小学生のお年玉の使い道に関する記事

子どものお年玉はどうしてる?管理の4つの方式と年齢別の任せ方を体験談15人分で

子どものお年玉はどうしてる?管理の4つの方式と年齢別の任せ方を体験談15人分で

小学生が実際にお年玉で買ったものを15人分集計すると、本と漫画、ゲーム、スポーツ用品、おもちゃの4つに分かれました。渡す金額の実例は小学1年生で500円、小学4年生で3,000円、中学1年生で1万円。年齢に応じた任せ方の目安がわかります。

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お年玉の管理に決まった正解はありませんが、選び方は4つに分けられます。全額を親が預かる、一部だけ渡して残りを預かる、半分に分ける、本人に任せて親は把握しておく。この4つのうちどれを選ぶかは、お子さんの年齢と、これまでお金を扱った経験で決まります。

お正月になると小学生にとって一番楽しみなのがお年玉。待ちに待った瞬間がやってきます。お年玉は、お子さんがお金の扱い方に触れるきっかけになります。使う前に、使い道について親子で話しておけると、後から気持ちがすれ違いにくくなります。

ここでは、小学生のお年玉の使い道体験談15人分をご紹介します。あわせて、管理のしかたの4つの方式、赤ちゃんから高校生までの年齢別の任せ方の目安、預け先の考え方、そして親が使ってしまう場合にどう整理すればよいかという点まで扱います。全部貯金するという選び方もありますし、前から欲しかったものを手に入れる経験にも意味があります。どちらかが正しいというものではありません。

お年玉とは

お年玉イラスト

お年玉は、新しい年にやってくる年神様(歳神様)にお供えした「鏡餅」を家族で分け合っていただいたことが始まりです。これは「御歳魂(おとしだま)」または「御年玉」と呼ばれていました。やがて、「神様」が「親」に、「お餅」が「お金」へと変わり、今のような形になったとされています。今年も元気で暮らせますように、という願いが込められているのです。

お餅からお金に変わったのは、そう古い話ではない

お年玉が現金を渡す形になったのは、都市に人が集まって暮らすようになってからと言われています。餅をつく家が減り、配るのが難しくなったことが背景にあるとされています。

この経緯を知っておくと、お年玉の性質が見えてきます。もともとはその年の無事を願って分け合うもので、対価として渡すものではありませんでした。お手伝いをしたから、成績が良かったからという条件がつかないのは、この性質が残っているからです。

お子さんに由来を話すときは、細かい説を覚える必要はありません。「昔はお餅を分けていたんだよ」という一言だけでも、受け取り方が少し変わります。

子どものお年玉はどうしてる?管理のしかたは4つに分けられる

他のご家庭がどうしているのかを知りたいとき、事例をばらばらに見ていくと迷いが増えます。4つの方式に整理すると、自分の家がどこに当てはまるかが見えてきます

全額を親が預かる

受け取ったお年玉をすべて親が預かり、お子さんには渡さない形です。金額の把握も管理も親が行います。

向いている場面は、お子さんがまだ金額の意味を理解していない時期です。数字が読めても、100円と1,000円の差が実感として分かっていない段階では、渡しても選ぶ材料がありません。

この方式で気をつけたいのは、お子さんが「もらった」という感覚を持てないまま終わることがある点です。体験談のさゆりーさんは、小学生になった年に方式を変えています。「小学生になって初めてのお正月でしたので、自分のお金という認識も持てるように、お年玉の中から500円を渡して、これで好きなお菓子を買っていいことにしました」とのことです。全額預かる形から、次の方式へ移る目安として参考になります。

一部だけ渡して、残りを親が預かる

体験談でもっとも多かった方式です。お子さんに一定額または「1つ買っていい」という枠を渡し、残りは親が管理します。

渡し方には2通りあります。

  • 金額で決める:500円、3,000円など、上限を金額で示す
  • 個数で決める:「好きなものを1つだけ」という形で、金額は相談する

個数で決める方式は、お子さんが選ぶ過程に時間をかけられるという特徴があります。体験談のみるくさんは「お年玉をもらったら1つだけ好きなものを子どもに買わせています。予算は3000円ぐらいのものと決めています」と、両方を組み合わせた形をとっています。

半分に分ける

もらった額の半分を渡し、半分を貯金する形です。割合が決まっているので、毎年考え直さなくてよいという利点があります。

体験談のうさぴょんさんは「必ずもらったお年玉の半分は残しなさいと伝えてあり、残ったお年玉に関しては、ママが管理しています」とのことです。そのうえで「もらったらお年玉の半分さえ残せば、何を買っても何に使ってもかまわないと思っているので、自由にさせています」と書かれています。

この方式の効きどころは、金額の交渉が発生しないことです。「あと少しだけ」というやりとりが毎年繰り返される場合、割合で決める形に変えると話が早く済むことがあります。

本人に任せて、親は把握しておく

管理をお子さんに任せる形です。ただし体験談を見ると、完全に手を離しているご家庭はありませんでした

Mmmさんは「小学生になってからお年玉の使い道は、本人に任せています」としたうえで、「ただ、一応何に使って今いくら残っているかというのは、私もきちんと把握するようにしています」と書かれています。のぶママさんの家では「高額のゲームソフトが欲しい場合には、必ず父親と相談している」という形になっています。

つまりこの方式は、使う判断は本人、金額が大きいときだけ相談という組み合わせです。任せることと放っておくことは別だと考えると、移行しやすくなります。

体験談15人が選んでいた方式

15人分の記述を分類すると、次のようになりました。

方式人数お子さんの年齢
一部だけ渡して残りを預かる8人小1から中1まで幅広い
本人に任せて親は把握4人小2、小3、小6が中心
半分に分ける3人小1、小1、小6
全額を親が預かる0人該当なし(未就学のみの家庭は含まれず)

この集計で目を引くのは、「一部だけ渡す」が半分以上を占めていることです。全部渡すか全部預かるかの二択ではなく、間をとる形が実際にはもっとも多く選ばれていました。

もうひとつは、年齢と方式が単純に対応していない点です。小学1年生で半分渡している家庭もあり、小学6年生で親が管理している家庭もあります。学年で決まるものではなく、お子さんの様子とご家庭の考え方で決まっているということです。

年齢別:どこまで本人に任せるか

方式が4つあると分かったところで、次に迷うのが「うちの子には何歳から何を任せるか」です。年齢ごとに、できることと難しいことが違います。

赤ちゃん・未就学の時期

この時期のお年玉は、全額を親が預かるのが現実的です。金額の意味が分からないうちは、渡しても選ぶ材料がありません。

ただ、預かる際に決めておくと後が楽なことが3つあります。

  1. 誰からいくらもらったかを記録する:お礼を伝えるときにも、後で本人に渡すときにも使えます
  2. 預け先を最初に決める:家に置いたままにすると、他のお金と混ざります
  3. 渡す時期を決めておく:成人、就職、進学など、いつ本人に渡すかを夫婦で話しておきます

体験談のゆうママさんは4才のお子さんについて、「今まで欲しがったおもちゃを一つ買うようにしています」という形をとっています。未就学でも、お年玉で何かを買う体験自体はできるということです。この年齢では金額の判断は難しいので、選ぶ楽しみだけを渡すという考え方になります。

小学校低学年(1年生から2年生)

金額の大小が少しずつ分かってくる時期です。ここで渡す額は、少なくて構いません

体験談のさゆりーさんは小学1年生に500円を渡しています。その様子が印象的です。「お菓子コーナーで喜んでワクワクしながら好きなお菓子を選ぶ子どもは、興奮して30分ずっとお菓子コーナーにいました」とのことです。

500円という額でも、30分迷えるだけの選択肢があるということです。金額を大きくすれば経験も大きくなるわけではありません。この時期に体験してほしいのは、選ぶ、迷う、決める、という流れそのものです。

この時期の会話は、次のような形になります。

「これは500円までだから、これとこれのどっちかだね」
「両方は買えないんだけど、どっちがいい?」

「無駄なものを買わないように」という言い方ではなく、選べる範囲を先に示す形にすると、お子さんが自分で判断できます。

小学校中学年から高学年(3年生から6年生)

金額の感覚がつき、欲しいものが具体的になる時期です。体験談でもこの学年が多く、渡す額は3,000円前後、あるいは半分という形が見られました。

この時期の特徴は、買ったものが趣味や習い事につながってくることです。かなママさんの小学6年生はグローブ、みおんさんの小学4年生はサッカーのスパイク、ちえりんさんの小学6年生はラジコンのパーツを選んでいます。

ちえりんさんの記述に、この時期らしさが出ています。「様々なアングルからじっくり検討した上で、本当に自分が欲しいもの、今必要なものということで商品を決めていた」とのことです。比較して選ぶという段階に入っているということです。

本人管理へ移すなら、この時期が現実的な入り口になります。きょんママさんは「今年はお金の感覚も理解できているので、出来るところまで自分の判断に任せてみようかなとも思っています」と、小学2年生から3年生に上がるタイミングで検討されています。

中学生

中学生になると、金額そのものが上がることがあります。制服や部活の用具など、必要なものも増えます。

体験談のMaxaさんの家では、中学1年生に対して「1万円はお小遣いとして渡し、金額の高い物は1点のみ購入可、残りは子ども名義の通帳に貯金」という形をとっています。渡す枠と、大きな買い物の枠を分けている点が特徴です。

Maxaさんの家には、もうひとつ興味深い線引きがあります。「学校で使うものは買ってあげるけれど、私服は自分のお小遣いで買ってもらっています」というものです。親が出すものと本人が出すものを、あらかじめ分けている形です。この線を引いておくと、その都度の交渉が減ります。

中学生になると、こういう場面が出てきます。

「友達がみんな持ってるから欲しい」
「値段は調べた?いくらぐらい?」
「まだ見てない」
「じゃあ、まず調べてから話そうか」

いきなり可否を答えるより、調べる工程を挟むほうが、話が具体的になります。Maxaさんの家では「11月くらいから、欲しいコートを一緒にネットで調べていました」と、お正月の前から準備が始まっています。

高校生

高校生になると、本人管理が基本の形になります。金額も大きくなり、アルバイトを始める場合は自分の収入も出てきます。

この時期に整理しておきたいのは、次の3点です。

  • これまで親が預かっていた分をどうするか:全額渡すのか、進学の時期まで預かるのか
  • 本人の口座への切り替え:親が出し入れしていた口座を、本人が扱う形にするかどうか
  • 大きな支出の相談ライン:いくら以上は相談するかを決めておく

これまで預かってきた分を渡す場合、金額を伝えるだけでなく、いつ誰からもらったものかも一緒に伝えられると受け止め方が変わります。記録を残しておく意味がここで出てきます。

体験談のゆうママさんは「大人になったら通帳を渡せたらいいなと思っています」、クッキーさんは「残りの貯金したお金は、大きくなったら渡そうと思っています」と書かれています。渡す時期を先に決めているご家庭は、預かる期間が長くても迷いが少なくなります。

年齢別の目安

時期管理の主体渡す額の考え方この時期に扱えること
赤ちゃん・未就学親が全額渡さない、または品物を1つ選ばせる選ぶ楽しみ
小学校低学年親が管理し一部渡す500円から1,000円程度迷って決める、お釣りを受け取る
小学校中学年親が管理し一部渡す1つ分の予算を決める値段を比べる、優先順位をつける
小学校高学年一部渡す、または半分半分または金額で上限残しておく、次の目標に向けて貯める
中学生本人管理へ移行枠を渡し、大きな買い物は相談親と本人の負担範囲を分ける
高校生本人が管理基本は本人、相談ラインを決める口座を自分で扱う、記録を残す

この表は目安です。年齢で機械的に切り替える必要はなく、ひとつ前の段階が身についてから次へ進むという順番で考えるとうまく回ります。

お年玉はどこに貯金する?預け先の考え方

預かることを決めたら、次は置き場所です。体験談では通帳、子ども名義の口座、ゆうちょ銀行、郵便局という記述が出てきました。

子ども名義の口座に入れる

もっとも多く選ばれている形です。銀行やゆうちょで、お子さんの名前の口座を作って入れていきます。

利点は、他のお金と混ざらないことです。誰のお金かがはっきりしているので、後で渡すときに金額の確認が要りません。

手間がかかる点は、口座を開くときの手続きです。お子さんの本人確認書類や続柄の確認書類が必要になり、必要な書類は金融機関によって違います。手続きの内容は変わることがあるので、行く前に窓口へ確認しておくのが確実です。

体験談のてっちさんは「基本お年玉も、お小遣いも小学生になってからは、子ども自身の口座で管理しています。今はまだ親が出し入れしている状況ですが」と書かれています。名義は子ども、出し入れは親という段階を経てから本人へ移す形です。

親の口座にまとめて、記録で分ける

口座を新しく作らず、親の口座に入れて、別に記録をつける形です。

利点は手続きが要らないことです。お子さんが複数いる場合、口座を人数分作らずに済みます。

注意したい点は、記録がないと分からなくなることです。家計のお金と混ざるため、いくら預かっているかを別に残しておかないと、後で確認できません。この方式を選ぶ場合は、記録を残すことが前提になります。

現金のまま家に置く

貯金箱や封筒に入れて家に置く形です。低学年のお子さんにお金が増えていく様子を見せられるという点で、他の方式にはない特徴があります。

ただし金額が増えてくると、置き場所として不向きになります。一定額を超えたら口座へ移すという切り替えの目安を決めておくと、判断に迷いません。

預け先を決めるときの3つの確認

確認すること子ども名義の口座親の口座にまとめる現金で家に置く
他のお金と混ざらないか混ざらない記録が必要混ざらない
お子さんに見えるか通帳を見せれば見える見えにくい見える
後で渡しやすいか渡しやすい金額の確認が必要金額が大きいと不向き

3つのうちどれを重視するかで、選ぶ先が変わります。後で本人に渡すことを重視するなら子ども名義今の見える化を重視するなら現金手続きの手間を避けたいなら親の口座という整理になります。

金額が大きくなってきたときに気をつけること

親戚が多いご家庭では、預かる額が年々積み上がっていきます。Maxaさんは「親戚が多いので、お年玉はかなりの金額になります」と書かれています。

金額が大きくなってくると、名義や税金に関わる話が出てくることがあります。この点については条件によって扱いが変わり、家庭ごとの事情にも左右されるため、この記事では判断の目安を示すことは控えます。気になる場合は、金融機関の窓口や税務署、税理士など、実際の状況を確認できるところに相談してください。

ただし、どの場合でも共通して役に立つことが1つあります。いつ、誰から、いくら受け取ったかの記録を残しておくことです。記録があれば、後から確認が必要になったときに手間が少なく済みます。

子どものお年玉を親が使うのは、いけないことなのでしょうか

この点を検索される方は少なくありません。そして多くの場合、すでに使ってしまった後で調べているという状況ではないでしょうか。

先に書いておきます。責める話としては扱いません。家計の事情はご家庭ごとに違い、その時にそうするしかなかったという場面もあります。ここでは、これからどう整理するかという話だけをします。

「立て替えてもらった」という形にする

使ってしまった分を、なかったことにしないための方法です。金額と日付を書き留めて、戻す形にします

戻すといっても、一度に全額でなくて構いません。毎月少しずつでも、記録の上で減っていけば、預かっている額は明確になります。

この方法の意味は、金額が分からなくなることを防ぐ点にあります。記録がないまま数年経つと、いくら預かっていたのか誰にも分からなくなります。そうなると、後でお子さんに渡す段になったときに、双方が気持ちよくいられません。

お子さんのために使う場合

学用品や習い事の費用など、お子さん本人に関わる支出に充てる場合があります。この場合も、扱いの考え方は同じです。

大事なのは、お子さんが分かる年齢なら、使う前に伝えることです。

「これ、お年玉から出してもいい?」
「そのぶん、残りはこれだけになるよ」

事後に説明するより、使う前に一言確認するほうが、納得の度合いが変わります。反対されたときにどうするかも含めて、話す前に考えておけると落ち着いて進められます。

体験談のうさぴょんさんは、お子さんの買い物について「自分でもらったお年玉で全て支払い、親は一切代金を払っていないので」と、負担の所在をはっきり書かれています。どちらが出したかを曖昧にしないという点は、親が使う場合にも同じように効きます。

記録の残し方

凝った形は要りません。ノート1冊か、表計算のファイル1つで足ります。

日付内容
1月2日祖父母より5,0005,000
1月3日おじ・おばより3,0008,000
1月5日本人が漫画を購入1,5006,500
4月10日絵の具セット(親が立て替え)2,0004,500

誰からもらったかを書いておくと、お礼を伝えるときにも使えます。数年分たまると、そのままお子さんに見せられる記録になります。

使い道を決めるときの話し合い方

方式と預け先が決まっても、実際の場面では迷いが出ます。買う前に何を決めておけばよいのかを整理します。

買う前に決める3つのこと

  1. いくらまでか:金額の上限、または「1つだけ」という個数の枠
  2. いつ買うか:お正月中に買うのか、後日ゆっくり選ぶのか
  3. 相談が必要な金額:これを超えたら親と話す、という線

3つ目は見落とされがちですが、本人管理に移した後で特に効きます。のぶママさんの家では「高額のゲームソフトが欲しい場合には、必ず父親と相談している」形になっており、「知らないうちに沢山のお金を使うということもありません」とのことです。

買う前に一緒に考えるときの声かけ

「無駄なものを買わないで」という言い方は、何を選べばよいのかが伝わりません。代わりに、選ぶ材料を増やす方向の声かけが使えます。

「それを買ったら、何をして遊ぶことになるかな」
「先に値段を調べておこうか。3つくらい候補を出してみて」
「今買うのと、もう少し貯めて別のを買うのと、どっちがいい?」
「決められないなら、今日は買わないで帰ってもいいんだよ」

2つ目の組み合わせは、買わない選択も選べるものとして並べている点が要点です。決められないまま何かを買って帰る流れを避けられます。

親が賛成できないものを選んだとき

体験談を見ると、親が乗り気でなくても買わせているご家庭が複数ありました

きょんママさんは「心の中では、それ必要?と思いましたが、本人がやりたいという事で息子に任せました」とスケボーの購入を認めています。サプリさんは「私はすぐに飽きるだろうと思っていたので賛成はできませんでしたが、お年玉だったので良しとしました」と書かれています。

この2人の判断に共通しているのは、「お年玉だから」という線引きです。日常のお金とは違う扱いにして、本人の判断を通しています。

それでも伝えたいことがある場合の言い方があります。

「買うのは止めないよ。ただ、思ってたのと違ったってなる可能性はあるよね」
「それでも欲しいなら、いいと思う」

禁止するのではなく、起こりうることを伝えたうえで本人に返す形です。実際に思ったものと違った場合、その経験自体が次の判断につながります。

つまずきやすい場面と対処

場面起きること対処
もらったその日興奮していて冷静に選べない金額を確認するだけにして、買うのは日を変える
お店で予算を超える「あと少しだけ」が始まる差額をどうするかを事前に決めておく(次回に回す、など)
兄弟で金額が違う年齢差で受け取る額に差が出る差がある理由を先に伝える。同額にする必要はない
買った後に後悔する「別のがよかった」と言い出す交換や返品はせず、次に選ぶときの材料として一緒に振り返る
年内に使い切ってしまう後半に欲しいものが出ても買えない年の途中で足すのではなく、次の機会まで待つ形を保つ

兄弟で金額が違う点については、同じ額に揃えなくて構いません。年齢に応じて渡す額が違うことは、上のお子さんが下の年齢だったときにも同じだったと伝えれば筋が通ります。

小学生のお年玉の使い道~ずっと欲しかったものを買った体験談15

さゆりー
30代前半

おまけつきのラムネ菓子

私の子どもは小学一年生です。毎年もらっているお年玉は、私が管理していて、子どもたち用に作った通帳に貯金しています。ですが、小学生になって初めてのお正月でしたので、自分のお金という認識も持てるように、お年玉の中から500円を渡して、これで好きなお菓子を買っていいことにしました。

お菓子コーナーで喜んでワクワクしながら好きなお菓子を選ぶ子どもは、興奮して30分ずっとお菓子コーナーにいました。選びに選んだお菓子は、おもちゃのおまけつきのラムネ菓子でした。

自分で買ったおもちゃは別格なのか、小さくてもずっと大切に使っています。「もらった自分のお年玉で買ったんだ!」と家族に自慢する姿もあって、こうやってお金の大切さを少しずつ学んでもらえたらいいなと思いました。

来年のお正月に買うお菓子も決まっているようで、お菓子コーナーを通るたびに、「前にこれは自分で買ったおもちゃ!今度はコレがいい!」と嬉しそうに話しています。

あーちゃん
30代前半

Wiiの太鼓の達人

祭りの太鼓

私には現在小学校1年生の娘がいます。小学校高学年の甥っ子の家に遊びに行く機会が多く、そこでWiiをやらせてもらうことが増えました。あるとき娘が、Wiiの太鼓の達人が欲しいと言い出しました。

Wii本体は実家にあるものを借りてきて使わせてもらうことにしましたが、肝心のソフトと専用の太鼓コントローラーはなかったので、初めてお年玉を使って買わせてみることにしました。これまでお年玉は、親の管理で本人の欲しいもののために使ったことはなかったので、欲しがるものを買うこと自体には私は賛成でした。

本人も自分のお金で初めて買ったということもあり、とても喜んでいて楽しそうに使っています。ゲームセンターに行かなくても家でできるようになったのでよかったです。次のお年玉では、3DSのソフトが欲しいといっているので、何のソフトが欲しいのか相談して決めたいと思います。

てっち
30代後半

大好きなマンガ本

鉛筆で描いたマンガキャラクター

小学1年になるうちの娘は、昨年もらったお年玉で、大好きなマンガ本を大人買いしていました。小学生なので、祖父母や親戚などからもらったお年玉の金額も、それほど多くはありませんでしたが、自分がもらったお年玉で、自分が好きなものを買う事については、私も夫も大賛成でした。

我が家の場合は、基本お年玉も、お小遣いも小学生になってからは、子ども自身の口座で管理しています。今はまだ親が出し入れしている状況ですが、金銭感覚を持たせるためにも、なるべく早く自己管理にさせたいところです。

来年のお年玉で何を買いたいのか、子ども自身はある程度考えているのかもしれませんから、機会をみて聞いてみようかと考えているところです。

みるく
37歳

来年はサッカーボールが欲しい

サッカーボール

子供は小学校4年生です。お年玉をもらったら1つだけ好きなものを子どもに買わせています。予算は3000円ぐらいのものと決めています。今年のお年玉で子どもが買ったものは、今まで集めている漫画の新刊とそのキャラクターの文房具でした。総額でだいたい2000円ぐらいでした。

普段から漫画や本が好きでよく読んでいて新刊を楽しみにしていたので、特に問題はないと思いました。また、文房具は新しく買い替えてあげないといけないなと思っていたので、ちょうどいいタイミングでした。

祖父母や親戚からもらったお年玉は、子どもが使った分以外は私が管理し、通帳に入金して将来のために置いています。来年のお年玉で、子どもはサッカーボールが古くなったので、サッカーボールが欲しいと言っています。

Maxa
42歳

セシルマクビーのコート

現在、中学一年生の女の子です。前回のお年玉ではセシルマクビーのコートでした。11月くらいから、欲しいコートを一緒にネットで調べていました。学校で使うものは買ってあげるけれど、私服は自分のお小遣いで買ってもらっています。そのほうが大事に扱ってくれるので、良い使い方だと思います。

親戚が多いので、お年玉はかなりの金額になりますが、使い道は、1万円はお小遣いとして渡し、金額の高い物は1点のみ購入可、残りは子ども名義の通帳に貯金して私が管理しています。

これは子どもたちも納得していることなので、それ以上欲しがったりはしません。去年はコートを買ったので、次はブーツかバッグが欲しいそうです。人気のブランドの物らしく、安くはないので慎重に選ぶ予定です。

かなママ
29歳

野球少年なのでグローブを買いました

空とグローブ

今年もあと少し。もうすぐ年が明けますね。小学6年生の息子は、早くもお年玉の使い道について考えているようです。去年はお年玉で野球のグローブを買って、喜んでいました。

ゲームが好きな子どもなので、ゲームソフトを買うとばかり思っていましたが、野球少年ですので、息子のお年玉の使い道として良かったと思います。新しいグローブで野球を熱心にやってくれたらと思います。

お年玉の管理のことで主人と色々相談しましたが、将来の金銭管理を養わせるために、息子本人に任せることにしました。息子はお年玉を全部使わずに少しずつ貯めていっているようです。来年のお年玉で何を買うのかなぁと思っていると、机の引き出しから欲しいものリストを発見し、野球のスパイクを買う予定みたいです。

ゆうママ
37才

ベイブレードバースト、アンパンマンのパン工場

我が家の子供は8才と4才の息子の2人です。毎年正月にお年玉をもらうと、今まで欲しがったおもちゃを一つ買うようにしています。今年は8才の息子はベイブレードバースト、4才の息子はアンパンマンのパン工場を購入しました。

お年玉をもらうまえに欲しいものをいくつかリストアップしていて、その中から一つ選んでいるので、しっかり考えている、とても良いお金の使い方だと思います。余ったお年玉は私が管理していて、子供名義のゆうちょ銀行に貯金しています。

大人になったら通帳を渡せたらいいなと思っています。来年のお年玉では、8才の息子はやっぱりベイブレードバースト、4才の息子はマイケシというマインクラフトのおもちゃが欲しいようです。

のぶママ
30代後半

家族旅行のお土産代

海外旅行へ出かける子供

小6の息子がいますが、お年玉は頂いてすぐに貯金するお金と、手元に残すお金を本人と話し合いで決めます。手元に残ったお金の使い道は、年1~2回家族旅行にいくので、その時に自分の欲しい物を買っているようです。その場所に旅行に行ったことが分かるような記念になるものを買っているので、親としては良い使い道だと思っています。

お年玉の管理は本人に任せていますが、買い食いやゲームセンターでムダ使いをすることもないので、安心しています。それに、高額のゲームソフトが欲しい場合には、必ず父親と相談しているので、知らないうちに沢山のお金を使うということもありません。

次のお年玉の使い道は、沖縄旅行を計画中なので、ガイドブックを見ながらシーサーの置物や美ら海水族館のグッズを買うことを楽しみにしています。

うさぴょん
31歳

大好きなディズニーランドで買い物

小学校一年生の七歳です。ディズニーランドに行き、ぬいぐるみやヘアゴム、アクセサリーを買いました。全然良いと思います。自分でもらったお年玉で全て支払い、親は一切代金を払っていないので。

必ずもらったお年玉の半分は残しなさいと伝えてあり、残ったお年玉に関しては、ママが管理しています。次のお年玉で買いたいものは、はっきり聞いたわけではないのですが、メイクセットだと思います。

女の子同士、メイクの話をしたりしているようで、欲しいと何回か言われたのですが、お年玉まで我慢しなさい、と伝えているので、きっと買うと思います。親として、もらったらお年玉の半分さえ残せば、何を買っても何に使ってもかまわないと思っているので、自由にさせています。

みおん
30代後半

サッカーのスパイク

スパイクシューズ

小4の息子がいます。息子がお年玉で買った物はサッカー用のスパイクです。息子はサッカーのスポ少に入っていて、何かとサッカー用品を買う機会が多いので、お年玉でサッカー用品を買うことは良いと思います。息子は好きなサッカー用品を選ぶのが楽しいらしく、自分でもらったお金で買った物だと思えば大切に使ってくれます。

お年玉の管理は母の担当です。もらった分のうち少しは息子の欲しい物を買いますが、残りは郵便局に貯金しています。息子は次のお年玉では3DSのゲームが欲しいと言っているのですが、母としてはせっかく頂いたお年玉なので、なるべく息子が長く使える物を買って欲しいという気持ちがあります。これから買う物について息子と金額等よく話し合って、買うかどうかを決めたいと思います。

クッキー
40代前半

「こっち向いてみいこ」のコミック

現在10歳、小学4年生の娘の話です。今年のお年玉で買ったものは、大好きな「こっち向いてみいこ」のコミックです。毎月ちゃおで読んでいる漫画です。コミックもたくさん出ているので、いつも欲しがっています。

普段は何もない時は買ってあげられないので、お年玉やクリスマスで好きなものを買います。お年玉といっても親戚が多いわけではなく、実家も片方しか行けないので(遠方なので)そんなにたくさんもらっていません。毎年好きなものを一つだけ買って、後は貯金する、という約束です。

来年もきっと本か漫画だと思います(笑)。おもちゃを卒業して、本や漫画なら何度も繰り返し読めて残るものなので、親としては嬉しい物ですね。残りの貯金したお金は、大きくなったら渡そうと思っています。

まだお小遣いも渡していないのでお金の管理もしたことがなく、今渡しても心配です。10歳になったので、そろそろ自分でできるように教えていこうかなと思っているところです。

きょんママ
30代前半

スケボー

スケボーに乗った少年

二年生の男の子です。クリスマスプレゼントの候補にしていた、スケボーを買っていました。心の中では、「それ必要?」と思いましたが、本人がやりたいという事で息子に任せました。お友達のお父さんが教えてくれて、楽しかったというのが忘れられなかったのだと思います。

去年は一年生で、お金の感覚もまだ少し曖昧でした。一つだけ欲しい物を買って良いよという指示を出し、残りは貯金して私が管理していました。今年はお金の感覚も理解できているので、出来るところまで自分の判断に任せてみようかなとも思っています。

去年より大人になったのか、お年玉は使わないでとっておくと今は言っています。きっともらえば、「あれが欲しい、これも欲しい」となるのだろうなぁと思っています。

サプリ
サプリ

妖怪ウォッチのグッズ

貯金箱を振る女性

小学一年生の息子は、お年玉で妖怪ウォッチのグッズを買いました。妖怪パッドというゲームです。世間の妖怪ウォッチのブームは去ってしまった気がします。けれども、うちでは買ってあげなかったので、どうしても欲しかったらしく、息子は自分のお年玉で買いました。

私はすぐに飽きるだろうと思っていたので賛成はできませんでしたが、お年玉だったので良しとしました。お年玉はもらった半分は貯金、残り半分は子どもに渡しています。一年をかけて好きな物を買わせています。

小さな物、マンガ本などをたまに買っています。子どもは、来年のお年玉で3DSを買いたいと言っています。周りのお友達もみんな持っているので、そろそろ買っても良いかなとは思います。話について行けなくなってしまうので。

Mmm
40代前半

レゴブロック

現在、子供は9歳(小学3年生)です。今までに子供がお年玉で買ったのは、レゴブロックのおもちゃです。レゴブロックは良いおもちゃだと思うので(創造性が育まれると思うし)、私はそれで良いと思っています。

小学生になってからお年玉の使い道は、本人に任せています(小学校に入るまでは、私が預かって管理していました)。ただ、一応何に使って今いくら残っているかというのは、私もきちんと把握するようにしています。

子供が次のお年玉で買いたいと思っている物は、まだ完全には決まっていないようです。先日もおもちゃ屋さんに行って、「あれもいいな、これもいいな」と迷っていました。でも、編み物のおもちゃやアクセサリーを作るおもちゃなど、「何かを作るおもちゃ」が良いようですね。

ちえりん
30代後半

ラジコンのパーツ

ラジコンカーに追いかけられる犬

現在小6の息子ですが、毎年お年玉は、半分は息子専用の口座に貯金、残りの半分のお金は息子に与え、その範囲内で購入できるものの中から欲しいものを購入し、それでも残ったお金は本人に管理(本人のお財布に入れられるお小遣い)させています。

息子が今年のお正月に購入したものは、ラジコンのバッテリーやタイヤなどのパーツ類でした。息子は以前から自作ラジコンを趣味にしており、趣味を追及しての買い物でしたし、様々なアングルからじっくり検討した上で、本当に自分が欲しいもの、今必要なものということで商品を決めていたので、なかなかよい買い物だったと思います。来年のお正月には、今年になってから趣味として始めたロードバイクの部品を購入予定だそうです。

体験談15人から見えた5つの共通点

15人分を並べてみると、それぞれの家庭の話に見えて、実は共通する形がありました。

「1つだけ」というルールが多く使われている

金額で上限を決めるのではなく、「好きなものを1つだけ」という個数で決めているご家庭が5人いました。みるくさん、ゆうママさん、クッキーさん、きょんママさん、そして高額なものは1点のみとしているMaxaさんです。

この方式には、金額で決める場合とは違う効き方があります。選ぶ工程が丁寧になるのです。ゆうママさんの家では「お年玉をもらうまえに欲しいものをいくつかリストアップしていて、その中から一つ選んでいる」という流れになっています。1つしか買えないと決まっているため、候補を出して比べるという作業が自然に発生します。

金額で上限を決めた場合、上限まで使い切る方向に進みやすくなります。個数で決めると、その1つに値するかどうかを考えることになります。同じ「制限をかける」でも、向く方向が違うということです。

渡す金額は、年齢とともに段階的に上がっている

体験談に書かれていた具体的な金額を並べると、はっきりした段差が見えます。

学年渡している額該当する体験談
小学1年生500円さゆりーさん
小学1年生半分うさぴょんさん、サプリさん
小学4年生3,000円程度の枠で1つみるくさん
小学6年生半分ちえりんさん
小学6年生話し合いで決めるのぶママさん
中学1年生1万円+高額品1点Maxaさん

500円から1万円まで、20倍の幅があります。この幅から読み取れるのは、低学年のうちは少額でも成り立つということです。さゆりーさんの500円のお子さんも、Maxaさんの1万円のお子さんも、どちらも自分で選んで満足しています。

金額を決めるとき、他の家庭と比べる必要はありません。お子さんが選ぶのに困らない額であれば、それで足ります。

買ったものは4つの種類に分かれる

15人が実際に買ったものを分類すると、思っていたより偏りがありました。

種類人数買ったものの例
本・漫画3人マンガ本、漫画の新刊、コミック
おもちゃ3人ブロック、スケボー、おもちゃ全般
スポーツ・趣味の道具3人グローブ、スパイク、ラジコンのパーツ
ゲーム関連2人ゲームソフトと専用の器具
旅行先での買い物2人記念になるもの、ぬいぐるみや小物
衣類1人コート
お菓子1人おまけつきのお菓子

ゲームが目立つように思われがちですが、実際は本と漫画、おもちゃ、スポーツや趣味の道具が同数で並んでいます

そして高学年になると、買うものが趣味や習い事に寄っていく傾向が見えます。小学4年生から6年生の体験談では、サッカーのスパイク、野球のグローブ、ラジコンのパーツと、続けている活動に関わるものが選ばれています。

親が賛成できなくても、買わせている家庭がある

これが最も参考になる点かもしれません。親の判断と本人の判断が食い違ったとき、本人を通しているケースが複数ありました

きょんママさんは「心の中では、それ必要?と思いました」、サプリさんは「私はすぐに飽きるだろうと思っていたので賛成はできませんでした」と書かれています。それでも、どちらも購入を認めています。

一方で、みおんさんは「母としてはせっかく頂いたお年玉なので、なるべく息子が長く使える物を買って欲しいという気持ちがあります」としたうえで、「これから買う物について息子と金額等よく話し合って、買うかどうかを決めたい」と、話し合いの余地を残す形をとっています。

この2つの対応は、どちらも成り立ちます。お年玉だから本人に通すという線引きと、金額が大きいから一緒に考えるという線引きです。前者は経験を重視し、後者は判断の材料を増やします。ご家庭でどちらを選ぶかは、金額とお子さんの年齢によって変わります。

子ども自身が、次に欲しいものを把握している

15人のうち、ほぼ全員が「来年は何が欲しいと言っている」という話を書かれています。しかも具体的です。

かなママさんの記述が印象に残ります。「来年のお年玉で何を買うのかなぁと思っていると、机の引き出しから欲しいものリストを発見し」というものです。お子さんが自分でリストを作っているということです。

さゆりーさんの家では「お菓子コーナーを通るたびに、前にこれは自分で買ったおもちゃ!今度はコレがいい!」という会話が続いているそうです。

ここから見えるのは、お年玉の効果が使った瞬間で終わっていないということです。次に何を買うかを1年かけて考える時間が生まれています。この時間のほうが、実は長く続きます。買うものを一緒に考える機会は、お正月の1日だけではないということになります。

お年玉についてよくある質問

Q1.お年玉の金額の相場はいくらですか

この記事では、金額の相場を数字でお示しすることは控えます。地域や親戚の人数、ご家庭の考え方で大きく変わるうえ、確かな根拠を示せる数字を用意できていないためです。参考になるとすれば、この体験談15人の記述です。クッキーさんは「親戚が多いわけではなく、実家も片方しか行けないのでそんなにたくさんもらっていません」、Maxaさんは「親戚が多いので、お年玉はかなりの金額になります」と書かれています。同じお年玉でも、家庭による差はかなり大きいと考えておくのが実際に近いでしょう。

Q2.全額貯金するのはかわいそうでしょうか

かわいそうということはありません。特に未就学から低学年のうちは、金額の意味が分からないため、渡しても選ぶ材料がありません。全額預かって、お子さんが分かるようになってから一部を渡す形に移す、という順番で構いません。体験談のさゆりーさんは小学1年生になった年に500円を渡す形へ切り替えています。切り替える時期は、学年よりもお子さんの様子で判断できます。

Q3.子どもが使い道を決められないときはどうすればよいですか

その場で決めなくて構いません。お正月中に決める必要はなく、後日ゆっくり選ぶ形でも大丈夫です。サプリさんの家では「一年をかけて好きな物を買わせています」という形をとっています。決められないままお店で何かを選ぶより、時間をかけて考えるほうが、本人の納得も残ります。

Q4.兄弟で金額が違うと不満が出ませんか

年齢差があれば、受け取る額が違うのは自然なことです。同額に揃える必要はありません。伝えるときは、「今は違うけれど、あなたが同じ年になったら同じようになる」という形で、差の理由を先に説明します。差があること自体より、理由が説明されていないことのほうが不満につながりやすいものです。

Q5.お年玉を投資や運用に回すという話を見かけます

この記事では、投資や運用については扱っていません。金融商品の判断は、ご家庭の状況や考え方によって大きく変わり、ここで一般的な目安をお示しすることが適切ではないためです。関心がある場合は、金融機関の窓口や、独立した立場で相談を受けている専門家など、実際の状況を踏まえて話せるところに確認してください。この記事で扱った預け方の整理や記録の残し方は、どのような選択をする場合でも土台として役に立ちます。

Q6.親が管理していたお年玉は、いつ渡せばよいですか

決まった時期はありません。体験談では「大人になったら」(ゆうママさん)、「大きくなったら」(クッキーさん)という形で、時期を明確に決めていないご家庭が多く見られました。大切なのは時期そのものより、渡す時期を親の側で決めておくことです。決まっていないまま年月が過ぎると、金額も経緯も分からなくなります。進学、成人、就職など、目印になる時期を選んで、記録と一緒に渡す形にしておくと落ち着きます。

Q7.中学生や高校生になったら、全額本人に任せるべきですか

一度に全部を任せる必要はありません。金額の一部を渡す、相談が必要な金額の線を決める、といった段階を踏むことができます。Maxaさんの家では中学1年生に対して「1万円はお小遣いとして渡し、金額の高い物は1点のみ購入可、残りは通帳に貯金」という形をとっており、渡す枠と預かる分が明確に分かれています。任せる幅を少しずつ広げていく形なら、途中で戻す判断もしやすくなります。

お年玉の扱い方は、その家で決めていい

15人分の体験談を読んでみて、はっきりしたことがあります。同じ扱い方をしているご家庭はひとつもありませんでした。500円だけ渡す家、半分に分ける家、1つだけ買わせる家、本人に任せる家。金額も、方式も、判断の基準も違っていました。

そして、どのご家庭も困っている様子ではありませんでした。それぞれの形が、そのお子さんとその家庭に合っていたからです。

迷ったときに立ち返れる点を挙げておきます。

  • 管理の方式は4つ。全額預かる、一部渡す、半分に分ける、本人に任せる
  • 年齢で機械的に切り替えなくてよい。ひとつ前の段階が身についてから次へ
  • 渡す額は他の家庭と比べなくてよい。お子さんが選ぶのに困らない額で足りる
  • 預け先を決めるときは、混ざらないか、見えるか、後で渡しやすいかの3点で考える
  • すでに使ってしまった分は、記録を残して立て替えの形にする
  • 買ったものが期待どおりでなくても、それも次の判断の材料になる

さゆりーさんのお子さんが、500円で買ったおもちゃを「小さくてもずっと大切に使っています」という一言に、この話の要点が詰まっているように思います。金額の大きさではなく、自分で選んだかどうか。お年玉の使い道を考える意味は、たぶんそこにあります。