子供のスキーはいつから?準備品/持ち物/おすすめゲレンデ6選
冬の醍醐味と言ったらなんといってもウィンタースポーツですが、皆さんスキーはお好きですか?
「子供が小さい内はスキーなんて…」と心配するパパやママは多いのですが、実際に子供をスキーに連れ出してみると、子供はとても柔軟で、あっという間に難しいパラレルターンを決めてビックリするなんてこともあります。
最近の子供は自宅内の遊びに引きこもりがちだと言われていますが、冬のスキーは強い身体を鍛え、全身の運動感覚を養うチャンスです。
今回は子供とスキーに行く場合の準備品や心得えやゲレンデを選ぶ際のポイント、子供連れで行くおすすめスキー場についてご紹介します。
子供のスキーはいつから始めるのがベスト?
冬のウィンタースポーツは「楽しそうだけど子供にどう指導したらいいのかわからない」「怪我が心配」と躊躇してしまうパパやママも多いようです。
子供向けに設備を整えてあるゲレンデであれば、施設も充実していますし、親がスキーに不慣れであっても、子供達も十分にスキーの楽しさを味わうことができます。
子供をスキーデビューさせるベストなタイミングは、子供が「スキーをやってみたい!」と興味を示したときです。思い切って子供とゲレンデに出かて、広い自然の中で気持ちよく身体を動かしましょう。
子供のスキーデビュー時期には個人差があります
一般的にスキーは3歳ころから、スノーボードは6歳頃から始めることができます。意外と小さいうちからできるとわかって、ビックリするパパやママも多いかもしれませんね。
誤解をされやすいのですが、スキーはきちんと技術を教わっていれば、決して危険なスポーツではありませんし、子供はとても適応力が高いので、大人にとっては難しいスキーも難なく滑ることができるようになるものです。
しかし、子供は小さいときほど身体能力に個人差が出やすく、スキーの習熟度も個人差が大きい傾向があります。
同じ年周りでも、スキーができることできない子、スキーが好きなこと嫌いな子がはっきりと分かれます。親が無理強いをしたことがトラウマになって、一生スキーだけでなくスポーツに苦手意識を盛ってしまう事もありますので、子供それぞれの様子を見極めながら、上手にスキーに子供を誘っていきましょう。
A一年生でスキーデビュー
昨シーズン、上の子が一年生のときにスキーデビューさせました。
雪への怖がりがないのがせめてもの救いでしたが、運動音痴と出来ないとすねるタイプでしたので、褒めながら少しずつ「雪だからこけても痛くない大丈夫だから」と、子供の不安を取り除きながらスタート。
スキーは短めのものから履かせて、まずは雪に慣れることから始めました。
ボーゲンがしっかりできるように、「足の八の字が外れないように、横に向かって滑るとスピードが出ないから」と言いながら少しずつさせると子供は早いもので1時間立たない間に横に移動くらいはできるようになりました。
一日だけのスキーでしたが、滑ることのできた楽しさが残ったようで、次もまた行きたいとのことでした。
スキーはとにかく楽しくなくては上達しないものなので、まずは大人と一緒に滑って滑る楽しさを感じてから個人で練習させる方が、スキーを習得する近道なんじゃないかと思います。
A小学生になってから始めました
男の子三人のママです。長男が小学生になった時に下の二歳違いの弟とふたりをスキーデビューさせました。
一番下はまだ幼く(2才だったので)家で留守番になりました。初めて体験する白銀の世界に、子供たちは おおはしゃぎ!手始めに雪合戦をし、その後、下の子はソリ遊びをしました。よほど楽しかったのか大興奮し、何回もせがまれました。
長男はスキーに挑戦。リフトに乗るのが最初は怖かったようですが、楽しみの方が勝りワクワクしてたのかもしれません。スキーの板を付けていざ滑らせてみると、子供は覚えが早いのか半日も経たずして滑れる様になりました。
冷たい空気の中、汗だくになりながら一生懸命滑っていました。帰りには温泉に入り、1日の疲れも飛んだようです。
帰りの車の中ではまたすぐにでも、「スキーに行きたい!」と声を揃えて話していました。
「子供たちを連れてスキーは大変かな?」と思いましたが、意外と楽に親子で楽しめたので、次は三男も連れて行こうと思いました。
子供の上達にはスキー教室がおすすめ
子供にとって一番スキーを楽しめるのは、パパやママなどの身近な大人から滑り方を学ぶことですが、こればかりは大人に技術がなくてはできることではありません。
そんな時には、ゲレンデで開催している子供用のスキースクールにお願いするのがおすすめです。
教えてくれるのは子供の指導に熟練した指導員なので、子供のレベルに合わせて、同年代のお友達と楽しく遊びながらスキーを学ぶことができるので、子供はたくましい成長を見せてくれます。
親がスキーを教えるとつい熱くなって、子供に厳しく当たってしまう面もあるのですが、専門の指導員だったらお互い甘えがなく、子供の指導もスムーズに進み、子供もスキーの楽しさを120%味わうことができます。
スキー教室の対象年齢や料金などは各教室によっても異なりますが、2時間5,000~9,000円前後が相場です。「子供向け」で宣伝をしているゲレンデには大抵スキー教室がありますので、事前に確認をしておくとよいでしょう。
申し込み時には保険に加入しますので、万が一の事故にも安心ですし、スキーウェアのレンタルまで含めて料金設定をしている教室では、面倒なスキー板選びの負担もなく意外とリーズナブルな面もあります。
就学前の児童はキッズクラスで安全に楽しく!
多くのスキースクールは「未就学児童か小学生か」「経験があるかないか」で受講できるクラスが分かれます。
未就学の子供の場合、集中力もあまり長くは続きませんし、本格的にスキーを学ぶというよりは楽しく雪と触れ合うことを覚えことがメインの年齢ですので、マンツーマンか少人数のキッズクラスに入るのがおすすめです。
キッズクラスであれば、ゲレンデはとても緩やかな場所を選んで開校していますし、柵で仕切られていて大人のスキー客が入り込むことができないので安心です。
低年齢のクラスはレッスン時間が1時間ずつで比較的低料金なので、子供が飽きてしまっても経済的な負担になりません。
小学生は経験に合わせたジュニアクラスでレベルアップ!
小学生クラスになると、スキーにスノボとスポーツのバリエーションも増えてきます。基本的に年齢や学齢で区切るのではなく、本人の経験やレベルに合わせて何人かの集団でのレッスンが多いようです。
スポーツを通して幅広く交友関係を築く良い経験ができますし、スクールによっては独自のテストや修了試験を用意しているので、初めての子供でも自信をつけながら、楽しくレベルアップしてスキーを楽しむことができます。
子供がスキーを始めるとき必要となるスキー用品一覧
子供にスキーを教えるにあたって、一番大事なのが道具選びです。スキーはきちんとエッジのあるスキー板ではないと万が一の時に止まれずに危険ですし、怪我をする可能性もあります。
スキー用品は正式な道具を揃えてあげることが上達の早道と心得て、「子供だから」とプラスチックのパンダ板を使わせることは避けましょう。
とはいえ、スキー用品を全部揃えるとなると結構な出費になります。
最近のゲレンデは、どこでも大人用・子供用のスキー道具一式をレンタルできますので、年1~2回位しかスキーに行かないのであれば、レンタルの方がお得です。レンタルできるスキー用品にはゲレンデによって差がありますので、事前に確認をしておくとよいでしょう。
子供用スキー用品を購入して揃えるのであれば、子供は成長が早いので数年で買い替えることを覚悟して、スポーツショップでサイズをしっかり合わせて選ぶのがおすすめです。
1スキー板・ストック
大抵のゲレンデでは、子供用のスキー板とストックをセットでレンタルしてくれます。
スキー板やポールは選ぶもので使い勝手が全く違い、身体に合わないものを選ぶと上達はおろか、「スキー面白くない!」という失敗につながってしまいます。
スキー板は身長110cm以上の子供であれば身長から10cm引いた長さのもの、身長110cm未満の子供であれば身長から15cm引いた長さを目安に、できるだけ良くしなる板を選んであげましょう。
ストックは床についたときにひじが軽く上に曲がることを目安に選ぶとよいでしょう。
2ブーツ
スキー板にセットして使うブーツも、大抵のゲレンデでレンタルができます。
スキー用のブーツは固く、普通の靴のようには曲がりませんのでとても歩きづらく、ブーツが嫌でスキー嫌いになってしまう子も少なくありません。事故防止のためにも、子供の身体に合う性能の良いブーツを選んであげましょう。
子供用ブーツのサイズの目安は、普段履いている靴の1cm上の物を選ぶのが目安です。
ゲレンデはとても寒く、靴下も厚手の物になりますので、出来れば実際に使う厚手の靴下を履いた状態で、実際に子供に試着させて選びましょう。
窮屈だからとサイズを緩めにしてしまうと、骨折などの事故につながる可能性が高いので、ジャストサイズを選んでくださいね。
スキーをするときの姿勢が膝を伸ばした状態ではなく、膝を軽く曲げて前傾姿勢を作りますから、ブーツは身体を前傾したときに無理なく膝を曲げることができるものが理想です。
ジュニア用で安価に売られているブーツにはこの柔軟性がないのも多いので、安さに惑わされず、ブーツはよいものを選ぶことをおすすめします。
3スキーウェア
大抵のゲレンデでは子供用サイズのスキーウェアをレンタルすることができます。
子供は短期間で体温を失いやすく、標高が高いゲレンデはとても冷えるので、スキー用の防寒着上下は絶対必要です。雪は単に凍っているだけでなく、体温に触れてすぐに溶けて冷たい水になりますので、スキーウェアは防水性の高いものを選びましょう。
子供用のスキーウェアは子供の成長に合わせて2~3年で買い替える必要がありますが、最近はアジャスター付きでサイズ調整が可能なタイプも多く市販されています。
4手袋
スキー用の手袋はゲレンデによってはレンタルしてくれる場合がありますが、直接肌に触れるものですし、それほど高額なアイテムではないので、自分が購入したものを使う人が多いようです。
スキー用としては五本指タイプでもミトンタイプでもどちらでも使うことができますから、子供の使いやすいタイプを選ぶとよいですね。
ゲレンデは冷えますし、滑走中に寒風にさらされる手指はとても寒いので、手袋は防水性の高い、しっかり綿が入った手袋を選びましょう。
手袋は雪で濡れやすいので、一日ゲレンデにいるつもりなら予備の手袋を1セット持っていくと安心です。
5ゴーグル
スキー用のゴーグルはゲレンデによってはレンタルしてくれる場合がありますが、それほど高額なアイテムではないので、自分が購入したものを使う方が多いようです。
ゲレンデは雪の反射や紫外線で眼にダメージがありますので、スキー中はゴーグルの着用が必須です。
子供の顔は小さいので、顔にしっかりフィットしてズレることがないか、実際に子供に試着させて選びましょう。
眼鏡を使っている子供の場合は、眼鏡の上からかぶれるゴーグルを選ばなくてはいけません。レンズとレンズの間の空気の層があるダブルレンズになっているものはゴーグルが曇りにくいので、子供にはおすすめです。
6ヘルメット
スキー用のヘルメットは、「子供向け」をアピールしているゲレンデでレンタルしてくれる場合がありますが、あまり多くはありません。
ゲレンデには多くのスキー客が自由に滑走をしていますし、スキー客同士の衝突事故は毎年何件も発生しています。子供にはできるだけヘルメットを着用させましょう。
スポーツ品店に行くと、通気性の良さが考慮された後頭部がしっかり保護できるスキー用のヘルメットが市販されています。
自転車用とは強度も設計も違うので、スキーには「スキー用」として設計されたものを選びましょう。
7帽子・マフラー
帽子やマフラーはスキーに便利は防寒具ですが、レンタルできるゲレンデはほとんどありません。
帽子やマフラーはあくまでも寒さ対策を目的として必要なアイテムですので、スキー用と考えず、普段の生活で通学などに使っているもので十分です。
風を切って滑っているとマフラーがズレても結び直す余裕はありませんので、マフラーはスヌードタイプがオススメです。
帽子は転んだときのクッションにもなるので、厚手の毛糸のものをヘルメットの下に着用して使うとよいでしょう。
8インナーウェア・ソックス
スキー用のインナーウェアやソックスをレンタルできるゲレンデは基本的にありません。
ゲレンデは確かに寒いのですが、運動をしている子供は多くの汗をかき、スキーウェアの中は汗だくになってしまうので、吸汗性の良い服装を心掛けましょう。
タートルネックのものであれば、冷えが忍び込む首回りの防寒もできますよ。
スキー用品以外に必要な持ち物一覧
子育て中のパパやママなら既にご存じかとは思いますが、子供とのお出かけはアクシデントの連続で、現場で「持っていけばよかった!」と後悔するものがよくあります。
ゲレンデでは両手が使えた方が安心なので、リュックやウエストポーチに詰め込んで、最低限必要なものはゲレンデに持っていくと安心です。
考えられるもの全てを持っていくことは無理ですが、スキー道具以外の持ち物は、スキーで充実した思い出を作るために欠かせないアイテムでもあります。では、子供とのスキーで持っていきたいアイテムをご紹介します。
1汗ふき用タオル
スキーは体全体を使う活動量の激しい運動で、特に新陳代謝の活発な子供はスキーをしながらたくさんの汗をかきます。
ゲレンデは外気が冷えていて、汗をかくとすぐに冷えて体を冷やしてしまうので、汗ふき用のタオルを背中に一枚挟んでおきましょう。
半日遊んでタオルが汗を吸ったら、首元からススッと引き抜けば簡単に汗がとれるので、午後もスッキリとスキーを楽しめますよ。
2日焼け止め
一面雪のゲレンデは雪で反射が厳しく、晴れた日に一日スキーをしていると、皮膚の弱い子供は多くの紫外線にさらされてしまいます。
ゲレンデでもこまめに日焼け止めを塗り直しができるよう、ゲレンデにも日焼け止めを持っていきましょう。
意外と盲点なのが唇です。唇の皮膚はとても薄くて日焼けや乾燥に弱く、すぐにガサガサになってしまうので、リップクリームもあると重宝します。
3救急医薬品など
ゲレンデの雪は踏み固められていてとても固く、子供が転んだ拍子に雪で擦り傷を作ることはよくあります。いざという時にすぐに応急処置ができるように、ゲレンデには絆創膏を持っていくと安心です。
慣れないスキー靴で靴擦れもできやすいので、靴擦れ対策にあらかじめ絆創膏を踵に数枚貼っておくのも効果的ですよ。
また、スキー客同士の衝突事故が起きないとも限りませんので、念のため保険証や子供の母子手帳、普段から服用している常備薬などを持っていくと安心です。
4カイロ
スキーをしていれば身体は暖まりますが、ちょっと天気が崩れるとあっという間に気温が下がってしまいますし、リフトに乗っている時は体が冷えますので、携帯用カイロを持って行っておくと、いざという時に暖かさを保てます。
携帯用カイロは、服に貼り付けるタイプだとスキー中に熱くなって大変ですので、貼り付けないタイプの物をポケットに入れておいて、寒さを感じたら取り出して暖を取るとよいでしょう。
5飴やチョコレート
気温の低い雪山では体温を維持するためにもエネルギーを使い、想像以上に体に疲労が溜まります。
子供はエネルギーの消費も激しいので、飴やチョコレートなどの携帯しやすいすぐにエネルギーに変わる甘いおやつがあると、雪山ではとても重宝します。
リフトに乗ったときなどにも、ちょっと一息ついたときに疲れが出やすく、子供の機嫌も悪くなりやすいので、子供のお口におやつを補給してあげましょう。
6雪遊び用のおもちゃなど
ゲレンデに出かけてみたものの、途中で子供がスキーに飽きてしまったり、天気が変わってスキーができない状況になってしまったりするケースもしばしばあります。
荷物に余裕があるのであれば、ゲレンデで雪遊びができるような、そりやスコップなどの雪遊び用のおもちゃも持っていきましょう。
キッズパークなどの子供専用の雪遊び場があるゲレンデでは、雪遊び用のおもちゃを備え付けていたり、レンタルが可能だったりする場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
子供とスキーへ行くときのゲレンデ選びのポイントは?
大人であれが思い立ったらすぐにでも出かけられるスキーですが、子供がいるとそうは簡単にいきません。
少しでも無理がかかれば子供の気分が崩れてしまい、その分、親の負担が増えてしまいますから、子供が過ごしやすい、飽きずに遊べるゲレンデをお出かけ先に選んでいきましょう。
大抵のスキー場はネットで施設情報を公開していますし、スキー場近くのガソリンスタンドやサービスエリアには案内用のパンフレットが置いてあります。
子供とのスキーのお出かけでは、しっかり事前調査することで親の負担をできるだけ減らし、家族で楽しくお出かけしましょう。
1子供にも安全な緩やかなゲレンデを選びましょう
子供とスキーに出かける場合には、子供が安全に滑れるゲレンデを選ぶことが最も大切。子供の経験度にもよりますが、基本的に子供が滑りやすいのは、斜度が10°以下の緩く幅が広いゲレンデです。
できれば、あまりスキー客が多くない場所の方が子供は安全でしょう。
あまりコース数が多いと子供が不意に迷い込んでしまうこともあるので、スキーコースが多いゲレンデは少しの間我慢しましょう。
親の目が行き届く程度の広さのゲレンデを見つけて、子供とのスキーを安全に楽しみましょう。
2キッズパークや託児所が充実しているゲレンデを選びましょう
「子供向け」と宣伝をしているスキー場の多くは、キッズパークのように大人客とは区別された子供用のゲレンデを設けています。
スキーはお互いにすぐに止まることはできず衝突事故が起きやすく、大人とぶつかると体の小さい子供の方が怪我をする確率が高いので、子供が小さい内は大人と区分されたゲレンデを選ぶと安心です。
また、上の子供にスキーを教えるために、小さい兄弟を連れてゲレンデに行く場合には託児所があるとより心強いですね。
小さい子供は、自分自身がスキーをしなくてもゲレンデで思わぬ事故に遭いやすく、迷子にもなりやすいので、必要に応じて託児所などの便利な施設はどんどん活用していきましょう。
3アクセスしやすいゲレンデを選びましょう
車であれ列車であれ、スキー場への移動は大荷物を持った移動になって疲れてしまいがちですし、アクセスが悪いと移動だけで子供が飽きてしまいます。
アクセスが悪いとスキー場での滞在時間も短くなってしまうので、自宅から直接ゲレンデに行く場合には、交通手段にもよりますが、片道2時間半を目安に行き来できるゲレンデを選びましょう。
張り切って遠出をするよりも、子供とのスキーは近場のゲレンデを選んだほうが思いっきり楽しめますよ。
4子供用スキー用品のレンタルが豊富なゲレンデを選びましょう
レンタル品のグレードに一流品を求めることは難しいのですが、ゲレンデによってずいぶん内容は違います。子供のスキー道具を現地でレンタルする場合には、レンタル品の種類の豊富なゲレンデを選びましょう。
中にはゲレンデだけでなく、ゲレンデ付近のお店やホテルでもレンタルをしてくれるケースも多いようです。
レンタルできるアイテムもゲレンデによって違いますので、現地に行って「借りられない!?」と慌てないように、必要な物が揃うかしっかりチェックをしてから出かけましょう。
5雪遊びスペースが独立しているゲレンデを選びましょう
子供は集中力が切れやすく、少しスキーを楽しんでもすぐに飽きて帰りたがってしまってパパやママを困らせることも多いもの。そんな時に目先を変えられるよう、ソリ遊びや子供用の雪遊びができるスペースのあるゲレンデを選んでおくと安心です。
雪遊びスペースは、出来ればスキー客が入り込めないように区分されているか、屋内施設であればさらに安心ですね。
ゲレンデによってはジェットトレインなどの様々なアクティビティが設置されている場所もあり、そういったところでは大人でも十分楽しめますから、スキー以外の遊びも子供と一緒に思いっきり楽しみましょう。
6休憩所や駐車場とのアクセスが良いゲレンデを選びましょう
子供は大人に比べれば体力はないので、全身運動のスキーをするとすぐに疲れてしまいます。
疲れて無理をすると集中力が途切れてしまい、事故に遭うリスクも高くなりますから、できるだけゲレンデと休憩所などの施設が近く、適度に休憩をしながら遊べるゲレンデを選びましょう。
また、休憩中に子供が眠ってしまい、そこからおんぶで車まで移動するというのもよくあることなので、ゲレンデと駐車場が近くにあることも、子連れのスキーでは大事な要素です。
7小学生以下リフト券無料のゲレンデを選びましょう
子供がリフトを使って本格的にスキーができるようになってきたら、子供のリフト券を優待してくれるゲレンデを選ぶと、経済的な負担を減らして心置きなく遊べます。
意外と小学生以下リフト無料券を発行しているゲレンデは多いので、事前にチェックしておきましょう。
ただし、無料券があるからと、子供にリフトを強要するのは厳禁です。あくまでも子供のレベルに合わせたゲレンデで、子供とのスキーを家族で楽しんでくださいね。
子供のスキーデビューにおすすめのゲレンデ6選
日本には各地域に散らばって500以上のスキー場があり、無数のゲレンデがあります。この中から子供が遊びやすいゲレンデを探すのって、意外と難しいですよね。
子供連れでも安心して楽しめる、おすすめのゲレンデをいくつかご紹介しておきましょう。
各スキー場とも営業日時に差がありますので、お出かけの際には事前にスキー場の公式サイトを確認してからお出かけしてくださいね。
1キロロスノーワールド
北海道余市郡赤井川村にあるスキー場で、札幌から車で1時間ほどと、アクセスの良い場所にあります。
雪遊びや、ソリ、人気のチュービングができるキッズパークは営業時間内であれば何度でも出入り自由で、小さい子供でもマイペースに遊ぶことができるので、ファミリー向きのゲレンデです。
1歳からの託児所、3歳からのスキー教室があるので、子供連れでも安心です。
スノーラフトミニスノーモービルなどのアクティビティも充実していますので、大人も子供も楽しく遊べるスキー場です。
キロロスノーワールド・画像参照元
TEL:0135-34-7111
時間:初滑りシーズン:9:00~15:30 ハイシーズン:9:00~18:00
※ファミリーリフトの場合
住所:北海道余市郡赤井川村常盤128番地1
2星野リゾート アルツ磐梯
福島県耶麻郡磐梯町にある総合リゾートで、郡山駅からは無料のシャトルバスが出ていてホテルまで110分でアクセスできます。
ホテルの施設が充実している、海外からの観光客にも人気のスキー場です。
8ヵ月児からの託児施設があり、土日祝日の混雑時でも一番近い駐車場を案内してくれるファミリー優先駐車場があるので、子供がいる家庭が利用しやすくなっています。
3歳からのスキー教室や他とは区画されたビギナー&ファミリーエリアもあるので、子供とのスキーを安全に楽しむことができます。
3上越国際スキー場
降雪量の多い新潟県南魚沼市にあるスキー場で、東京からは車で、2時間30分程でアクセスができます。
ゲレンデとしては中級に向いていますが、子供向けのイベントを数多く実施していたり、ホテル前が大きなキッズ用スペースになっていたりと、子供と泊りがけで出かけるのに向いた人気のスキー場です。
2歳からの託児施設がありますので、パパやママも安心してスキーを楽しむことができますし、3歳からのスキー教室がありますので、安全に本格的にスキーを学ぶことができます。
スノーチュービングやスノーストライダーなど家族で雪遊びを満喫できるアイテムが充実したキッズパークもあるので、子供はもちろん大人も童心に戻って雪遊びを満喫できます。
4軽井沢プリンスホテルスキー場
人気の観光地にあるスキー場でアクセスが良く、東京から車で、2時間37分でアクセス可能の長野県北佐久郡軽井沢にあるスキー場です。
このスキー場は人工降雪機でつくるスキー場としては国内最大級で、ゲレンデが初心者向けの、子供が安全に楽しめるスキー場として人気があります。
3ヵ月児からの託児所があり、小学生以下の子供のリフト代金は無料なので、パパやママも安心して遊ぶことができますね。
そり遊びなどのファミリースペースやアクティビティも充実しているのですが、レッスン専用のスキー板や独自の教材を使った3歳からのスキー教室を専用ゲレンデで開講しているので、初めての子供でも本格的なスキー技術を身につけられます。
軽井沢プリンスホテルスキー場・画像参照元
TEL:0267-42-5588
時間:8:00~17:00
※10/31~12/19は8:30~16:30
16:00~20:00(ナイター)
※ナイター毎週火・水・木曜日は定休日
(12/23・12/29~12/31・2/11は除く)
住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢
5奥伊吹スキー場
雪質の良さとバリエーション豊富なコースがある、滋賀県米原市にある関西エリア最大級のスケールを誇る奥伊吹スキー場。
ゲレンデは自然の地形を活かして変化に富んだコース設定になっていますが、コース数が多いので初級者から上級者までレベルを問わずに楽しめますよ。
大阪から車で2時間、名古屋からは1時間30分でアクセスできますし、ベルトコンベア式の動く歩道が完備されていますので、子供連れのパパやママも疲れることなく遊びに専念できます。
子供専用のちびっこゲレンデやソリ遊び・雪あそび施設もありますし、屋内のキッズスペースもありますので、小さな子供がいても安心してスキーが楽しめます。
6ハチ北高原スキー場
兵庫県美方郡香美町村にあるスキー場で、キッズパークが充実していているので子供が楽しく雪と触れ合うことができる、子供のスキーデビューにはピッタリのスキー場です。
大阪から車で2時間10分、姫路からは90分とアクセス良好で、電車利用の場合はリフト券付きの直行バスも利用できます。
スノーゴーランドやチューブソリアトラクションなどのアクティビティも充実していますので、大人も子供と一緒に楽しめます。
4歳からのスキー教室の開講や、スキーデビューの初心者向けのファミリーゲレンデには低速運転のリフトがありますので、スキーの技術だけでなくリフトの乗り方も安全に学ぶことができます。
子供連れのスキーは下準備を万全に!
冬にした経験できないスキーは、子供にとって自然と楽しく触れ合える貴重なチャンスです。
スキーは全身を使ったスポーツですので、体幹を鍛えながら冬の寒さに晒されることで強い体を作ることができます。準備を万端に整えて、子供をゲレンデに連れ出してあげましょう。
スキー場の魅力はスキーができるだけでなく、ソリに雪遊びに温泉にと多岐にわたるところです。せっかくのスキーですから、宿泊してゆっくりと親子の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。