にいるので、何をしようか、どこへ行こうかと気を揉んでしまうこともあるかもしれません。
しかも冬休みは1年の中でも、クリスマスや大晦日、お正月とメインイベントが目白押しの期間です。どうせならばお子さんの思い出になるように、充実した冬休みを過ごしたいものですよね。
今回は、充実した冬休みの過ごし方について提案していきます。年末年始ならではの楽しみ方や、パパもお休みだからこそできる家族のイベントを見つけましょう。また、地域によって違う冬休みの長さやその理由などもご紹介していきますよ。
地域によって違う冬休みの期間
義務教育においては、国によって年間の最低授業時間数は定められています。しかし、公立学校の冬季休業や夏季休業などにおける休業日は、各都道府県の教育委員会や市町村が決めることになっています。そのため全国でまったく同じということはなく、地域によって休業日数はさまざまなのです。冬休みの長さは、その地域の寒さや雪の量などにも関係しているようです。
関東地方の冬休みは、概ね12/25〜1/5,6あたりまでの地域が多く、夏休み40日間に対し、冬休み10日間が目安ですよね。
一方で、例えば北海道や東北など、雪が多く気温の低くなる地域では、冬休みは12/25~1/20頃までと、その他の地域に比べて長い傾向にあります。多くの地域では、夏休み25日間、冬休みも25日間と、夏休みと冬休みが半分半分に割り当てられています。夏休みと同じように、自由研究や工作、読書感想文などの宿題が出ることも一般的です。
長野県は少し特殊で、豪雪地域にもかかわらず12/27~1/5.6までと、休みが短いのが一般的です。昔は、寒中休みと呼ばれる、2月頃の寒さや雪の厳しい時期に1週間~10日ほどの休みを設ける地域もあったようですが、今ではあまり見られなくなっているようですよ。
幼稚園~小学校の冬休みを充実した時間にする方法
冬休みの過ごし方は人それぞれありますが、できればお子さんの思い出になるような充実した冬休みを過ごせるといいですよね。もちろん海外旅行なども素敵な思い出になりますが、国内や近所、家の中で楽しめることだってきっとあるはずです。そこで、充実した冬休みにするために、できることをいくつかご紹介していきます。
お正月遊びや書初めに挑戦
冬休みには、大晦日、お正月といった日本人にとって特別な行事があります。パパもお仕事がお休みのご家庭も多く、家族でゆっくり過ごせるのも冬休みの良いところですね。そんな冬休みには、お家でいつもはできないお正月遊びや書き初めなどに挑戦するのはいかがでしょうか?
凧揚げやコマ回しなどのお正月ならではといった昔遊びをお子さんに教えてあげれば喜んでもらえますし、家族のコミュニケーションとしても活用できます。凧揚げなど、お外で体を動かす遊びは、デスクワークばかりで運動不足なパパやママも良い運動になるかもしれませんね。ご実家に帰省されるのなら、おじいちゃん、おばあちゃんとの会話も弾むでしょう。
また書き初めは小学校や中学校で宿題になることも多いので、家族でやれば一石二鳥です。冬休みには是非、家族で昔ながらのお正月らしい過ごし方にチャレンジしてみましょう!
大掃除やお料理などお手伝いも積極的に!
年の瀬のママたちは、大掃除やおせち作りなどに忙しくしています。お子さんにも楽しみながらお手伝いしてもらえると嬉しいですよね。そこで窓拭きや子供部屋のお掃除など、お子さんでもできるお掃除を一緒に手伝ってもらいましょう。毎年恒例の大掃除は年末年始の風物詩となり、後々思い返すと良い思い出になるものです。
一緒に年賀状を書く
年賀状は、日頃お世話になっている方々に感謝を伝えるための大切な手段です。お子さんが学校や園などでお世話になっている方や、個人的に仲の良いお友達に年賀状を書いてみてはいかがですか?
年賀状を完成させた状態で、お子さんに好きな絵やお友達へのメッセージを書いてもらいましょう。また遠方の親戚やおじいちゃん、おばあちゃんにお子さんの絵や文字を送ると喜んでもらえるはずです。
1年の目標を立てる
冬休みといえば、大晦日にお正月。1年の終わりと、新たな1年の始まりでもあります。そこで家族の行事として、1年の目標を立ててみてはいかがでしょうか。毎年目標を立てておけば、大晦日に今年の目標が達成できたか、どんな1年だったかを発表しあうこともできます。家族としての目標やお子さんの目標を確認しておくことで、新たな気持ちで1年を始められるのでおすすめですよ!
雪遊びにチャレンジする
積雪地帯に住んでいるお子さんならば馴染みの深い遊び方かもしれませんが、家族ぐるみで遊ぶとなると大掛かりなものにもチャレンジすることができますよ。本格的なかまくらを作って、秘密基地のように遊んでみたり、中に明かりを持って行って、温かい飲み物やお汁粉を飲んでみるのも楽しいですね。
また兄弟でチームを組んで家族で雪合戦をしてみたり、昔ならではの雪遊びにチャレンジすることで、大人の知識や経験を生かした遊びを教えてあげる機会にもなります。
もし家の周りには雪が降らないという方は、思い切ってスキー場まで足を運んでみてはいかがですか?たくさんの雪に触れて遊んだ経験は、お子さんの中でとても良い思い出になるでしょう。まだスキーなどができない小さなお子さんでも、子供向けの雪遊びゾーンが併設されているスキー場も少なくありません。上のお子さんはパパと一緒にスキーやスノーボード、下のお子さんはママと一緒にソリ遊びといった楽しみ方もできますよ。
受験生がいる場合の冬休みの過ごし方は?
楽しい冬休みも、受験を控えたお子さんのいるご家庭では過ごし方も異なります。中学受験や高校受験など、受験を控えた兄弟がいる場合、下のお子さんはどうしても遊び方を制限されてしまうものです。
ある程度大きなお子さんならば、ひとりで遊びに出かけることもできますが、幼稚園や小学校低学年くらいの小さな子供ではそのようにいきません。毎日家にいて、さらに静かにしていなければならないとなると、ストレスになってしまいます。
家族で遠出はできなくても、夕飯は外食したり、いつもは遊べないパパとお散歩に行ったり、休日だからできることを積極的にしてあげたいですね。受験を控えた子はピリピリしていることもあるので、小さな子供でも気を遣ってしまうこともあります。もしもおじいちゃんやおばあちゃんが近くにいる場合には、下のお子さんだけでも遊びに行かせるという方法もあります。
東北や北海道など冬休みが長い場合のポイント
東北や北海道の小学校や中学校では、クリスマスぐらいから~1月半ばくらいまでが冬休みになります。ママ自身が冬休みが短い地域で育った場合、こうした長い冬休みに戸惑いを感じることもあるでしょう。お正月がおわってすぐに学校が始まる本州の子よりも、休みの期間が長い分、気を付けるべき点もあるものです。そこで、冬休みが長い地域のご家庭が注意すべき点を、2つご紹介いたします。
生活習慣は崩し過ぎないように
年末年始は初詣や里帰りなどで、何かと生活習慣も狂いがちになります。いつもは早寝早起きが習慣付いているお子さんでも、興奮して寝られないなんてこともあります。また、いつもは夜更かしをしていると怒るママでも、大晦日くらいは無礼講だと許してしまうものです。また朝も学校がないために早起きせずに、午前中はダラダラと過ごしてしまう子もいるかもしれませんね。
しかし、そんな乱れた生活習慣があまりに長く続くと、いざ学校が始まった時に生活リズムを戻すことが難しくなってしまいます。一度乱れた生活習慣を戻すのは、一苦労です。学校が始まる1週間くらい前には、いつものように早寝早起きを習慣づかせ、無理なく学校生活がスタートできるようにサポートしてあげましょう。
勉強する習慣はなくさない
冬休みが長いということは、その分学校の授業も遅れるということです。幼稚園や保育園児ならばともかく、小学生になった子は、休み期間といえども勉強する習慣をなくすべきではありません。冬休みが終わったら、今度は2ヶ月ほどであっという間に春休みが来て、進級します。今の内に、きちんと復習しておいた方が良いでしょう。
冬休みが長いと、勉強へのモチベーションや宿題への意欲が下がってしまうものです。学校が始まってから長期休みのたびに苦労しないためにも、家族で協力しながら、モチベーションを保てるようにしましょう。
冬休みは家族の絆を深めるチャンス!
クリスマス、大晦日、お正月、お年玉。なにかと行事が多く、子供にとっても特別な出来事が多い冬休み。長い地域も、短い地域もありますが、どうせならお子さんの思い出に残ったり、役に立ったりするような休みになると良いですよね。職種にもよりますが、働いているパパやママにとっても、この時期は1年でまとまった休みがとれる方が多いでしょう。特別なおでかけができなくても、家族で過ごせる時間を大切に、充実した冬休みを過ごせるといいですね!